介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第1631号 日本社会福祉学会の発表テーマ【その2】

2008-09-30 18:42:27 | 社会福祉
第1609号(9月26日)の記事で、第56回日本社会福祉学会の全国大会のテーマに触れました。

手元にあるのは、大会プログラムだけですが、自由発表のテーマには、いまの社会福祉学の研究者の関心が反映されているわけですから、できるだけ全体の動向を概観してみたいです。さりとて、日頃の不勉強で、タイトルだけでは理解できないものも多いので、サーチエンジンで検索しながら、ということに。

【理論】
全部で17のグループに分かれています。
今日は、最初ですから「理論」とある2つのグループから。

合計12のテーマを書いておきましょう。
① 組織を分析の水準においた支援に関する考察/コンティンジェンシー理論をてがかりに
② 社会福祉援助の基盤としての「主体」概念に関する批判とsingularityの再発見
③ ソーシャルワーク実践論におけるウエルビーイング概念の展開
④ 対人支援における「私」の重要性
⑤ ハンセン病をめぐる聖バルナバミッションの福祉的意義に関する考察/「受動的主体論」の視点から
⑥ 過労死家族会の社会活動
⑦ 福祉国家論の脱構築/福祉国家の新しい論じ方
⑧ 社会福祉理論の新たな展開に向けた基礎的研究/科学的視点からみた岡村理論の再検討と考察
⑨ 福祉とローカル・ガバナンス/福祉ミックス論からの示唆
⑩ 社会福祉実践と愛
⑪ ソーシャルワーカーの職業倫理/専門職的価値と個人的価値の間のディレンマの問題
⑫ 戦後社会福祉労働研究の変遷/福祉労働論・専門職論の展開過程と特徴

【わからなかった用語】
タイトルを一読して想像のつくものは少ないですね。

・①の「コンティンジェンシー」ですが、経営学などで使われる概念のようです。
・②の「singularity」は、もとは物理学など光学系の「特異点」の意味ですが、心理学などでも使われているようです。
・⑤の「聖バルナバ・ミッション」は、わかりませんでしたが、ハンセン病とあるので調べてみると、群馬県で1916年から1941年まで行われた事業を指します。

【やはり発表要旨がないと・・】
タイトルだけでは、内容はつかめません。
ですが、全体にどうなっているのか?
という私の関心から、「理論」は、これくらいに。

*写真は、マングローブ。
奄美マングローブ原生林写真めぐりの9月29日の記事からお借りしました。
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