特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

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「でらえぇ~友達つぐっぺぇ笑顔プロジェクト」第4回と第5回の活動報告書をアップしました。

2015年06月03日 05時33分04秒 | [震災孤児遺児交流企画]でらえぇ~友達つぐっぺぇ笑顔プロジェクト

みなさん、こんばんは。

いや、おはようございます。

夜なべ作業がまずいと思いつつ、、、

時間を費やしている倉です。

 

さて、掲題の通りですが、

「でらえぇ~友達つぐっぺぇ笑顔プロジェクト」の活動報告書をアップしました。

 

第4回(2014年夏に宮城で開催)

そして

第5回(2015年春に愛知で開催)

の2つをアップしました。

▼「でらえぇ~友達つぐっぺぇ笑顔プロジェクト」詳細はこちらから
http://aichiborasen.org/deraee 

▼第5回「でらえぇ~友だちつぐっぺぇ2015笑顔プロジェクトin名古屋」活動報告書はこちら
http://aichiborasen.org/deraee_2015_spring_nagoya 

▼「第4回でらえぇ~友だちつぐっぺぇ2014~笑顔プロジェクトin石巻・十八成浜~」活動報告書
http://aichiborasen.org/deraee_2014_summer_ishinomaki

 

ぜひ、ご一読ください。

 


さて、東北の学生の感想を紹介いたします。

「第5 回でらえぇ~友だちつぐっぺぇ2015 笑顔プロジェクトin 名古屋に参加して感じたこと」

 

私にとってでらえぇ~はかけがえのない場所です。

 

なくてはならない場所です。私はこれまで4 回でらえぇ~に参加してきました。

 

でらえぇ~は毎回楽しさが違います。

 

でらえぇ~の魅力はたくさんありますが、その中でも特に「語りの会」の時間はとても大切です。

 

語りの会では毎回心が痛くなり、涙が出ます。

 

でもみんなの想いを共有できる大切な大切な時間です。

 

私はこの語りの会がなければ、震災で父を亡くしたという事実に一生向き合うことができなかったかもしれません。

 

一生震災について悩んでいたかもれません。

 

私が今こうして前を向いて生きていこうと思えるのは間違いなく語りの会の時間があるからです。

 

そしてでらえぇ~があるからです。

でらえぇ~は回数としてはまだ5 回しか行われていません。

 

多くて5 回しか会ったことのない友だちなのに、なぜか毎回みんなに会うたびに昔から友だちだったような感覚になります。

 

今回の第5 回のでらえぇ~も初めましての子もいれば久しぶりに会う子もいました。

 

はじめはみんな少し緊張していますが、帰る頃にはお別れが嫌で嫌でしょうがありません。

 

名古屋と東北の心は常に隣同士なのになんでこんなに距離が離れているのだろうっていつも思います。

 

なぜ、私がこんなにでらえぇ~が大好きなのか私にもはっきりとした理由はわかりません。

 

でも、自分に何かあった時に一番に頼れる、頼りたくなるのはでらえぇ~のみんななのです。

 

でらえぇ~は私の心の支えでもあります。学校が忙しくて投げだしたくなる時もあります

 

が、あと○ヶ月後にはでらえぇ~があるからみんなに会えるといつも自分を励ましていま

す。

 

それほどでらえぇ~の存在は私のなかでは大きいのです。大袈裟に聞こえるかもしれま

せんが、本当です。振り返ってみるとこうしてでらえぇ~の存在を実感できたのも、第1回のでらえぇ~があったからだと思います。

 

第1回のでらえぇ~がなければ今回の第5回のでらえぇ~はありません。

 

私は第1回のでらえぇ~で今まで心の中に溜まっていたものをみんなと共有することができました。それからでらえぇ~がなくてはならないものになりました。

 

それだけ初めてでらえぇ~に参加する子にとって、でらえぇ~はかけがえのないものだと思います。

 

次は第6 回のでらえぇ~ですが、初めてでらえぇ~に参加する子にとっては第1回のでらえぇ~なのです。

 

ですから私が第1回に参加したときに感じたことを初めて参加する子にも感じてほしいとこの第5回のでらえぇ~を通して思いました。

 

そして東北の子は名古屋へ、名古屋の子は東北へ帰ってきたくなるようなでらえぇ~を築いていけたら良いと思います。

 

でらえぇ~の楽しさは毎回違うと言いましたが、語りの会も毎回違います。震災当時の辛

い想いを話す人、今の心境を話す人、友だちのことを話す人、いろんな人がいます。今回の語りの会もみんなのいろんな想いがありました。

 

そこで私が感じたことはたくさんあります。

 

私は震災のような経験はもう二度としたくありません。誰にも経験してほしくはありま

せん。

 

でも震災から得たことはたくさんあります。

 

それは「大切な人は大切にしてほしい」ということ。

 

「もしかしたら自分の大切な人が明日自分の前からいなくなってしまうかもしれない」ということ。それは誰にでも同じ確率で起きてもおかしくはありません。

 

今までは主観的に自分の想いを話していましたが、この5 回を通してある意味震災のことを客観的に考えることができたのだと思います。これは私のなかでも成長だと感じています。

 

震災の経験を次世代にどうつなげていくか。残された私たちに任された大事な課題だと思います。

第1回からの語りの会を通して、みんなの想いを聞いて、私は「大切な人は大切にしてほしい」という自分が一番根っこに持っている想いに気づくことができました。

 

そのことを実感できたのはこの第5回のでらえぇ~です。

 

ですから私にとってでらえぇ~はかけがえのない場所であり、原点でもあるのです。

 

そしてこれからもずっとずっと携わりたいと思うものなのです。

 

いつも素敵な時間を作ってくれる名古屋の学生、大人の皆さんには本当に感謝していま

す。

なかなか感謝の気持ちを伝えることができなかったと思うので、ここで感謝の気持ちを

伝えたいと思います。

 

いつもありがとう。そしてこれからもよろしくね。

 

また会えるのを楽しみにしています。

(第5回 東北学生の感想)


 

 

 

今後とも、でらえぇ~友達つぐっぺぇ笑顔プロジェクト・愛知ボラセンをよろしくお願いいたします。

 

 

 

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