PAZ CHURCH 通読箇所
2024年1月19日
マルコの福音書8:11-30
11 すると、パリサイ人たちがやって来てイエスと議論を始めた。彼らは天からのしるしを求め、イエスを試みようとしたのである。
12 イエスは、心の中で深くため息をついて、こう言われた。「この時代はなぜ、しるしを求めるのか。まことに、あなたがたに言います。今の時代には、どんなしるしも与えられません。」
13 イエスは彼らから離れ、再び舟に乗って向こう岸へ行かれた。
14 弟子たちは、パンを持って来るのを忘れ、一つのパンのほかは、舟の中に持ち合わせがなかった。
15 そのとき、イエスは彼らに命じられた。「パリサ人のパン種とヘロデのパン種には、くれぐれも気をつけなさい。」
16 すると弟子たちは、自分たちがパンを持っていないことについて、互いに議論し始めた。
17 イエスはそれに気がついて言われた。「なぜ、パンを持っていないことについて議論しているのですか。まだ分からないのですか、悟らないのですか。心を頑なにしているのですか。
18 目があっても見ないのですか。耳があっても聞かないのですか。あなたがたは、覚えていないのですか。
19 わたしが五千人のために五つのパンを裂いたとき、いくつのかごがいっぱいになりましたか。」彼らは答えた。「十二です。」
20 「四千人のために七つのパンを裂いたときは、パン切れを集めて、いくつのかごがいっぱいになりましたか。」彼らは答えた。「七つです。」
21 イエスは言われた。「まだ悟らないのですか。」
22 彼らはベツサイダに着いた。すると人々が目の見えない人を連れて来て、彼にさわってくださいとイエスに懇願した。
23 イエスは、その人の手を取って村の外に連れて行かれた。そして彼の両目に唾をつけ、その上に両手を当てて、「何か見えますか」と聞かれた。
24 すると、彼は見えるようになって、「人が見えます。木のようですが、歩いているのが見えます」と言った。
25 それから、イエスは再び両手を彼の両目に当てられた。彼がじっと見ていると、目がすっかり治り、すべてのものがはっきりと見えるようになった。
26 そこでイエスは、彼を家に帰らせ、「村には入って行かないように」と言われた。
27 さて、イエスは弟子たちとピリポ・カイサリアの村々に出かけられた。その途中、イエスは弟子たちにお尋ねになった。「人々はわたしをだれだと言っていますか。」
28 彼らは答えた。「バプテスマのヨハネだと言っています。エリヤだと言う人たちや、預言者の一人だと言う人たちもいます。」
29 するとイエスは、彼らにお尋ねになった。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」ペテロがイエスに答えた。「あなたはキリストです。」
30 するとイエスは、自分のことをだれにも言わないように、彼らを戒められた。
・8:11~ 人々はしるしを欲しがる
・8:14~ パリサイ派の人々とヘロデのパン種
・8:22~ ベツサイダで盲人をいやす
・8:27~ ペテロ、信仰を言い表す
詩篇9:1-20
指揮者のために。ムテ・ラベンの調べにのせて。ダビデの賛歌。
1 心を尽くして私は主に感謝をささげます。 あなたの奇しいみわざのすべてを語り告げます。
2 私はあなたを喜び誇ります。 いと高き方よ あなたの御名をほめ歌います。
3 私の敵は退くとき 御前でつまずき ついえます。
4 あなたが 私の正しい訴えを聞かれるからです。 義の審判者として王座に着いておられるからです。
5 あなたは国々を叱り 悪しき者を滅ぼし 彼らの名を とこしえに消し去られました。
6 敵は絶え果てました。 ——永遠の廃墟 あなたが根こそぎにされた町々—— 彼らの記憶さえ消え失せました。
7 しかし 主はとこしえに御座に着き さばきのために王座を堅く立てられた。
8 主は義によって世界をさばき 公正をもってもろもろの国民をさばかれる。
9 主は虐げられた者の砦 苦しみのときの砦。
10 皆を知る者は あなたに拠り頼みます。 主よ あなたを求める者を あなたはお見捨てになりませんでした。
11 主にほめ歌を歌え シオンに住まうその方に。 主のみわざを告げ知らせよ 国々の民に。
12 血に報いる方は 彼らを心に留め 貧しい者の叫びをお忘れにならない。
13 主よ 私をあわれんでください。 私を憎む者から来る私の苦しみをご覧ください。 死の門から私を引き上げてくださる方よ。
14 私は あなたのすべての誉れを語り告げるため 娘シオンの城門で あなたの救いに歓声をあげます。
15 国々は自分で作った穴に陥り 自分で隠した網に足を取られる。
16 主はご自身を知らしめ さばきを行われた。 悪しき者は自分の手で作った罠にかかった。 ヒガヨン セラ
17 悪しき者は よみに帰って行く。 神を忘れるあらゆる国々も。
18 貧しい者は決して忘れられることがなく 苦しむ者の望みは 永遠に失せることがない。
19 主よ 立ち上がり 人間が勝ち誇らないようにしてください。 国々が御前でさばかれるようにしてください。
20 主よ 彼らに恐れを起こさせ 国々に思い知らせてください。 自らが人間にすぎないことを。 セラ