その後、30分並んで見たガンダムの大きさに、二人は感嘆の声をあげた。
並んでいる間ずっと見ていたが、その大きさは思った以上で、足下で見上げると頭部は全く見えず、その胸に反射する光に目が眩んだ。
二人は見終わると、会場に並んだ模擬店を眺めた。
哲はガンダムをバックに記念写真を撮影してくれるブースを見つけると、そちらを指差した。
「アヤ、二人で写真を撮ろう。記念にさ」
アヤはブースに軽く目を向けると、哲を見上げて頷いた。
その顔は子供みたいに目元まで真っ赤に染まっていて、哲は汗でアヤの頬に張り付いた髪をそっと耳に掛けた。
「!」
アヤは一緒だけ驚くと、すぐにはにかんだ笑顔を頬に浮かべた。
「行こう」
そう言って哲が差し出した手に、アヤは柔らかい笑みで答えたのだった。
15分も並ぶと二人の番が来た。
哲がアヤの肩を抱き寄せると、アヤも哲に肩を寄せた。
「はい、チーズ」
係員の声に二人は満面の笑みを浮かべた。
係員からカメラを受け取り、歩きながら二人で画面を覗き込んだ。
「やだ、思ったよりヒドイ顔…」
「そんなこと無いと思うけど?」
「え~!」
ブースから少し離れると、哲は歩みを止めてアヤを見た。
「暑いから、どこかに入ろう?」
アヤは周囲を見渡すと、また哲を見て言った。
「久しぶりにデックスに行きたいな」
そう言って、歩き出したアヤの手を、哲は何気無く掴んだ。
振り返ったアヤの目に映ったのは、優しい目をした哲の姿だった。
「あぁ、行こう」
そう言って哲はアヤと手を繋いで歩き出した。
並んでいる間ずっと見ていたが、その大きさは思った以上で、足下で見上げると頭部は全く見えず、その胸に反射する光に目が眩んだ。
二人は見終わると、会場に並んだ模擬店を眺めた。
哲はガンダムをバックに記念写真を撮影してくれるブースを見つけると、そちらを指差した。
「アヤ、二人で写真を撮ろう。記念にさ」
アヤはブースに軽く目を向けると、哲を見上げて頷いた。
その顔は子供みたいに目元まで真っ赤に染まっていて、哲は汗でアヤの頬に張り付いた髪をそっと耳に掛けた。
「!」
アヤは一緒だけ驚くと、すぐにはにかんだ笑顔を頬に浮かべた。
「行こう」
そう言って哲が差し出した手に、アヤは柔らかい笑みで答えたのだった。
15分も並ぶと二人の番が来た。
哲がアヤの肩を抱き寄せると、アヤも哲に肩を寄せた。
「はい、チーズ」
係員の声に二人は満面の笑みを浮かべた。
係員からカメラを受け取り、歩きながら二人で画面を覗き込んだ。
「やだ、思ったよりヒドイ顔…」
「そんなこと無いと思うけど?」
「え~!」
ブースから少し離れると、哲は歩みを止めてアヤを見た。
「暑いから、どこかに入ろう?」
アヤは周囲を見渡すと、また哲を見て言った。
「久しぶりにデックスに行きたいな」
そう言って、歩き出したアヤの手を、哲は何気無く掴んだ。
振り返ったアヤの目に映ったのは、優しい目をした哲の姿だった。
「あぁ、行こう」
そう言って哲はアヤと手を繋いで歩き出した。
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