特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について


■今後のボランティアバス活動予定
第10回 5月25日(土) ≫ 26日(日)
※現地との兼ね合い、また定員数に満たない場合などで変更になることもあります。

第3回震災孤児遺児交流企画「でらえぇ~友だちつぐっぺぇ笑顔プロジェクト」報告書完成!

2014年07月28日 19時34分19秒 | [震災孤児遺児交流企画]でらえぇ~友達つぐっぺぇ笑顔プロジェクト

2014年3月に行われた、「でらえぇ~友だちつぐっぺぇ2014笑顔プロジェクトin名古屋」の報告書が完成いたしました。

下記リンクから申し込みしてDLしてください。

http://aichiborasen.org/2014deraee_nagoya_houkoku

【第3回報告書より】
今回、自分は初めてこの“でらえぇ~”に参加しました。振り返ってみるとあっという間で、今思い返してみても非常に意味のある活動だったと思います。
当初、自分はこの活動に関わらず、ボランティアとは独りよがりで自己満足な活動だと思っていました。自分は震災を経験したわけでもなければ、家族を失ったわけでもありません。何不自由なく生活している自分が震災を経験した人達に何かをしたところで、それは自己満足や偽善なのではないかと逡巡しました。そんな自分が参加を決意した裏側には、「やらない善よりやる偽善」という某漫画の台詞がありました。偽善でも行動を起こすことに意味があり、そうすれば何か分かるかもしれないと思い参加しました。
準備の段階では、相手にとって意味のある活動なのか、と自問する事が多く、当日を迎えても明確な答えは出ませんでした。彼らは震災を経験して大きな傷を抱えているから自分とは何か違うのではないかと緊張しながら対面しました。しかし、実際の彼らは気さくで、自分は考えすぎだったのではないかと少し安心しました。多くの企画の中で、最も印象的だった企画が“語る会”でした。二日目の最後に行われたこの企画で初めて被災者としての彼らの一面を目の当たりにし、最初の安堵がまた緊張に変わりました。厳かな空気の中、彼らの紡ぐ言葉の隅々までも聞き漏らすまいとして集中することしか出来ず、当事者が語る震災の重みを噛み締めました。その中で様々な東北の参加者から、「この企画に参加出来てよかった」という言葉を聞き、その時初めて自問の答えが出たような気がしました。東北の学生をもてなそうと名古屋の学生が四苦八苦しながら進めてきた“でらえぇ~“は、双方にとって意味のある活動だったと確信しました。
震災の事がメディア等で取り上げられる機会も少なくなってきていて、忘れられがちですが、今でも天災の傷跡は存在し、被災された方々が今もなお強く立ち直ろうとしているのは事実だとよく分かりました。何かしたいけれども何をしていいのか分からない、という人は多いと思います。しかし、腫れ物に触れるかのように敬遠し、遠慮することは、震災という確固たる事実から目を背けていることと同義なのかもしれません。何が意味のある行動なのか、初めは分からなくても後から分かることもあり、まずは行動を起こしてみることが大切だと学ぶことが出来ました。
“でらえぇ~“は単発な活動ではなく、次に続いていきます。今回「意味のある」と感じたこの活動を更に発展させる為にも、また何かしらの形で携わることが出来たらと思います。

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