「第23回東京国際映画祭(TIFF)」が10月23日、六本木ヒルズ(港区六本木6)をメーン会場に開幕した。
オープニング前には昨年同様、六本木けやき坂通りに「グリーンカーペット」が敷かれた。エコロジーをテーマにする同映画祭でのグリーンカーペットは2008年から実施しており、約2万3,000本のペットボトルを再生して製作。記者会見や関連イベントなどで使う電力も、二酸化炭素(CO2)の出ないグリーン電力を使用している。
グリーンカーペットには、同映画祭大使を務める女優の木村佳乃さん、グリーン・アンバサダーを務めるモデル・女優の杏さんをはじめ、「Facebook」創設者の半生を映画化した話題作「ソーシャル・ネットワーク」の主演のジェシー・アイゼンバーグさん、東野圭吾さんの小説を映画化した「白夜行」に出演する堀北真希さん、高良健吾さん、船越英一郎さん、全編フルデジタル3D映画「牙狼<GARO>~RED REQUIEM~」の主演・松山メアリさん、斎藤洋介さん、津田寛治さん、トラウマを持ち、殻に閉じこもる少年と少女の長年の関係を描いた「素数たちの孤独」 のサヴェリオ・コスタンツォ監督と主演のアルバ・ロルヴァケルさんなど、多くの出演者や監督、映画関係者が出席した。
「ソーシャル・ネットワーク」の主演を務めるジェシー・アイゼンバーグさんはインタビューに対し、「僕はFacebookではなくmixiを使ってますよ(笑)」と冗談を交えて答えた。
上映作品は、ベン・アフレックさんが監督・主演を務める「ザ・タウン」、12月の全国公開に先駆けて世界初公開の特別映像を含む「トロン:レガシー 3D スペシャル・プレゼンテーション」(ジョセフ・コシンスキー監督)、六本木ヒルズなどでアクションを展開する「SP 野望篇」(波多野貴文監督)、小説家・佐藤泰志さんの幻の小説を映画化した「海炭市叙景」(熊切和嘉監督)など。
そのほか、シリアスからコメディまで世界中からさまざまな作品を集めた「コンペティション部門」(15本)、日本公開前の最新作がそろう「特別招待作品」(21本)、中東までを含むアジア全域から集めた
「アジアの風」(17本+4特集)、日本映画の現在と未来を伝える作品を上映する「日本映画・ある視点」(8本)、映画を通じて自然環境を考える作品を特集する「natural TIFF」(10本)など、さまざまなジャンルの約200作品を一挙に上映する。
詳しいプラグラムは公式サイトで確認できる。今月31日まで。
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