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『おんな城主直虎』2回「ポニョ」 鶴もかわいそうではないですか!!

2017-01-18 11:34:22 | 大河
2016年NHK大河『おんな城主直虎』第2回「崖っぷちの姫」の感想まとめのまとめです。


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■疑惑のモフモフ


ハードモード大喜利の末に、首を持ってかれちゃった直満おじさん。
その子・亀之丞もまた今川に追われる身となるのですが……

そのころ、井伊家のお庭には渋いボイスの今川の使者がやってきて、子どもたちの人あらためをしていました。
亀に似た着物を着た子供がとらえられたのですが。


おとわモフモフ。

いや君が亀じゃないのはわかったけれど、じゃあ井伊の姫が朝っぱらから山中を歩いていたのかって、イケボ使者。
「竜宮小僧を探しておったのです!!!」と息を吐くように大嘘つくこくもんだから


りゅ以下ry」

いたなー、去年いたなー。
そのモフモフ着て、当たり前のように大嘘ついて、周りの人を閉口させていたタヌキ親父。


それにしてもおとわは度胸がありますね。
直満おじさんに足りなかったのはこの開き直り度胸か。

ところでそのモフモフは1話で亀が着ていたはずだけど、君らいつのまに?と思ったら。
亀とおとわ、山中で偶然会えて、追っ手をまくために着物を交換していました。

そのときの亀の言葉


「俺はもっともっと強うなる。馬も手習いも、誰よりもできるようになってみせる。誰よりも強い男になって、必ず…おとわのもとに帰る」

亀ちゃんな、君な…
どんなカッコいいこと言ってもな……

強くなっておとわのもとに帰るっていうか、嫁と子ども作って帰ってくるからな(ゲスい顔



■井伊谷を何とかすっぺ会議。




井伊谷を何とかすっぺ会議のアウトレイジ感がすごい。
「謀反でも起こすか!」ってあなたどこの真田昌幸。


井伊直平(前田吟)中野直由(筧利夫)、奥山朝利(でんでん)、新野左馬助(苅谷俊介)もまあ圧が強い強い。
そもそも当主の直盛が杉本哲太だもんなあ……

「井伊谷を何とかすっぺ会議」なんて可愛いものじゃなくて、「今川どついたろか会議」だな。

そこにやってきたのが小野政直(吹越満)なもんだから、まあ控えめに言っておじさん天国ですよ。


(吹越の沼が呼んでいる)

そんなイケオヤジの中でも一線を画しているのが、やはり前田吟演じる直平じいじ。
額の大きな傷がイケてます。


血気盛んなYAZAWA枠決定。



■お土産が大当たりだったから……


1話で首持ってかれちゃった直満おじさん。
おじさんの予告していたお土産がおとわに届きました。


直満おじさんのお土産が…


絶対外しちゃうんだろうなと思ってたおじさんのお土産が……


大当たりじゃねえかあああ
うわああああ!!!!!




■いい子だねーいい子だねー


今週も猫様のお散歩タイム。


小林薫によく似た猫(猫が本体)



おとわは、ご初代様の謎はどれが正解なのかを尋ねます。
これに対し南渓和尚。

「みな正解じゃ。答えはひとつとは限らんからのう。まだまだあるかもしれん」

いかにも禅宗のお坊さんらしい答え。



■高橋一生感


「吹越沼に呼ばれてる」とは書いたものの、怖いのはこの先ですよ。
小林颯演じる子鶴がこの先高橋一生の本役になるんですよ。



そもそもの発端は、政直が「小野和泉守が一子を井伊の女と娶わせる事を加えて下知す」という今川の書状を持ってきたこと。
父の陰謀に気付いていた鶴はこれに納得がいきません。

亀もおとわも傷つけてしまったのではないかと自分を責める鶴。
でも鶴が悪いわけじゃない、とおとわは鶴を励ますのですが。


むむう、小林颯の高橋一生感がハンパない。
不憫さとか言いたいこと言えなさとか。






誰が可哀想かって鶴ですよ。
だからさあ、鶴と亀が夫婦になれば一番話が早いんじゃないかなあ。


それとこれとは別問題として、鶴との婚約はなかったことにしてほしいとおとわ。
だって亀を待たなきゃいけないんだもん!
強くなって戻ってくるって言ったたんだもん!

でも君、その帰ってくる亀のお土産は、嫁と子どm以下略



■ムロツヨシがとてもムロツヨシ


「あばら屋の男(ムロツヨシ)」っていうパワーワードがオープニングに炸裂していました。
ある夜、おとわが出会うあばら屋の男。


それがこれ。
左のモジャモジャ。


とってもモジャモジャ。


暗いとよくわからないけれど…


明るいところに出ると予想以上に汚い。

あばら屋の男、役名は今のところこれだけです。
というのも彼は「解死人(げしにん)」でした。
村同士などのいさかいで死人が出た場合、そのお詫びとして加害者側から被害者側に差し出される風習です。
(江戸時代の「解死人・下手人」は時代劇に登場したことあるけど、戦国期のそれは珍しい)





■煽っていくスタイル


おとわがいない。
「かどわかしじゃ!」と一家総出で探し回った翌朝、おとわはあばら屋の男によって袋に詰められて帰ってきました。

おとわは家出をしていたのでした。
鶴の嫁になりたくない、亀を待っていたい、と。

安堵する直盛パパと千賀ママ。
しかしなぜそんな危険なことをするのか?と事情を尋ねると、『自分が行方不明になれば夫婦約束は反故になると思った』と。


「だって、かわいそうではないですか!戻ってくるつもりなのに、われが鶴と夫婦になっていては、亀がかわいそうではないですか!」

亀を思うがあまりの行動。
おとわの純粋無垢な涙にほろり。



でもちょっと待って。

それ鶴もかわいそうではないですか!!!!



おとわの気持ちはよくわかった。
だが井伊の皆の気持ちも考えてくれ、と直盛と千賀さんは諭します。

「おとわが鶴と一緒になってくれねば、井伊は今川に潰されてしまうかもしれぬ」
「亀が戻ってきた時に井伊がのうなっていたら亀も困るでしょう。」


姫として井伊を考えてほしい。
しかしおとわの答えは「どちらか」の二者択一ではなく「どちらも」を選ぶ、3つ目の案でした。

「ならば鶴と一緒にならず井伊も潰されぬ手を考えればよいではないですか」
「答えは一つではないと和尚様は言うておった」


にゃんけい和尚の言葉を持ち出すおとわ。
暴走はするけど賢い子。



と思ったら


「父上も母上もしかと考えておられぬのではないですか?それとも何も考えつかぬ阿呆なのでございますか?」

煽っていくスタイルwww
この子タヌキwww


禅問答をまねてみたようなおとわの煽り。
今川の使者相手にハッタリかましたり、なんともおとわらしい。
この子がどんなタヌキ娘になるのかと思うと楽しみです。



■そうだ、剃髪しよう


おとわは無意識のうちに「大多数が幸せになる」方法に気付いていたんですかね。
鶴と一緒になっても今川の支配力が高まるだけ。
亀の気持ちも自分の気持ちも報われない。
鶴の傷ついた気持ちも救われない。

何はともあれ、爆弾あおりを繰り広げたおとわ。
じゃじゃ馬の子育てには定評のある財前直見によって謹慎処分です。

はてさて、参ったね。
守りたいものがたくさんある。
どれを切り捨てることはできない。
ならばどうする──




「そうだ、剃髪しよう」

頭から血を流しながら髪を剃っている一人娘を見つけたとき。


「じぇっ…じぇじぇ!!!」


「じぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇ!!!!」



血を流しながら笑顔を向ける幼女(悪越さんもとても困惑




■おまけ。







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