田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

冬の花:八重咲ストック

2023年12月31日 | 花さんぽ・花めぐり

12月31日の誕生花は「八重咲きストック」などです。

花言葉は「愛の絆」「永遠の美」

’231207 ふなばしアンデルセン公園

八重咲きストック」(Matthiola incana) 和名:アラセイトウ(紫羅欄花)

アブラナ科アラセイトウ属の耐寒性一年草 南ヨーロッパ原産

'231124 矮性品種の’ベイビー’

'100206 白間津のお花畑(南房総市千倉町の白間津地区)ストックなど

本年もつたないblogをご覧いただき、ありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します。

 

 


明日は檜になろう!

2023年12月30日 | 花さんぽ・花めぐり

アスナロ(翌檜)」(Thujopsis dolabrata var. dolabrata

名前の由来は通説(俗説)としてヒノキに似ていることから「明日はヒノキ(檜)になろう」の意と言われている。

別名:ヒバ(桧葉)、 アスヒ(明日檜)など  分布:北海道(渡島半島)・本州・四国・九州

ヒノキ科サスナロ属の常緑針葉高木 日本固有種で一属一種

高さ 10~30m、幹は直立し、樹皮は灰褐色で薄く、縦に裂けて薄くはがれ落ちます。

若枝に厚い鱗片状の葉が対生し、表面は光沢のある緑色で、裏面は白い気孔群が目立つ。

花期:5月 雌雄同株で枝先に小さな雄花または紅色を帯びた淡黄緑色の雌花をつける。

果期:10月 球果はほぼ球形で長さ幅とも 12~16mmくらいです。

 

アスナロの変種「ヒノキアスナロ(檜翌檜)T. dolabrata var. hondae

日本三大美林(木曾ヒノキ、秋田スギ、青森ヒバ)の青森ヒバはヒノキアスナロのこと。

分布:北海道(渡島半島南部)、本州(北部)

茎葉はアスナロと似ているが小さい。毬果も径15~20mmの球形で、アスナロよりもやや小さく、ヒノキに似た感じがある。 

 

高さが1m以下の矮性のヒノキアスナロの園芸品種「ヒメアスナロ(姫翌檜)」(T. dolabrata var. hondae ’Nana’)

同じく斑入りの園芸品種「フイリアスナロ(斑入り翌檜)」(T. dolabrata var. hondae ’Variegata’)


みかんのあれこれ

2023年12月29日 | 花さんぽ・花めぐり

22日のblogに、「温州みかん」には多くの品種があるが、古くから三ヶ日、有田といった産地名がブランドされていることを書きました。

先日、高知の義理兄姉から「山北みかん(温州みかん)」↑を頂きました。

産地は高知県一のみかんどころ、香南市香我美町山北地区です。

果皮が薄くやわらかなで、甘さと酸味の絶妙なバランスがよい、とても瑞々しいみかんです。

品種名は収穫時期から中生(なかて)温州’南柑20号’ではないかと思われます。(興津早生かも?)

 

少し前の話ですが、11月8日に東京・太田市場の初競りに「西宇和みかん」(愛媛県)が出荷され、桐箱入りの日の丸みかん(20㎏、210個)が、なんと150万円で落札されたそうです。

出典:JAにしうわ

ご祝儀相場でしょうが、3年連続同額での最高価格とのこと。1個なんと約7,140円。1個ですよ!

販売平均価格は358円/kgで、こちらも過去最高価格を更新したそうです。こちらの品種も中生温州’南柑20号’です。

JAによると、今シーズンは、9月以降も気温が高いのが続き、雨も少なかったため、この4,5年で最も甘いみかんに仕上がったそうです。

 

我が家は通常、「小みかん(無核紀州)」を食べていますが、先日、奮発して愛媛県産の「紅まどんな」(2個)と「あいか」(4個)を購入してきました。味見程度の量ですが、半分は義母にあげました。

品種名は両方とも愛媛果試第28号’です。収穫時期は、12月~1月。

'231226 左から「紅まどんな」「あいか」「小みかん」

「紅まどんな」は、重さ250gほど。大玉で糖度が高く、香りもいい。

果皮は濃橙色で薄く、やや皮が剥きにくいため、カットしていただく。「ゼリーのようなとろける食感」と言われます。

JAを通し、一定の基準を満たしたものが「紅まどんな」として出荷され、基準を満たさなかったものは「あいか」の名前で流通。

JAを通していないものは「愛果28号」や「瀬戸のまどんな」「媛まどんな」などの名前で流通しているそうです。

 

日本に自生する柑橘類(日本固有種)は「タチバナと「シークワーサー(掲載済)」の2種。

柑橘類とは、ミカン科のミカン属・キンカン属・カラタチ属に属する植物の総称です。

タチバナ橘)」(Citrus tachibana)は、古事記や日本書紀に登場し、奈良時代初期に橘姓が誕生する古くから日本人と関わりをもった柑橘類。

別名:ヤマトタチバナ、ニッポンタチバナ

タチバナはミカン科ミカン属の常緑小高木。

沖縄から静岡までの温暖な気候の海岸地域に自生、国外では台湾、済州島に分布

果期:10~12月に橙黄色~橙色に熟します。1個あたり30g程度で、果実の直径は2.5~3cm程でとても小さく、形は扁平な形をしています。

酸味が強く、種も多いため、食用にはあまり向いていません。

現在のタチバナは一部でマーマレードなどに加工されてはいますが 、商業果実としての役割は事実上存在しないそうです。

なお、タチバナが親しまれたのは、食用の柑橘としてではなく、白い花と長寿瑞祥を想起させる鮮やかな常緑との組み合わせが縁起のいいものとして、家紋↑や勲章のデザインとして愛されたからとのこと。(出典:日本の香酸柑橘:吉田宗弘

近縁種の「コウライタチバナ(高麗橘)」(C. nipponokoreana


夏~冬の花:パキスタキス・コッキネア

2023年12月28日 | 花さんぽ・花めぐり

千葉県で大繁殖しているシカ科の特定外来生物キョンですが、市原市より南に定住し、君津、鴨川、大多喜町の山林には特に多くいるそうです。

県内には7万1500頭ほどが生息しているので、我がフルハウスの周辺に現れるかもと思っていたら、すでに県北西部に広がっていて、なんと利根川を渡って茨城県に出没したそうです。

伊豆大島(大島町)でも動物園から逃げ出したキョンが野生化し、1万7千頭ほどが生息し、農産物被害がでているとのこと。

繁殖力が旺盛で駆除しても追いつかないそうだ。

我がフルハウどころか、江戸川を渡って都内に出没するのも時間の問題のようです。

パキスタキス・コッキネア」(Pachystachys coccinea) ガイアナ(南米)原産

別名:ベニサンゴバナ(紅珊瑚花) 英名:Cardinal's guard(カーディナルズ・ガード

キツネノマゴ科ベニサンゴバナ(パキスタキス)属の常緑低木 樹高:1~2m

花期:夏~冬(原産地では周年開花)

長さ20㎝ほどの緑色の苞から長さ5㎝の鮮やかな緋紅色の唇形花を咲かせます。

葉は対生し、葉身は10~20cmの卵形から楕円形で全縁。


サイカチの豆果

2023年12月27日 | 花さんぽ・花めぐり

先日、かみさんがアニメ『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子の幼少期の自伝的物語)を見に行くという。

一緒に行って別の映画を見ようかと思いましたが、”濡れ落ち葉”になるので止めました。

小説は現在までの発行部数は、日本国内で800万部、世界で2500万部を突破、20以上の言語で翻訳され、35カ国以上で愛読されているそうだ。

なんとかのC国(2003年発売)ではベストセラーになり1600万部を記録しているというから驚きである。

1981年に出版され、今年、続編が42年ぶりに出版されたそうだ。俺も読んでみるかな?

 

'201111「サイカチ(皁莢)」(Gleditsia japonica) 別名:カワラフジノキ(河原藤木)

名前は古名の「西海子(さいかいし)」または漢薬名の※「皁角子(さいかくし・そうかくし)」に由来。

※皁角子とは種子に熱湯を通して天日で乾燥させたもの。

マメ科サイカチ(グレディトシア)属の落葉高木 本(中部地方以西)・四・九、朝鮮・中国に分布

樹高は20mほどになり、樹齢数百年というような巨木もある。

幹は真っ直ぐのび、幹や枝には枝の変化した大きな鋭い分岐した刺が多数ある。

花は長さ10~20㎝の総状花序を出し、5~6月頃、小さな淡黄緑色の4弁花を咲かせる。

花弁は4個、同じ株に雄花、雌花、両性花がつく。雄しべは8個、雌しべは1個。

葉は互生してつき、1~2回の偶数羽状複葉、長さ20~30㎝ほど。

小葉は8~12対、長楕円形で長さは2cmほど。若葉は食用できる。

未熟果は緑色

豆果は秋に熟し、長さ20~30㎝ほど。扁平でねじれた莢果をつけ垂れ下げる。種子は長さ1cmほど。

'210121 まだ、豆果がたくさん残っています。

'220222 落果すると一瞬、蛇かと。

 

'221026 同じ仲間の「アメリカサイカチ’サンバースト’」(G. triacanthos 'Sunburst')

'220506 鋭い刺のある「アメリカサイカチ」の刺のない園芸品種

'220506 新芽は黄色で美しい。

'220506 花期:5月、花序を下垂させ、甘い芳香のある小さな黄緑色の花を咲かせます。