ブログのタイトルに「福祉」と入っているのに、これまであまり深くそれについて語って来なかった感があるので、前回2つ福祉の「道」を紹介したついでに「福祉の本質」に迫ってみたいと思います。
私が10ヶ所の福祉施設でのべ10年間働いたコトは「86. ヘルプマン!」の回で語りましたが、その程度の経験で「福祉の本質」を語るのはオコガマしい気がするので、日本でのこの道の開拓者である糸賀一雄「福祉の思想」から引用させて貰います。
そこでは「福祉の本質とは老人や障碍者の社会参加である」としており、私もそれがこの仕事のクオリティーを決める一番のファクターかと思います。
前回先に紹介した「EMボカシネットワーク」はこの思想を見事に体現しており、それは生ゴミや堆肥を発酵させるボカシ(スターター)作りを基本とし、市町村や近隣の農家とタイアップして「有機の町作り」を進める中核的な施設へと発展している例も見られます。
東京近郊では石岡市の「光風荘」と取手市の「緑の会」が市とタイアップして発展しており、東京の町田ではまだボランティアベースですが、生ゴミリサイクルを通して町と畑が継る道が出来ております。
こうした取り組みは、金銭的な縛りに捕らわれない「福祉活動」として行われるだけの意義があり、情緒的には「日本の農地を善くして子孫に引き継がせたい」といったモノですが、それは子孫たちが健康を維持する上で最も大切な80種余りの必須ミネラルを、知らない内に得られる道を残すコトでもあります。
大星信哉「EM農法」ではそれ以上に、農業排水を浄化・活性化するコトで河川、海、そして雨と飲み水にまでポジティブな影響が期待できるとし、これまでの自然環境を破壊・搾取して来た農法からの転換は、日本がリーダーシップを発揮し牽引して行けると展望を示しております。
これは第三者の見解で、EM開発者の比嘉教授はより革新的な意見もブログで書いておりますので、興味を持たれた方はぜひ読んでみて下さい。(「甦れ!食と地球環境の未来」)
次に「トラベルヘルパー」について述べますと、これは既に資格制度が出来ており、商業的な宣伝もネットで多く出てくる、言わばメジャーな職種のようです。
村上龍がこの仕事をミステリアスなモノとして描いたのは些か誇張があったようで、謎の美女がボケ老人をソソノカして財産をゲットするなんて話はまず無いようです。
それでも長旅の場合は情緒的になるコトもしばしばあり、そんな時こそプロとしての自制心が要求されるようです。
私はわりと何でもクールに割り切れるタチで、物事を善悪で決めつけたりせず、お金の為に悪さをするタイプでもないので、この仕事には向いているかと思います。
個人的な健康アドバイザーとしての経験や、ヨガやマッサージなどの技術もあり、サービスでは他に負けない自信もあります。
年齢的にも40歳は引く手あまたで、殆どは熟年女性ばかりの職場なようなので、そうした美魔女たちの園に飛び込むのも一興かと思っております。