失敗したぁ～

由紀子の好物はみかんです。　

そろそろ店頭にも並ぶようになって、
由紀子には嬉しい季節の到来です。　
　
でも、放っておくと何個でも食べてしまうゆきちゃん。　

なので、我が家では
なるべく小さな物を買うようにしています。　

しかも、目の前には置かずに台所のテーブルに置いて、
私の許可を受けなければ食べられない約束になっています。　
　

私が台所に入ろうとすると、　

「みかんよ！みかんをください！！」　

と、よくお願いをされます。　
　

そんな時、ちょっとした遊び心で
みかんをボールのように投げて
由紀子にキャッチさせてみました。
　
けっこう上手に受けるので、
嬉しくなってついつい頼まれるたびにやっていました。　
　

そして今日、
私が新聞を読んでいる時に　

「みかんをください！」
　
と、由紀子が言ってきたので　

「自分で取ってもいいよ！
お母さんにも一つ取ってきて！」　

と、返事をしました。　
　

嬉しそうに台所へ走っていく由紀子。
　
私はそのまま新聞を読んでいました。　
　
すると・・・・　

突然、新聞の上にみかんが落ちてきました。　
　
（*゜□゜*）ぎょぉぉ！　


ビックリして振り向くと、
台所の入り口にニッコリ笑った由紀子が立っていました。　
　

あ・・・（￣▽￣；）しまった！！

　
その時、私は自分がやってしまった
大失敗にはじめて気がつきました。　

由紀子は私のまねをして、
みかんを投げたのです。　
　

食べ物を投げてはいけなかったのに・・・・　

しかも、由紀子はキャッチボールの意味など解らず、
ただ投げる事としか認識していなかった・・・。　

　
他人の気持ちを察することが苦手だから、
相手が構えているかどうかなど関係なしです。　
　
　

大変なことをしてしまいました。　

これを修正するのには、
また大変な労力が要ります。　


本当に大失敗です。

＼(_ _ )ハンセイ　
　
　
「食べ物は投げてはいけません。　
人に頼まれたものは、
ちゃんと届けるか、
取りに来てもらいましょう。」　
　

余計な課題を作り出してしまいました。　

　
ゆきちゃん、
本当にゴメンよぉ～

（Ｔ ^ Ｔ）くぅぅ～


＝END＝