斜めに

社会を斜めに見ると裏が見える?

日本の政治、本当に現状でいいのでしょうか?

2018-09-18 22:34:37 | 政治
今日のNHKのニュース、2つが気掛かりです。
1つは、「阿部氏が自民総裁3戦確実
2つ目、『安倍内閣の支持率増加」
リベラルな文化人が多く述べているが、安倍内閣のこれまでの行政に批判や懸念を持っている。
ところがメディアのなす世論調査はその裏付けとなっていない。なぜだろうか?

話は異なるが、かのヒットラーは多くのドイツ国民に指示されたとも言われた居るが、実はそうでなかったという記述も見た。

プロパガンダ、世論をどう作るかが政治の正しいあり方ではないはず。それは飽くまで机上のこと。政治は国民を同安全で安心した生活を作り上げるかである。

直前に迫った、自民党総裁選と、いま国政の政治家が応援に血眼になっている沖縄県知事選挙を前に、NHKが大きな世論の操作に加担している酔おうに感じられた。卑屈になりすげているのだろうか?

「学芸は長く、人生は短し」

2018-09-18 10:54:42 | 社会
索引を含め約440頁もある『情報爆発』(アン・ブレア著 住本他訳 中公刊)を読んだ。読んだというより、流し読みと言ったほうがよいか。
私には翻訳物はなぜか日本語とシックリと感じ取れずに終わることが多い。言い回しもある。人物名が並ぶと、著者の国では知られているのだろうが、注釈にもなく全く初めて触れ「?」である。

高校3年の時英語の時間、ロングフェローの詩に「Art is long, and Time is fleeting」を覚えた、「光陰矢のごとし」と。
その中での、この本の本誌ではないが標記が私の大きな収穫。何かというとこれだ。
セネカの論点「人生は十分長いが、私たちはその多くを贅沢や不注意の中で費やすので短く感じられる」

その詩"A PSALM OF LIFE”を学んでから約半世紀、老いた私の毎日は「失せ物探し」ならまだしも、「物忘れ」による「贅沢な時間」を費やすことばかり。まさにセネカが言ったというとおりである。

件の詩の更に一部
Dust thou art, to dust returnest(汝塵なれば塵に返るべし)

ネットからセネカの名言
「およそ惨めなものは、将来のことを不安に思って、不幸にならない前に不幸になっている心」

『君は玉音放送を聞いたか』-4-

2018-09-18 10:31:22 | 社会
本書「ラジオと戦争」の75ページに
「・・・天皇が間違った場合は、天皇に反対してもこれをただし、・・・正義と信じていた。」とある。

昔『二等兵物語』の映画で、「天皇陛下よりお借りした鉄砲を、畏れ多くも・・」と、殴られ、罰の「自転車こぎ」をさせられるなど・・・多々見たことがあった。
現実の高級軍人は「御裁可」は、我が意に遭わなければ「正す」のだという精神が、土壌があったのだということに、国民には「臣民」であれ、軍人は「君側の奸」を払う。勝手である。だから、2・26事変等でも暴走した。

著者は元NHK職員である。
報道を担った者としての反省もあったのは当然。でも、徹底しての著述だったのだろうか。

今回も、帝国軍人のデタラメぶりを再認識し、現自衛隊が「歴史ある日本軍」化しないことを切に願う。

『君は玉音放送を聞いたか』-3-

2018-09-18 09:40:30 | 社会
「玉音放送の妨害、阻止を企てた、33才の畑中少佐らは、企てを果たせなかったが為?に自決。
しかし、絵師団長を殺害しまた上官の命令にも従わなかった首謀将校らは、「自決」したためか「逆賊」にもならず、軍法会議に付されることもなかった。もしかして彼らの遺族は「遺族年金」を受けていたのではなかろうか?。「靖国神社」に祀られているのだろうか?

帝国陸海軍人は下士官から将軍・提督・元帥までもが、まずは「陸軍」と「海軍」は一枚岩ではなかった。だから「我が軍の失敗・敗北を隠す」ことになり、「不祥事はない」ことにしていた。
本書にはないが、「ノモンハン事件」での本部高官軍人の無責任ぶりと戦前軍人の惨めさは、雲泥の差でしかない。

日本の明治以降の戦争の実態が変化していない。
「生きて虜囚の辱めを受けず」は一般国民、婦女子にまで強いた、戦時の首相は捕虜になり、自殺しそこなった・・。
「悪い歴史は繰り返さない」を日本は果たして学んでいるんだろうか。自衛隊や各省の不祥事や隠蔽を見る度ぬ不安が募る。



『君は玉音放送を聞いたか』-2-

2018-09-18 09:17:15 | 社会
「玉音放送」を阻止しようと、若干33才の畑中少佐が暗躍する。その過程で近衛師団長を銃殺する。

同調将校らと皇居に偽の命令書を持って押しかけ侍従長に面談し、玉音放送の録音盤を奪取しようと企てた。果たせなかったのが日本国民ばかりか、世界中にとっての幸いな出来事だった。

「玉音放送」はされた。あの狂気の将校らは皇居前で自決したそうだ。

このプログの読者の皆さん、「玉音放送」が実現しなかったならを想像してみて欲しい。
私はこう仮想する:
戦争はもう少し継続し、本土空襲は一層激しく、原爆の投下が更に繰り返され、どれほどの国民が犠牲になったろう。そして、自決が。
敗戦。
天皇は戦犯者になった。北海道はソ連の領土になった、いや東京の半分東が、そして日本は分断・・・・
小さいことだが、こんなプログを書く私はいない、生まれて。