同じ頃、同じ高校の隣の校舎で、美術課に通うシン・チェギョンは満面の笑みを浮かべていた。彼女の目の前には、休み時間にも関わらずお菓子が並び、ともに囲む3人の少女は半分呆れ顔だった。
「あんた、今が休み時間だって分かってる?」
丁寧に手入れされたロングヘアーをかきあげながらそう言ったのは、眼鏡のクールビューティー、イ・ガンヒョン。
「チェギョン、私にも一口」
これは、皇太子殿下フリークのユン・ヒスン。
「ちょっと、殿下の眼に留まるには我慢よ!!」
待ったをかけたキム・スニョンも皇太子殿下フリークだった。
チェギョンとて、皇太子殿下が気にならないわけではないが、雲の上の人と、どこ吹く風だ。
「お菓子が私に食べて食べて♪って、言ってるの」
なんて、勝手な理屈をつけて口に放り込む。
スナック菓子の軽い食感音が響く。
途端、チェギョンの顔は一層緩んだ。
「本当に、食べているときが一番幸せそうよね、あんたって」
「ふふっ」
ガンヒョンの言葉も何のその。
チェギョンは笑顔でお菓子を頬張り続けるのだった。
「あんた、今が休み時間だって分かってる?」
丁寧に手入れされたロングヘアーをかきあげながらそう言ったのは、眼鏡のクールビューティー、イ・ガンヒョン。
「チェギョン、私にも一口」
これは、皇太子殿下フリークのユン・ヒスン。
「ちょっと、殿下の眼に留まるには我慢よ!!」
待ったをかけたキム・スニョンも皇太子殿下フリークだった。
チェギョンとて、皇太子殿下が気にならないわけではないが、雲の上の人と、どこ吹く風だ。
「お菓子が私に食べて食べて♪って、言ってるの」
なんて、勝手な理屈をつけて口に放り込む。
スナック菓子の軽い食感音が響く。
途端、チェギョンの顔は一層緩んだ。
「本当に、食べているときが一番幸せそうよね、あんたって」
「ふふっ」
ガンヒョンの言葉も何のその。
チェギョンは笑顔でお菓子を頬張り続けるのだった。
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