ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

2009年12月22日 | ゆきちゃんの日記
新しい家に引越しをしてきてから、
ずっと欲しいと思っていた鏡を、
ついに買いました。

安物ですけどね・・・!(笑)


どうして今まで我が家に姿見(鏡)が無かったのかというと
それは・・・
以前あった鏡を由紀子が叩き割ってしまったからです。

※その日の日記をこちらに転記しました。


あの頃は、由紀子のパニックがひどくて・・・
鏡を割られた時には、ついに家庭内暴力か・・・と、
ちょっと落ち込んだものです。(笑)

それ以来、また割られると危ないと思って
鏡を買うことはあきらめていました。



でも、最近は落ち着いてきているので
そろそろ大丈夫かと思って・・・(笑)



それでも、念のために
フォンヒーターと加湿器が置いてある
開かずのドアの前に設置!(笑)

ここなら手が届かないだろうと・・・・


ちなみに、写真の鏡に映りこんでいるのは私です。
自分の日記に姿を出すのは、初めてかも・・・(笑)


ソファーに座ると、真横に鏡があります。

ここなら、由紀子も見やすいでしょう?!


ナルシストの由紀子は、本当は鏡が大好きなんです!


自分の表情を鏡に映して、確認したり、楽しんだりします。

りんごを貰ったら・・・「りんごとわたし!」のポーズで映ってみたり、
泣いた時ですら・・・「泣いているわたし!」と、
涙を流す自分の姿を映して見たりするんです。


先日「感情の認知について」と言う題で日記を書きましたが、
自分の表情を確認するのにも、鏡は必要なのかもしれません。




さつき園から帰ってきた由紀子に
「鏡を買ったんだよ!」
と、報告をしたら・・・・


「鏡を叩いちゃいけないんだよ!!」(´・ω・`)ショボーン

と、自分から言いました。
しっかり、あの日のことを覚えているんですねぇ~・・・。


記憶力のいい由紀子は、
あの日のことをずっと引きずっていたのかもしれません。

でも、この鏡が来たことで、
「もう許されている!」と、
心の中の整理をしてくれたらいいなぁ~と、思います。


「もう、叩かないでしょう?」

はーい!(*^∀^*)

それなら、よろしい!!(笑)



さっきお風呂に行く前に、由紀子が鏡にむかって
マッチョのポーズをとっているのを
しっかり見てしまいました。(笑)

=END=
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2008年8月3日の日記

2009年12月22日 | ゆきちゃんの日記
この日記は2008年8月3日の日記です。
この記事は12月22日の日記の参考資料にアップしてあります。
良かったら先にこちらをどうぞ!!




2008年8月3日 「やられたー!(T ^ T)くぅぅ~」


これは我が家の姿見。 
見事に割られてしまいました。

 
 
犯人は由紀子です。 
いつものイライラで鏡を叩いて割ってしまったのです。 
幸い由紀子にはケガはありませんでしたが、ついにここまで・・・(ノ_-;)ハア・・・ 
 
今日はねーねーのお引越し。 
我が家から5分ほどの距離ですが、アパートに移り住むことになりました。 
本当は、今日の日記にはこの話題を書くつもりだったのに・・・バカ由紀め! 
 
事件は私がねーねーのアパートに行っている間におきました。 
由紀子を見ていたのはまーまーとyukiパパ。 
 
由紀子がトイレの壁を叩いて時計とカレンダーを落としたことを
まーまーに叱られて、その腹いせに鏡を叩いたようです。 
 
まるで暴れん坊由紀子です。(-″-;)・・・・・・ 
 
私のいない間に家の中は大騒ぎだったんですね。 
 
 
連絡をもらって私が家に戻った時には、
まーまーから厳しくお説教を受けた後だったようで、
しょんぼりとしてタオルで涙をぬぐっていました。 
 
反省しているんだぁ~・・・と、言ったらまーまーが 
 
「いや、いや!叱った後、
由紀子に背を向けていたら殺気を感じたので振り向いたら、
拳骨で私をねらっていたよ!」(--怒)  
 
(≧Σ≦)ぶっ・・・笑ってはいけないのですが、
その姿を想像したらおかしくて! 
 
でも、ここは由紀子を厳しく叱らなくてはなりません。 
笑いをぐっと抑えて、由紀子と向き合いました。 
 
「何をしたの?」tomi 
「ガンガンしちゃいけないんだよ」yuki 
「何をガンガンしたの?」tomi 
「鏡をガンガンしちゃいけないんだよ。」yuki 
「鏡はどうなったの?」tomi 
    ・ 
    ・ 
    ・ 
由紀子を叱る時のむずかしさは、
悪いことをしたその瞬間でなければ
何を叱られているのか解らないことです。 
 
時間がたってしまったら、こうして一つ一つ記憶をさかのぼって、
何をしてしまったかを自覚させてから叱らなければなりません。 
 
それに、たとえその瞬間であっても、
きちんと何を叱っているのかを言葉で解らせてから叱らなければ
何も通じないんです。 
自閉症は人の感情を読み取るのが苦手な障がいですから、
感情だけで叱っても何を怒られているか解らないのは当然です。 

 
まーまーはきちんと叱ってくれていたようで、
叱られた理由はきちんと理解していました。 
ただ、まーまーに反撃していたのは、
まーまーが由紀子に課したペナルティーのせいです。(笑)
 
 
実は、由紀子は今日も朝から学校へウォーキングへ行きました。 
昨日から帰ってきていたまーまーも一緒に歩いたのですが、
その時に 

「よく頑張っているから、ねーねーの引越しが終わったら
シュシュにアイスクリームを食べに連れて行ってあげる。」
 
と、約束をしていたのです。 
でも、今日の犯行でその約束を帳消しにされたのでした。 
 
そのことが由紀子には納得できていなかったのです。 
 
私に叱られた後も、必死に 
「シュシュに行くんだよ!」と、言っていました。(笑) 
 
何度も、何度も、「シュシュに行きたい!」と、
懇願していましたが、まーまーが決めたペナルティーですから、
私も許すわけには行きません。 
 

お母さんに頼めば何とかなる・・・
そう思っていたのでしょうが、
それがダメだと解って、かなりショックなゆきちゃんです。 
 
結局、今日はシュシュもおやつも抜きになりました。 
 
 
 
 
そして、夜になって布団の中で 
「明日になったら、シュシュにいこうねぇ~!」o(T▽T;)o 
 
o(〃^▽^〃)oあははっ♪ 
そんなに行きたかったんだ! 
 
「そうねぇ~。明日、ゆきちゃんがお利口にして壁や机を叩かなかったら 
連れて行ってあげるよ。」 
 
そう答えたら、安心したように眠りました。 
さて、この約束は守れるでしょうか?(笑) 

=END=
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