真の動物福祉牧場を目指して

3は魔法の数字 (3)

 今回は「3」について、自然科学的な面から語るか、人文社会的な面で語るか迷いましたが、両方ともを語るコトにします。
 
 前回は「コンピューターとゲーム」でその中間を攻め、前々回は「環境問題と歌」だったのでその両方を飛び越した感がありました。

 そこでまずは人文社会面から「3」を語りますと、最初に思いついたのは日本の仮想敵国の数でした。
 これは言うまでもなく「北」「中」「ロ」を指し、この「3国」はどうやら同盟を結んでいるようです。
 それに対抗しわれわれも「日」「米」「韓」の同盟を強化しており、「嫌韓」なんて言葉はもう見られなくなりました。

 近未来の物語「Sun」ではオーウェルの「1984年」に習い3極化した世界陣営を描きますが、それは「北、中、ロ」等の独裁主義、「日、米、韓」等の自由主義、そして両陣営の間に立ってバランスを取ろうとする「インド、ブラジル、アフリカ」等の中立主義を指します。

 この3極の陣営から宗主国を挙げるならば「中国、アメリカ、インド」で、日本はこの3ヶ国の間で上手に立ち回れるかが問われています。

 その基本的な方策としてはまず、中国の独裁体制を崩壊させるコトが挙げられ、それはソ連を崩壊に導いたペレストロイカを中国で再現するコトを意味します。
 これについては「ゴルバチョフ自伝」を読んで勉強していますが、ここでは簡単な解説サイトを載せるに留めさせて貰います。

ペレストロイカとは?簡単にゴルバチョフやソ連崩壊との関係などを解説

ペレストロイカとは何だったのでしょうか?簡単に、だけど十分に詳しく解説していきます。ゴルバチョフが主導した理由や、ソ連が崩壊に向かった背景などを見ていきましょう...

世界雑学ノート

 
 次に自然科学の面から「3」を語りますと、その最大級のモノは生態系の三位一体かと思えます。
 これは「120の妙なる法」の最初の3つで挙げた、「生産者」「分解者」「消費者」による生態系の輪を指します。

 これはマクロ的には「植物、微生物、動物」の三位一体と捉えられますが、ミクロの世界では「光合成細菌、酵母、乳酸菌」が、それぞれ「生産者、分解者、消費者」の役割を果たして生態系の根底を支えております。

 この微生物界の三位一体を活発化させるコトで、マクロの生物界の生産性も活発にする技術(EM技術)は実用化されており、これはアカデミー界に旋風を巻き起こしました。

 「Sunの物語」では、この有効微生物群(EM)の三位一体を秀祥(しゅうしゃん)に体現して貰いますが、そのカルチャー(共生培養液)は母親のサラから受け継いだモノで、サラは農聖サイオンからカルチャーを授かったというストーリーの流れです。

 秀祥はサイオン(蔡恩)から直に農法を教わってはいませんが、母親から教わって子供の頃から土に親しんで育ちました。
 そんな彼女は土壌微生物群を三位一体へ導く才能に恵まれ、秀祥が大事に育てて来たカルチャーはナヴァホ高原を「恵みの土地」へと変えて行きます。

 ここまでだいぶ寄り道しましたが、次回からそろそろ「Sunの物語」に入ろうと思います。
 

 
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