斜めに

社会を斜めに見ると裏が見える?

村上春樹『騎士団長殺し』って?

2017-11-13 22:26:55 | 読み物
 村上春樹氏の『騎士団長殺し』が発売されて、今頃ようやく読んだ。
 彼がノーベル賞の選考時期になると「ノミネート」されたとかかんとか騒がれるようになったころ、初めて「海辺のカフカ」など3冊ほど、その後「1Q84」を無理して読んだ。氏の作品の良さを私には分からない。この程度の読書数だからかも。
 だから、買ってまで読む気にはならなくて、市立図書館から借りようとしたら、未だ予約者が50人ほど。そこで、市内の大学図書館を検索すると、あったのだ。気づくのが遅かった。が、借りられらたので今頃になった。
 読み始めると、「海辺のカフカ」や「1Q84」に似たものを感じた。現実にはありそうでない流れと、氏の経験なのかリアルなセックス描写。いずれも私には体験不可能なこと。(多分貧困者には起こらないことなのかもしれない。貧乏神に纏わり付かれ、福の神が来ないように)
 私と同じ読んでいない知人に、知ったふりして「彼の作品は『品のよいポルノ小説』みたい」といってしまった。

 村上ファンに叱られるかな?
 その際「この本を読めッ」と教えて下さい。(ノーベル賞受賞してほしいです、本音です。)

都会と地方

2017-11-13 21:22:51 | 社会


橋爪功さん、この前は清水アキラさん、息子の刑事事件を起こした。
懸命に仕事をなし、そして社会的名声を得た親であるが、子息の不祥事には頭も痛かろう。であるなら、私は同情もしよう。
 子ら当人は自身が起こしたことであるから責任をとることは当然であるし、また、一般人ならテレビ報道されることもないほどであったものが、全国報道されたことは、親が有名人である事からこうなるとの認識不足であろう。もし、親の七光りで仕事をしていたのなら、なおさらである。
 ところで、清水さんについて、仕事を自粛するとかについて、ビートたけしさんが「成人した息子のことで親が責任をそこまでとることはないだろう」的なことをテレビで言っていた。たけしさんは、やはり都会育ちである。聞けば清水さんは長野という地方人。ここで、地域による人の育ち方の違いを感じたのだが、どうだろう。
 私も地方のいなか育ちである。地域特に隣人はもとより私が知らない人でも、朝すれ違えば挨拶、黙礼をする。表彰毎なども、地方紙の地域版に載る。家族に不幸があっても、地方紙に「お悔やみ」で知らされる。『繋がって生きている、監視を持っている、共同に生活している』等などの意識がある。これを迷惑といえない事情もある。隣人が減ってきている。自分だけで、家族だけで生きてはいけないのだ。地方はそうして成り立っている。
 ところが、都会は違う。町内会する成り立たなくなるほど、隣人との繋がりはなくなっている。家族いあや家族であったも、我関せずのことも聞く。私の、そして子どもらの事柄にも、刑事事件だろうが何だろうが無頓着である。だから、人の余所の家に人が入って、しかし出てこないことも分からない。座間市が都会かどうかは知らないが、多分都市化しているのであろう。殺人でも強盗でも隣家なら「おお怖ッ」、5軒離れていたら「知らなかった」人もいるのでは。誰か試しに調査してみては?
 そんな気がしましたが、勘ぐり過ぎ?