真の動物福祉牧場を目指して

空と経(つな)がる

 とうとう「南無妙法蓮華経」の五大へ南無するシリーズも、最後の「経」まで来ました。
 
 私はこのマントラを至上とする2つの教団と関わって来まして、創価学会とは2年ぐらいで決別しましたが、日本山妙法寺とは20年来の付き合いになりそうです。

 これは「南無妙法蓮華経」に対する信仰心の深さで、両教団では10倍程の開きがある気がするからです。
 更に私にとって重要なのは、日本山から破門されたお寺がラダックのレーに在るからで、この伝統的なチベット文化が色濃く残っている土地のお寺を、近々訪れようと思っているからです

 このレーの元日本山のお寺については、田口ランディーが「パピヨン」(Kindle無料)の冒頭で描いているので、興味のある方は読んでみて下さい。
 因みに、このお寺の住職が日本山から破門された理由は女性問題で、私はこうした日本山の原理主義には反対する者です。

 話が飛びましたが、ここで「空」について論じさせて貰います。
 その前に「経がる」について論じますと、これは「つながる」と平仮名で記される抽象表現に漢字を当てたモノです。

 そもそも「経」には「つなぐ」という意味があり、それは「繋ぐ」では余りにも機械的でそぐわない、より精妙な「つながり」を表します。

 もうお分かりかと思いますが、「空」と「経」は同義で、この世界は「空」から生じて「空」に還って行くので、全ては「経」がっていると言えます。

 これこそが仏教哲学の根幹で、この世界で積まれた「経」はカルマ(因縁)として次の世界にも引き継がれて行きます。
 こうした輪廻思想も「空」に依っており、全ての命は前世も来世も含めて結局は1つだと言えます。

 この「終わりと始まりを経ぐ空」に🕉️(オーム)するコトこそが、人生の究極の目的とチベット人は捉えております。
 
 
 
 
 

 
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