真の動物福祉牧場を目指して

女国の発展

 「女性の国」と呼ばれる様になったシャンシュン王国は、交易によって発展しました。
 これは日本と共通し、「団塊の世代」がどんどん海外に売り込みに行ってくれたお陰で、今の豊かな暮らしが出来ています。

 「女国(おなぐに)」の特産品としは第一に「岩塩」が挙げられ、これは世界一ミネラルの種類が豊富な塩で、「超微量ミネラル」の重要性が認知されて来た昨今、ますます需要が高まっております。

 海から遠く離れた中国内陸部の「秦」が最初に中国を統一出来たのも、この「塩のパワー」に依ると考えられます。
 超微量ミネラルは数十万種あるとされる酵素のパワーを引き出し、それはDNAが活性化するコトも意味します。
 なので「繁殖」にも有効に働き、元気な子供たちが沢山産まれて強い国を作りました。

 因みにヒマラヤ岩塩は人よりも先にヤクによって活用され、彼等の巨体を支えて来ました。
 ヤクは交易にも荷役として活躍し、チーズやバターも余るほど産んでくれ商品に成りました。
 また、その真っ白な毛も高値で取り引きされて、「女国」に豊富な品々を持ち帰れました。

 チベット高原では茶木が育たない為、圧縮したレンガの様な茶葉が交易品としてまず重宝されます。
 漢方薬も貴重な交易品で、これは高原からも「冬虫夏草」や「シラージャトー(鉱物薬)」が採れ重宝されています。

 中国は「紙」文化が最も早く発展した国なので、それも物語る価値があるでしょう。
 「女国」では紙が交易品として特に重宝され、女王セイはそこに歌詞を書いて子供たちに読み書きと歌を教えます。
 まずは棒で地面に書く練習からで、紙に羽のペンで書くのは神聖な仕事とされました。
 
 
 
 
 
 
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