今回は単純に好きな歌を挙げ、物語とはあまり関連させません。
まずはズバリ「夢」という題名の歌からとし、幾つかありますがブルーハーツのを挙げます。
「借り物の時間の中で 本物の夢を見るんだ」という歌詞が好きで、好きなコトをとことんやるのがその道筋だと謳っています。
「Dreams」という歌も多くあり、キンクスのが一番好きです。
これは「Percy」という渋いアルバムに入っており、このアルバムでは多くの歌が夢の様な雰囲気を漂わせています。 中でも「The Way Love Used to Be」と「Moments」は名曲なので、ぜひチェックしてみて下さい。
日本で一番キンクスに近いバンドの様な気がするスピッツからは、「五千光年の夢」を挙げます。
これはとてもスウィングしているデビューアルバム「スピッツ」の曲で、「お弁当もってくれば良かった」と唄われています。
「お弁当」が何を差す隠語かは前に解説しましたが、「ぶっ飛んだ夢」を見れる料理のコトです。
こうした「夢」を追ったヒッピー達を歌った、ニール・ヤングの「misfits」には一聴の価値があります。
これも「Old Ways」という非常に味わい深い名盤からで、ぜひアルバムで聴いて頂きたく思います。
子守唄ではシセルの「The Sleeping Princess」が好きで、これは「Into Paradise」というアルバムに入っています。
シセルはSpotifyでも沢山無料で聴けるのですが、この歌は入っていなくて曲名を探し当てるのに小1時間もかかってしまいました。
それでもこれは紹介する価値のある歌で、やはりアルバムごと聴いて欲しいです。
ケルティック-ウーマンでは「イニシュフリーの島」が一番「夢」を唄っており、ここでは美しい島での夢の様な暮らしが謳われています。
そこにずっと留まれない恋人を嘆きながらも、鳥の歌声や川の流れに癒される気持ちが伝わって来ます。
ラストナンバーは、ピンクフロイドの「A Pillow of Winds」とします。
この「風まくら」はフロイドのアルバムの中で一番渋いと言える「Middle」(中道)の曲で、実に善く「夢見心地」を謳っています。
彼等ヒッピーはとても貧しい暮らしを送りましたが、そうした「赤貧洗うが如し」の心境が詩的な歌を生んだと言えます。
私の物語にもそんなテイストを持たせたいと思い、こうしたヒッピー-ソングでは「聖オーガスティンを夢でみた」(ボブ・ディラン)や「a day in the life」(ビートルズ)も特筆に値する「夢の歌」です。