デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

行く年 来る年

2016-12-29 21:39:54 | ごあいさつ
       

 ブログを始めて3年余。ブログオーサーには各々の生き様、感性、表現法があり総てが「My Way」の世界...時に好感をもって迎えられ、時に図らずも厭な印象を抱かれます。新たに訪ねてこられる方(新たに訪ねるブログ)、疎遠になる方(訪ねなくなったブログ)など様々です。そして、やめようとたびたび思いつつ...やめませんでした。

 我ながらよく続いています。何千、何万アクセス!の人気ブログではないにもかかわらずコメントは「多いほど嬉しい」私...ですが、皆さんなぜかコメント欄を閉じられるのに倣って私もコメント欄を閉じ、明30日 渋滞の道を帰省します。なお12~1月の風景が描かれたPC画はいずれもQP作...いつもながら繊細で美しい絵です。

       

 2011年初夏。腎がんと告げられ7月末に手術しました。初期ながら悪性度の高いがん細胞(G3)のため以後3月毎の胸腹部CTと骨シンチを言い渡されました。がんは一般に「5年で寛解」とされますので、5年後すなわち2016年を生きる!目標にしました。その2016年の今年、お蔭様で術後5年検診を無事クリアーできました。

 ブログを始めたきっかけはSORAさんの腎臓癌日記でした。当然、5年続いたのは腎がんに関わる絆に拠るところが大きいと思います。その後、腎がん関係のブログがみるみる増え、転移される方が少なからずおられ、旅立たれる方も・・・。絆の強さとともに何処か或る種の疎外感をおぼえつつ5年の節目が過ぎ、6年目を迎えました。

       

 シマジロウは新年に9歳目を迎えます。キャットイヤーの計算式では最初の1年で20歳を迎え、以後4年ずつ歳をとるそうです。概ね「人間50年」、レッキとした中年であり、そろそろ老境に入ります。なるほどかつてのような元気はなくなりました。が、数式上は兎も角、私にはいつまでも子どもであり可愛いい存在です。

 かつてわが家にいた愛犬コロが旅立ってちょうど20年経ちました。喪失感から容易に立ち直れなかった妻が本当に!立ち直れたのは、息子の飼い猫だったシマをわが家に迎えてからでした。昨28日まで函館の母親の介護帰省をしていた妻が戻り、玄関のドアを開けるやシマが駆け寄ってしがみついたのは、蓋し相思相愛でありましょう。

       

 様々な一年でした。様々に一年が過ぎました。それぞれの2016年でした。それぞれに2017年を迎えられましょう。多くは望みませんが、今年よりは良い一年でありますよう望みたいと存じます。哀しみの癒えない方、苦しい闘いの途上にある方...少しでも哀しみが和らぎ苦しみが去りますよう心よりお祈り申し上げます。 SO Long!

   1971年の国連総会議場でパブロ・カザルスが演奏したカタルーニャ民謡「鳥の歌」。
    ウクライナの歌姫ナターシャ・グジーの哀愁にみちた しかし力強い歌をお聴きください。 




  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

 【過去ログ目次一覧】
 吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
 吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
 吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
 かんわきゅうだい  http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
 閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
 腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
 旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
 ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c