真の動物福祉牧場を目指して

楽須弥(ラクシュミー)の家

 台湾は今でもWWOOF(世界有機農業ボランティアネットワーク)の人気でニュージーランドとトップを争う国ですが、近未来では「ラクシュミーの家」の登場によって堂々のトップに躍り出るとします。

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 このコラムでは自給自足コンセプトの民宿が紹介されており、「ラクシュミーの家」もそんな感じですが、自給のスケールが大きくてコミュニティー全体になります。

 これは「コミュニティー-サポート-アグリカルチャー(CSA)」という今流行りの農業形態ですが、布農(プノン)族の様な伝統社会ではごく普通に、ずっと行われて来たコトです。 

 「ラクシュミーの家」はそんな農耕民族の長の家で、とても広くて身寄りのない子供や老人達も住まわせています。
 そうした子供や老人たちは、世界中から訪れるWWOOFボランティアと一緒に働き、ボランティアには子供の教育も担って貰います。

 「ラクシュミーの家」には動物も沢山おり、犬や猫はもちろん、牛や山羊、鶏やウサギなどとも一緒に暮らし、そうした動物達は大切にされて天寿を全うします。
 これは人間も同じで、人と動物は対等の関係で、最期まで大事に面倒をみられます。
 
 その為ここでは介護ボランティアも求められ、更に踏み込んで葬式までボランティアに協力して貰います。
 WWOOFボランティアの中には定年後のシルバー世代も居り、このプノン-コミュニティーがとても気に入って移住する人も多く現れます。

 台湾はビザが緩くて簡単に延長でき、族長であるラクシュミーの推薦があれば永住権も楽に取れます。
 プノンでは日本語が通じるので、そのまま「終いの住みか」にするシルバー-ボランティアも現れ、そこには欧米人や中国人のシルバー世代も加わり、プノンは多様性のある社会へと発展して行きます。

 

 
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