今日でシャバに出てから一週間になり、もうスッカリ元の気楽な生活に戻りました。
しかし地域おこし協力隊の仕事は流れたので、次の道へと歩み出さなければなりません。
今回は心に浮んでいる十通りの「道」を簡単に紹介させて貰います。
(1) 公務員としてボランティアを行う協力隊にはまだ未練があり、全国で年に8000人も募集しているので空きは沢山あるかと思います。 私は海外で有機農業ボランティア(WWOOF)を一年、やはり海外でお寺ボランティア(日本山妙法寺)を一年、福島で放射能対策農業のボランティアを二年やったので、プロのボランティアもいつかはやりたいと思っております。
(2) 協力隊に推薦してくれた吉田牧場さんを引き継ぐ目はまだ残っていますが、まだ西日本の牧場を見て回っていなかったので、出たらすぐに牧場巡りの旅を再開しようと考えていました。 しかしまだスマホが警察に取り上げられたままで、それが無いとメルカリで買った原チャリを受け取りに行けないので足踏みしております。
(3) 今度はまず、全国に100ヶ所程ある「EMボカシネットワーク」(ボカシは発酵のスターター)を頼りにして、そこと提携して堆肥作りをしている農家さんを当たろうと考えています。 その方が一から始めるよりも手っ取り早く、既に良く発酵した農地を引き継げます。 出来れば婿として入って、借金なしでスタートしたい気持ちもあります。
(4) 10年ぶりに介護職に戻る道も少し考えています。 これは「トラベルヘルパー」という魅力的な職種を留置所の本で知れたからで、男では美しい女性ほどには需要がないかと思いますが、旅には慣れてますので(海外旅行歴7年)最後の旅の道連れに選んで頂ける可能性もあるかと思います。
(5) 一番安易な道としては、失業保険を利用して職業訓練学校に通う道もあります。 これは「お金を貰って勉強する」良い道ですが、私は前に半年のコースを3ヶ月で切り上げて就職した経験があり、「やりたくない勉強はしない」主義を高専以来つらぬいて来ているので、お金の為に勉強するのはあまり気乗りしません。
(6) 今一番勉強したいのは中国語で、それを「お金を貰って勉強する」には台湾で日本語教師になるのが近道かと思います。 台湾はビザ無しで3ヶ月滞在でき、知り合いも何人かいるので泊めて貰えます。 台湾は元々日本語需要の高い国で、今特に日本に避難所を求める人が増えているので、私でも雇って貰えるかと思います。
(7) 台湾にも日本山のお寺があり、そこでは70歳近くのお上人さんが一人で修行されているので、仕事が見つからなかったらそこに弟子入りする道もあります。 このお上人さんは中国と台湾の平和を30年以上も祈っており、誰かがその祈りを引き継いで行くべきだと思っております。
(8) しかし私はまだ出家するつもりは無く、その前に中国で「環境・農業・健康」に関する日本の先進技術を広めたいという希望を持っております。 中国語を勉強したいのはその為で、前に南京のEM研究機構を二回訪ねましたが、次こそは河川浄化や塩害農地回復のプロジェクトに仕事として関わりたいと思っております。
(9) もう一つ農業関連で模索している道として、アフガニスタンでペシャワール会が拓いた灌漑農地をボランティアとしてもり立てたい気持ちもあります。 灌漑農地は上手くやらないと塩害が出てしまうので、「点滴灌漑」や「EM農法」を導入するコトで持続可能な道が拓けると思います。
(10) 同じくヒマラヤ西部のシャングリラ地方で、古くからのチベット文化を保っているラダックにはずっと前から行きたいと思いながら、冬は長く陸の孤島になる地で行けてませんでした。 ここにも大きな日本山のお寺があり、そこならば動物福祉牧場をやるのに理想的な気がしております。
以上ざっとですが、自分の前に開けている道を改めて見つめ直しました。 どの道を歩むかは私の自由で、選択肢が多いコトはそれだけ自由度が高いと言える気がします。