ゆりぢるのお勝手ブログ

心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書き付けてゆきます。

看板に偽り…?

2015-06-05 20:17:02 | 日記
プロフィールに「看護師」と書いておきながら、それらしい話は一切ないな…と思い、昔のことをちょっと書いてみよう。

以前は小児病棟で勤務しており、最先端の医療とかはやってないけど、まぁ入院が必要な肺炎とか、喘息とか、ちょっとした未熟児とか、どちらかと言うと平和な感じの病棟だった。

ある夜、夜勤でナースステーションにいると廊下を青いストライプのパジャマを着た2才ぐらいの子供がトイレの方に向かって歩いて行った。

「お、1人でトイレに行けるなんてえらいじゃーん」なんて思ったけど、待てよ…今、2才ぐらいの子供なんて入院してない…そういえば、スリッパの音もしなかったし、いつまで経っても戻って来ない…

うーむ、これは…アレだな…出ちゃったな。

でも、不思議なくらい、怖いとか感じずに、普通に生きてる子供だと思ったから、何とも思わなかった。
信じるとか、信じないとか、そういうことではなく、実際見てしまったから認めざるを得ない、といった感じか?

朝、先輩達に「夕べこんなことがあったんですよ~」と話すと「え?青いストライプのパジャマ?それってきっとAちゃんだよ」
「そうだよね、いつもシマシマのパジャマ着てたもんね」
「歩いて来たんだ…あの子、病気で歩けなかったんだよね…そっか、向こうでは歩けるようになったんだね」

私が働く前に亡くなった、患者さんのAちゃんが、どうやら遊びに来たらしいのだ。

せっかくなら、Aちゃんのことを知っている人が夜勤の時に来てくれればよかったのに、わからなくてゴメンね、という感じだった。

出来れば、ママ達の所にはもっともっと遊びに行っててあげて欲しいな。

みんながみんな、コワイわけじゃないニャン!