特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について


■今後のボランティアバス活動予定
第10回 5月25日(土) ≫ 26日(日)
※現地との兼ね合い、また定員数に満たない場合などで変更になることもあります。

スタッフ田中より豊野地区応援活動報告とご協力のお願い

2019年10月29日 20時16分38秒 | 【令和元年(2019)東日本台風】長野市ボランティア

こんばんは。スタッフ田中です。

26日出発のボラバスに乗り、長野市豊野地区へ応援に行ってきました!!

 



 

ボランティアバスで伺うのは初めての豊野地区。

私は「心配り班」と住民の方からのお困りごとの集約を担当しました。

 

心配り班は各チーム3人の6班。

「ソウル屋」さんが名古屋からボラバスに合わせて、トック(韓国風雑煮)とキムチの食事提供をしに来てくださったので、

住民の皆さんにお昼ごはんのお誘いをしながら、一軒ずつ丁寧に地域を回りました。

 

今回はニーズ拾いを目的としていなかったのですが、どんどん出てくるお困りごと。

お話を伺うと、2mを超える水が豊野地区を飲み込んだとのこと。

 

「あそこまで水が来たの。」そう水位を指差し教えていただきました。

 

よく見ると、あちこちに水圧で割れた窓。

道路脇には、雨に浸かってしまい使えなくなってしまった被災物の山がそこらじゅうに積まれていました。

昨日まで電気が復旧しなかったお宅もありました。

避難所にいらっしゃり、留守のお宅もたくさんありました。

 

発災から2週間も経っています。

きっと心も体もボロボロだと思います。

 

ニーズの多くは、家の前に積まれた被災物の輸送や、側溝の泥だし、床下の泥だし、荷物の運び出しなど。

しかしながら、私たち51人では、中央組コミュニティセンターを復旧するのに精一杯で、ほとんどのお宅のニーズを受けることが出来ませんでした。

2週間経っても手付かずの場所もありました。

地域の方からのお困りごとを伺うたびに各班の班長さんから掛かってくる電話から、《なんとかできませんか。》というメンバーの想いが苦しいほど伝わってきました。

地域を回って、お顔を見て話をした心配り班の皆さんは本当に悔しい思いしたと思います。

それでも最後まで精一杯笑顔でお声掛けを続けてくれました。

 

留守のお宅や作業中のお宅も多く、お昼ごはんには出て来てくださらないかなぁと勝手に思っていたのですが、

本当にたくさんの方が来てくださいました!(列ができるほどです!!)

「さっきはありがとう~」なんて声も聞けました。

ソウル屋さんが作ってくださったトック(韓国風雑煮)もキムチもとってもおいしくて大好評!!

お隣さんから美味しいよと聞いたからきたわ~なんて方もいました。

ボランティアの若者の中には、3回も4回もおかわりした人もいて、400食があっという間になくなりました。

 

よかったらお鍋も持ってきてくださいね、とお伝えしたのですが、

「お鍋は水につかっちゃってないのよ」と聞き、考えればわかったはずなのに、ハッとしました。

当たり前にあったものがない。当たり前にあった生活がない。

改めて自然の猛威、水の恐ろしさを感じました。

 

未だ泥まみれのお宅、泥を出し何もなくなってしまったお宅、

それぞれのお宅を拝見し胸が詰まる思いでした。

しかし、豊野地区は、皆さんがお互いに声を掛け合ったり、助け合ったりしており、とても素晴らしいコミュニティーでした。

豊野の被災状況は悲惨です。でも、この地域の方々の強いつながりがきっと復興への大きな一歩一歩になるのだろうと感じました。

愛知ボラセンとして、そのお手伝いが1回でも多く出来ればいいなと思います。

 

最後に、今回ご協力いただいたボランティアさんの感想をご紹介させていただきます。

※SNSからの転載です。ご本人に許可をいただいています。

 



 


市会議員の青木さんが愛知ボラセンのブログにコメントしてくださいましたのでそちらも掲載します。




 

 

次回のボラバスは、11/2(土)~3(日)です。

もしご都合のつく方がいらっしゃいましたら、どうかお力添えをお願いいたします。

お申込みはこちらから→ https://www.aichiborasen.org/

 

 

 

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【活動報告】長野市豊野地区応援ボランティア活動報告(武内報告版)

2019年10月29日 14時43分14秒 | 【令和元年(2019)東日本台風】長野市ボランティア
こんにちは。
愛知ボランティアセンター理事の武内です。
 
今回活動したコミセンは、一歩入ると床は泥で覆いつくされ、臭いもかなりありました。
泥は水を含んでいて、ぬかるみ、何度か滑って転びそうになりました。
浅川を越えた水は、階段の踊り場手前まで来ており、
活動は建物一階のすべてと階段をきれいにすることでした。
 
 
和室、台所、トイレ、階段に分かれて、それぞれ丁寧に仕上げていきます。
【和室】 
和室の畳み上げ、養生、床下の泥撤去では、建物が寒冷地仕様なのか、床板がしっかり打ちつけられていていました。
また、部屋の間取りにあわせてコンクリートでしきられており、隣の部屋との行き来が難しい状態でした。
それでもなんとか、すぐ隣の部屋にあった50センチ程度の床穴から潜り込み、堆積した泥を取り除く事ができました。
【階段】 
階段は、どこよりも早く床の清掃が終わり、土足厳禁になりました。
ずっとかがんだ姿勢で腰が痛くなりながらも、2階への動線をいち早く確保でき、途中で雨が降りだした時には、復旧した階段のお陰で、荷物を2階に避難させることができました。
 【トイレ】
トイレは、コツコツと手作業で細部まで丁寧にふきあげ、午後からは休憩時にみんなが利用していました。
【台所】 
台所では、高校生が最後まで丁寧に取り組んでいました。
作り付けの棚も水に浸かっているため、今後の使用は難しそうでしたが、棚のなかに残された食器類等を丁寧とりだしました。
 
【その他】
ほかにも、壁や玄関まわり、窓ガラスやサッシやなどの細部にまで、それぞれができることを積極的に見つけ出して見違えるように綺麗にすることができました。
 
コミセンの修復には、多額の費用がかかりますが、今後行政とも話し合って再び利用できるよう、修繕を進めていくそうです。
 
長野市豊野地区応援ボランティアは、次回11月2日(土)出発となります。
まだまだ、みなさまのご協力が必要です。
ご応募は、こちらから
 
よろしくお願い致します!!
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第2回11/01(金)発、台風19号長野災害ボランティア中止のお知らせ

2019年10月29日 12時47分53秒 | 【令和元年(2019)東日本台風】長野市ボランティア
愛知ボラセンスタッフの徳倉です。
すでにお申し込みされた方にはご案内しておりますが、
11月1日発のボランティアは最少催行人数に達しなかったため催行中止とさせていただきます。
 
よろしければ、第3回11/02(土)発のボランティアバスにお申し込みください。
よろしくお願い致します。
 
お申し込みは、こちらから→
 
 
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