今日も政治をテーマにします。
国レベルの政治を語る場合、そこでは未だに戦争が付き物で、この問題は避けて通れません。
そんな野蛮な国政よりは一段上の、地球政府といったモノ(国連)も在るには在りますが、2050年代でも未だに大国間の意見は纏まらず、国連は機能不全のままとします。
むしろ自由主義陣営と権威主義陣営の間の溝は深まり、それは経済面の制裁合戦へと燃え広がって行きます。
すでに中国企業に対する西側諸国の制裁は発動しており、日本はもちろん台湾もこれに同調せざるを得ない状況です。
しかし、中国との経済連携は台湾にとって「安定と発展のカギ」であるので、台湾議会はこれから更に紛糾するコトでしょう。
徳流河(ドゥルーガ)が新しい政党「光復」を立ち上げた'50年代後半でも、こうした対立は深まり続けて、「世界一紛糾する議会」のイグ-ノーベル賞を持ち続けます。
そんな議会で「光復党」が「中国制裁」に対して取る立場は、「大陸光復」のスローガンに違わず最も厳しいモノとします。
それは経済的損失など全く意に介さないノリで、台湾は自給自足が可能な国なので、イザとなったら農業国に戻るコトも「善し」とするスタンスを取ります。
これほど過激な回帰主義の政党は他にありませんが、台湾原住民の票は確実に握り、立候補者は全員当選します。