ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

虹のまつり

2007年10月21日 | ゆきちゃんの日記
ついにやってまいりました。 

虹のまつり本番です。 
 
中学部最後の龍おどりの勇姿を見てやってください。 

 
かっこいいでしょう?! 

親ばか丸出しですが、
本当にたくましくなったと実感しました。 
 
去年は玉持ちで、
自分のペースで動けましたが、

今年は龍の持ち手ですから、
みんなのスピードに合わせなければなりません。 

もしかしたら、龍に置いていかれて
後を追っかける事になるのではないかと
心配をしましたが、

大丈夫でした。(笑) 


途中で靴が脱げるハプニングがありましたが、
慌てることなく履きなおして事なきを得ました。 
 
自閉症はいつでもマイペースで焦る事がないから、
こんな時はいいよねぇ~! 

なんてね!

ヾ(*°▽°)ノあはは 
 


本当によくがんばりました。 
 

 
本人も満足できたのでしょう。

本番後のこの笑顔です。 
 
 
 
この後は、
昼食を挟んで午後から作業班で実演です。 

由紀子は紙すき班。 

手すきのハガキ作りを、
見学に来た保護者に体験をしてもらっていました。 
 
私もやらせてもらったのですが、
母にはほとんど説明をしてくれず、 

不親切な由紀子でありました。(笑) 

思春期だからなのか、
もともとなのか・・・

まっ、しっかりお仕事はしているようなので
いいですけどね・・。

(〃_ _)σ∥イジイジ・・・ 
 

こうして虹のまつりは終わり、
最後に菓子まきがありました。 
 

こんな時は、それぞれの特性が出て、
見ていると本当におもしろいんです。 

由紀子のように過敏な人は、
自ら人の中に入ってお菓子を拾うことなどありません。 


輪の一番外側に立って、
運よく飛んできたお菓子をゆっくり拾うだけです。 
 
先生がそばで、
「こっちにも投げて~!」と、
叫んでくれて、 


由紀子の方にいっぱいのお菓子が飛んできました。 

足元に散乱したお菓子。 

でも、すばやく拾うことなどしない! 

よっこらしょ!っと言わんばかりのスピードで、
拾おうとした瞬間、 

俊敏なこどもたちが駆け寄ってきて、
あっという間に拾われてしまいました。 


( ̄- ̄=)あぁ… 
 

それでも・・・あまり悔しそうじゃないし・・・(笑) 
 
でも、終わってみたらポケットには
4個もお菓子が入ってました。 


けっこうがんばったみたいです。

よかった!よかった! 
 

そんな、由紀子の後ろでは、
同じクラスの自閉症のお仲間が、 
拾ったお菓子を速攻で開けて口の中へ・・・ 

それを先生に見つかって、
口から出すように言われておりました。(笑) 
 
一人ひとりのこども達の
フォローをする先生は大変だわ!! 
 
今日一日、由紀子たちも疲れたでしょうが、
一番疲れたのはたぶん先生方です。 
 

個性豊かなこどもたちの一番いい姿を、
私たち保護者に見せようと、
がんばってくださいました。 
 
去年までは由紀子のことで頭がいっぱいで、
そんな先生方の姿を見る余裕がありませんでしたが、
毎年がんばってくださっていたんですよねぇ~! 
 
本当にありがとうございました。 
 

また一つ、中学部最後・・・
と頭につく行事が終わりました。 

龍おどりも最後か・・・


なんだか寂しい気がします。


=END=
コメント
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