近頃の環境問題と言えば、もっぱら温暖化が焦点となっています。
そこではCO2が主犯にされていますが、テルヒガ教授はこれに異議を唱えており、温暖化の真犯人は陽イオンだとしています。
陽イオンとはマイナスイオン(自由電子)の反対で、自由電子が抗酸化作用を発揮するのに対して、陽イオンはフリーラジカルを生んで生体を酸化させます。
その害は生態系全体に及び、陽イオンを地球上に溢れさせている主犯は、人類があまりにも多く放出している電磁波だとしています。
ここで「放出」というキーワードが出たので、少し福島原発の問題にも言及しておきます。
国はどうも、汚染水をチビチビと何十年も掛けて、基準値以下に薄めて放出するみたいですが、結局は全部を放出するワケで、それだけ未来の海はトリチウム濃度が高まるコトになります。
「科学的根拠」を議論すべきなのは放出基準値などではなく、地球の海のトリチウム総量が生態系(食物連鎖)に与える影響かと思え、こうした放射能も陽イオンを生んでいる犯人です。
陽イオン(フリーラジカル)が生体に如何に害を及ぼすかという研究は、もうAIでなければ判定が出来ないほど溢れかえっていまが、それと陰陽の関係でマイナスイオンによる治療法の研究も進んでいます。
私が働いていた(株)EM研究機構は無謀にもこの分野で商品開発をしており、それは「酵素的抗酸化作用」(腸内で微生物が水素を発生させたり、ファイトケミカル合成を促す等)を謳った飲料 EM-Xと、有害電磁波や放射線をマイナスイオン波動により無害化すると謳ったEMセラミックがあります。
EMセラミックは服としても商品化され、太陽光パネルと組み合わせて発電効率を高める研究なども行いましたが(福島の営農発電にて)、これはなかなか有意差が認められません。
それでもパネルが抗酸化作用によって長持ちする可能性はあり、実際にコンクリートや木材はEM処理により劣化スピードが抑えられ、それはEM作物が酸化しにくいのと同じ作用によります。
EM-X については本や医学論文が多く書かれていますが、その中でも抗酸化作用を深く探求しているのは「EM医学革命」(サンマーク出版)です。
ここでは明確に酸化作用と抗酸化作用が、病気と健康に直結していると云うテーゼを提唱しており、EMの抗酸化(発酵)作用は作物から人体にまで共通する有効性があると報告しています。
だいぶ話が技術面に走りましたので、最後に「地球環境革命」の社会面について論じます。
これはヒガテル社長のブログ「甦れ!食と健康と地球環境」で熱く語られており、私はもう彼の社員ではないので自由にコメントさせて頂きます。
ここでは日本の農業が「最悪の状況となっている」と語られ、その主犯を農協としています。
しかしこれはあまりに近親憎悪な気がし、農協は農林水産省の出先機関に過ぎないので、問題はやはり国政にあるとすべきでしょう。
アメリカではハッキリと、農産複合体と政府の癒着(アグロコングリマリット)が問題視され、1番多く政治献金を放出していたモンサント社は、除草剤の危険性を政治の力で揉み消していました。
しかしアメリカの裁判所は政府の出先機関ではなく独立性を保っていたので、モンサントの罪は裁かれて倒産しました。
話の流れから「法」を語らせて貰いますと、日本の裁判所はほぼ完全に政府の出先機関の観があり、それはロシアや中国と同じく官僚主義的なロボット機関に成り下がっています。
これでは何の為に法学部があるのか判らず、そのコトを強く糾弾している「ゴルバチョフ自伝」を法曹関係の人々にはぜひ読んで欲しいと思います。