斜めに

社会を斜めに見ると裏が見える?

これも弁護士の仕事?「B型肝炎」コマーシャル

2018-09-21 20:20:14 | 社会
「誰とも争わない生き方」、秋山佳胤著、本職は弁護士とか。

このタイトルのように生きたいものであるが、「法務省」からのはがきが送られてくる世の中。いつ事件に巻き込まれ、なんで裁判沙汰になるのか、という地獄・厄介ごとを経験されている型も多い。

訴訟王国のアメリカでは弁護士が「行政・民事裁判」を積極的に誘導(?)する事例が多いとか。勝訴の場合の成功報酬が目的とか?

「消費者金融等過払い」の弁護士相談のTV広告を見る度、「親切」だが、過払いを取り戻した暁には「謝礼」または「報酬」は要求されるのだろうなと考えながら、百%手元に戻ることはないだろうと推測。「戻らないと思っていたのだから、少額だって喜ぼうか」?

最近「B型肝炎訴訟によって3600万円とかの金額が給付される」のTVコマーシャル、複雑な思い。ネットなどを見ると「訴訟費用だけが残る」ことは絶対ないそうだが、割り切れない気持ち。

「国家賠償請求訴訟」だそうだ。疑問は、医師に診断と助言、そして適切な行政がなされれば、裁判をする必要がない。もし、「支払い義務」を指摘されれば、医師や行政の責任となる。しかし、「勝って」も本来給付されるべき金額より少なくなるのだろう。時間と金の無駄。裁判もスムースにいって、結果が3600万円の場合、患者本人にはどのくらい残るのだろうか・・・弁護士に頼み裁判をしなければ3600万円だったのに。
医師の助言や行政の判断ミスで済ませられるのか。

大坂なおみ、「パンダ」?

2018-09-21 20:03:56 | 社会
日本の大坂なおみが来日(帰国?)にファンばかりか大勢のにわかファンが、おおさわぎ。
大会会場の入場券は売りきれとかで、入れない人が大勢とか。

上野のパンダのときを連想してしまった。
「和歌山」も忘れないでね。

いつまでも人気が続くことを希望してます。

日本の政治、本当に現状でいいのでしょうか?

2018-09-18 22:34:37 | 政治
今日のNHKのニュース、2つが気掛かりです。
1つは、「阿部氏が自民総裁3戦確実
2つ目、『安倍内閣の支持率増加」
リベラルな文化人が多く述べているが、安倍内閣のこれまでの行政に批判や懸念を持っている。
ところがメディアのなす世論調査はその裏付けとなっていない。なぜだろうか?

話は異なるが、かのヒットラーは多くのドイツ国民に指示されたとも言われた居るが、実はそうでなかったという記述も見た。

プロパガンダ、世論をどう作るかが政治の正しいあり方ではないはず。それは飽くまで机上のこと。政治は国民を同安全で安心した生活を作り上げるかである。

直前に迫った、自民党総裁選と、いま国政の政治家が応援に血眼になっている沖縄県知事選挙を前に、NHKが大きな世論の操作に加担している酔おうに感じられた。卑屈になりすげているのだろうか?

「学芸は長く、人生は短し」

2018-09-18 10:54:42 | 社会
索引を含め約440頁もある『情報爆発』(アン・ブレア著 住本他訳 中公刊)を読んだ。読んだというより、流し読みと言ったほうがよいか。
私には翻訳物はなぜか日本語とシックリと感じ取れずに終わることが多い。言い回しもある。人物名が並ぶと、著者の国では知られているのだろうが、注釈にもなく全く初めて触れ「?」である。

高校3年の時英語の時間、ロングフェローの詩に「Art is long, and Time is fleeting」を覚えた、「光陰矢のごとし」と。
その中での、この本の本誌ではないが標記が私の大きな収穫。何かというとこれだ。
セネカの論点「人生は十分長いが、私たちはその多くを贅沢や不注意の中で費やすので短く感じられる」

その詩"A PSALM OF LIFE”を学んでから約半世紀、老いた私の毎日は「失せ物探し」ならまだしも、「物忘れ」による「贅沢な時間」を費やすことばかり。まさにセネカが言ったというとおりである。

件の詩の更に一部
Dust thou art, to dust returnest(汝塵なれば塵に返るべし)

ネットからセネカの名言
「およそ惨めなものは、将来のことを不安に思って、不幸にならない前に不幸になっている心」

『君は玉音放送を聞いたか』-4-

2018-09-18 10:31:22 | 社会
本書「ラジオと戦争」の75ページに
「・・・天皇が間違った場合は、天皇に反対してもこれをただし、・・・正義と信じていた。」とある。

昔『二等兵物語』の映画で、「天皇陛下よりお借りした鉄砲を、畏れ多くも・・」と、殴られ、罰の「自転車こぎ」をさせられるなど・・・多々見たことがあった。
現実の高級軍人は「御裁可」は、我が意に遭わなければ「正す」のだという精神が、土壌があったのだということに、国民には「臣民」であれ、軍人は「君側の奸」を払う。勝手である。だから、2・26事変等でも暴走した。

著者は元NHK職員である。
報道を担った者としての反省もあったのは当然。でも、徹底しての著述だったのだろうか。

今回も、帝国軍人のデタラメぶりを再認識し、現自衛隊が「歴史ある日本軍」化しないことを切に願う。