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気ままに生活してるシニアの残日録

映画「FALLフォール」を観た

2024年04月10日 | 映画

AmazonPrimeで映画「FALLフォール」を観た。2022年、107分、イギリス・アメリカ合作、監督スコット・マン、原題:Fall。映画ポスターを見て気になっていた映画、レビューの評価が高いので見ようと思った。内容はサバイバルものだ。

山でのフリークライミング中に夫を落下事故で亡くしたベッキー(グレイス・キャロライン・カリー)は、1年が経った現在も悲しみから立ち直れずにいた。親友ハンター(バージニア・ガードナー)はそんな彼女を元気づけようと新たなクライミング計画を立て、現在は使用されていない超高層テレビ塔に登ることに。2人は老朽化して不安定になった梯子を登り、地上600メートルの頂上へ到達することに成功。しかし梯子が突然崩れ落ち、2人は鉄塔の先端に取り残されてしまい呆然とするが・・・・

観た感想を述べてみたい

  • あり得ない設定がいろいろあるが、素直に楽しめた
  • この映画を観る直前にNHKの「新プロジェクトX」第1回東京スカイツリーを観ており、600メートル以上の高さに対する恐怖や高いところでどんなことが起りうるのかイメージできていたので、あり得ない設定が多いと感じたが、それでもハラハラして、手に汗が出てきたのは監督の腕でしょう。
  • あり得ないと思う設定は、高さ600メートルのテレビ塔に昇れば途中から風速10メーター以上の風に吹かれると思うがそのリアル感が無い、テレビ塔に昇ったあとベッキーが下に転落しロープ1本でハンターと繋がり、そのロープでベッキーを引っ張り上げるが現実にはそんなことは不可能だろうし、太陽を遮るものが全くないところで3日間以上いれば熱中症や日焼けで絶えられないはず、また、夏でなければ夜は相当寒くなるはずだが、その辺は全て無視であった
  • 以前「インポッシブル」というサバイバル映画(2012年製作/114分/スペイン・アメリカ合作)を観てやはり面白いと思った。これはインドネシアに親子5人で来ていた家族がスマトラ沖地震による津波ではぐれ、海の上にひとり取り残された主人公の母親(ナオミ・ワッツ)を中心に家族の生き残りを描いた実話だが、こちらの方がまだ有り得るなと思えた(実話だから当然だが)
  • テレビ塔に昇ったあとで、どうやってサバイバルするか、携帯電波が届かないところでどうやって地上に連絡するか、食物がないのにどうやって体力を温存するのか、などについては、観ている途中から「どう展開させるのかな」と思っていたが、いろいろうまいアイディアで楽しめた
  • 最後にベッキーは救出されるのだが、これをどうやって行ったのかは映画には出てこなかった、それはそれで大変な作業だと思うが、そこまでやってほしかった

ハラハラして面白い映画でした、映画館で観た方が迫力満点で楽しめるでしょう、ただ、高所恐怖症の人は観ない方がよいでしょう



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