正午をまたぐ2時間ほどの間、仏舎利塔の上段でスマホカメラに囲まれて行われた初日の討論会は、人民の代表が器の違いを見せつける形になりましたが、党の代表も「民主主義の弱点と危うさ」を突いて反撃しました。
これに対して、人民の代表3人の内のリーダーである「勝利の女神 徳流河(ドゥルーガ)」が、宗教的な「愛の許し」を説いて民主主義の弱さを「成長の可能性」として肯定しました。
これを受けて、一晩のインターバルの間に2つの代表チームは作戦会議を開きますが、そこではルーガの宗教的な発言に対してどう対応するかが主な議題になります。
党の代表としては、宗教的権威を党の権威の下に置いている都合上、宗教的な発言には高圧的に対応する必要があり、党はどんな宗教よりも道徳的、哲学的に優れているので、低次元な宗教の話などには付き合えない... と云った対応方針に決まります。
一方で人民の代表側は、革命軍の指揮官である愛新覚羅仁が自らの宗教観を告白する作戦に決まります。
この決定にはリモートで会議に参加した、モンゴルに居る「美の女神パールワティー(パール-ソルジェニーツィン)」と、台湾に居る「富の女神ラクシュミー(楽須弥)」の意見が取り入れられ、軍事力を握る将軍が敬虔な宗教観を示すコトで、世界の宗教勢力を見方に付ける狙いがありました。
集団ディベートではチームプレーが重要で、それは「和の力」を競う種目と取れます。
「人民の代表」の3人は意気がよく合い、絶妙の呼吸でお互いを助け合いましたが、「党の代表」の3人は互いに自分こそリーダーだと競ったので、足を引っ張り合う光景もしばしば観られました。