ポリフェノールは色素として植物に含まれる抗酸化物質で、水素と電子を放出した後でもその機能を保持するそうです。
これは都合の良い話に聞こえるかも知れませんが、抗酸化物質というのは生体の身代わりに酸化されてくれる物質で、そんなに機能性は要求されません。
また、酵素分解による低分子化はほぼ全ての栄養素にポジティブな作用を及ぼし、代表的な低分子栄養素であるリゾレシチンが脳の奥まで届いて活躍するコトは前に紹介しました。
こうした低分子栄養素の中でも最も小さい水素分子の機能性は高く、細胞核の中のDNAにまで直接届き、複製エラーを減らしたり発現を活発化させるコトが認められています。(「水素分子はかなりすごい」参照)
ここで水素分子と自由電子の関係について述べますと、この2つはセットで生じる様でその作用機序も共通しており、共に「トンネル効果」を発揮する量子です。
電子は全ての化学反応の根元であり、水素は生化学反応に特化した触媒と言えます。
生命が酸素をエネルギー源にする様に成ったのは「永遠も半ばを過ぎて」からで、生命史では水素によって生きていた時期の方が永くなります。
それは約35億年に深海の熱水活動域で、硫酸や二酸化炭素と水素が反応して生命エネルギー(ATP)を生み出すシステムが出来たみたいです。
このコトからも水素は「生命の触媒」と呼ぶに足るかと思い、それは末期ガンにも有効な治療メソッドとして活躍しております。