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人民裁判の判決

 前回からの続きで、「長征」によって解放された囚人達の中で、死刑や無期懲役が妥当と思われるほどの重罪犯に対する「再審」を描きます。

 それ以外の囚人についても再審を行いますが、これはローラの率いる学生部隊に任せて良く、学生達の目に無罪もしくは「改心している」と映ったならば、無条件で自由の身とします。

 問題なのは殺人などを犯してしまった囚人で、これは金銭目的と恋愛の縺れによるコトが多いようです。
 中国ではそうした重犯罪人はアッサリ死刑に処されますが、「長征による解放」では彼等にも特赦を与えたいと思います。

 それにはやはり「改心している」という姿勢を示してもらう必要があり、「人民裁判」では彼等にその機会を持たせます。
 これには裁判官にも相当な権威が必要とされるので、「勝利の女神ドゥルーガ」と「武神-愛新覚羅傑」も当たりますが、裁判長としてはノーベル平和賞を受けたシャローム教授が適任でしょう。

 彼は中国語が完璧ではないので、学生達が英語に通訳する必要がありますが、そうしたステップも被告人と観衆に裁判の厳粛さを感じさせます。
 ルーガと傑は裁判にハクを付けるのが役割で、この2人は党から「最重大犯罪者」に指定されているので、どんな無法者でも頭が上がりません。

 重罪犯達は周りの多くの観衆からもプレッシャーを受けて「改心」を示し、どんな判決にも従うと誓います。
 シャローム教授の判決はあらかじめ決まっており、それは膨大な人数に達した長征軍の「闇っ子女子」達の中の希望者と結婚して身を固めるコトでした。

 彼女達は法的に認められていない存在なので、とうぜん正式な結婚も出来ませんでしたが、シャローム教授はそうした差別は憲法違反だとし、「人民裁判」の権威に於いて正式な結婚と認めます。

 
 

 

 
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