雲上楼閣 砂造宮殿

気ままに自分勝手なブログ。徒然に書いたり、暇潰してみたり、創作してみたり・・・

暇潰し090823_6

2011-01-30 21:53:46 | 夏空(完)
定刻になると、等身大ガンダムは、胸から白い煙を出し、目を光らせると、顔を左右にゆっくりとふる。
「スゴい!ねぇ、アヤ」
哲が横に顔を向けると、興味がないはずのアヤもその光景を食い入るように眺めている。
「…これ、歩くの…?」
アヤは見上げたまま呟いた。哲は思わず笑みがこぼれる。
「さすがに歩きはしないけど、歩いたら凄いよね」
「うん」
アヤが視線を少しずらすと、哲の笑った顔が目に映った。
自分を見つめる優しい瞳を、アヤは久しぶりに見た気がした。
「あ…」
「?」
「ううん、何でもない…」
アヤはあわてて俯くと、胸に手を当てた。
その頬は紅く染まっていた。

1月29日の話

2011-01-30 12:01:43 | Weblog
久しぶりの友人たちと新横浜ラーメン博物館へ行ってきた。
遅刻したからミニラーメンを3杯

それでもお腹がいっぱいです…

昭和のまちをイメージした感じの内装なのだが、凝ってるのは良いけど、全体的に暗いのは好きじゃ無かったなぁ…

息がつまる。

ナンジャもだけど、なぜ暗いんだ?

映画とチョコレートサイダー

2011-01-26 21:24:21 | Weblog
諸事情あり映画を見る事になりまして、選んだのは「グリーン・ホーネット」!

前評判無し。
時間と、少しのCMの記憶と、昔、アメリカでTVドラマ放映していた時のカトー役がブルース・リーだったという記憶だけで選びました。
ウム
面白かった。
アクションが。
10代の男兄弟同士みたいなケンカが。
…激しいけど…。

続編があったら見たいな~。
イライラしている時に見たら、爽快になれるかも~♪

写真はその時に試しに買ったチョコレート風味のサイダーです。
飲めないものでは無い。
ネタとしたら面白いけど、正直、でおちです。
香りはあま~いチョコレートの香りがするけど、飲み物自体はそこまで甘くない。
ラベルは可愛いい、不思議のアリスっぽい感じで。
疑問は、なぜ液体が透明なのか?
薄茶色よりは良いけどね。

暇潰し090823_5

2011-01-23 21:55:12 | 夏空(完)
哲はガンダムを見上げながらチラリとアヤを盗み見る。
少し前から、アヤが自分といても余り笑わない事に気付いていた。
だから、哲は今日に賭けていた。
バッグの中には、ワイン色のビロードの箱がある。
中はもちろん、ペアリングだ。
それも、アヤが欲しがったブランドを、思いきって買った。
たった一言「結婚してください」と言うために。
だから、哲は敢えて、猛暑に込み合う等身大ガンダムの展示会場を選んだのだ。

自分を奮い立たせるために。
「ねぇ…」
「…何?」
哲がアヤを見ても、アヤは携帯電話のディスプレイから目を離さずに答えた。
「暑いね…」
アヤは訳が分からず、思わず哲を見上げた。
「…うん…」
アヤは、静かに携帯電話を閉じると、哲を見たまま、バッグに仕舞った。
「並び終えたら、アヤはどこに行きたい?」
アヤは目を瞬かせると、少し考える素振りを見せた。
「…ご飯…かな…」
哲は満面の笑みを浮かべた。
「うん。何が食べたい?」
普通の会話に普通のデートをして、プロポーズをするのが、哲の計画だった。

桜雨

2011-01-22 01:57:29 | Weblog
チラチラ、チラチラ…

舞う


私の上に
君の上に

チラチラ、チラチラ

チラチラ、チラチラ


水面に
血潮に
君の息吹に

触れて
散って
逆巻き

潰えればいい…


君の息吹も
私の息吹も

暇潰し090823_4

2011-01-21 21:24:12 | 夏空(完)
(暑いし、疲れた…)
アヤはワクワクと子どもの眼をした哲の横顔を見ながらそう思っていた。

今年の夏は記録的猛暑だという。それでも、等身大ガンダム見たさに、数え切れない人々が並んでいる。
「アヤ、楽しみだね!」
ガンダムに目を奪われる哲は、アヤがさっきから無言なことに気付かない。

太陽はジリジリとアヤの肌を焼く。
アヤはゴソゴソとバックから携帯電話を取り出すと、友達にメールを送った。
そのタイトルは『ヒマだよ~(泣)』だった。

「ねぇ、アヤ?」

「…なぁに?」

メールに気を取られていたアヤは反応が遅れた。
「ううん…」
だから、哲がメールに夢中なアヤを見ていた事にも気付かなかった。

暇潰し090823_3

2011-01-21 20:47:08 | 夏空(完)
ガンダムの背中からの記念写真をカメラに収めて、埃の砂利道を二人は歩き出した。
「ほら、早く早く」
哲は手招きしてアヤを呼んだ。
好きなもの相手だと、まるで子どものような哲。
可愛い、なんて見てたはずが、今では頼りなく見える。
なんで、気付いてくれないんだろう。
アヤはついに、その言葉を口にする事は一度も無かった。
会場は人で混雑していた。
子供から大人まで、カップルに家族連れ、友人同士。
男女問わず、実物大ガンダムを下から眺める列に並んでいた。
他にも模擬店や便乗出店で賑わい、まるでお祭りだった。
「アヤ、間近で見るとすごいな!!」
哲は興奮している。目をキラキラさせて、ガンダムに見とれている。
「哲、本当にガンダムが好きだね」
アヤは呆れながらそうつぶやいた。
「あぁ!ガンダムは俺にとって理想だから」
アヤには何が理想なのか分からなかった。また、最早、分かろうとは思わなかった。
「アヤ、並ぼう」
哲に手招きされて、アヤは重い足をノロノロと動かした。
ガンダムを直に見上げる列は長い。蛇のように曲がり、この炎天下にも関わらず、我先にと人びとの間隔は狭かった。
太陽の光を跳ね返す巨大なガンダムは何も映さぬ目で群衆を眺めている。

ひさびさ更新

2011-01-21 20:39:07 | Weblog
2011年、初です。

忙しいのを理由に離れてましたが、創作分野で書きたいものが出来て来たので、復活します。


ま、基がいい加減なので、いつまで続くか分かりませんが(-_-;)


ま、しばしお付き合いいただければと思いますm(__)m

今年、初更新

2011-01-17 02:19:26 | 色々
え~っと、いつ以来振りだ(笑)
最近全くだったけど、久しぶりにブログ熱が再燃しました。
人様の創作ブログによって(笑)

方向性も何もあやふやなまま、ここは突っ走りたい場所なので、ここはこのままに(笑)


ま、今年も一年よろしくお願いしますという事で。




あ~、寒い