怪峰オボコンベ山。
マンモス岩から先では強風にあおられ、それにほぼ垂直状態と思えてくる山頂からの下りは、ハラハラ・ドキドキの連続だった。
オボコンベ山 595m 所在:宮城県柴田郡川崎町今宿
(補記)『宮城県の山』(山と渓谷社)の筆者は、自身の高度計では610mを指していたと記している。
今回持参したわが手持ちのGPSでは次のようになっていた(いずれも地表面換算)。
1.スマホのGeographica:約617m
2.GARMIN etorex30:約627m
山名は、赤ん坊(おぼこ)をおんぶした姿に見えることに由来するとの説や、アイヌ語でのオボ=槍、コンブ=瘤からなったとする説もあるようだが定かではないようだ。
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陽だまりハイキング感覚で出かけたが、国道457号から分岐し、本砂金川に沿って奥に続く林道のくぼ地には氷が張るほどの気温の低さ。
いつもの場所に車を置き、準備をしていると木々の枝から霧氷が落ちてくる。
今日は、山の会の仲間のSさんと二人で歩く。
Sさんは、このオボコンベ山は初めてとのこと。
本来ならばもっと気候の良いときに誘えればよかったのだが、お互いのタイミングや天候などがかみ合わずこの日になってしまった。
何度か渡渉を繰り返す本砂金川は水量があるだろうし、”ぬかるみ”歩きもあるだろうと、二人とも長靴。
これは正解だった。
予定では桐ノ目山きりのめやま711mにも回ることにしていたが、尾根筋に出てすぐに断念。
往復のアップダウンに軟弱者は気持ちが折れてしまった。
(何度目かの渡渉地点)
(倒木が多くなってきた。濡れている倒木は、とても滑りやすいので要注意。)
(こういう沢歩きは歓迎なのだが・・。)
(尾根取り付き地点:ここからやや急な上りになる。)
(尾根からこれから向かうオボコンベ山を眺める。あの急峻を下るのかとビクつく。左は倒木。)
(強風にあおられ、景色を楽しむことができない・・・。セントメリースキー場の後方には雪をかぶった雁戸山)
(右のマンモス岩の根元を回り、奥のオボコンベ山頂を目指す。)
(マンモス岩の鼻の下から下方をのぞき込む。とにかく風が強い。)
(2014.05.14に撮影) ※このときの様子は⇒ こちら
(マンモス岩から先は地を這うようにしてオボコンベ山頂に到着。)
(行くのをさっさとやめてしまった桐ノ目山。その後方には大東岳。)
(山頂からの遠望:蕃山・萱ヶ崎山~太白山の方角)
(同:戸神山の方角)
(マンモス岩:長い鼻部分も含めて撮りたかったが、小雪交じりの強い風に追い立てられ諦めた。)
いつもなら山頂で昼食となるはずが、あまりの強風に耐えられない。
すぐに下山することにした。
(垂直状態に見える。両手両足をフルに使い、設置されているロープや鎖にあまり頼らず、とにもかくにも滑落しないよう気を付けて下りた。)
林内の道に入って一安心。
陽に輝くモミジに感嘆!
少々わかりにくい道をたどり作業道歩きとなる。
(粘土質のこの道は、濡れて滑りやすい。)
しばらくして、伐採木搬出用の道に出た。
(これまたひどい”ぬかるみ”。登山靴ではたまったものではない。)
(本砂金川を越えて対岸に向かう。この地点になると水量が多い。
泥だらけになった靴を洗えたのもつかの間、渡った先も泥んこ道。)
結局、昼食は戻った車内でとなった。
スタート 8:44 車戻り 12:19 歩行時間 3:35 総歩行距離 5.17㎞
※2014.05.14のときの様子は ⇒ こちら
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