この議論は、正に中国に於いてこそ論じられるべきでしょう。
中国の「ジニ係数」は革命間近の値を示しており、これで革命が起きなければ、侵略戦争に乗り出して外に不満を放出せざるを得ない程の経済格差が中国には存在します。
これは「独裁政権」が意識的に生み出した罪と言え、共産主義イデオロギーなどは権力者達にとって、一族の繁栄に比したら取るに足らないモノの様です。
「ジニ系数」についてのコラムを捕捉しますと、そこでは日本の貧困比率を主に議論しており、確かにそれは先進諸国の中では最低レベルですが、中国などの後進諸国と比べれば天国の様な「平等社会」と言えます。
中国では未だに農村戸籍と都市戸籍の差別があり、農民の月収は一万円台でホワイトカラーとの所得格差は十倍程もあります。
そうした農民は全人口14億の内10億人を占め、その殆どが都市への出稼ぎで食いつないでいます。
また、農村では男尊女卑の風潮が残っており、一人っ子政策によって男女比率が10%以上も狂ってしまいました。
これは単純計算で5000万人は男子が多いコトを指し、その分の女子が闇に消えてしまったコトを意味します。
徳流河(ドゥルーガ)はそうした闇っ子女子の代表として党との討論に臨み、平等社会への道筋を論じます。
今回はコラムが長いのでルーガの語りには入りませんが、差別され搾取されて来た女子達の未来が明るくなる様に、精一杯の真摯さで熱く訴えます。