田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

2泊3日の田舎行き

2018年05月28日 | 昭和の杜で田舎暮らし

5月25日(金)から27日(日)、2泊3日でBOSOの我が家に行って来ました。
初日、見たくないものとバッタリ遭遇したり、歓迎しないものが軒下に作られていました。
27日に帰宅してから、あーちゃんに話をしたらかなり嫌な顔をされました。このような話は女性には禁物ですね。
その主は「蛇」と「スズメバチ(巣)」です。写真もバッチリ撮ってありますが、皆さんも見たくないと思いますので詳しい顛末はやめておきます。
リアルな写真をまじえて、途中までblogを書き出しましたが、家族や友人などが我が家に来てくれなくなると困るので没にしました。
アナフィラキシーになったことがある私は、今度蜂に刺されると更に重いショック状態になるとのことで、蜂には恐怖心を抱きますが、蜂を刺激さえしなければ大丈夫なので努めて平静を装っています。でも想定外のこともあるかもしれませんね。

先週、友人達とBBQをして一泊二日で過ごしましたが、草刈は行いませんでした。今週はワークショップ参加と草刈りのために一人で我が家に行きました。

庭では「ユスラウメ」の実が真っ赤に色づき、まさに食べごろです。

「オオムラサキツユクサ」も咲いています。花は早朝から開花し、暑い晴れた日には早く萎み、曇りや雨の日には夕方まで咲いています。

林床で「ヤマホタルブクロ(山蛍袋)」の花も咲きだしました。

25日は前述の「見たくないもの」などでかなりの時間をとりましたが、納屋照明の取り付け(本日、カテゴリー「昭和の古屋(我が家)」:「漸くアンテナが付きました」に<追加写真>をUPしました)、友人から頂いた品々の整理、お茶の木の剪定などを行い、白子温泉で日帰り入浴し、あっという間に一日が終わりました。

頂いた衣装ケース。

こんなものも。フライパン、紙コップ、石鹸、タオル、お玉、調味料などなど。

皿・小鉢も頂きました。写真には写っていませんが椅子も。

翌日は早朝から樹木の剪定作業などを行った後、我が家を8:00に出発。
9:00から15:00までワークショップに参加し、水屋箪笥の再生(磨きなど)を体験しました。

before。煤で真っ黒ですが無垢の木で出来た水屋箪笥はレトロな雰囲気のある良いものです。

引戸を磨き終わり、真っ黒だったものが、木肌がきれいに見えるように。ガラスは歪みのある大正ガラスです。

after。写真の写りが悪くてすみません。実物は若干ムラはあるものの綺麗に仕上がりました。
5人で作業をしたので個人差が出たようです。

翌27日は、知人と伐採木の立ち合い(引き渡し確認)をしてから、我が家を見て頂き、リフォームのことなど色々と教えて頂きました。
その後、久しぶりに行きつけのアンティーク店に立寄って小物を購入し、帰路に着きました。


珍しい花を見つけました。

2018年05月20日 | 杜の華花(フルハウス)
5月18日(金)、農道を友人と散歩した帰り、我が家の入口付近の林内で友人が珍しい花を見つけてくれました。
10本以上の花が咲いていました。
自宅に帰ってから「山渓ハンディ図鑑 」2冊を首っ引きで探していたら「山に咲く花」編にその花をやっと見つけることが出来ました。
その花の名前は「イチヤクソウ(一薬草)」又は「マルバノイチヤクソウ(丸葉の一薬草)」です。

こんな花が我が家の庭(林床)に咲いているなんて全く気づきませんでした。
葉など詳細を確認しなかったため最終同定は出来ていませんがほぼどちらかだと思います。

この花はイチヤクソウ科で「一薬草」は林内(低山の林内)に生える常緑の多年草、「丸葉の一薬草」は山地帯の林内(深山の林下や湿った草原)に生える多年草とのこと。
「一薬草」の葉には細かい鋸歯と長い柄があり、雌しべが湾曲します。花茎の高さは20cm位で花は白色で2~10個つけます。
「丸葉の一薬草」の花茎は15cm~20cm位でやや赤みを帯びています。花は白色で5~10個つけます。
写真のように花茎が赤みを帯びているので「丸葉の一薬草」かとも思いましたが、山地帯の林内に生えると書いてあるので、我が家は平地なので同定できませんでした。

どちらも花期は6月~7月ですが、今年は気候のせいで少し早く咲いたのかもしれません。
今度、詳細を確認したいと思いますが、どちらであっても私にとっては珍しい花を見つけることが出来て感動です。

<追録>

一週間後には花が散っていました。葉を確認したところ「イチヤクソウ」だと思います。確信はもてませんが。

20年?ぶりのBBQ

2018年05月20日 | 昭和の杜で田舎暮らし
5月18日(金)、友人(3人)と我が家でBBQ。
子供が小さいころ以来なので20年ぶりのBBQになるかなぁ?
前日に材料を購入し、あーちゃんに手伝って?もらって事前に下ごしらえをしました。(ほとんどあーちゃんが・・・。)
キャンプ用品(4/8UP)は自宅から一式持ち込んであるのでセッティングのみです。

エプロン持参でBBQを仕切っていたC.Tさん。C.Tさんは、単身赴任している「いわき市」から4時間かけて駆けつけてくれました。
5月で完全退職となるC.Tさんから単身赴任先で使用していた生活用品を「なんでもあげるよ」とのありがたい申し出を頂き、衣装ケース、椅子、調理器具、調味料などたくさん頂きました。なんとお米まで持参してくれました。
家電関係は会社貸与品なので頂くことはできませんが本当に助かります。ありがとうございました。
我が家はまだまだ生活用品が不足しているのでネットや親族から無料又は格安で譲って頂いて少しづつ揃えています。
また、「いわき市」で作ったという「またたび酒」や「やまもも酒」まで大量に持参してくれました。

この日は曇でしたが早くも蚊が飛んでいたので蚊取り線香を焚きながら柿の木の下でBBQの準備を開始。

BBQと言えば牛肉ですが、ネットでは男子で一人前300gの肉が必要とのこと。私たちは費用面と年齢などを考慮して牛バラカルビを2人前用意しました。炭も20年前のものでしたがなんの問題もなく使用できました。
着火剤なんかいりません。杉の葉の上に薪を置き火をつけると、炭にすぐに火が付きます。

これは「新玉ねぎ(右隅)の丸焼き」2個(アルミホイル包み)です。新玉ねぎは甘くておいしい。

「アスパラとウインナーのホイル焼き」。材料はあら挽きウインナー、アスパラガス、ぶなしめじ。焼きあがったら温泉卵を投入。

麺を入れる前に豚バラ肉を炒める。

「焼きそば」は定番の「まるちゃん焼きそば」。こちらは焼きそばが大好物というK.T君がちゃちゃっと作ってくれました。
もちろん缶ビールで乾杯。(火起こし担当のN.S君にビール代払うの忘れた!)
これで、調味料と材料費一式で約6,000円(1,500円/人)でした。

この後、汗と煙で燻された体を清めに白子温泉に日帰り入浴に。途中まで来たところでC.Tさんが着替えなどを忘れたのに気が付いて我が家に戻るというハプニングがありましたが、入浴後はさっぱりした顔の面々でした。
我が家に戻る途中、スーパーに立ち寄り、晩ごはん、アルコール、つまみなどを購入し、帰宅。夕食には少し早いので農道を散歩。

田んぼをよく見ると気色の悪いピンク色の卵みたいなものものが各所にあるではありませんか。
即座にスマホで調べるとタニシの卵だそうです。よく見ると田んぼにタニシがたくさんいます。納得!

夜はいつもの飲み会となり、酔っぱらって10時過ぎには持参した寝袋で就寝。長距離運転で疲れていたC.Tさんは8:00頃からウトウトとし、9:00にはいち早く寝床に。

飲み会前。右側の瓶が大量の果実酒、焼酎、日本酒

「やまもも酒」を炭酸で割り「スダチ?」と庭で採れた「ユスラウメ」を入れて飲みました。

翌日(19日)は6:00に起床。歩いて近くのコンビニまで朝食を買いに行き、K.T君が20年以上見続けているという朝ドラを見ながら食事。
ハードスケジュールのC.Tさんはこの後、群馬県の天文台に行くとのことで9:00には出発していきました。お疲れさまでした。

残った我々は敷地内を歩きながら植物談義をした後、2020年東京五輪のサーフィン競技会場になっている一宮町の「釣ケ崎海岸」に出かけました。

21~27日、国際サーフィン大会(WSL QS6000 ICHINOMIYA CHIBA OPEN 2018)が開かれ、世界トップレベルのプロサーファーを含む国内外の144人が出場するそうです。外国人の選手もウロウロ(失礼!)していました。

大会は結果が選手の世界ランキングに大きく影響する格付けの高い大会に位置付けられているとのこと。
決勝は27日に予定されていますが、波次第で決勝の日程や試合時間も変更されるそうです。

会場の脇には「ハマヒルガオ(浜昼顔)」の淡紅色の花が咲いていました。

浜昼顔はヒルガオ科の多年草で典型的な海浜植物です。

昼食にはまだ早いのでこのあと「玉前神社」に参拝。

K.T君は3周すると「気を満たす」というので裸足で石の上を4周(+1週は半時計回りをしてしまったようです)し、御賽銭まで入れてきたそうです。かなり痛そう!御利益がありますように!


昼食は一宮町の洋食屋「三輪~MIWA~」(10/25UP)で。(営業日は金~月)

店内(元は蕎麦屋さんでした)

N.S君は「ミックスフライ」、

K.T君はこだわりの「煮込みハンバーグ」、

私は「チキン南蛮フライ」を頂きました。ご飯は十六穀米。コーヒー付きで1,000円。
1泊2日の賑やかで楽しいBBQでした。帰路の途中、「房の駅」でお土産購入して家路に。

余談ですが、歳と共に物忘れや勘違い、人の名前が思い出せないなどが多くなってきました。認知症ではありませんがこの先心配になります。


とらや工房&東山旧岸邸:御殿場市

2018年05月17日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
14日、沼津御用邸記念公園を後にして「とらや工房」と「東山旧岸邸」に行きました。

入口のサイン。ここを入るとすぐの所に山門があります。

黄緑の部分が「とらや工房」の敷地、濃い緑が「東山旧岸邸」の敷地です。

とらや工房

敷地面積:19,106m²、延床面積:538m²、鉄骨造一部木造の平屋。

昭和2年からこの地にある山門。酒井家の別荘の門として建てられたもの。

「とらや工房」は「旧岸信介邸」に隣接する敷地に建てられました。
設計者は、内藤廣氏。建物は庭の広がりを受け止めるように緩やかに湾曲し、喫茶室と販売所の間に作られた半外部空間は、庭の空気を引き込むような緑に溶け込むような空間設計が特徴です。竣工:2007年10月





販売所。奥には厨房があります。

「とらや」と言えば高級羊羹というほど有名で、我々庶民にはなかなか手が出ませんが、「とらや工房」ではお菓子+煎茶のセットで540円で頂けます。これでも庶民にはちょっと贅沢かな?

私は「大福と煎茶」のセット、あーちゃんは「水羊羹と煎茶」のセットを頂きました。


とらや工房の敷地を抜けると首相を務めた岸信介(安倍総理の祖父)の自邸として建てられた「東山旧岸邸」の入口へと続きます。

この岸邸は1965年に建てられた伝統的な数寄屋建築の美と現代的な住まいとしての機能の両立を目指して設計されています。
この邸は建築家・吉田五十八の晩年の設計(作品?)です。

敷地面積は5,669㎡、延床面積は568㎡、木造一部RC造の地上2階建て。

玄関ホール。塩化ビニールやアルミといった工業生産材料が使われています。

書斎兼応接間

和室。吊束を廃止し、欄間を吹き抜けにすることで、すっきりした室内に見せています。

吹き抜けの欄間

和室から見た見事な庭園。

居間。障子は押込戸になっていないが、荒組の雪見障子になっています。岸さんは庭に向かって置かれたソファで庭を眺めるのが好きだったそうです。

居間の照明

食堂。押込戸を利用して、障子・ガラス戸・網戸・雨戸を戸袋に引き込み、庭側が開放となる。

全開した窓から見た庭。まるで額縁に入った名画の様でした。



厨房。お手伝いさんが3人いたそうです。

小川が流れる和風の庭園




旧岸信介邸は2003(平成15)年に御殿場市に寄贈されたあと、一般公開されていますが、2階は非公開です。
2009(平成21)年からは、和菓子の虎屋のグループ会社である(株)虎玄(こげん)が指定管理者として管理運営を行なっています。


なお、とらや工房、旧岸邸共、静岡県景観賞優秀賞を受賞しています。

沼津御用邸記念公園:沼津市

2018年05月17日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
14日(月)、この日も早起き(5:00)して一人沼津駅周辺を散歩しました。

宿泊ホテルのある沼津駅北口広場。宿泊ホテルは「静鉄ホテルプレジオ沼津」で今回で3回目、静岡駅の南側と北側にもあります。
開業4年とまだ新しく、リーズナブルで気に入っています。

朝食は6:30からなので駅北口から南口に回りぶらぶら。
北口は旧国鉄沼津機関区跡を含む大規模空閑地を活用して、静岡東部地域の中心都市としてふさわしい街づくりを目指し、土地区画整理事業が行われました。

南口が商業エリアのメインのようで、商店街が四方八方に広がっています。

1時間半の散歩を終え、ホテルに戻り朝食。アジの開きをメインにセミバイキングで食べ放題。がっつり頂きました。

朝食後、9:00から開園している「沼津御用邸記念公園」に。(東名沼津I.Cから約25分)
明治26年、大正天皇のご静養のために造営された沼津御用邸は昭和44年に廃止され、翌年から沼津市により「沼津御用邸記念公園」として親しまれています。2016年(平成28年)10月には 「旧沼津御用邸苑地」の名称で国の名勝に指定されました。

沼津御用邸記念公園来園口。園内は大きく本邸跡、西付属邸、東付属邸の3つのエリアに分かれています。

西付属邸(旧川村純義伯爵の別荘を宮内庁が買い上げ)

本邸は1945年(昭和20年)7月 沼津大空襲で焼失し、付属邸のみが現存しています。

御用邸として現在も使用されているのは葉山、那須、須崎の3か所。廃止された御用邸は11カ所。

来園口右側にある根上がり黒松。樹齢推定四百年。

大正三年昭和天皇が学習院初等科時代にお乗りになった自転車の複製。

調理室。皇族の食事を作っていた部屋で当時のまま流し台やかまど、天窓などが残っている。

お食堂。皇族が食事を召し上が部屋で椅子は食堂用の皮張り、御紋章入りのも。

照明。いいですね。

謁見所。天皇陛下がご滞在中、来客に面会する時に用いた部屋。床の間側に置かれた玉座用の肘掛け椅子には梨地漆に御紋章の蒔絵が描かれている。

皇族の方々の居住部分として用いていた建物で、御座所(居間)、御寝室、御着替所から成り、全体を御座所と呼んでいました。

手前の部屋が御寝室、奥が御着替所

御玉突所。1922年(大正11年)に増築。

御入浴室。浴槽のない掛かかり湯式の浴室でお湯は外から運んでいた。

湯沸室。ここで沸かしたお湯を調理室や御料浴室に運んで用いました。

海辺の芝生広場。

奥駿河湾の眺め。園外の島郷海岸からは御用邸の松林越しに遠く富士山が見えるそうです。

東付属邸。歩くと10分位かかるので車で移動。

明治36年昭和天皇の御学問所として設けられました。

東付属邸は赤坂離宮の東宮大夫官舎を移築して学問所として使用。

第1学問所(御教室)

室内の様子

この後、御殿場市の「東山旧岸邸」&「とらや工房」に。別ページで。