四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 12回目
平成26年11月16日 第七十三番 我拝師山 出釈迦寺を参詣しました
出釈迦寺は 弘法大師が7歳の時 我拝師山に登り絶壁に立ち
「私は 仏門に入って 仏の教えを広め 多くの人を救いたい 私の願いが
叶わぬのなら 命を捨ててもよい この身を仏に捧げる」と深い谷底に身を 投げたとき
突然 釈迦如来と天女が現れ抱きとめられたといわれています 弘法大師は後に
釈迦如来像を刻み本尊として 我拝師山の山頂に寺を建て出釈迦寺と名付けたといわれ
また我拝師山の山頂で虚空蔵菩薩の真言を100万回唱える 虚空蔵求聞持法を修め
虚空蔵菩薩像刻み安置され 四国霊場定められたと伝わっています
江戸時代になって出釈迦寺は現在の地に下り
山頂の寺は捨身ヶ嶽禅定といわれ奥ノ院となっています
出釈迦寺 境内図
なだらかな坂道の途中左に第七十三番の石標と修行大師像
後ろは標高480mの我拝師山 大師が7歳で仏門に入り仏の教えを広め
人々を救いたいと願いが叶わなければ命を捨てると身を投げた禅定です
おなじく坂の途中左に もう一つ大師像
つづいて坂の途中左手に子宝の三鈷の松
葉が3本の珍しい松で 松の葉を身に着けていると子宝に恵まれるそうです
山門の手前右手に 十二支の 守り本尊が並んでいます
山門
山門をくぐると左に 手水場
境内に入ると正面に休憩所 捨て身の場面の絵画や自販機等もあります
境内に入って右手の方から 鐘楼
西行法師の 歌碑
めぐりあはん ことのちぎりぞ たのもしき
きびしき山の ちかい みるかな
つづいて大師の 虚空蔵求聞持の法を修法されたときのお姿
数珠玉を計算機代わりに 虚空蔵菩薩のご真言を百万回唱え修行されます
虚空蔵菩薩のご真言をとなえると 記憶力が抜群によくなり
学業成就 物忘れする人に ご利益があると書かれています
「南無大師遍照金剛」
四国霊場八十八ヶ所百五十周回記念碑
岐阜県 特任大先達 鈴木さんの奉納です
讃岐71~77番 七福神7ヶ所巡りの恵比寿
商売繁盛 除災招福 五穀豊穣 大魚にご利益があります
大師堂
本堂より大きい大師堂です
赤い衣のお大師さんが祀られています
大師堂の左に本堂
ご本尊は 大師作 釈迦如来
ご真言 なうまく さんまんだ ぼだなんばく
智慧と慈悲の仏さまです
ご真言を唱えると 悟りが開け 煩悩が消えると言われています
三日 灯明 (以前に撮った画像)
大師堂の前の桜の根元に
小さな小さな お釈迦さまの像が祀られています
本堂の左手数段上がると我拝師山を望む
捨て身ケ嶽遥拝所があります
虚空蔵像 修行大師像と右手地蔵堂は修築中
境内 左から納経所 捨身ヶ嶽遙拝所と地蔵堂(修築中) 桜の木(紅葉)に
かくれて本堂 右端大師堂
つぎは72番曼荼羅寺へバスで約10分です
おしまい