四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 10回目
平成26年9月21日 57番から63番の7ヶ寺を巡りました
最初に今治市玉川町第五十七番 府頭山 栄福寺を参詣
栄福寺は 嵯峨天皇(在位809〜823)の勅願で 弘法大師がこの地を訪れ
海難事故が多い 瀬戸内海の海上安全を祈って 府頭山の山頂で 護摩修法され
満願の日に海中から 現れた阿弥陀如来の霊像を刻み本尊として 堂宇を建立し開創され
四国霊場に定められたそうです その後859年 僧行教上人が山城(京都)の男山八幡を
創建に行く途中 暴風雨に遭い この地に漂着し そのとき府頭山の山容が 山城の男山と
似ていることから 境内に八幡明神を勧請して 社殿を造り神仏集合の勝岡(かとか)八幡宮を創建され
明治初年の神仏分離令で山頂から寺を現在地に移されたと伝わっています
栄福寺境内図
境内に入ると左手に 修行大師像の出迎えです
大師像と並んで お願い地蔵さん
災難を除き 福を招いてくれるお地蔵さんです。
手水場
右手に鐘楼 があります
鐘楼から左に折れて正面に 病気 延命 衣食を満たして下さる薬師堂 と
漁業 海上安全 農業 金運 商売繁盛の神さま 金比羅大権現堂が並んで建っています
右手に 納経所と 地元の人達に開放されている ふれあい売店が
新しく建っています
薬師堂から5~6段上に 大師堂
大師堂の前に 瀬戸内海の海上安全を願う 修行空海像
大師堂から数段上 正面に 本堂 と内陣
ご本尊 阿弥陀如来
ご真言 おん あみりた ていせいから うん
ご真言 または「南無阿弥陀仏」と唱えることで 死後は阿弥陀如来さまに導かれて
極楽往生ができると言われています
本堂前に お釈迦さまの仏足跡も新しく奉納されています
仏足跡を礼拝した手で 身体の悪い所を撫でると 願が成就するといわれています
本堂の右縁に 箱車
昭和8年奉納 当時15歳の高知県の足の不自由な少年が母親と共に
巡礼 寺の境内で箱車が倒れ 身体を強く打ち 不思議なことに 歩けるようになり
感謝の証拠品として奉納されたそうです
トイレも移動して新しく ちょっとレトロ調になっています
つぎ58番札所 仙遊寺まで 約3.5km バスで10分です
おしまい