田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

春の花:羽団扇楓

2023年03月31日 | 花さんぽ・花めぐり

2018年に完全退職して、早や5年。1/62~1/67はあっという間でした。(ジャネーの法則)

ブログ、花・写真、ボランティア、二地域居住などを楽しんでいますが、今のところ暇を持て余すことはありません。

今日はこれから友人とフルハウスに一泊二日で行ってきます。

来週からは’筍掘り隊’が来るので事前の準備もしておきます。

今年は温暖でたぶん筍がもう出ていると思います。

'230319 つくば植物園

ハウチワカエデ(羽団扇楓)」(Acer japonicum)の花が咲きだしました。

名前は葉が天狗の羽団扇(はうちわ)に似ることに因みます。

'220406 4~5月、若葉と同時に散房花序を出し、暗紅紫色の花をつけます。 

別名:メイゲツカエデ(名月楓) 英名:fullmoon maple(フルムーンメープル)

'230319 ムクロジ科カエデ属の落葉高木 樹高:10~15m

日本固有種(北海道・本州に分布) 雌雄同種

'220506 葉は、カエデ類の中では大きく長さ7~12 cmで、掌状に浅く9~11裂し、縁には重鋸歯があります。

若枝は紅紫色を帯びている。若い葉や葉柄に白い軟毛がある。

'211117 秋には黄色から赤色に紅葉します。

'210610 園芸品種には「オオタキ(大滝)」↑(Acer japonicum ’Otaki’)などがあります。 

葉は基本種より大きく、掌状に浅く11~15裂します。


冬~春の花:アネモネ

2023年03月30日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日は、孫のサッカーの練習後にグランドまで迎えに行き、午後からつくば植物園に連れて行きました。

今回で2回目。バナナやカカオ、野菜の花には特に興味を示し、写真も撮っていました。

今春、小学3年生なるので「理科」の授業が始まります。

実物(植物の多様性)を見て知的好奇心を育んでくれればと思います。

アネモネ(Anemone)属は北半球の温帯から亜寒帯にかけて約120種が分布しています。日本には12種。

ホルテンシス(A. hortensis)、コロナリア(A.coronaria)、パボニアナ(A.pavoniana)、フルゲンス(A.×fulgens)など。

和名:ボタンイチゲ(牡丹一華)など 地中海沿岸原産

キンポウゲ科イチリンソウ(アネモネ)属の多年草(球根) 全草に毒有り

草丈:25cm~40㎝。花期:2~5月 花色は紫や白、赤、桃など

フルゲンスが交雑した中から選抜されたのが「アネモネ・コロナリア」(A. coronaria

アネモネと言えば園芸的にはロコナリアを指すのが一般的とのことです。

’ポルト’ A.coronaria  ‘Porto’)大輪一重咲き品種。草丈は20〜30cm。

シックなワインレッドの’チョコレート’ A.coronaria  ’Chocolate’)

八重咲の花もあるそうです。

大輪系で多花性の’アヤカ(絢花)’ A.coronaria  ’Ayaka’)

フランス~トルコ原産「アネモネ・パボニアナ」(A.pavoniana

つくば植物園の名板では「パボニアナpavoniana)※ネットではパボニア(pavonina)との記載が多いが?

※本日で全15,816枚(使用容量  2.332GB / 3GB)UPしました。

 

 


鉄砲百合’日の本’

2023年03月29日 | 花さんぽ・花めぐり

先日(3/16)、「埼玉県花と緑の振興センター」の露地に「テッポウユリ(鉄砲百合)」の花が咲いていました。

なんとも季節外れのような気がして調べてみました。

テッポウユリ」(Lilium longiflorum)の’ヒノモト(日の本)’という品種です。

テッポウユリの開花期は6~7月。なのになぜこの時期に?

「日の本」は屋久島の野生種から選別された品種で他との交配はされていない原種の系統。

世界的にみても鹿児島県にある沖永良部島だけで生産されている超限定的な品種とのことです。

テッポウツリの球根は、そのまま植えたのでは翌年の初夏まで花は咲きません。

しかし「特別な処理」をする事で、早ければ10月頃から花を咲かせる事が可能となり、切り花として市場に出荷されるそうです。

'230113 真冬の開花を可能にした「アイスチューリップ」↑も特別な冷蔵処理をして12~1月に開花させています。

ユリの球根も、冬の寒さに一定期間当たった後に春の暖かさにあうことで芽が出て成長します。

その性質を利用して、咲かせたい時期に合わせて球根を冷凍した「冷凍ユリ」というものがあり、秋でも冬でも咲かせることができるそうです。

露地植えされていたテッポウユリはこうして咲かせたものしょうか? 


春の花:土佐水木、日向水木、支那水木

2023年03月27日 | 花さんぽ・花めぐり

今の時期、トサミズキ(奥)、ヒュウガミズキ(手前)、シナミズキの黄色い花が咲き誇っています。

4種共、マンサク科トサミズキ属の落葉低木

花期:3~4月、花は葉の展開前に開花します。

トサミズキ(土佐水木)」(Corylopsis spicata) は日本固有種(高知県) 準絶滅危惧 (NT)

ヒュウガミズキと比べ枝が太く、樹高は2~4m

花序は長さ約4㎝、花の数が7~8個で淡黄色の花が下垂する。葯は暗赤色

雄しべは、花弁より長く、雄しべが突き出る。

 

ヒュウガミズキ(日向水木)」(Corylopsis pauciflora)は日本(近畿地方の石川県~兵庫県)、台湾原産

明智日向守光秀の所領だった丹波の国に多く産したからといわれる。 

別名:イヨミズキ、コバノトサミズキ 枝は細く、よく分枝し、樹高は2~3m

花序は長さ約2㎝、花の数が1~3個と少なく、下垂する。花は黄色、長さ約1.5㎝。葯は黄色

 

シナミズキ(支那水木)」(Corylopsis sinensis)中国原産

花には良い芳香があることから、別名ニオイトサミズキ(匂土佐水木)と呼ばれます。

花序は長さ3~4㎝で、トサミズキに比べ花が大きく、花数は10~15個と多い。樹高:2~4m

また、雄しべが花弁の内側にとどまり、その先端の葯が暗赤色ではなく、濃い黄色

トサミズキの花弁は真下に向かって開くが、シナミズキは斜め下を向き、纏まって大きく広がらない。

 

ヒマラヤトサミズキ(ヒマラヤ土佐水木)」(Corylopsis platypetala) 

中国原産 樹高:1~2m

葉は互生し、広卵形で鋸歯がある。花は淡黄色で芳香がある。

花序は長さ25mmで下向きに垂れ下がる。