特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

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十八成浜・桃源郷プロジェクト 石巻市も推進へ!

2014年10月06日 17時48分53秒 | [東日本大震災]宮城県牡鹿半島十八成ボランティア

代表の久田です。

石巻かほく(10月3日付)一面トップで、「砂浜よみがえれ 十八成浜、白浜の再生・整備計画まとめる 石巻市」との記事が掲載されました。なお、白浜は十八成浜の北にある白浜ではなく、石巻市北上町十三浜にある白浜海水浴場のことです。

その記事の中で、十八成浜に関することをコピー&ペーストします。

 石巻市は、東日本大震災で大きな被害を受けた十八成浜、白浜両地区の砂浜再生・跡地整備計画をまとめた。十八成浜は地盤沈下で消滅した砂浜を再生し、2019年度の海水浴場開設を目指す。砂浜の再生や付帯施設の復旧で、地域の再興と観光振興を図る。

市によると、震災の影響で十八成浜は約1.2メートル地盤沈下し、砂浜は海面下に消えた。市は昨年度、砂浜再生可能性調査を実施し、海水浴場整備が地域と観光業再生に不可欠と判断した。

 計画では、延長360メートルの防潮堤を新設し、このうち190メートルは砂浜再生のため、現在の県道から最大約37メートル陸側に整備。県道は撤去され、掘削後に砂を投入し、砂浜(約6000平方メートル)を形成する。便益施設としてトイレ、シャワー室、更衣室などのほか、海水浴客らの憩いの場となる海浜公園(4000平方メートル)を整備する。駐車場や民間店舗用地も設ける。

 海水浴場や付属関連施設の管理運営は、地元住民との協働を基本に、住民組織への委託を想定している。当面は1万人、将来は3万人の集客を目指す。

 15~17年度、砂浜や施設の実施設計などを進め、18~19年度の工事を予定する。財源は国の復興交付金などを充てる。現時点での概算事業費は約8億2000万円と見込まれる。

 

 上の図面をご覧ください。現在の県道2号線を撤去し、新県道2号線は現在より30m以上山側になります。赤い点線で囲われたエリアが砂浜再生を調査したエリアで、石巻市はこの調査を経て、陸地部分の赤いエリアで砂浜の再生は可能と判断しました。記事の中に「砂を投入」とあるのは、砂浜を作るため「呼び砂」的に砂を入れ、砂浜の再生を図るものです。十八成浜の淀川(憩いの家の前の川)には砂浜ができつつあります。現在の県道2号線を撤去することで、少し後ろに新しい砂浜が形成されることになります。なお、鳴き砂を戻せるかどうかは今回の中では考慮に入れていません。まずは砂浜再生からです。

海浜公園は黄色い細いライン(遊歩道)より山側のエリアです。ここは津波に浸かったエリアで住宅は建てられません。行政が買い取ることになっており、そこに砂を投入し、海浜公園とし、トイレ、シャワー、更衣室、店舗用地などを確保します。駐車場は新県道の北側にも予定されています。

「海水浴場や付属関連施設の管理運営は、地元住民との協働を基本に、住民組織への委託を想定している。」とある住民組織は一般社団法人十八成ビーチ・海の見える丘協議会が想定されていると思われます。

「当面は1万人、将来は3万人の集客を目指す。」とありますが、震災前の十八成海水浴場へは約1万人の人が訪れていました。これを当面の目標とし、さらに魅力ある集客を工夫することで、3万人の集客は可能と考えられます。

 

「十八成浜・桃源郷プロジェクト」は、砂浜の再生と海浜公園、そして1,800本の花の咲く木の植樹を2020年頃までの目標としています。砂浜の再生と海浜公園は石巻市と十八成協議会の協働で、1,800本の植樹は十八成協議会と愛知ボラセンの協働で推進していくことになると考えています。

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「十八成浜・桃源郷プロジェクト」 はじまります

2014年10月06日 15時44分44秒 | [東日本大震災]宮城県牡鹿半島十八成ボランティア

代表の久田です

「桃源郷プロジェクト」・・・事の始まりは仮設住宅にお一人でお住まいのKさんが「十八成はお花がいっぱい咲いていて、海も砂浜もきれいで、それはもう“桃源郷”のようでした。皆さんに昔の十八成をお見せしたい」と、2013年8月の第100回現地ボランティアの時におっしゃったことからです。

それから数ヶ月後、仮設住宅班長の阿部恭一さんが、「十八成浜の砂浜が戻るのにはもう少し時間がかかる。その前にきれいな花が咲く、きれいな十八成浜にしたい。十八成浜を昔のような桃源郷にしたい。震災後、初めて何かやろうという気になった」と話されました。そして、阿部恭一さんは何人かの地権者の方から、山林に植樹をする許可をもらわれました。

一般社団法人十八成ビーチ・海の見える丘協議会は2014年7月20日に役員会(参加:沼倉健一、及川伸太郎、阿部恭一、阿部邦子、久田光政)を開催し、誰が責任者になって進めていくのかという議論の中で、今まで下準備をしてきた阿部恭一氏が「今後の生きる目標と思って精一杯させていただきます」と力強く述べ、十八成協議会役員会で桃源郷プロジェクトを承諾しました。

阿部恭一氏は愛知ボランティアセンターに協力を依頼。愛知ボラセンは十八成協議会が進める「桃源郷プロジェクト」を全面的に協力させて頂きたいと考えています。

さて、今年の植樹は、神明神社付近(老人憩いの家近く)の山の斜面と、葉の木沢の土の仮置き場になっている所の北側の斜面を予定しています。10月~11月にかけて、両地域に鹿害対策のネットを張り、その上で、神明神社付近には1月にヤマザクラ30本、葉の木沢付近には11月にアーモンド100本を植樹をする計画です。

そのために、当面10~1月の「くぐなり食堂」はお休みさせて頂きます。その後はネット貼りの進行をみながら「くぐなり食堂」の再開時期を判断したいと考えていますが、遅くとも2月からは再開する予定です。12月20日(土)餅つき大会です。

なお、くぐなり食堂ニュースを持参して、十八成浜の皆さんのお宅を訪問させて頂く「心配り・心拾い班」の活動は従来の5班体制から3班体制で継続します。

125回 10月11日(土) 葉の木沢鹿害対策ネット張り1

126回 10月25日(土) 葉の木沢鹿害対策ネット張り2

127回 11月 1日(土) 神明神社付近鹿害対策ネット張り1

128回 11月22日(土) 葉の木沢アーモンド植樹

129回 12月 6日(土) 神明神社付近鹿害対策ネット張り2

130回 12月20日(土) 歳末吉例 餅つき大会

131回  1月 3日(土) 鹿害対策ネット張り 予備日(必要なければ「新春くぐなり食堂スペシャル」=12月6日に判断)

132回  1月24日(土) 神明神社付近ヤマザクラ植樹

133回  2月 7日(土) くぐなり食堂再開

  

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