comicoのベストチャレンジのところは普段はあまり読まないんですが、たまに見ると
「これ公式化してほしい……いや、逆に欲をいうなら公式化しないでほしい……」みたいな作品に出会えるから好きです。
万人受けはしないかもしれないけれど、とりあえずこちらでご紹介する7作品、こんな方にはオススメできるかと思います。
・ドラマ「リーガル・ハイ」や「デート~恋とはどんなものかしら~」を観て、腹筋崩壊しそうになった人
・朝ドラ「ごちそうさん」の『腐久』発言に唖然とした人
・朝ドラ「マッサン」の政春無職期にそんなにイライラしなかった人
・ブラック企業にお勤めの社畜
そうでない人にもオススメです。
もじゃクッキーさんの
「ちょっぴりおしゃべりで、ちょっぴり個性的な動物さんたち」
ちょっぴり個性的なちいさな動物さんたちが、ちょっぴりおしゃべりをしているんですが。
その個性もおしゃべりもちょっぴりじゃないです。
ツンツンのハリネズミちゃんとか、コミュ障のリスさんとか、比較的常識人のヒヨコさんとか。
それめっちゃ個性的だし、みんなめっちゃしゃべってるから!!
新語流行語生み出すレベルにしゃべってるから!!
……でもかわいいから許す。
ハリネズミちゃんのとげとげしいツッコミも、ヒヨコさんの純真無垢なリア充っぷりも好きですが、
それをひがむリスさんがたまに呟く真理がたまらなく好きです。
デリカシーどこwww
ころもさんの
「恋する白くま」
心優しいシロクマさんとアザラシくんの話。
失礼、盲目的だけど心優しいシロクマさんと、それを全力で拒否するんだけど拒否しきれてないアザラシくん、でした。
熱血なシロクマさんの包容力かつ強制的な優しさに、逃げ惑いながらおびえるアザラシくんがいいです。
(シロクマさんは決して悪いクマではない)
「フォンドボー?」じゃない、話聞けww
チャンコパーヤンさんの
「28年、生きてて分かった100のこと。」
人生、学びが多いですね!みなさんにもおすそ分け!
とはあるものの、「何それどうでもいいww今度の飲み会のときのネタに使うかな」っていう学びが多いです。
博識なクマさん?と教え子のブタちゃんの掛け合いがかわいいです。
……でも奈良漬ジェットが一番かわいいです。
「保険相談室」とありますが、いわゆる保険商品を解説しているわけではなく、たとえばこんなこと。
まっぎらわしいわ!
あとおっぱいおっぱいうっさいわ!(貧乳の叫び)
高校生、大学生もありますがその答えはご自身でお確かめください。
そこに真理がある。
むくろっくさんの
「ぶっき~ず」
売れないお笑いコンビの、松田ブブ(ツッコミ)と吉沢クッキー(ボケ)の、切なすぎる4コマ。
クッキーのたれミミに哀愁が漂ってます。
動物の持つ可愛さを通り越した哀愁です。
ぶっき~ず、いつか売れるんでしょうか……
切なっ……
出オチかましてくるときもあるので要注意。
窪田穆さんの
「NEETijo」
タイトルのとおりニートの日常なんですが、この主人公のニートの名前「勤」っていう時点でまずオチてる。
さらにそんじょそこらのニートではなく(『ネト充』の森子もそんじょそこらのニートではないが)、クオリティの高いニート、誇り高きニート。
これぞ高等遊民かと。
絵師やってる友達が勤の友達に「何書いてるの?」って聞いて「BではじまってLで終わるやつ」ってのも面白かったです。
ごえたむさんの
「社畜メシ」
元社畜のごえたむさんの悲しくも楽しいご飯事情をつづったエッセイ漫画なのですが。
うわ、リアル社畜だ……
と社畜なら誰でもそう思える案件がこちら
TKG最高。
あと栄養分はサプリメントっていう。
作者さんとは業界は違えど同じ社畜であることに間違いはない。
社畜の食生活だいたいこんなだから。(dear.新社会人)
これ、退職出来ないフラグ。
「この戦争終わったら故郷のあの子と結婚するんだ」=「この繁忙期終わったら仕事辞めて実家帰る」
さぬ吉さんの
「私の兄弟妄想」
ちょっとこれはカラーが違いますが、前述の「ごちそうさん」の『腐久』発言にピーンと来ていた方なら大丈夫かと。
あと『咲くは江戸にもその素質』でついていけてる方なら大丈夫かと。
長女の夏希が、兄の春椰と弟の秋楽を『腐ィルター』で観察して楽しんでるっていう話です。
『腐ィルター』ってのは現実世界の案件を、BL系世界へと無理矢理変換していく妄想のことなのですが、
夏希は友人の教示によって、それを自分の兄と弟で楽しんでるわけです。
(「ごちそうさん」にその意図があったかどうかは知らない)
話自体にBL要素があるわけではなく、どちらかといえば腐女子あるあるみたいな感じなのですが、
兄弟の垣根を越えた『父ルート』という発想はなかなか斬新でしたwww
以上、7作品でした。
ベストチャレンジは音楽でいうところのインディーズみたいなもので、人気が出て公式化(メジャーデビュー)するのは嬉しいんだけど、
「それ私デビュー前から知ってたからー!」と言いたくなる口惜しさがあるものです。
いや、公式化がいいけどね。
しかし、『チャレンジ』なのですが、
たまに公式作家さんの作品があるのを見つけて「うおおおおお」ってなる。
・「空想自治区」のほんま譲さんの「全力チロリスト」
・「SACRIFICE OBLIVION」の胡仁斐さんの「迷える子羊たちと201号室の住人」
・「招福☆満天ハナビ」と「おだやかじゃないね」の白金らんぷさんの「フニクラフニフニ」
公式の作品とはまた違った雰囲気で面白いです。
何度も言いますが、『チャレンジ』なのですが、
超大物の大ベテラン商業作家の作品があるのを見つけて「うぎゃあああ」ってなる。
…まさかの弘兼憲史さんの「少年 島耕作」でした。
次回更新日を明記していたのが、「あ、これがプロか」とうならされました。
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