真の動物福祉牧場を目指して

2ndアルバム「ヒーリング・ライト」

 近未来の中国で、革命の機運が高まって来た頃を見計らって、「中国に光を復活させる」というスローガンを掲げた「光復党」は2ndアルバムを発表します。

 今回は光復党のブログとして、リードボーカルの徳流河がセルフ-ライナーノーツを書いて、アルバムの宣伝をするとします。  −−

−− この「ヒーリング・ライト」は、ダラムサラーでの史上最大の葬儀から着想を得て作りました。
 「癒しの光」は秀祥の人生を象徴するモノで、わたしは彼女から革命のバトンを託されたと感じております...

 早速ライナーノーツに入りますが、その前に曲目の概要を述べますと、前作「ライト・リバイバル」では有名女性アーティスト6人から2曲づつカバーしたので、今回は男性アーティスト6人から2曲づつカバーし、それは
 1 ジャクソン-ブラウン
 2 ジミ-ヘンドリクス
 3 ジョージ-ハリスン
 4 ジャック−ジョンソン
 5 ボブ-ディラン
 6 ピンク-フロイド   の並びで2回くり返すコトとしました。

 1. I am a patriot (私は愛国者)
 オープニングは元気で明るい歌にしました。 「真の愛国者の為に河は開かれるだろう」という歌詞は、わたしの「流河」という名前とライム(脚韻)しています。

 2. Bold as love (愛の如く赤裸々)
 女性でこの歌をカバーしたのはわたしが初めてかも知れません。 歌詞は象徴的で解りにくいので、意訳を前にブログで書きました(2023年5月)。 ぜひ参考にしてみて下さい。

 3. Within you without you
 この曲はパールワティーから「どうしても歌って欲しい」と頼まれました。
 本場のインド-サウンドをフィーチャーして、より「呪術的」な感じで「わたしたちは愛で世界を救える」と詠い上げました。

 4. Upside down
 こんなに気楽でユルい「革命歌」は、中国人にはあまり馴染みが有りませんが、今の時代にはこんなノリの革命が求められている気がします。

 5. Shelter from the stom
 これはちょっと難解な革命歌ですが、和訳は沢山あるので英語の勉強にモッテコイです。 ディランの詩はカッコイイ英語の喋り方を教えてくれます。

 6. Paranoid eyes
 戦争によるPTSD(心の傷)を歌ったアルバムでは、ピンク-フロイドの「ファイナル-カット」が特に優れています。 これはその中で1番優しい感じの歌です。

 7. A child in these hills
 ジャクソン-ブラウンのデビュー作から、1番解り易い歌をカバーしました。 「I am a child」と誇らしく詠っていて、それは両親の愛を特別なモノと讃美しているかのようです。

 8. Drifting
 ジミヘンの死後に発表されたアルバムから。 うちのギタリストのブルース-チェンがジミヘンの大ファンで、どうしてもこの曲をカバーしたいと言うので入れました。

 9. Cheer down
 ジョージの歌はチル(醒めてる)感が売りで、この曲はそれが善く出ています。
 「チア-ダウン」はガッカリするという意味ですが、人はみんな歳を取ると少なからずガッカリするモノで、そこに平等な救いを見出しています。

 10. Supposed to be (そうあるべき)
 チルな歌と言えばジャック-ジョンソンで、この歌は特に醒めててカッコイイと思います。 わたしたちの未来はきっといつか「そうあるべき」モノに還るコトでしょう。

 11. It‘s alright, ma
 この歌はたぶんディランの中で1番難解なプロテスト-ソングです。 でも中国人には強く伝わるモノがあり、それをパールワティーはブログで紹介しています(2023年4月)。 かなり長い歌なので、一部はあえて中国語で唄いました。

 12. Echoes
 この23分間の大作は「生命の歴史」を詠っていて、「原子心母」に続くプログレッシブ-ロックの金字塔と言われています。 百年近く前の曲ですが今だに誰も超えられない高みに達しており、わたしはあえて明るい笛の音をフィーチャーして、「生命の歴史」に「癒しの光」を灯そうとしました。

 果してリスナーの方々の心に、真っ直ぐ「ヒーリング・ライト」を届けるコトが出来たでしょうか... ぜひブログに感想を寄せて下さい。  −−
 
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