デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

幾山河 越えさり行かば…

2021-02-25 11:33:47 | 人生の棚卸し
 各地から梅の便りが届きます。そこで少し早いですけど三月のQPカレンダーをお届けし幾らかなり観梅の気分を味わっていただきましょう。受験シーズン、ご家族に受験生がいらっしゃる方には気のもめる季節… 十二、十五、十八の春よ咲け!と祈ります。



 水温む、山笑う。季節の端境期に日本語の妙を思います。下は拙庭にきたメジロさん。差別するわけではありませんがヒヨドリさんよりメジロさん、肥えたメジロさんよりシャープなウグイスさん。やはり差別? 「そのつもりではありません!」って森喜朗さん?


           蝋梅の樹に蜜柑を挿しておくとつぎつぎメジロ押し!にやってきます。

 或る方のFBに「わが人生を振り返る」と旧い写真をUPされていました。この方の若き日と現在を較べつつ幾山河…を想いました。下左は2000年のイタリア旅行…ウフィッツィ美術館前にて。右は叔父が描いた三、四歳頃の私。私もまた幾山河!越えましたかねぇ。

    

 「"文春" 砲」… 内部からのタレコミが取材の発端でしょうか。まぁ政権絡みで産経・讀賣にタレこんでも逆にチクられるでしょうし、朝日・毎日はすっかりお上品になりこの種の情報は握り潰しかねませんからね。ならば!と元々は右派!の文春にタレコミ殺到



 懲戒処分が減給三月とか戒告とか… なんてまぁ甘い! 幾山河越えた方であれ官僚の腐敗根絶には一発!懲戒免職。政治家の腐敗根絶には即!落選。高橋大輔くんにキス(それも十数回!)した橋本聖子氏、セクハラ・パワハラでとうに退場している筈の方ですけどね。



 コロナ禍がやや落ち着き関西の新聞に連日こんな広告が載っています まさに幾山河を歩んできた財津和夫(元チューリップ)、谷村新司(元アリス)、布施明の各氏。財津和夫氏についてはつい最近、ドキュメンタリーを視て改めてその幾山河に共感しました。
   NHK-BS1 ザ・ヒューマン『人生は一つ でも一度じゃない 〜財津和夫〜』2月27日 20:00再放送



 先日、テノールとソプラノのデュオによるコンサートに行きました。入場料はワンコイン500円。客席1300余に一席ずつ空けてもなお埋まっていません。それでも「公演が次々中止され今回もダメかも…と思っていました。やっと歌えま~す」と満面の笑顔で!

 テノール:清原邦仁&ソプラノ:古瀬まきを。全12曲、心の奥まで響く素晴らしい演奏でした。關口康祐のピアノ伴奏も際立ちました。プログラムはオペラのアリア、日本の童謡、ミュージカルナンバーなど多彩で、アンコール曲は「瑠璃色の地球」でした。


  このコンサートでも歌われた「からたちの花」を!


 幾山河越えさり行かば寂しさの果てなむ国ぞ今日も旅ゆく(若山牧水)

 先日、学生時代の友人から「舌がん再発、手術」とのメールをいただきました。「今後については術後の細胞診の結果で…」と。「痛みが激しく鎮痛剤が手離せない」とも。こころ塞ぐ気持ちでいたところ、昨日「がん細胞は完全に取り切れていた」との報らせ。

 ともに幾山河越えてきた。これからも幾山河を越えて行きたい。越えて行こう。


過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c


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6 コメント

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メジロ (リーのママ)
2021-02-25 14:54:55
まぁ、匂い立つようなQPさんの梅の花の絵、素晴らしい!
メジロの写真もかわいいですね。わが家もフェンスにミカンを挿してメジロが来ないかなぁと待っていると、決まってヒヨドリがやってきてがっかりします。
ウグイスの鳴く近所の雑木林が切り倒され、家が何軒か建つようです。ウグイスの声をこれからは聴くことができないと思うと悲しいです。

財津和夫さんの「青春の影」。素敵な歌声にうっとりしながら聴きました。ありがとうございます。
福岡からデビューしたチューリップや海援隊は、なんだか親近感がありますが、その人生も紆余曲折があったことでしょうね。
ご友人からの「がん細胞は完全に取り切れていた」との報らせ。本当に、私も嬉しくなってしまいます。
Re : リーのママさん「メジロ」 (デ某)
2021-02-25 21:12:19
リーのママさん
コメントいつもありがとうございます

> まぁ、匂い立つようなQPさんの梅の花の絵…
PC(マウス)で描くのですからねぇ…画才というものの奥深さを思います

> メジロの写真もかわいいですね。
このメジロさん、しょっちゅう来ているうちに やや肥えたようです
最近は仲間と組んでヒヨドリを追っ払おうとするほど元気がいいです。

> ウグイスの鳴く近所の雑木林が切り倒され ... ウグイスの声を聴くことができないと思うと悲しい
棲家を追われたウグイスさんたち ... 何処へ?
この時期のウグイス ... 早熟な子は上手に啼きますけど、ヘタッピさんは可哀想なくらい下手
小鳥の世界も「盛って生まれた」才能のある者ない者 ... 不公平です。

> 財津和夫さんの「青春の影」。素敵な歌声にうっとりしながら聴きました。
> 福岡からデビューしたチューリップや海援隊は、なんだか親近感があります

財津さんの「ザ・ヒューマン」再放送、ご覧になっていなければ明後日の夜は ぜひ!
財津さんは一貫していますけど ... 武田鉄矢は人が変わってしまいましたね

> ご友人からの「がん細胞は完全に取り切れていた」との報らせ。
> 本当に、私も嬉しくなってしまいます。

ありがとうございます。
もう半世紀余に及ぶ長いつきあいの友、
学究肌ですが 仕事(金融関係)では究めるだけ究めた凄いやつです。
趣味は資格取り(たぶん数十の国家試験資格)とマラソン(各地の市民マラソン走破)。
これからは少しゆったり人生を愉しんでほしい!

おやじバンドの「ささやかなこの人生」
https://www.youtube.com/watch?v=zfx_MfhumJE
Unknown (遠音)
2021-02-26 17:11:01
「青春の影」 しみじみと聞きました。
幾山河越えて来て もう先があるのか?
と 朝目覚めて思うのです。
昨夜も父が夢に出て来て・・また眠ったら
また出て来て・・ひょっとしてお迎えかなと・・
怖くは無いと思うのです。
娘と男孫が 明日温泉へ連れて行ってくれるそうです。
多分鬱状態が バレバレかも・・
カレンダーいつもながら優しい筆致ですね~
ただ北海道人のわたしは 
梅の木のこの様子を見たことが無いのです。

幼顔の絵をお持ちなんですね~
とても良い感じで 写真を持っている人は
いても 絵は無いなーと。
素敵な環境で大きく成られてのですねー
Re : 遠音さん (デ某)
2021-02-26 19:09:56
遠音さん
閉じられたドアの向こうからコメントくださり ありがとうございました

> 「青春の影」 しみじみと聞きました。

最後の二行はなぜか余り好きになれないのですが、
この歌はその二行の詞と曲が先にできたのだそうです。
私は冒頭の一節「君の心へとつづく永い一本道は いつも僕を勇気づける」に惹かれます。
どんなにか深い思いの丈がそこにあると思いますから...。

> 幾山河越えて来て もう先があるのか?と 朝 目覚めて思うのです。

幾山河を「越えさり行」かなければ 寂しさの果てなむ国には至れますまい。
寂しさの果てとは 寂しさを超えた澄明な世界なのだと思います。

> 昨夜も父が夢に出て来て ... また眠ったら また出て来て ...

私も先日 父の夢を見てました。
真っ白なスーツ姿で 若くてずっと細い躰で 郷里の玄関に...。
その話をすると姉に羨まれましたが、
夢の中で 「疲れた」と言って玄関を入る父の姿が 私は可哀想でなりませんでした。

> ひょっとしてお迎えかなと ... 怖くは無いと思うのです。

お迎えは いったいどのような仕様!で訪れるのか...
誰もリアルに語ってはくれません。
天上の世界に行くとき誰もが初めて『おぉ!これがお迎えか...』でありましょう。
お迎えの話は その時!の楽しみとして
今生においてはスガ内閣のように「差し控え」ましょう(笑)

> 娘と男孫が 明日温泉へ連れて行ってくれるそうです。鬱状態が バレバレかも...

なぜか 春霞が近づくと 浮き浮きした心と沈む心が かわりばんこにやってきますね。
鬱は 医学的には「躰の芯にエネルギーを貯める」ための心身の防御作用。
鬱の躰をたいせつにしてくださるご家族に感謝!ですね。

> カレンダー いつもながら優しい筆致ですね~
> ただ北海道人のわたしは 梅の木のこの様子を見たことが無いのです。

京都御所(御苑)には 梅と桃と桜 が揃っています。
それぞれが 少しずつ時期をちがえ 少しずつ重なります(まるで弁証法です)
ですので この季節は いつ行ってもハズレ!がありません。
機会があればぜひご家族とお訪ねくださいね。

> 幼顔の絵をお持ちなんですね~

叔父によって板切れに油絵で描かれた絵です。
何処に行ったのかわからなくなっていましたが、暫く前に見つかりました。
綿入れを着て寝ているところを描いたもので...叔父に本当に感謝しています。

長くなりました。
温泉大いに楽しんでくださいね。
したっけねぇ~
こんばんは (ムベ)
2021-02-26 23:44:35
そう言えば、もうそろそろシャープなウグイスさんの声を
聞く季節ですね。
春は血圧が下がってしんどくて苦手なのですが、
ウォーキングコースでウグイスの声を聞くのが楽しみで、
頑張って出かけます。

ご幼少の頃から、近寄りがたい侍の雰囲気を感じます。
ブログのお交わりで良かった!

ご友人のご無事良かったですね。お喜び良くわかります。

友逝きて駄々っ子のごと号泣す
Re : ムベさん (デ某)
2021-02-27 10:35:14
ムベさん
お早うございます。コメントありがとうございました
春眠暁を覚えず… 返信が遅れ申し訳ございません

> そろそろシャープなウグイスさんの声を聞く季節ですね。

わが家にはまだ訪れがありません。
いつ来てくれるか! 楽しみにしているのですが…。

> 春は血圧が下がってしんどくて苦手なのですが、
> ウォーキングコースでウグイスの声を聞くのが楽しみで、頑張って出かけます。
ムベさんをウォーキングに誘うとは ウグイスさんも値打ちがありますね。

> ご幼少の頃から、近寄りがたい侍の雰囲気を感じます。
私の絵のことでしょうか
サムライ!とは オムライス! 否! サプライズ!
サムライ!に程遠い "泣き虫" が私の幼少時の定評にございます。

> ご友人のご無事良かったですね。お喜び良くわかります。
医師の論文のような(笑)詳細かつ緻密にして長~いメールがありました
たぶん 彼自身 メールを記しながら歓びをかみしめていたのでしょう

> 友逝きて駄々っ子のごと号泣す

そうならないよう 誰にも彼にも 勿論!ムベさんにも
いつまでも永く元気であっていただきたいと念じています