はなむらさき不定期便

もうちょっとだけ

つづくんじゃよ。

ハンターが載っている…。 ジャンプ感想50号

2005年11月20日 23時53分32秒 | WJ感想2005
11/13~15にかけて、北海道へと旅行して参りました。
普段、山に囲まれて生活しておりますので何処に居ても視界の端には山があるのです。
だがしかし、北海道はでっかいどう!!
視界をさえぎる山並の無い広々としたお空に、物凄く感動したのでした。

有給2日も取ったツケに泣いた一週間でした…。


***REBORN!***(大声援感謝巻頭カラー)
vs黒曜もいよいよ大詰めでございます。ヘルシーランドに到着してからこっち、一気呵成に脇役どもを蹴散らして、遂に真・骸の元へ!
そんなクライマックス展開に相応しく、サプライズてんこ盛りな一話でございました。
何がびっくりしたって、そりゃビアンキさんがアッサリ刺されて重症な事もビックリですが、うっかり存在そのものを忘れていた雲雀様の復活に何より驚いたのでございます。
しかもアオリは不死鳥ですよ!「ひばり」と言ったら、即「不死鳥」!!このアオリを考えた編集さんは、どっぷり昭和にひたった世代だと思うのです。
京都・嵐山の「美空ひばり館」によると、ひばりさんの月命日に当る毎月24日は「不死鳥の日」というのだそうです。なるほど。
これからは24日が来る度に、美空ひばりさんを、そして雲雀恭弥さんの事を思い出そう。そうすれば、うっかり存在を忘れる事もないはずです。

ビアンキのあのでっかいバックには、てっきりポイズンクッキング一式が詰まっているのかと思いきや、着替えもしっかり備えていたのですな。
お母さんみたいだね~。そういや、赤子にメロメロな次点で既に母性本能は溢れまくっているタイプなのねと。


***NARUTO***
大人になってもポテチ大好き!チョージもしっかり1P使って登場してくれましたよ。この分だと、いの辺りまでは1Pぶち抜き登場しそうです。
どこら辺から扱いが小さくなるのか見物です。とはいえ、もうすでに出尽くした気もしないでもない同期の桜。この次点でぱっと名前が浮かばない時点で地味キャラ決定な気もします。(物忘れの激しい一読者判定)
相変わらず人の良さそうなチョージに向かって「前よりデブ」と言い放つナルトは失礼だ。チョージはデブというより、頭と体のバランスが変なだけだよ。
そんでもって、敵か味方かサイ登場。描いた獣が飛び出す忍法「超獣戯画」をお披露目してくださいました。
好きです。「超」とかすぐに使いたがるそのセンス。だけどキライです。「チンポ」とかすぐに使いたがるそのボキャブラリー・
「ボキャブラリーが少ない連中はすぐに禁止用語を使いたがる。」ってDr.高松が言ってたから、サイってもしかして語彙に乏しい方なのかしらと。
ヘソ出しルックにハニーフェイスのくせに、意外と腹がゴッツイのに驚きました。


***ネウロ***
私立女子高生探偵・桂木弥子に誘いの手を差し伸べた、見るからに妖しい謎の組織。
先週ちらと見えたそのボスたるや、サイクロプスの覆面を被った世にもうさんくさい人物か…と、思いきや素顔はフツーのオッサンでした。しかもスベっとしたお顔の人の良さそうな中年ですよ。
あの覆面はなんだったのさ?単なるイメージ画なのか、あるいはキン肉マン方式でマスクの重ね着をしているのか?
ネウロの事なので、マトモな結末は用意されていない事は間違い無い。これはもう、期待して待つしかないのですね。
冷静に、素直に吾代の気持ちを理解しようと語る弥子にほだされたのか、優しい表情を見せた吾代さん。
この方にとって何より好ましい存在は、自分の内面に理解を示してくれる人なのでしょうな。故・社長は同族として彼を理解してくれたからこそ、心酔してたのねと。
ヤクザな稼業とは別世界の住人ではあれど、根っこのところで共有している感情を汲み取る、という違うアプローチに吾代がどう変化していくのか?
男ツンデレ的な変化を想像してみることにします。


***太臓もて王サーガ***
扉は間界人バージョン・佐渡あいす。ゆきこ姫みたいです。「どろろん閻魔くん」を意識してるに違いない!という思い込みが「オロローン」という王子の慟哭に反応!!
「どろろん」→「オロローン」への変換を試みるも、流石に無理がアリアリなのでこの「オロローン」の元ネタは「K.Oマサトメ!」の岩井を推したいと思います。(99.9%間違いの自信があるけど。)
前々から、王子が袖と裾をたくし上げているのがカワイイなぁ。と、思っておりましたが、手を洗う時悠にだっこしてもらわなくては届かない姿を目にし、おもわず悶えました。
脳内のほとんどがエロ分で締められてさえいなければ、キュートさがウケそうなのにねぇ。「こいつら100%伝説」のまん丸のような愛くるしさを感じてしまったのに。
「紙おむつ購入」から「玄関開けたらババァが登場」までの繋ぎが上手でございます。真白木サンと王子の妄想が暴走しすぎて最終的にはむしろ不安が期待になり、そして全ての期待を裏切るババァ落ち。
捻りの無い、ストレートなオチではございましたが、緊張しすぎの王子&真白木サンと、雪だるまの髪飾りがピリリと効いておりました。
しかもばぁちゃんはドラゴンガールの2段サプライズ!!この調子で実は身近な存在がドラゴンガールだった事実が発覚して行くのでしょうか?
そんで、7個揃っていざ花嫁を!!…のはずが、うっかりミスでほかほかのパンティーゲットに落ち着くといいと思います。ものすごい予定調和です。


***ボーボボ***(第1部完・センターカラー)
気が付けばボーボボも既に連載4年半を数えておりました…。
初めて読みきりが掲載された時の衝撃は、今も鮮烈でございます。その昔、とにかく好きだったのに打ち切られた奇作「大相撲刑事」。何が好きって、描き込み過ぎて画面が黒くなる程気合の入った作画が好きなのです。それ故に圧倒的に汚い画!
大好きだった「大相撲刑事」に通ずる黒さ・画面の重さ・筆の勢い。まずその画風に惹かれたのでした。
そして小学生が考えたではないかと思えるほどの不条理かつ突拍子もないギャグの数々。小難しい事を考えずに、ただひたすら面白い事を描いている作風はあまりにストレートかつ大胆で、いつしかすっかりボーボボにハマっておりました。
当時私は「ボーボボが代原になるなら、しばらくハンター休みでいいよ。」とすら公言しておりました。当時、代原に現われるギャグ漫画といえば「くらげ中2」に「シュールマン」。ハンターの連続休載により、微妙に連載されていたそれらの作品にジャンプのギャグ漫画の行く末が少し不安になったりした頃。
そんな時に現われた一筋の光明。それがボーボボでした。

以来4年半。読みきり掲載時から数えれば5年。未だに一瞬、小学生が思いついたネタではないかとも見えるギャグを毎週生み出し続けるその力は素晴らしいと思います。
でも実際には思いつけないんですよ。「お見送りの儀」とか普通浮かばねーんですよ。凄いお人だ。

そしてさりげに、マルハーゲ帝国との戦いにも毛締めをつけている。
一応、ストーリー漫画としての側面も備えているあたり、すごいなぁと思います。

さらには他作家さんとのコラボレートが多い!!
デスノ・遊戯王・DB、名だたるジャンプの作品を作家公認でパロった偉大な功績を残しましたよ。これは澤井先生のお人柄がなせるのか。振り返ってみるとすげぇ事です。
ついでにアシスタントから松井優征を輩出。後進の育成にも余念なし。

来年までしばしお別れかと思うと、実はかなり寂しいのです。
でも、たっぷり充電して年明けと共に一層ハジけて帰って来てくれる事を期待してお待ちしております。


***ムヒョ***
物凄くわかりやすくダメな人々がなぁ。こんな奴等だからダメなのか、それともこんな奴等が圧倒的多数だから魔法律協会がダメになるのか。
私欲に走らず、人助けがしたいという気持ちを押し出した草野だからこそ、ムヒョはお気に召したのでございますね。
オマケに高いポテンシャルを秘めた上、素で霊感強いタイプだし。草野が選ばれたのは当に当然の結果でありました。
連載開始以来、大きな謎であった「草野が助手に選ばれたワケ」は、模範回答で疑問に終止符が打たれました。
草野が魔法律家を目指す動機にも、好感が持てますし秘めたる能力恐るべし、という点も伝わりました。
一つだけ、文句があるとすればライバル達の不甲斐なさでございましょう。ちょっとなぁ。この精鋭を勝ち抜いて選ばれたんだ!!という充足感が足りませぬ。

草野師匠と行く乙女SLの旅にて、毒気に当てられる事が心配されていた今井玲子女史でありますが、先ほど無事が確認されました。
ウジウジしている草野を一喝!!「甘ったれるんじゃない…っ!」と、凛とした気迫で草野を圧倒致しました。やっぱカッコイイですよこの人。
アゴを掴む必要性については、今ひとつ理解出来ない所がございますが。なんかヅカっぽい仕草だね。

そして最後はMLS栄光の天才トリオ集結のヒキ。
ふと不思議に思った事が…。回想編だと、ヨイチもムヒョらと同世代にも見えるのに。
何故に今現在はこんなにも年の差を感じるのでございましょう?ムヒョとビコは波紋使いなのか!?


***HUNTER×HUNTER***
載ってる事にむしろ違和感を感じるこの頃。

なんだか前に読んだ時から間が開き過ぎて、作品世界の時間までエラく進んだ気がしてしまいます。
前回掲載されたのは46号。アカズの少女を危険視するシャウアププ!!一体どうなる!?という所でヒキでございました。
前回が巻頭カラーで大きく話の動いた回だけに、こっからドンドン展開していくと思われたのですがねぇ。
少女殺害を企てるかと思っていたら、ナルシーに自己解決して諦めちゃいましたよ。このキリギリスみたいな兄さん。
予想を裏切り「何もしない」という展開。どうせなら、もっとテンポ良く読みたかったなぁと思わずにはおられません。

アカズの少女と王の対局。ここまで緊張の糸を引っ張り続ける作者の意図は一体何か?
今のところ、この対局の行方も、これがゴン達の作戦にどう作用するのかも一切読めないのです。
一箇所に集中した敵を一網打尽にする、という計画は今のところ見事に的を外しております。
いかな緊急事態といえども、対局中であれば王は室内に誰も立ち入らせないでしょうしねぇ。その命にシャウアププは絶対に忠実であろう事は匂わせているし。
対局の行方も、作戦の行方も、ついでにパームさんの行方も庸として知れず。あぁもう、ワクワクしてどうしようもない。
誰の思惑にも従わない王とゴンって案外似ているのかもしれないねと思ったり。


***テニプリ***
ついにニュースになる日が来ましたよ。

『人気漫画「テニスの王子様」実写映画化』(by:日刊スポーツ)

お昼休みにスープを啜りつつ、思わず画面に噴出しそうになりましたとも。

「NANA」「タッチ」に続き、また1つ人気漫画が実写でスクリーンに登場する。という取っ付きやすい書き出しで始まるこの記事。比較対象に「タッチ」を持ち出すところがニクいね。爽やかスポーツ路線を思い浮かてしまうじゃない。
が、そんな期待を一瞬で打ち砕くフレーズがあっさり出てくるのがテニプリの凄さ。
記事トップからわずか3行で「見どころでもある奇想天外なテニスの秘技は~」などと言い出す始末です。
「タッチ」の爽やかさを求めて記事を読んでいた読者には、なんのことやらさっぱりでございましょう
。そして畳み掛けるように「ただし、原作でおなじみのシュートしながらカーブしたり、逆回転して地をはうショットやサーブなど秘技の数々は映像化が難しく、実写映画は不可能だとされていた。」という驚愕の事実を突きつけてきます。
この時点で読者は気付かされるのです。この作品に「タッチ」を求めてはいけないのだと。其処にあるのは「逆境ナイン」と「地獄甲子園」の世界なのだと。

「NANA」と「タッチ」で安心させておいて、「奇想天外」で突き落とす。「テニプリ」を知らない方なら、思わずどんな作品なのか興味をソソられずにはおられまい。
そして「テニプリ」を知る者には、思わずニヤリとくるね。この記事を書いた記者は、間違いなく「テニプリ」ファンであると思います。

か奇想天外な秘技の数々は最新のVFX技術でもって映像化されるとの事。
どんなシーンで特撮が出るのかな?なんて考えつつ読み返してみると、この回は意外と使いどころが少ないなと。
大石のムーンボレーが、ややライジング・サンな効果付きではあるものの、まだ常識の範囲内ですもの。宍戸クンと鳳クンはCG無しで行けそうだし。
ただ、菊丸だけは全編フルCGはでもいい位の奇想天外ぶりでした。いつもの事なので忘れていましたが、彼の行動のほとんどは人間には再現不可能でした…。


***DEATH NOTE***
復活の清楚・高田。
魅上と熱く語るその眼差しは、見れば見るほど魚雷ガールに良く似ているのです。よし、こんなに強い眼力を持った彼女なら、コロっと騙される事もないだろう。
そう思って安心してみていたのに、月様からのお電話に思わず瞳を輝かせてしまってガックリだぜ。
頼むから一人位は月様に騙されない女人を登場させて下さい。自分からあっぱらぱー女を部屋に引っ張り込んでおいて4年もたって「あの女バカだからヤ。」と言ってくるようなヤツに魅力を感じちゃダメなのです。

それはそうと、高田さんの電話を持つ仕草がとてもセクシーでドキドキです。昔、新人研修で習った「正しい電話応対講座」に出てきた気もする受話器の持ち方でありますが、実践で使った事など一度も無い。
っていうか、ちょっと自己陶酔してなきゃ出来ませんて、こんな持ち方。全力で同性に嫌われるタイプへと突き抜けていく高田さんに、魚雷ガールの姿がふと重なりました。
そうだ、魚雷先生も恋に落ちたらメロメロタイプだった。


これにて終了。
次号からはグレイマン休載・ハンター休載・ボーボボが充電期間で休みに突入。
新連載に愛着が持てない時分、見慣れた連載が3つも無いのは案外さみしくなるなぁと。

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北へ…  ジャンプ感想49号

2005年11月12日 21時28分53秒 | WJ感想2005
今週の弥子ちゃんの好物は…ポテトチップチョコレート。

うはぁ。何それ?甘くてしょっぱい=ナタデココ寿司と同系統?
なんて思いつつもググってみると…。ロイズのコレが出てきました。

ロイズと言えば生チョコだと思っていたけど…。随分斬新な提案をしてくれるではありませんか。
しかも札幌土産の新定番だって!?

…しかたありませんね。これはもう、行くしかないでしょう、北海道へ!!

と、いうワケで明日から2泊3日で北海道へ行ってきます。(マジ本気)
ポテチチョコは新千歳空港で売っているらしいので、旅先からのケータイリポートでお届けしたいと思います。
っていうか、雪は大丈夫なのかしら…?


そんな理由で今回は簡潔にまとめてみたいジャンプ感想なのでした。
できれば5行以内におさめたい。(いつもそう思っているのですが。)


***ムヒョとロージーの魔法律相談事務所***ムヒョロジ誕生秘話・表紙&巻頭カラー)
巻頭カラーに敬意を表し、久々にタイトルを略さず書いてみました。長っげぇタイトルだなぁ、コレ。なんと全角17文字!歴代ジャンプ漫画の中でも、ダントツ上位の長さではなかろうかと思われます。
次点「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(全角14文字)。記憶に残る長めタイトルといえば「天外君の華麗なる悩み」(全角10文字)。さつき先生のカーオーディオが『安全地帯』だった。そのネタがとことん私のツボにハマったという思い出の漫画です。(範囲が狭すぎる思い出。)
変化球では「超機動暴発蹴球野郎リベロの武田」(全角15文字)・「ペナントレースやまだたいちの奇蹟」(全角16文字)なんてのも長い。
近年は特にシンプル イズ ベストなタイトルが多いなぁと思ったり。いや、なんとなく思っただけで別にオチはありません。

乙女道6段・草野師匠と行くSLの旅。しょっぱなから溢れ出す思い出に涙がこぼれちゃう、女々しさ全開の旅路です。あの男前な今井さんですら、一瞬毒されそうになる程。乙女師匠と差し向かいでの語り明かしはヤバいって!MLSに到着する頃には今井さんが乙女化しているのではないかと不安です。
もしくは、毒気にあてられてフラフラになっている事かと。(多分後者の予感)
草野はMLS受験に失敗した落ちこぼれ組みだったのですね。その落ちこぼれが何故、天才・ムヒョの助手に選ばれたのか?その謎が今明らかに!!
…って。助手採用の面接に集まった方々の顔ぶれを見て、「何故?」の答えが見つかったよ。他のメンツがあんまりだったダケじゃないか!
目を見張るべきは瞑想しているオッサン。顔が濃い。キャラが濃い。リアクションが濃い。オバケを見た時のリアクションなど、ホラー漫画の世界です。
あからさまに存在する世界を間違えているオッサンと、誰の目にも明らかなモブキャラ。このライバル達がいればこそ、草野が輝く事が出来たのです。
しかしまぁ。次々に明かされる魔法律協会のズサンな実態が残念でなりません。よもや、この怨霊もエンチューの仕業とは言うまいな。


***NARUTO***
木ノ葉の里にも、やはり口やかましい長老格はご健在のようです。そういう綱手もオン年50を越えておりますが。
その驚異を知っているからこそ、ご老人方は人柱力を忌み嫌っておられるのでございましょう。
くさいものにはフタ、というやり方は確かに後ろ向きなのだけど、お年寄りの知恵は大事にせねば。何より人柱力本人の意思とは無関係に利用される事態が危険であり、今ナルトは危険に直面しっぱなし。
だからといって、素直に従われてもツマラナイ。反発する事を期待してはいるけれど、いつかは痛い目に逢うエピソードも欲しいなぁという欲張りな気持ちです。
そんな一読者と長老方の思惑も知らず、ナルトは任務に出る気満々で里を散策中。シノ・キバ・ヒナタの懐かしい面々が続々と登場しております。それも1P丸ごと使ってばば~ん!!と。
ページを捲ってあらビックリ!という使いかたではなく、前のページでチラッとヒントを出しておいて、ペラっと捲ればやっぱりね!という感じの構成がなんだか嬉しかったのです。
見た目は順当に成長してるけど、中身は変わってねぇのですなぁコイツら。ヒナタさんが何だか色っぽくなっておりますが、それは必要以上にハァハァ言ってるからではないかと思います。


***REBORN!***
「あいつは…オレの全てを奪った男だ!!」

今週はこの一言に尽きるのでございます。
こんな危険なセリフを大マジな顔で吐けるあたりに、ランチアさんのお人柄が偲ばれます。本人が真剣な分、余計アブない感じが漂ってしまう悲しいパラドックス。
ツナは“死ぬ気”だけの男じゃないんだぜっ!!って事を伝えたい一話であったと思われますが、なんだか唐突な印象が拭えませなんだ。
全ては次週巻頭カラーを照準に、展開を盛り上げる為ではあれどちょっと窮屈な感じです。
んーでもまぁ、一つのエピドーソを長引かせずにサクっと行こうというテンポの良さは何よりだと思います。シリアス、かつ重い話はこの漫画の本分じゃないのよと、ちゃんと意識してくれているのかしら?
何気に山本を気遣い続けるビアンキが気になるのです。これが将来的にはLOVEに発展した場合、黄金のツンデレパターンに沿っております。05年はツンデレが世を席捲した年でございます。ブームにのるなら今しかないっ!
という事で、リボーンからの鞍替えを期待。


***銀魂***
この世界では反重力発生装置などありふれた技術であると判っていても、空中を漂う船には違和感があります。
しかもその突端にはお侍さんが!ハイテクノロジーとトラディショナルなカルチャーのアンマッチぶりがエクセレントであります。ディ・モールト面白いのであります。カタカナ語を並べてみたら、思わず出てきたよ。「ディ・モールト」が。
そんな中にあって、妙に違和感が無いのがスッゲェかっこいいバイクに跨る似蔵の姿。「屁蛾煤」と書いて「ぺがすす」とでも読むのか!?天馬を模したそのバイクはあまりにも奇天烈なセンスなのです。それに跨るリーゼントのおっさん…。「暴走天使」と書いて「ミッドナイトエンジェル」とお呼びしたい勢いです。
そして僕等のエリザベス先輩はエリザベスに非ず!!いつのまにやら中身が桂になってたなんて!!
うっはぁ!やられた!エリザベスの先輩オーラに惑わされて一切疑っておりませんでしたぁ!いつから入れ替わって居たのかしら?
確か45号では、いつものように毛深いスネが出ていたような?貴公子たるものスネ毛は厳禁!(のハズ)故に桂コスで登場した時にエリザベスの皮を被っていたのだと考えてみます。だってエリザベスには中の人など居ませんから。口からバズーカなんて出るわきゃないもん。
エリザベスのコスをした上に桂コス!中身はもちろんショートカット・桂!年末のコミケはコレで決まりです。頑張れレイヤーの皆さん。


***BLEACH***
席官ですらないルキアがなんでこんなに強いんだ!?
という当然のツッコミに、久保師匠は確かな答えを用意しておいて下さいました…。
全てはシスコン兄様の陰謀だったのです!!可愛い妹に危険な任務はさせらんないと、他の隊長さんに根回しまでしたそうな。
シスコンって便利な設定だわ。これから先、何が起ころうと全て兄様のせいで済みますもの。恋次が失恋と呼ばれ続けるのも兄様の仕業なのです。ルキアと幼馴染、ただそれだけでジェラシーロックオン!次は一護が危ない。
んでもって、ディ・ロイなど、所詮われ等破面の落ちこぼれよっ!!という衝撃的なセリフまでもが飛び出したましたよ。なんて力技だい。
でもいいの。面白いから。
ディ・ロイ撃破に浮かれる間もなく、一護とルキアの元にグリムジョー襲来!ホントに来たよこの人。だけど仲間意識はあんまり強くなかったのね。残念だわ。
そして一角&弓親vsエドラドの辺りが何やら人口密集してまいりましたがな。アフさん(本名忘れた)と啓吾まで!!
と、思ったら。いつの間にか弓親とアフさんが消えてる!どこ行ったのさ!?


***ポルタ***
困りました。お菓子のフリしたポルタ盗賊団・盗具だけが、この漫画に期待する唯一のポイントだったのに。
それがちっとも出てきやしねぇんですもの。もしかしてとは思いますが2コでネタ切れってことは無いですよね?キタシマ先生。
今どきちょっとエッチな言葉☆ってヤツを「○○○」やら「×××」で表現してるの、久々に見ました。
それが「エッチなセリフなんですよー。」っていうポーズにしか見えないのが、なんとも。なんといいますか。実感がこもっていないのがうすら寒いのです。


***べしゃり暮らし***
圭右にとって最大の興味が「学校の爆笑王」である事がハッキリ致しました。
面白いから芸人なれたんだ。という真理に気付きながらも、ソコはさて置く心理が不思議。「鶏口となるも牛後となるなかれ」の精神なのかしら。
お笑いコンビにおいてはボケのがオイシイというのは確かだと思います。だからってツッコまれたら勝ちだという結論が凄い。
読みきりの時は、子安によってツッコミの才能を引き出された圭右が、観客を笑わせる快感に目覚める(なんか変な表現)、という結末でしたが、連載ではどうなるんでしょ?
ボケてもオイシイ所を持っていかれるこの事態に、圭右がどう反応するのか楽しみです。クサるのかしら?やっぱ。


***太臓もて王サーガ***(センターカラー)
やったぜ大人気御礼センターカラーだっ!!表紙にもちょこっと登場してますよ。「ギリギリ臨界ギャグ」というキャッチフレーズが当にその通りであり、セールスポイントを自覚しているので安心です。
扉は日曜朝の良い子のヒーロー「魔法戦隊マジレンジャー」EDのダンスを太臓キャラで。
どっちも好きな私としては、Wでお得な扉です。ここに出てないメンバーの配役も想像してみると楽しいっす。ヒカル先生はやっぱ剣様かな?右端で半笑いの玲夜が謎です。やる気があるのか無いのか判別不能な表情が謎。姉さんの隣でちょっと嬉しいのか?
今回は扉も中身も特撮モノでトータルコーディネートされておりますな。ゴジラvsウルトラマンという、特撮ファン垂涎のコラボが素敵。そんな時でもJOJOネタは欠かさないその愛の深さも素敵です。
さり気に宏海も悠の面白ウォッチングリストに追加されとりますな。悠にも一目置かれるほどリアクションに磨きが掛って来たという事かしら。目玉の飛び出し具合もどんどん過剰になってるしね!ついに今週は飛び出た目玉に捻りが加わりましたから。どこまで行くのか成長に期待が持てます。(トリプルアクセル位までは行って欲しいなぁと。)
そして、今回もっとも笑わせて頂いたのが「うこん」の看板を何かと見間違えてガッカリする悠のお姿でございます。あまり唐突!あまりに自由!!
見事に悠のキャラを活かし切ったネタでした。あまりに突拍子が無いモンだから、不意打ち喰らって大爆笑ですよ。


***テニプリ***
手塚が呼んだ雨雲により、試合は雨天順延に。一夜明けた関東地方は日本晴れでございます。
怪我など物ともせずに戦う手塚の姿に心打たれ、豪雨の中練習に励んでいた大石。黄金ペア復活?という前回の予告通りD2には大石副部長が参戦します。
っていうか、あの見開き扉は「大石出るの!?」とうサプライズのつもりだったと思われるのですが、予感ヒシヒシでしたので別にビックリしません。
でも、違う意味では物凄くビックリしましたとも。なにあのアングル。
センターネットの視線、というありえないアングルからの4ショットがきわど過ぎます。全員顔がギリギリです。
色々ツッコミたい所はあるんだけど、とりあえず一個だけ。
両手でラケットを握り締め、鳳クンに向って尻を突き出す宍戸の姿は何なんだ。思わず空白部分に「ばっちこ~い!!」って書きたくなる事請け合いの1コマであります。
この戦法、どっかでみたなぁと思ったら、ジャッカル&丸井ブン太の戦法に良く似てらっしゃる。前後逆だけど。
気が付いたらテニプリ23巻まで読破してました。もう、戻れないんだなと思います。


***タカヤ***
「今週の扉は、昔カプコンがやっていた手法に挑戦してみました。手抜きじゃありません。」
ってカンジの扉絵がニクイねこの。顔から鎖骨辺りまでのデッサンには結構気合を感じるのに、下に行くにつれ、やる気が薄れていくのか。グローブ&トランクスの辺りで魂が抜けた模様でございます。ドラエモンの手みたい。
この方、筋肉描くより顔を描いてる方が好きなんでしょうねぇ。それも“不適に笑う”顔がとにかく好きって感じ。好きなものを描いている時はスンゴイ生き生きしてますもの。

唐突ですけど、うんことカメ子は今いずこ?
ふと、思い出したものですから…。



結局5行に収まらねぇ。
ちょっと旅に出て、短文でまとめるコツを学んできます。
ネットカフェに立ち寄る予算はありませんもの。携帯だけが更新手段!修行にはもってこいですとも。

コメント (5)
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啻ならぬ遅さだ  ジャンプ感想(47号・48号)

2005年11月03日 03時25分17秒 | WJ感想2005
47号感想サボリましたすいまセーン。
「毎号書くぞォ!」という決意だけはあったのです。それなのにこの始末。
この根性の無さを謝りたいのです。ホントごめんなサーイ!

そんな訳で、今週号感想には47号感想を一言添えて…。出来るだけ早めに仕上げようと根性入れてみたいと思います。


***ONE PIECE***(映画公開決定記念・表紙&巻頭カラー)
来春公開予定、またもや映画になります。タイトルは『カラクリ城のメカ巨兵』だそうで。
早いもので、これで7本目になるんですねぇ。そういや、ドラゴンボールは全17本もの劇場版が作られたんでしたっけね。DBに追いつくまで後10本。やっぱりDBの壁は厚いや。

休載明けでパワーみなぎる今回。かつて無い大人数なだけあって、正面玄関ブチ破りサイドは相も変わらず賑やかでございます。
非常にゴッチャゴッチャとしている中でも、くっきり際立つのがメインキャラたる由縁ということで…。フランキー一家の皆さんがチマチマ戦っているのを尻目に、一山いくらの勢いで敵を蹴散らすゾロの姿が爽快です。
この勢いじゃぁ、いかな三人バスカビルだとて敵うはずもネェよ。きっとアレだ、三刀流と三つ首を掛けて、一刀の許にバスカビルを下すのね!!
なんて思っていたら、フランキーズがしゃしゃり出てきましたよ。正直、ゾロが相手をした方が早くケリがつくんじゃぁ…とも思いますが『お前の相手はこのオレだぜ!』という展開には無条件で燃え上がるから、まぁいいか。
とりあえず、頭数では勝ってるぞ!頑張れフランキーズ!!
去り際に、ナミが残した不安げな表情が気がかりです。明らかに「お前等を残す方が不安だ。」と言いたげです。信頼薄いな、フランキー一家。

所変わって屋上ではルフィとブルーノさんが対峙中。階下の喧騒とは大違いの静けさがいい感じです。ちょうど賑やかなのに飽きて来た頃なの。
ルフィが唐突に「おれはダメ」宣言を発した時にはどうなる事かと思いましたが、彼は彼なりにちゃんと考えてたんですねぇ。
衝撃的なセンテンスで相手を話題に引き込んでますよ。まずこの時点でアドバンテージGet!相手は既に術中に落ちました。それを証拠にこの長い語りを、ブルーノ氏は微動だにせず聞き入っていたじゃありませんか。見事なまでに自分の世界にへと相手を引きずり込んでいるのです。
単純に力を見せつけるのではなく、巧みな演出で自らの技量をうかがわせるとは…。意外とルフィって頭いいのかしら?ちょっと見直しました。
「ダメ」宣言が一転、「お前はもうついて来れない」なんて強気な宣告に!ほのかにビビリの気配が漂うブルーノ氏に勝ち目はあるのか?
単に「ギア2」のカマセになって終わりそうな気もしないでもないのです。うーん。やっぱルッチくらいなのか。互角に戦えるのは。


***アイシールド21***
・47号の感想
赤羽はどんな漫画に行っても通用しそうなヤツです。どうやら螺旋丸も使えるようなので、バトル漫画の世界に放り込まれても生きて行くでしょう。
恐るべきはムサシのキックによって、ブロックを吹き飛ばされた瞬間のリアクション。ピヨ彦もびっくりな位のツッコみポーズだよ。「ちょっと待てーーー!」って感じのヤツ。

・48号の感想
なんで盤戸の回想シーンには、いっつも武道館がそびえたっているのだろう?
と、思っていたらアレが校舎(体育館?)なのですね。こんな校舎、太陽高校以来のイカレっぷりです。デフォルメできる所は極端に漫画的に、この思い切りの良さが好き。

赤羽くんの関西転校は、リアルに父の転勤ゆえだったのでしょうかね?そこに偶然、帝黒学園のスカウトが重なったのかしら?
自分の意思で帝黒行きを決めたのなら、この奮闘の裏には「後ろめたさ」が隠されて居そうです。
っていうか、彼は関西のノリには耐えられないと思います。遅かれ早かれ出戻りしていたに違いない。

赤羽くんが帝黒スカウトマンにカッコよくタンカ切ったシーン、実はこっそりコータローが見ていた…とは赤羽自身は知らないのでしょうかね?
赤羽とコーターロー、お互い口には出さずとも「熱さ」は認め合っているようですが、口に出して主張しない分、赤羽には「卑怯者だと思われている。」という負い目があるのじゃなかろうか?
んで、ここぞと言う時に負い目のプレッシャーが出てくるのです。そこですかさずコータローが叫ぶ。「バッキャロー!!オレは知ってるぜ?お前の熱いハートをよぉ!」魂のシャウトの後ろには、赤羽がキメてる例のシーンが浮かびます。
わだかまりもスッキリ解消で友情パワーが大増量!!そんなクッサイ展開を妄想してみました。(コータローをどんなキャラにしたいのか?)


***BLEACH***
・47号の感想
またもやバトル多面展開。久保師匠はトコトンお好きなのですな。場面切り替えで常にバトルのハイライトのみを追いかけられるオイシイ手段ではありますが、知らない間に決着がついている事が多いのです。
「灰猫」のその後は、弓親の真の卍解は?今度こそお披露目されるのでしょうかね?

・48号の感想
日番谷・松本・織姫の元には、シャウロン・ナキームが襲来。
一角・弓親組にはエドラドが、恋次のトコにはイールフォルトがあらわれた!(DQ風に。)
そんで我等がヒーローとヒロイン(withチャド)の前に現われたのは、ディ・ロイ。
じゃぁ、グリムジョーは何処に行ったのか?46号の「霊力が少しでもあるヤツ」一覧によれば危険信号は、たつきor啓吾がMAXです。
ってか、リーダー風吹かせているクセに、よりによって一番弱そうな所に行ってたらどうしよう?

連載開始以来、サポートに徹していたルキアさん。先の騒動で霊力を失い、このまま非戦闘員となるものと思いきや、あっさりバトルヒロイン化してました。
リニューアル第一弾の活躍では、己がヒロインだという事を他に知らしめるかの様な暴れっぷりです。
だってねぇ。「白い斬魄刀」って時点で既に「天鎖斬月」と対になっちゃうし。なぜかおリボン付きのその刀の動きは、まるで新体操の様…。
新体操と言えば、南ちゃん。南ちゃんと言えば、永遠のヒロイン。あのリボンは「我こそがヒロイン」という主張なのですよ。きっと。
それにしても、強すぎやしませんか?ディ・ロイなんざ2秒で終わりですよ。彼の吐いたセリフ全てが恐ろしくザコ臭が漂ってますよ。こんなんがヴァストローゼでいいのか?ディ・ロイが弱いだけなのか?
これでアッサリ勝利だと、一護も他の死神達も立場が無い。ディ・ロイさんにはせめてもう一花、咲かせてもらいたい。
もしくは、ピンチになったらグリムジョーが来るのかね。ヤンキー的な熱い仲間意識ってやつでさ。


***銀魂***
・47号の感想
なんだかんだで、銀さんってジャンプで一番もててるんじゃねーのぉ?もう、出てくる女の子が端から惚れてるじゃないのさ。
ポスト真中に最も近い男かもしんない。

・48号感想
この漫画で一番怖いのは、エリザベスだと思っていたんです。だがしかし、ランキングを塗り替える勢いの男がいましたよ。
武市変態がスゴイ怖いです。いろんな意味で怖いです。変人謀略家の二つ名を持つ彼ですが、ナチュラルに「変人」と言わしめる実力ですからね。
何が怖いって、言動そのものはちゃんと状況に応じたリアクションなのに、表情がアレだって事が怖いのです。
顔がいつも同じ、って意味ではエリザベスも一緒よね。ってことで、エリザベス先輩vs武市先輩の対決が見たいなぁと思ったのでした。


***ムヒョ***
・47号感想
幽李のかわいらしさに悶えた週でございました。
「アロエロ」だの「ホロロ」だのは、魔界語なのでございましょうか?(ネウロは「エログロ」って言ってたけど。)何気にコミュニケーションをとっているムヒョがスゴイ。
「誰がオレ等の勝ちだと言った…?」この時は次週で開口一番に「オレ等の『圧勝』だ!!」と勝ち誇るムヒョの姿を想像してました。感じ悪すぎです。

・48号の感想
あっさり「負けだ。」とおっしゃるムヒョにびっくり。
なんですかねぇ、この大物感。ハナっから勝負なんざ眼中に無かったって事なのですね。五嶺様もとんだ当て馬役を演じていたワケで、全てはムヒョの掌の上だったのですな。
五嶺様にしてみれば、勝ち誇られるよりも気分の悪い敗北宣言だわ。

ついに長いお暇を出されてしまったロージー。何が原因なのかよく考えろと言われております。「補佐官だって立派な魔法律家」なんだと自覚を持てって事なんですかね。ムヒョが言いたいのは。執行人にぶら下がるだけが能じゃねぇ、と気付いて欲しかったのですよ。
かくもあわれなエビスの姿がダメな補佐役の末路なのかね。擬音だけでわかるその惨状が悲しい。

vs五嶺編は、コンビの絆が深まるエピソードになるのかな?と思っていたら、より突っ込んだ展開への布石だったのね。
コンビはしばし解消。そして草野は一人修行に。この漫画で一番男前な今井女史によって、彼は生まれ変わる事ができるのでしょうか?
修行するロージーの姿を想像すると、どこからともなく「アタックNo.1」の主題歌が聞こえて来ます。ダメだ。男らしい様が想像できねぇ。

次号、巻頭カラーで明かされるムヒョとロージーの出会い!!
vs五嶺をプロローグに、さらには一旦過去に遡って始まる「ロージー改革編」。こいつぁ壮大なスケールですぜ。
でも、ロージー1人で主役を張るのは到底ムリムリ。ロージーをメインに、ムヒョサイド・ヨイチサイド・五嶺ら一般の魔法律家サイド、と色んな視点で展開していくんでしょうかね?
大きく話が動きだしたので、今後が楽しみです。


早く仕上げよう。というわりに5本分書くのに5時間位かかりました。思ったことを文章にする能力が、決定的に不足しているのが原因なんです。
必死に搾ってもこの程度なのが悲しい…。

*以下11/5 追記

***べしゃり暮らし***
・47号の感想
辻本君の嬉しそうな笑顔が印象的。圭右のエセ関西弁やら、なんか偉そうなお笑い講座にも嫌な顔一つしないとは。単に人がいいのか、プロの余裕か。
マイクの前で豹変する、という点がなんとも漫画チックで良いのです。基本的にハンドル握ると性格が一変するタイプのキャラが好き。
この方、元漫才師というからには相方がいらしたのでしょうが…。ツッコミ担当だったのかしら?本職のツッコミ登場で、圭右が自分のポジション(天然)を悟るのか?そこら辺が気になります。
アキがナチュラルに喫煙しているのを見ると、あぁ森田漫画が帰ってきたんだなぁ…。と実感します。制服+煙草+便所のコラボが懐かしのヤンキー漫画の風情を漂わせてグッド。

・48号の感想
この校長先生の顔、どっかで見たことあるなぁ。あぁそうだぴんから兄弟のモノマネをする人に似てるんだ。(アルバム左から2個目をクリック)
…ヒゲと細目しか似てないか。あとヅラ。そうかヅラが決定打なのね!
相変わらず“お笑い”パートはお約束の応酬でコレといって笑える点はないのですが、それ以外の部分がじわりじわりと面白くなって参りました。
何が面白いって、キャラクターがバシンバシンに立ち上がっているのは流石!校長先生のありえないクソっぷりと、実在しそうな疑惑ヘッドやら、矢田先生の無邪気すぎて逆に悪意を感じるほどの軽い行動の数々。ギリギリのラインで「こんなヤツぁいねー!」とは言い切れないバランスが良いのです。
その場の空気とか、キャラクターが持っている感情が生き生きしてるってのは良い事です。作者さんが楽しんで描いているのが伝わるので読んでて楽しい!ハマりつつあるこの頃です。


***D.Gray-man***
・47号感想
前に、戦闘機が音速の壁を超えた瞬間をTVで見ました。衝撃波って、本当に出るんですよね。音速の壁を蹴って空を飛ぶ「音枷」も案外嘘八百じゃぁねぇのかな?
と思っていたら、今度は「水枷」ですか。水の上でもイケる口なんですか。リナリーは。
・・・水上に立つその原理を考えると、どうしても波紋に行き着いてしまうのは私のせいじゃありません。全部太臓が悪いのです。
うーん。バトルが面白っ!!って漫画じゃないので全編バトルな回はイマイチ…。

・48号感想
エシの能力が判明。攻撃をHitで重力加算。さすが日本産のアクマだけあってマロ様をリスペクトしてらっしゃる!グラビディ張り手には及びませんけどね!
重力攻撃を受けて水中に沈み行く、船とリナリー。
ってか、リナリーがおっかねぇんですけど。アレンが隣に居た時とは、エライ違いなんですが。
ラビとすれ違った時は「私はもう大丈夫。」なんて笑顔を見せてくれたのに、孤軍奮闘するその姿は鬼神のごとき迫力です。
やっぱり彼女もお年頃なんですねぇ。男子の前ではおしとやかに見せたいのね。
んでもって、こっちが本性なのね。好感度が2ポイント下降したけど、共感度が1ポイントくらい上昇しましたわ。
そうなのよ。女の子は給湯室で般若になるものなの。見てないトコでは怖いのよ。


***太臓もて王サーガ***
・47号の感想
扉の宏海が普通にカッコ良いのでホクホクな気持ちに。やっべぇなぁ今ジャンプで一番(E)(*カッコイー)野郎ですぜ。
回を重ねる毎に宏海のツッコミはレベルアップしているなぁと思ったり。
胸がパチパチ~HEAD-CHA-LAの流れはお見事としか言い様がございません。前の句を受けての見事な切り替えし。これぞ現代によみがえる「歌合せ」でございますよ。しかも本歌取りの技法を用いるなど趣向も凝っております。
雅やかさは一切ないけどね!っていうかこの漫画自体が本歌取りで成り立ってるんだけどね。

・48号感想
矢射子の喋りが妙にスケバン臭いというか。その内一人称が「アタイ」になっても違和感がない。
今回の目玉ネタは「貰い眼」だと思うのですが、これってナルトファンよりも久保ファンを恐れた方がいいネタなんじゃぁ…。

貰い眼→もらいがん→トライガン!?

ということで、思わず「ゾンビパウダー」打ち切り時の騒動を思い出します。結構好きだったんですけどねぇ。インスパイヤな展開により、あえなく打ち切り。
その後、黒猫が連載されたという点がなんとも世知辛い。

なんと!!次号センターカラーで登場ですよっ!!
スゴイなぁ。ヒステリアやら双殛やら、積極的に連載中のネタも取り入れた事が功を奏したのですね!ネットだけの人気じゃなかったのねと、嬉しい気持ちです。

*以下、11/6 追記

***DEATH NOTE***
・47号の感想
ここに来て一気に複雑になってきた人間関係。今回は各陣営の動きを一気に見せてくれたので、ちょっとだけ整理が付きました。
いつの間にかメロサイドに新キャラが増えてて困りましたがね。もうこれ以上覚えられません。
印象的だったのは、キラサイド(月と魅上と出目川と)の皆さんが漏れなく腐った眼をしてらっさる事です。キラの名のもとに集う人材はこんなんばっかりなのね。

・48号の感想
月、ミサ、火口に続く第4のキラ・魅上照。その激動の半生を振り返る一話。
自分の「正義」を確信し絶対に折れないその姿勢は、本来ならばヒーローになってしかるべき存在なのに。そうはなれないのが社会の悲しい所なのです。
「自分が絶対正しい。」と思っている人間ほど、うざったいものはないのです。TVの中のヒーローが「正義」なのは、気持ち良い位判り易い「悪」が存在するからなの。自分から「邪神」とか「暗黒」等のネガティブな表現を好んで使う親切な悪者が。
そいういうのを叩いても誰も文句は言わないけれど、現実、それも日常の中にはそんな親切な「悪」はおりませんもの。
照も月も「自分が間違っているかも知れない。」等とは一度も疑念を描いた事など無いだろう、という点は同じでありますが決定的に違っているのは、空気を読む能力ってヤツですかね。
月様はそういう「うざったい」部分を巧妙に隠して生きて来た分、賢いというか、狡猾というか。一応他人の視線は気にしている辺り、人間臭いとも感じます。
その点、照は愚直なまでにうざったいのです。主観オンリーなその目線、他人の言葉を一切省みないその偏狭ぶり。思い込みの激しさは月様以上であり、恐怖を感じるイカレっぷりだわ。


***テニプリ***
・47号の感想
人間気象予報台・桃城武が何かをキャッチ。今はまだ、天候を読む位ですんでいますが、その内未来が見えるような気がしてなりません。
極限まで研ぎ澄まされた「洞察力」の行く末は、多分そこしかないでしょう。
樺地が極みに達した事で試合は「倍返しを倍返しで」応酬する驚愕の事態に!!そいういえば、リフレクで弾かれた魔法は、防ぐ事ができなかったね。しかもリフレク倍返しを装備しちゃった樺地は最強!
こうなっちゃたらもう、力では勝ち目はありません。いかにしてこの局面を乗り切るのか?
と、思ったら。振り出した雨には樺地は対処出来ませんでした。何だこの展開。
っていうか、手塚なら雨雲位は自由自在なのかもしれません。ウェザーリポートなのは桃城ではなく手塚の方なんだ。

・48号の感想
振り出した雨は激しさを増し、やがて豪雨となりました。
これにより、試合は一時中断し翌日に持ち越される事に。試合がないとわかると、途端にテンションが下がってしまいます。
3試合が終わり、氷帝の勝利は忍足がもぎ取った一勝のみ。この時点では青学が一歩リード。そしてそのまま勝利する確立100%!天気すらも味方につける彼等が負ける気配などありません。
故に跡部様のお言葉はひと足早い負け惜しみのようであり、虚しいのです。
読者のそんな思惑をよそに、手塚は「啻ならぬ」気迫を感じている模様です。「啻(ただ)ならぬ」なんて漢字、初めて見ましたよ。思わずそんな字を使いたくなる程の只ならぬ事態って事ですか!?
もしや、これってツッコミ待ち?



以上で終了。結局ギリギリな遅さの感想UPでした。
コメント (3)
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死にかけの作者を想像してみる。 ジャンプ感想46号

2005年10月23日 23時42分26秒 | WJ感想2005
すっかり体調を崩してしまい、週末はずっと寝てました。
今日は午後1時頃に起きてボーっとして。そしてなんとなく菊花賞でも見ようかとテレビをつけて。
1時間以上もパドックの様子を見続けていたのに、肝心のレース前に睡魔に襲われ再び眠りの世界へ…。

んで、起きたら午後6時過ぎでした。ディープインパクトは無事3冠達成出来たそうで。よかったよかった。
競馬にはあまり興味は無いのですが、なんだろうこの虚しさは。何の為に私は1時間近くも馬の尻を見続けていたのでしょう?

が、歴史的瞬間を見逃した代償として、とにかく睡眠を取ったのでなんだか調子が良くなりました。
よし、遅ればせのジャンプ感想を頑張ろう。


***HUNTER×HUNTER***(祝!連載250回突破・表紙&巻頭カラー)
1998年14号より連載開始。7年目にしてようやくの連載250回突破!!
とりあえず、おめでとうございまーす。

ハンターが表紙を飾るのは、2003年末の200回突破記念以来。今年はなんと、既に30回も掲載されているので順当に行けば来年も「300回突破記念」として表紙を拝む事が出来そうです。
一つ、気がかりな事があるのですが…。250回突破記念プレゼントのオリジナルトランプって、要するに裏面に20巻の表紙をプリントしただけって事ですか!?いくらなんでもショボくない?

ものすごーく久しぶりにレオリオを見ました。久しぶりだけど、ちゃんとレオリオだよ。作者としても初期メンバーのこの4人には愛着があるのね。存在を忘れ去られたワケでは無いのねと、なんだか嬉しい。

パームさんが頑張り過ぎてしまったばかりに、思わず心配になってしまった前回。
どうなる事かと思っていたら、巻頭カラーに合わせての健全な展開に!!キルアとの友情に男泣きするイカルゴ様が、とにかくカワイイ一話でございました。
ってか。ちょっと前のキルアと、今のイカルゴが重なって見える気もしたのでした。
「オレなんかが友達でいいのか?」と引け目を感じ続けていたキルアに、ゴンはいつだって素直に「友達」として接してくれた。そんなゴンへの憧れが、此度のイカルゴ様との友情劇に結びついているような。
鼻水たらして「友達だもん!」と泣いたあの時(vsラモットの遠い昔)以来、“友情”ってヤツを素直にカッコイイと思えるようになったのねと。
「友達」とかいて「ツレ」と読む。そんな言葉を繰り返すキルアが、妙にカッコつけているようで微笑ましいのでした。

イカルゴ様が熱い友情に目覚めたその頃。王にも心境の変化が!アカズの少女との決着を、万全のコンディションでと望む王様。まさしく敵に塩を贈るかのような行動ですよ。少女を好敵手と認めたが故の心境の変化であり、既に気分は「強敵」と書いて「とも」と読む世界。
そして王の変化に気付き、少女を危険視するシャウアププのアップで次回へ続く!
シャウアププが少女を殺そうと企てる事は、まず間違いないとして、その時王はどうするか?というのが楽しみな所です。
少女を守ってシャウアププを返り討ちにするのか。もしくは、王自ら手を下すように仕向けられるのか。どちらにも転ばせられる分想像が尽きません。
なんやかんやでピトー達にコントロールされている王、ってのも物足りない。悪は悪なりに強烈な個性と自我を備えているのが冨樫イズム!王様にも、もう一皮剥けて頂きたいトコロです。


さて、最後になりましたが今週ハンターを読んでいて一番気になった事。

「今の流行は「萌え」!?ごるぁ!男なら熱すぎるバトルに燃えて燃えてもえまくらんかい!!と、某球界の番長なら言うと思うよ!妄想だけど。「燃え」要素ぎっしり!!週刊少年ジャンプ47号は10月24日(月)発売!!

というP35の柱の宣伝。なんだかなぁ。初めて気が付いたのですが、こんなの前からあったっけ?
なにかこう…煮え切らなさが滲み出ているというか。「燃え」が本当にギッシリなのか?不安になりつつある編集部の気持ちが良くわかるコピーでした。


***NARUTO***
デイダラは生きていたのね。やっぱりNARUTOのアオリと予告はアテにならない事が証明されたのね。

我愛羅蘇生の為、命を賭けたチヨバア様。足りないチャクラをナルトが貸して…なんて都合の良い事をしていた物だから、てっきり死なないのではないか?と思っていたら、キッチリお亡くなりになっていました。
次の世代に未来を託したその死に様は、立派である事は間違いない。が、それが「忍びらしい」のか?という一抹の疑問が残ります。
なんちうかこう、カカシの台詞は何かがいつもズレている気がするのです。
いつの間にやら大集合していたのは、砂忍の中でも若い層だったのですな。我愛羅がいかに若年層の支持を得ているか、という点のアピールだったのねと。お年寄りで現われたのはジジィ一人。高齢層にはホントに支持率低いのね。
チヨバア様死す。振り返るとこの1年はチヨバア様の活躍ばかりが思い出されます。ていうか、むしろチヨバア様が主役だったと言っても過言ではありません。
大蛇丸も、綱手もエロ仙人も、そりゃぁパワフルなお年寄りではありますが見た目が若い。ババアらしくフルに活躍したのは、チヨバア様がお初ではないでしょうか?
漫画のキャラクターとして、与えられた役割をフルにこなしたチヨバア様。あの安らかな死に顔には、そいういう意味での清々しさも感じたのでした。


***BLEACH***
扉は中指立てて挑発モードのグリムジョー。やっぱりコイツ、ヤンキーだ。
一人ぼっちで襲来したかに思われたグリムジョーでしたが、続々とお仲間達が追ってきました。総勢6名、クラスの問題児に違いない。

ここで一つの疑問が。死神達のお名前って、どう考えても日本名でございます。どうみてもジャマイカ人な東仙ですら、漢字名だし。
それなのに虚はすべからく英名なのはナゼに。それは連載開始時からの永遠の謎なのか?
そしてまた、アランカルの一派が実に国際色豊かなんですよ。中華風味からエジプト風味まで幅広くカバーしてるんです。南蛮人は皆敵だという事なんでしょうか?
ゲゲゲの鬼太郎で言うと劇場版「妖怪大戦争」のノリです。西洋の妖怪達が日本を征服しようとやってくる!って内容なんですがね。
とりあえず、外国産のモンスターは皆的だという発想な映画なんですよ。そんなノリで(どんなノリだ)アランカルどもは英名なんだ、きっとそいういう法則に違いない。

織姫さんが「イイコ」なんだとアピールされる度にうざったさが増して行くその理由。少女漫画のヒロインが嫌われるのと同じ理由で、読者としては判りきったその性格の歪みを、敢えて自省する姿がいやらしいのです。
「あたし自分で気がついたの。いい子でしょう?」と言われているようでムッと来るんですよ。これが結構。他人に指摘されてショックを受ける展開の方が、むしろスッキリするから不思議です。
それと同じ現象を、わざわざ少年誌でも見たくネェよ、という理由ですかね。彼女のうざったさは。


***ネウロ***
ストーリーに全く関係ないお遊び、について。
あまり好きではないけれど、ギャグ漫画なら話は別なのです。ネウロのよだれが強酸だとか、今回の事件には恐らく無用の長物ですし今後これが何かの役に立つとも限らない。
だけど許せてしまうその理由。半分は私がこの漫画に期待するものがギャグだから。残りの半分はやさしさです。好きだから許せる。ただそれだけの事。

今度の事件は毒ガス殺人ですか。先週の露木サンの苦しみようからして毒殺だとは思ったけれど、料理に仕込んだ物だと思っておりました。
事件は密室殺人の様相を呈し、名探偵の腕の見せ所となりました。
ああ、今度はどんな異能でトリックを暴くのかしら?もう、トリックなんぞより魔界777ツ道具の方がよっぽど楽しみ。

物凄い不謹慎かつバカバカしい事ですが、毒ガスと外人が結びつくと、どうしても田辺・M・五郎が思い浮かんでしまいます。稲中卓球部のワキガハーフで人間兵器。
最後のページでデイビットが犯人だと判ったその瞬間、デイビット=ワキガという設定になりました。だってそういう顔つきだし。(失礼極まる偏見だ。)


***ポルタ***
この漫画を好きになれそうな、唯一のとっかかり。それが「ポルタ盗賊団 盗具(ギミックツール)」なのですが、2個目にしてもうダメかな?と思わせるショボさ。
お菓子にちなんだ面白ギミック…もっと捻って捻ってスゴい奴を出して下さいな。ムダにご大層なブツを考えて下さいな!
「じゃーん!!」って言われましても、単なるつっぱり棒が白い画面にひょろ~と出ているダケでは、荒涼とした空気が漂うだけでございます。
せめてなぁ…。「説明しよう!スプレッドチュロスとは~」的な解説付きで、胡散臭い仕組みまで解明しちゃえばいいのに。
毎度「へー。」「ふーん。」「ほー。」としか思えないのは寂しい。せめてツッコみたくなる要素が欲しい。


***べしゃり暮らし***
今の時点での圭右の目標は学校の爆笑王であり、将来の夢が芸人だというワケではないみたい。
だけど、今回あたりから芸人を目指す方向に話が展開していくのかな?なんて思ったり。
元芸人の転校生・辻本潤が登場しました。元芸人の高校生って、どういう事?だとまず疑問が一つ。インディーズ的な活動をしていたという事か、それともプロダクション所属の本格派なのか。
何故3年の2学期という時期に転校してきたのか?等々、謎が尽きません。
彼が芸人の道に挫折したのか、あるいは学業に専念するための一時的な休止状態なのか。色んなパターンが想像できますが、彼に刺激されて圭右が芸人を目指す決意をする。という展開はありそうです。

そうなると、親との確執やら周囲の反発ってのが当然出てくると思われまして。お笑いよりも、そっちをどう描いてくれるのか?それが楽しみなのです。


***ムヒョ***
ふと思ったのだけど、魔法律の才能と霊能力は畑違いなのでしょうか?
霊媒体質のナナには、常人よりも“煉”がある。
『潜在能力はスゴイんだよ。』的存在のロージならば、当然“煉”の量も沢山なはず。だけどロージーには霊の声は聞こえない。
つまりは“煉”が多い=霊能力がある、という事ではないのか。もしくは単にロージーがナナに劣るという事でしょうか?後者だったらあまりに悲しい。

『魔法律』のデティールが結構固まって来たなぁ、と思って居たのですがまだ不明点は多い感じ。話を進めながら設定を固めている部分が大きいのですかね。
魔法律の効果は大好きなんだけど、その根幹が不鮮明な点がどうにもモヤモヤしてしまいます。このモヤモヤが、胸のつっかえなんです。

霊能力と魔法律。この2つの住み分けはキチンとしていた方がいいかなと思うのです。その方がね、ナナちゃんのサポートにも線引きが出来るし。あんましナナちゃんが活躍すると、ロージーがカワイソウだし。

最後に心配事が一つ。使者対使者の激闘はダメ!絶対!!遊戯王みたいな話になっちゃう!!


***太臓もて王サーガ***
この漫画のパロディには、大きな愛情を感じていました。ジョジョパロは勿論、木嶋ゾーンにだって、菊●ビームにだって愛が溢れているんです。
だがしかし。「カウンセリングで元気やで!!」「姫を守れ!少年守護神」には、わずかばかりのトゲを感じたのです。
「幕張」が「マサトメ」と「草薙葵」に放ち続けた蔑みのオーラが、少しだけ漂っていた気もするのでした。
打ち切り漫画ネタは逆に危険なのですね。弱いものイジメと受け止められかねない点です。

よろしくメカドックの股間はバリエーション豊富なのね!初期Verではイヌーピーちゃんだったのに。その内冨樫が登場するのでは無いかと不安です。場所が場所なだけに怒られそう。
結局、もて四天王最後の一人は明かされないままでした。誰なんだろう?ホントに気になる。

「こんな感じでした。編…学園長!!」…という事で、学園長のモデルはやはりイバちゃんでした。イバちゃんは芸歴長いですね~。「とんちんかん」の昔から漫画に出演してますから。ジャンプの編集長は愛されてナンボって事ね!


***闘魂パンダーランド~学業立志編~***(*代原ではない)
クロマティよりむしろ。

ロビンマスクっぽい。

稲木の方がまだ良かったなぁ。


***タカヤ***
「今の流行は「萌え」!?ごるぁ!男なら熱すぎるバトルに燃えて燃えてもえまくらんかい!!と、某球界の番長なら言うと思うよ!妄想だけど。「燃え」要素ぎっしり!!週刊少年ジャンプ47号は10月24日(月)発売!!

このコピーに今ひとつ、煮え切らないモノにさせていたのは、タカヤのせいでしたのね。
次週「萌え」要素全開で行きますから。編集さんも、さすがに後ろめたさを感じたのかね。


***たいして良い思い出もできそうにない学校生活***(*こっちが代原!)
和田ラジヲが大好きな人には、読んでてツライ漫画です。新人不足はギャグ漫画の方が深刻だわ。

っていうか。テニス休載の怒りは全てこの漫画への不満に置き換えられてしまう為、悪口ばかりが浮かんでしまうのでこの辺でやめておきます。
テニスの代原のギャグ漫画ほど、やりづらいモノは無いでしょう。何が載ってもテニス以下の笑いしか提供できないもの。天然って罪だわ。



以上、テニスが無いのでテンションが低い46号でした。
次号、キャディーガール瞬が本誌にやってくる!はっやいなー。レボリューションから1ヶ月で本誌掲載ですか!どのくらい手直しされているのか、少し期待してます。


コメント (6)
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キロギーと共にやって来ました。 ジャンプ感想45号

2005年10月16日 20時30分59秒 | WJ感想2005
会社で風邪が流行りだすと、真っ先に罹患るすタイプ。それが私。
「体が弱い。」と言いたい所ですが、入院はおろか点滴の経験がないほどの健康体でございます。
一言で言い表すと「軟弱」。それがアタシの体質なのです。

そんなこんなで、新連載の感想を書いた時点で力尽きました…。
他は短めです。



***大泥棒ポルタ***(新連載・巻頭カラー)
「超大型TYPHOON」新連載第2弾でございます。
2005年19号にて読み切り掲載された読み切り、を焼きなおしての連載第一話となりました。

作者は北嶋 一喜さん。
「キタジマ」ではなく「キタシマ」とお読みするのが正解なんだそう。
なんだそりゃワガママな。と思うけど。私だって「はなむらザキ」って呼ばれたくはないから、その気持ちは判ります。レベルアップしたら「はなむらザラキ」になりそうだ。
話は戻ってキタシマ先生のデータへ。なんと弱冠20歳での連載開始となりました。(読み切り掲載時は19歳!)
矢吹健太郎先生の19歳デビュー以来のフレッシュマンでございます。
聞けば「学生と漫画家の2足の草鞋に苦しむ。」との事。そんな2足の草鞋を穿いた人、餅月あんこ位しか知らねぇよ。
いや、少女漫画系には結構いるかも。

大御所・森田まさのりに、超新人の北嶋一喜、と中々に面白い組合わせの新連載陣ですな。
05年スタート勢では、もはや安泰・松井優征。もはや中堅・大亜門先生。そして第1回金玉杯未来杯の栄誉・坂本裕次郎センセー。気が付けば佳境・岩代俊明センセを加えた6名が生き残っております。
今年も残すところあと2ヵ月半。残り10号を切ったこの季節。晴れて新年号の表紙を飾れる作品はいくつあるのか!?
デッドヒートに目が離せません。

「みえるひと」「Mr.FULLSWING」の状況からして、年末までにもう一回は新連載スタートがありそうな…。しかし、次に来る漫画が読めません。
一番恐ろしい事は、地震・雷・加持君也くんが「サムライスラッシュ」を引っさげて帰って来る事です。アレだけは!あれだけはキビシイです。


どんどん感想が反れているので話を戻して。「大泥棒ポルタ」の感想。
19号の読みきり掲載時、まず気になったのは画面の白さ。背景無し、人物のみのコマの多さが目に付きました。
それに比べれば、まぁ幾分良くなったかな?という印象です。スッキリした画面、と受け止めればよい印象なんですが…。一緒に始まったのが泥臭さの強い画風の森田氏なだけに、あっさり過ぎて物足りなさを感じる絵柄です。

読みきり作品を、そのまま第一話に焼き直しというのは良くあるパターンですが、「ポルタ」は焼きなおしが悪い方向に行っちゃった感じです。
読みきり掲載時のストーリーでは、亡国の姫君は超オテンバの行動派。負けん気の強さが魅力的でした…、それがなんでウザったい天然キャラに…。
主人公、その相棒に感情移入のスキがない分、庶民派姫様が心の拠り所だったのに!
もし、コイツを萌えキャラだと思って描いちゃったならそれは大間違いであり、今後が不安になる要素です。
ついでに、トリックもショボォくなってしまったよ。前は列車のニセモノを作ったり、時間を盗んじゃったりロマンが溢れてたのに、えらいスケール縮小しましたな。
トリック自体はショボくても使い古しでもいいから、ハッタリ多めでお願いします。どうせなら夢のある話が読みたいよ。

でもまぁ、お話そのものは明るくて良いですね。主人公の性格もクールと言えどガキ臭いし。“記憶喪失”という取っ掛かりで、妙に暗い方向には持って行かないで欲しいです。
ガキンちょが背中に哀愁背負うなんて、10年早いぜコンチクショーなのでございます。

この人、好きな作品に「新ルパン三世」を挙げているのですよね。
わざわざ「新」ルパンが好きだ、と言っているその理由は読んでて良くわかる。ドブ臭くないルパンがお好きなのね。
それを踏まえた上で「ふ~ん。そうなんだ。」で終わる感想。薄い読後感。ワクワク感が足りない感じ。

ついでにもう一つ。
「レヴォリューション」「赤マル」の新人読みきりと比べて褒めてあげたい点は、「ポルタ」は不要なお遊び描写を削っている点ですね。
新人さんほど、無用なおふざけが多かったりして辟易とする場合がございます。ストーリー上、まったく意味のないお遊びが多くって…。描いてる方は楽しいかも知んないけどね!
不要なお遊びの排除、その点はとっても好ましかったです。


***ONE PIECE***
カクとカリファ、悪魔の実を食す。っの巻き。

いや~。とりあえずバナナっぽい実を食べたのがカクでよかったね。絵的にやばい事になってたかも知んなかったね。よかったよかった。
悪魔の実って、中身も唐草模様なのですね。でも不思議な事に、皮の内側には模様が無いの。実自体のどこまであの模様が入っているのか?断面図を拝んでみたいモノです。
っていうか、皮の裏まで模様が入っているのなら模様は表面的なものではなく、中心部分まで染み渡っていると仮定できるのですが、皮の裏側が白いとなると中々ムツカシイ。
流石は“この世の物とは思えない果実”!謎に満ちております。
この2名がいかなる能力を身に付けたのか?それは使ってみなくちゃ判らない、お楽しみなのでございます。
やったら偉そうな態度でルッチが語るには「十中八九弱くはならん」らしいですが…あえて弱くなったら面白い。所詮スパンダム印の悪魔の実だし。


***NARUTO***
すっごい今更なんですが、デイダラは膨れて破裂して終わりだったの?あんまりな最期だったので、未だにアレはニセモノじゃないかと思ってしまいます。
確か6月の中ごろだったでしょうか?「そもそもオレとは誰なんだ?」と、我愛羅が一人寂しく哲学し始めたのは…。
その後すっかり放置されて死にっぱなしの4ヶ月。長い長い放置期間を経てようやく答えが出る日が来ました。
「オレは誰?」と心象風景の中で呟きに、現実に彼の名を呼ぶ声で答えが出る。少年時代の姿が徐々にオーバーラップして実像になる。
クッサイけれども、なんかいい演出です。輪郭が引き締まって随分大人びたなぁ、と。第1部からの時間の流れを感じました。
とことん感傷的に進みますね。近頃のNARUTOは。そんな中で、デイダラさんの意味の無い散りっぷりが浮きまくりだ。あんまりじゃないか。
が、目が覚めたら突如として砂忍の皆さんが集合しておりました。急な出来事だったので思わず、まだ夢の続きなんじゃないかと不安になります。
こいつら、いつの間に現れたのさ!?


***べしゃり暮らし***
ベテラン作家ならでは構成に感心。展開にムダが無いとはこの事ね!って感じです。
ていうか、サブタイトルが「トーキー」だと始めに知っていたら、冒頭2人で『僕たちの夏』を見ていた時点で展開が多少は読めちゃったか。
が、このエピソードで圭右が子安の才能を認めるという事にも繋げている。ってのが隙が無い。
今回は「セリフ改変ネタ」という紙ジャンルがお得意とする分野での笑いだったので、作中の「笑い」に共感する事が出来ましたよ。
しかしまぁ。子安君の乙女ぶりが今後の不安要素というか。草野に続いて2番手に食い込みそうな勢いですよ。ホメられて照れるシーン、圭右が明らかに怯えているのが笑えます。
男子同級生にあんなリアクションされたら、誰だって怖くなりますとも。


***BLEACH***
ウルキオラは優等生なんですね。そんで先生のお気に入り。そんな優等生に何かと突っかかる、ちょっとワルなグリムジョー君。
普段はツッパっているけれど、本当は寂しがり屋さんなんです。強がってみて、皆の注目を集めたいの。先生に構ってもらいたいの。
死神ご一行は着実に現世へと根を降ろし始め、BLEACH学園編がスタートしようとしております。とりあえず、宿のアテ位は定めて来いよ、お前たち。浦原さんちは食ブチが増えて大変だ。
死神達がハイスクールライフを満喫している頃、藍染の元では中学生のHRみたいな光景が繰り広げられておりました。
こういう場合、一人でピンチに陥るツッパリ君の所に優等生が助けに来るんですよね。んで、友情が芽生えるの。で、最終的には先生の愛の鉄拳で更正して、皆で夕日に向って走る。
そんな愉快なアランカルは嫌だ。


***太臓もて王サーガ***
高いな掲載順!こいつはもう安泰だよ、と安心してもイイのだろうか?内容がコレなだけに、いつまで経っても不安が消せません。
木嶋クンには、もっと精進して頂いて「百錬自得の極み」の境地に達して貰いたいです。習得すると、見開き扉を縦方向にぶち抜いて登場できる特典付きだし。
坂田がとにかく可愛くて困ってます。こんな癒し系にまで、いちいちツッコむ宏海。天然ツッコミ体質には、ボケばっかりの学園はツライね。ある意味、充実した学園ライフだけど。
もて四天王は「木嶋・玲夜・乾」の3名まで明らかになっておりますが、残る1名は誰なんでしょ?
案外“不良はモテる”という法則に則り、宏海が残りの1人だったりするのか?そうなった時の太臓のリアクションが見物ですな。


***ムヒョ***
外道なり五嶺!んでもって、何にもしてないなコイツ!
前回、エビスの体内に霊を封じ込めた策は「六十八手」で、今回のが「百八手」。
これも前回同様、エビスの所に霊を集中させる策のような気がします。なぜ、ボロ雑巾のように捨てられる運命が目に見えていながら、彼は五嶺にすがるのか?
カネと権力だけでなく、それなりのフォローが入るのかなぁ。なんか救いようがない悪人に落ちぶれて行くだけってのもね。


***REBORN!***
骸一派に一挙に5人が加入!一気にツナ一行の雲行きが怪しくなりました。
骸一派にも、一応紅一点がいたのね。お金が全てと豪語する、潔い悪女です。そんな彼女に愛のポイズンクッキングでビアンキ快勝!
期待していた(それなりに)シリアスな活躍が見れて満足です。獄寺姉弟は何気に頭いい設定なんですね。音波攻撃を即見破るとは。
バトルの解説、という点で獄寺姉弟がナイスなコンビネーションを奏でていて嬉しい。いや、獄寺姉弟はセットで好きなんで。
新たな敵登場!→即撃破!というサクサク感が楽しくてイイです。


***アイシールド21***
試合に入ると、まずは相手チームの特色を全面に押し出す展開。もう、このパターンはテンプレだと思って楽しむのが正解なんだと思うのですが、今度に限って見飽きた感が抑え切れないのはナゼなんだろう?
答えは簡単な事で、単に盤戸への思い入れが薄いからなんですよね。赤羽のキャラクターがどうも苦手だ。
鼻がデカくて人が良さそうな先輩がいい味を出してくれそうだと期待します。選手入場がピークで、試合にはあんまりのめり込めないなぁ。


***マジンタンテイノウガミネウロ***
『有無』様にて開催されていた「桂木弥子の好物」人気投票が遂に締め切りとなりました。
シェフご自慢の無敵艦隊を、わずか30分で撃破する怪食娘・桂木弥子の厳選した30品目!読者好感度1位は果たしてどの食品に!?結果発表が楽しみです。

今回は何を置いてもバイキング食い尽くし、温泉水バケツ飲み、という弥子の驚異的な食欲に目が行きます。
一般的にはマズい水を、たいそうお気に召した彼女。そう、グルメの味覚は時として一般人の理解を超える場合がありますもの。
中尾彬オススメの一品を、食べてみたらコレといって美味しくなかった事があったよ。なんかの魚の珍味。
旅先で出逢った大学生4人組は、異文化交流研究ゼミだとか…。この旅行で日常から離れる事の魅力を知り、そんな彼等に感心している弥子ですが、魔界人と交流している貴女の方が数段上を行くと思うのです。
「気が付いたら日常が非日常」という悲しい事態です。


***ボーボボ***
なんだか全体的にカッコイイぞ!今週のボーボボ!
グラサンマンの力を借りたビュティの活躍がめざましい!
「ジャンプレボリューション」の感想にもチョコっと描きましたが、女の子キャラがクールに豹変する瞬間がツボなのです。
ビービビにボディーブローかましている時の、あの表情が堪りません。
こんなにオイシイ展開なのに、あっさり力を使い果たしちゃうトコもグッド。自ら最大のピンチを招いちまったワケですな。
ヒロインに至上最大の危機が訪れた今、ヒーローは無事に復活できるのか?熱い展開だなコレ。
ってか、ボーボボの素顔はアレでもいいかなと思った。だってベーベベがアレだし。


***タカヤ***
甲斐くん応援団の女子3名が、たまにブサイクな瞬間があったりして。(特にヘアバンンドの娘さんはヤバイ。)
久々にラブコメ分補充の回だけあってか、ヒロイン・渚が引き立つメリハリ。
しかしまぁ~。カラー見開き4Pを費やして、ババン!と登場した8名の猛者。蓋を開けたら半数は活躍の隙も無いまま去っていきました…。
なんだこの扱い。ガリ勉くんには、密かに期待をかけていたのに!
今回、前半で花房の非道ぶりがクローズアップされております。実際に攻撃している姿はみせず、対戦者とギャラリーの反応のみを見せ恐怖を煽る、という演出は先週の「テニプリ」と同じです。
だがしかし!説得力がこうも違うのナゼに?(比較対象がその強さを天地万民に知らしめて久しい手塚である事が、まず間違いか。)
折角のラブコメパートだったのに、タカヤは寝言で一晃の名を呟く始末。渚ちゃんの必死の看病がむなしい。

***DEATH NOTE***
ずっとジョバンニだと思っていたその人は、ジェバンニでした。
そんなジェバンニさんの乗っている車が気になって仕方ない。エンブレムはヒュンダイっぽいんだけどね。見たこと有るような、無いような。
そんな所がモヤモヤした回でした。
あとはもう、月様にとって松田はもう“見えないくん”なのね。その内ゲタ箱に粘土詰められたり、松田の分だけ机が無くなったりするのね。(@「特攻の拓」だけど誰に“判れ”というのか?)
「キラを殺して自分も死ぬ」のエピソードは、局長伝説の中でも五指に入るエピソードですから。語らずには居られなかった相沢さんを責めてはいけないと思った。。
(ちなみに、伝説1位は「さくらTV特攻」。*「再就職だな!」は心に残る名セリフ部門、第1位。)


ご心配をお掛けしてすいません…。
なんだか本格的に風邪をひいちまったみたいです。一週間位、熱が37.5度前後をさ迷っております。
すっごい曖昧な具合悪さを漂っているので、残りは一言感想で…。


***テニプリ***

か、樺地が極みに!?

しかも見開きでボワッと覚醒しちゃったよ!「ボワッ」って何?オーラが出る音?
「百錬自得の極み」=「見開き」という図式は既に確立されましたね。(私の脳内で)


***銀魂***
エリザベスの持っているプラカードって、スケッチブックみたいになっていたのですね。経済的かつ合理的。「らんま1/2」に抱いていた不満が見事に解消されました。エコだね。時代は。


***HUNTER×HUNTER***
ベッドの上のタダレた世界にくじけそうになりました…。さっすが斜め上を行くお方は違う!少年誌のコードなんて見えやしねー!!
250回記念を目前にして、この展開。正直、次号が不安であった事は今ではいい思い出です。


***こち亀***
ボルボは缶詰、左近寺はプロテイン、両さんはすし屋の弁当(多分)。と、お昼ごはんにも個性溢れている所が良いですね。
こういう細かいコダワリが見える回は、結構面白いんだよね…。と、思っていたら部長が出てきたあたりで総崩れに。
部長が絡むとつまらなくなるのはどうしてか?カムバック!部長の威厳!


***D.Gray-man***
リナリーの腰についている布が果てしなく謎でした。袖の長さもモチロン謎ですが。
ヒラヒラした物がついていた方が絵的に栄える、といった漫画の上での実用性は置いといて。
あの布は一体何の役に立つのか?…どう考えても「手ぬぐい」だとしか思えません。


***みえるひと***
この時、初めて気が付きました。
明神が唱える術は「剄櫻」・「剄蘭」。…花にちなんだ技名だった事に!!
あと、これもやっと気が付きました。この漫画は「タイトル」の出方が凝っていたんだと!!(今更)


***Mr.FULLSWING***
唐突に現われた、生き別れの兄。その名は「雉子村黄泉」。
犬飼キュンも併せると「犬・猿・雉」の桃太朗トリオになるのですな。監督さんは「白雪」だし。
県対抗総力戦は、昔話シリーズで命名されるんですね。なんか「ザ・モモタロウ」を思い出して嬉しくなりました。
そういや、前にやってたね「おーしりふりふり・もんがーもんがー!」って。鈴木先生もお好きなのね「モモタロウ」。


以上、惰性と根性の入り混じった感情で書いてみたジャンプ感想45号でした。
すっかり遅くなってすいません…!あ、あと「キロギー」って台風20号の名前ですヨ!新連載キャッチコピーと掛けてみたのです。

コメント (7)
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今度はTYPHOONだ! ジャンプ感想44号

2005年10月10日 04時58分43秒 | WJ感想2005
轟く発想!渦巻く衝撃!
笑とスリルの大・暴・風!!
超大型TYPHOON新連載第一弾!!

今回の新連載キャッチフレーズは「超大型TYPHOON」


まだ寒さ厳しい2月。11号で「ユート」が12号で「ネウロ」は、こんなフレーズでした。

『この衝撃は初体験!!飛び込め新世界』

見たよ新世界。D・C・S!


そして新緑と共にやってきた3つの新連載。
5月には 24号「カイン」・25号「タカヤ」・26号「切法師」はこのフレーズと共にスタート。

『新たな世界の扉を開かん!TODOROKE春雷!』

ほとんど閉じちゃったけどね。扉。


太陽の季節、狂った果実は色づいた。34号「太臓」がついにスタート!

『衝撃、興奮巻き起こる!!SUMMER STORM in J』

まさにSUMMER STORM!太臓旋風が吹き荒れてます。少なくともネットでは。
35号で、さりげなく「みえるひと」も連載スタートしてましたね。そういえば。


そして今回は『超大型TYPHOON』と来ましたか。
「TODOROKE春雷!!」の頃から、ローマ字で書くとカッコイイんじゃないか?ってなセンスに傾倒し出したらしい。
そして、嵐やら雷やらをモチーフにしたいらしい。次あたり「ハリケーン」の到来が予想されますが、自粛したのか。
前回、そして今回はちょっと似すぎ。折角、一度しかない新連載開始!なんだから。もっとキャッチフレーズにも力を入れてやって下さい。


(気持ちを切り替えて。)
気が付いたらスッカリ秋になっていた今日この頃。
ぬぐいきれない「いまさら」感と共に44号感想を書いてみたいと思います。


***べしゃり暮らし***(新連載・巻頭カラー)
2005年5.6号で掲載された読み切り「スベルヲイトワズ」より。タイトルを変更しての連載スタートです。
タイトルは前のが良かった…。なんとなく宮澤賢治的で良かった…。

とにかくウケたい!目立ちたい!…というミスフルの猿野に良く似た精神構造を持つ主人公・圭右の爆笑学園ライフを描きます。

が、これはギャグ漫画ではございません。突然、姿かたちが変化する…。目玉が飛び出る、ありえない動きをする…。等々の表現は間違っても使えません。
リアルな描写で「笑い」を表現するのがこの漫画の目的なのかと思います。この漫画の中に登場する「笑い」は読者ではなく作品世界の登場人物に向けられたモノなんです。
だからか知らんが圭右のギャグが、どうにも寒くて仕方ないの。
でもね「その場にいる人にはとにかく面白い。」という、あの空気は凄く良くわかるのです。学校が違う友達が、過去の学校生活の面白エピソードを語ってくれても聞き手としては大して面白くもない、という感じに似ています。
そんな訳で、学生生活から離れて久しい私と致しましては「高校時代」の空気を味わう漫画として楽しんで行こうかという所存です。
ファンタジー無しの学園モノって、随分お久しぶりの登場ではございませんか。
しかも、作者は実はおちゃめなフラワーボーイ・森田まさのり先生ですよ!高校生を描かせたら比肩する者などございません。
今回は野球やらヤンキーやらの要素が無い分「学生生活」そのものがメインになると期待してます。

ところで、現時点でNo.1の天然は玉木くんなのですが…。もう奈々ちゃんのスカートを手にして「俺が持ってきてーとこだが。」と思ってしまう所が凄いね。ナチュラルに変態。たて笛なんて与えた日には、間違いなく舐めちゃうタイプ。
こんなイジり甲斐のあるキャラ、放って置く手はありません。読者向けのウケは、玉木くんに担って頂きたい。がんばれ!


***BLEACH***
新参者の主人公・圭右に、ちょっと似ている根性の持ち主・浅野啓吾。柱に名前が出てなかったら、多分一生忘れていたよ。この人の名前。
『小島水色』くらいオサレだったら、一生忘れないのねぇ。
そんな啓吾がのっけから滑っている。彼のネタはホントにどうでもいい事であり、小島がウザく思う気持ちもよく判るのでございます。
が、異界人が幅を利かせ始めたこの学園。ありえないチチと、ありえない眉毛が跳梁跋扈しようとしているこの時勢。そんな啓吾の日常がむしろ愛しい。水色の切り返しも素晴らしいですけどね。

こういうドタバタが、お寒い感じにならないのはいい所でございます。狙った笑いがちゃんと通じるってのは良いですね。狙うと笑いが取れない事で有名な漫画家も一杯いるというのに。

遠い昔、空座町を恐怖のずんどこに陥れた、あの『メノスグランデ』。
それすらも、メノスの中では雑兵。あのメノスを『ギリアン』と呼び、その上にはさらに2つの階級『アジューカス』『ヴァストローデ』が存在します。
日番谷によって語られる衝撃の新設定。『ヴァストローゼ』ともなると、その実力は隊長格を凌ぐ…。コイツらが10体以上居れば終わり…。
そう言って、不安を煽りに煽って
「我等二十の同胞」(by:藍染“隊長”改め“様”)
この一言でトドメを刺す。しかもシルエットは全員細身で『ヴァストローゼ』の条件を満たしております。

もう、いっそ気持ち良い位の跳ね上がり方です。
ちょうどドラゴンボールに例えると「私の戦闘力は53万です。」のアタリです。もう、読者にはこのインフレを止める統べはございません。素直に驚いておきましょう…。

「な、なんだってーーーーー!!」

こうなってしまった以上、石田くんにはクリリン的活躍で見せ場を作って貰いたいですね。


***アイシールド21***(人気投票結果発表・センターカラー)
人気投票結果発表。応募総数は20,311票!数の上では先週発表されたグレイマンの27,033票に及ばず。でも、なんとなく応募者総数はアイシールドが勝っているのでは無いかと思うのは、いじわるな意見でしょうか?
1位はヒル魔(4490票)、2位はセナ(3257票)。3位に筧(1379票)が入っていた事は意外でしたが、投票の時期に丁度活躍していたお蔭でしょうか。水町の順位はグッと下がって11位なのにね。筧のキャラクターには陰な部分が無かったからでしょうかね?水町はヨゴレ役を背負った点で分が悪かったね。最後の足掻きぶりとか、泥臭くて好きでしたが。
さらに驚異の結果は5位の葉柱ルイ様(1144票)!愛されてるなぁ…。
3位以下、大きな票差がなくダンゴ状態なのが実に健全な結果で良いですね。脇役のキャラクターも、丁寧に描いて来た事の表われではないでしょうかね。

突然訪れた子離れの時。まもりは、どんなリアクションを取るんだろう?と、楽しみにしておりました。
セナの保護者である事がまもりの存在理由だったんですから。守る対象を失った喪失感。そして、まだまだ子供だと決め付けていた対象、に一気に追い抜かれたような虚しさ。
そんな時には泣くしかないじゃない!という事で、非常に素直なリアクションで、静かに涙を流しておりました。
セナに対する彼女の過保護ぶりは、優越感の賜物でもあり、ややもすると不快な点でございましたが、反省すべき点は見失わなかったのね。
だがしかし!ヒル魔先輩の心ニクイ演出で、そんな涙もすぐに乾いちゃいましたよ。もう、ヒューヒュー!でございますよ。
「泥門のマネージャー」という存在理由を新たに提示して自信回復に繋げちゃうなんて。しかも、直接諭す以上に効果も絶大。なによりさり気ないし、恩着せがましくない。大っきすぎるよアンタの優しさ袋!

と、いうワケで。人気投票1位はダテじゃない!!って事が良くわかるお話でした。
そこに痺れるゥ!憧れるゥ!!読者が続出中に違いない。


***銀魂***
オトナの世界はただれているね!!
もうね、次のジャンプを読んじゃったからね。もうタダレまくりです。男と女の間には、深くて暗い耳の穴なんです。
恋に狂ったその状態を自ら「メス豚」と称するさっちゃん。M気質であることは既にカミングアウトしておりましたが、ココまでディープな趣味をお持ちとは…。
ご存知菱縄縛りを、大亜門先生以外の漫画で目にしようとは…。それでいて、服部さんには尻にちくわのお仕置きぶり。
S嬢もM嬢もどっちもこなす。かの名作「無頼男」に登場した魔罹(マリ)お姉さまを彷彿とさせるフレキシブルさです。
ていうか、魔罹様を臨界点だと考れば、さっちゃんにはマダマダ成長の余地が残されており今後が楽しみなキャラクターです。

そんな事ばかり考えていた、秋の夜長でございます。
今回、時間が無いのか絵荒れとアシスタント画が目立ちます。アシスタントさんの菱縄縛りが必要以上に淫猥で、ドキドキしていました。

そんな自分はうぶなのか。あるいはタダレた世界の一因なのか?良く、わからなくなりました。


***ムヒョ***
ムヒョにより、蹴散らされたかに見えた巨大な顔面。
が、恐怖はここから始まります。巨顔の目口を、内側からこじ開けようとする無数の手。気持ち悪いよぅ!

だがしかし。巨顔がはじけて中からクリボーみたいなんが出てきちゃったら恐怖は半減でございます。
クリボー(by:遊☆戯☆王)みたい…。と思ったいたら。分裂しだしてますますクリボーっぽくなって来ました。
クリボー無限増殖に勝てる手が浮かびません。
「これがオレのオベリスクだ、ワハハハハ!!」と、意気揚揚と大技を繰り出したのも束の間。無限に分裂するクリボーの前に、地団駄を踏む海馬クンの姿が目に浮かびました。
ムヒョにそんな姿がダブってしょうがない。もう、どうしようもない。

五嶺サマのドス黒さも、どうしようもないレベルに達しております。なんて腐った目をしているんだコイツ!
と、思ったけどムヒョの目もそんな感じの時もあったよ。執行人ともなると世間の暗部を目の当たりにしたばっかりに、皆この目になってしまうのでしょうかねぇ。
しかしまぁ。好感度が毎週更新で悪くなっていく五嶺サマって一体…。わずか数週での転落ぶりが凄い。


***太臓もて王サーガ***


知らなかった…。あの海苔がジャンプ編集部特製だったなんて…!

「失敗した時は 速やかに死ぬ事」

そして海苔。こんな所でハンターの復習をさせて貰えるとは!
この台詞でパームさんの事を思い出した分、次号の衝撃は大きかったのです。
海苔の力が違う方面にも働いていたら…!せめて、せめて1個だけだったら…!2個はやばいと思った。(銀魂からこっち、色眼鏡フィルターをガッチリ装着中)

ウサギ忍者の素顔が、なんとなーくリーダー的存在なのは気のせいでしょうか?
今回は、色んな意味でブラックなお話でございました…。

でもね。宏海×あいす推奨派と致しましては、さりげなく宏海を頼りにしているあいすが見れて幸せでした・・・。


***テニプリ***
ミユキ嬢の勇気に心打たれ、イップスを克服した手塚。
「卑劣な奴らに天誅を食らわす!!」と、柱のアオリもヒーローの復活を祝っております。

そんなヒーローの第1打は不意打ちサーブでスタート!!せめて大丸さんの台詞が終わるでは待っててあげて下さい。どっちが卑劣かわかんない!
それに比べると、予告付きの第2打はいくらかマシでございます。
恐ろしいのは、手塚のプレーする姿が殆ど描かれていない点ですね。しかし、観戦していたミユキ嬢の「強いなんてモンじゃない。」という言葉と、呆然とした表情。
そして、大丸さんの次のターゲットに指名された少年の、尋常でない怯え方で全て察しろという事か。
大丸さんの安否が気がかりです。

さらに、唐突に明らかになるミユキ嬢の身元。やはり彼女はただの新キャラではなかった!
そう、彼女は「ボーイッシュ」「ロリ」という武器の他に超強力な属性を備えて居たのです。
第3の武器・「妹」!ミユキは千歳の妹でした!
よくみりゃ兄の服と、妹の帽子の柄が御揃いです。芸が細かい!まったく気が付かなかったですよ。っていうか、気にしてなかったですよ。
そいういやぁ、桃城と微妙なLOVEフラグがっ立ってる杏ちゃんも、橘の妹。許斐先生は「妹」属性なのか!?
と、なると手塚とミユキのLOVEは確定でよろしいか?
所詮、桃城、杏のごとくにどうでもいい事この上ないフラグですけどね。

しかし、手塚国光非情なり。怪我の恐怖克服するや否や、頭にあるのは全国大会の事ばかり。
ミユキ嬢の事など、どうでも良いとばかりの放置ぶりです。少女の心を弄ぶ、恐ろしい男です。
もう既にミユキの事など、頭の隅にもないようにしか見えません。清々しい去りっぷりです。
あまりにも可哀相なので、ミユキ嬢には復讐のチャンスがあると信じたい。

んで、純真な少女を踏み台にして、舞台は全国大会へ。
戻った途端に樺地が白目で帰りたくなりました。しかもヘソチラ付き。
現実は残酷だった!そりゃ手塚も回想するわな。


***切法師***
『次号クライマックス!』=最終回。という法則に従い、つつがなく終わりを迎える事となりました。
どこまでも「カイン」と対象的だなぁ…と思ったのは、終わりどころか「出発」した点ですね。

鱗谷の村編のエピローグ的な一話になるかと思いきや、出し切れなかったキャラクター・設定を駆け足でご紹介。
例のウスサマ明王も、最後だけあってちゃっかり登場してくれました。
目下ラスボス候補だったこの方を、贅沢にも解説役に据えて送る最終話。
摩奈ってやつは、てっきり陰陽五行に則って「木火土金水」5つかと思いきや「火・風・生・死・土・氷・霊」の7種類がベースとなっておりました。
さらに、それぞれの摩奈の属性に応じた七本の刀「七刀」の存在。取って置いた設定はたくさんあったのね。
鬼は鬼でこの7種とは違う摩奈を持つようですので、属性の相性やら組み合わせやらバトルを盛り上げる要素は盛りだくさんだったのね。RPG的で好みだわ。
古臭さは否めませんが、骨太なシステムです。能力バトル漫画がなんでも有り状態で曖昧な設定が溢れる昨今。こんなに根幹のしっかりした設定があれば、他と一線を画すバトル漫画になっていたかもしれない。
が、いかんせん何もかもが遅すぎました。
最終話になって動き出した敵、そして仲間。とくにお仲間が魅力的であればこそ、もったいない事をしたなぁ。という気持ちです。

姉上は式"紙"使いだったみたいですね。紙のお馬でご出陣して行きました。このお馬さんがイイんですよ。いかにも紙!という感じがまた。
姉上が法術で戦う様子を見てみとうございました。使い魔やら式神やら不思議な物を使役して戦う、というのが好きです。元がオカルト漫画好きですから。「カルラ舞う!」が好きでしたから。
その他のお仲間も、お侍、僧兵、霊幻道士とバリエーション豊かなラインナップです。得物もイロイロ、技もイロイロ、といった雰囲気です。長く連載していれば、変化に富んだバトルが期待できたのかも。
このお仲間達が、なんとも明るく旅立っていったのが印象的でございました。

そして、我等が主人公・倫太郎も次の冒険へと走り出して行きました。

「どんな人や鬼が待っているのやら…。楽しみだ!」

そう言って、爽やかに駆けて行く後ろ姿が、ラストシーンとなりました。
これまた明るい旅立ちの図。「鬼を倒さなければ。」という義務感からではなく、新しい世界への期待に満ちた旅立ち。

打ち切りなのに、悲壮感漂わないラストが好印象で。
この明るさが、何よりの魅力でした。
問題点があったとすれば、展開が遅かった…という点ですね。



以上、今更ながらの44号感想終了です。

次号では新連載第2弾「大泥棒ポルタ」がスタートです。
不振続きの新連載陣ではありますが、この閉塞感を突き破るようなインパクトがあると良いのですが。
キャチフレーズ負けしない新連載でありますように…。

コメント (2)
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さよならカイン ジャンプ感想43号

2005年10月02日 23時55分53秒 | WJ感想2005
レヴォリューションの感想に全てを費やしてしまった感があります。
慣れない事はするもんじゃないねぇ。と。思いました。

週刊の感想って『本誌を読んでいる。』事を前提として書いているのですが、増刊感想はその逆でした。買わないまでも、どんなんなのか気になる…。という層が圧倒的に多いかなぁと。
内容が伝わるように感想を書く、という事の難しさを知りました。

ちょっと息切れしたので43号感想は縮小版です。

お取り扱いマンガは「ONE PIECE」「アイシールド21」「もて王」「切法師」「カイン」のみです。


***ONE PIECE***(巻頭ワイドカラー)
ついに再びCP9と拳を交える時がやって参りました。正直、エニエス・ロビーに入って以来ルフィの強さを存分に見せ付けられる展開ばかりであり、海軍のあまりの不甲斐なさにガックリとしておりました。
が、それは後に控えたCP9の強さを際立たせる為に違いない!と思い来るべき時へと期待を高めていたのでございますが…。

余裕ブッこいていた割りに、あっさり「鉄塊」を破られてしまったブルーノ氏にトホホ感が拭えません…。まだ悪魔の実の能力は使っておりませんので、巻き返しは充分に図れるとは思うのですが…。
悪魔の実よりも「六式」で頑張って欲しいなぁと、尚も期待致します。
なんかなぁ。「六式」ってヤツの強さがなぁ。設定ほど強くないのが残念でなりません。結局、悪魔の実に頼っている点も。
能力者至上主義を覆す存在としてCP9に期待し過ぎていたのかなぁ。

ソドムを切り捨て先へ進む!という展開にはグッと来るモノがございました。
絶対生きてるだろうなぁ…という予感はあるのですが「もうダメだ!!」と割り切ってそれでも先へ進ませようという気迫が涙腺直撃です。今回はフランキー一家の活躍が目立ち、嬉しい。


***アイシールド21***
ついにアイシールドを脱ぎ捨てたセナ!!
じわじわ離れて行くのかと思いきや、あっさりと正体を晒しましたか!これっくらい正面切ってバラされると、かえってスッキリ致します。

虎の威を借る狐…ではないけれど、アイシールド21という名を借りる事で「今までとは違う自分」となり、強くなったセナ。
シールドを外して「小早川瀬那」として勝負する決意。誰かになるのではなくて、自分そのものに自信を持つ。
シールドを外した瞬間の変わりっぷりにゾクゾクしますよ。正体を明かす、只それだけの事だけど、表情から甘えが消え一気に男前になったセナ。
ものっそいカッコイイのでございます。痺れたのでございます。

月並みなコトしか言えませんが、今週は心底こう思いました。あぁリアルタイムで追いかけてきてよかったぁ!!


***太臓もて王サーガ***
ジョジョ好きの、ジョジョ好きによるジョジョ好きの為の一話。
凄いです、はっきり言って私の様な生温いファンには判らないネタが続出でございます。
もうなんか、この一話の為だけに「太臓」を連載したんじゃないかって思えてくる位です。むしろ、ついに来るべき日が来てヤケクソになったんでは無いかと不安になったよ。
この一話に秘められた、鉄の意志を感じました。
扉絵からして徐倫!!徐倫がいる!!そのものズバリが遂に出た!!!
この扉を見た瞬間、思わず背筋を正してしまった自分がいた。こんな衝撃神田うのが徐倫コスをした!というニュース以来。

「キラといえばヤマトより吉影!」には物凄く共感するも「アルといえば、ヤンコビック」って所まで行くともう歯が立ちません。
判る人にしか判らないネタであり、狙った範囲があまりにも狭いこの一話。小学生には絶対わからないネタなんだろうなぁ~。でもボーボボも時々レトロゲーネタとかキン肉ネタとか出すけど、それらのネタは不条理ギャグとして上手く作用しているのでございます。その逆を見事に行ったなぁという印象。
判らない人にはクスリとも出来ない所がスゴい。それをやらせる担当も凄い。ってか担当もジョジョオタに違いない。

この一話をある程度人気が安定したから出来た話、として受け止めるか、あるいはヤケクソだと取るか。前者だと嬉しいのでございますが…。
うっかりしてると再来週あたりで「最終章」などと突然言われて、我泣き濡れて蟹とたはむる目に遭いそうです。
スピンちゃんの時は悲しかったなぁ。言われなく恨んだもの、運命の2004年28号を。偶然その時スタートしたグレイマンを恨んだもの。ぷーやんに至っては憎んだもの。
でもなぁ。とりあえず、今期の新連載は乗り切ったと安心しております。が、カインによって「クライマックス」の信憑性が根幹から揺らいだこの時候。一抹の不安を抱えつつ明日を迎えようと思います。


***切法師***
終わったのかと思った…!

まさかの2本同時最終回かと思ってビックリ致しました。
そして次号のアオリには「次号、クライマックス」の文字が!そう、これが「クライマックス」の正しい用法なのです。
が、使う時期は合っているけど、使う局面ではないなぁという気持ちが…。クライマックスってのは今週にこそ相応しい言葉であり、これ以上何を盛り上げようとするのか?

物語の収束へと向け、ひたすら突っ走った「カイン」に対し、マイペースに、丁寧に一つのエピソードを描く事に終始した「切法師」。両者のスタンスの違いはとっても明確であり、比較が楽しい所です。

さて本編の感想をば。
すっごい久しぶりに姉上がご登場。なんか綺麗になってるなぁ。この方、倫太郎と血の繋がりが有るのかないのかイマイチ判らないのでございますが、彼女も額を隠して居ると言う事は、『啓発紋』の持ち主であったりするのかしら?
実は鼓家は由緒正しい一族だったりするのか?
覇奴万様の回想に登場した「鬼の王」が人型だったのが意外。案外、地位の高い人間に取り付いて居たりしたのかしら?そう思うとこの漫画のラスボスは織田信長だったりしたのでしょうか…。
あれ?ウスサマ明王なんてのも居たね、そういえば。あいつ、最終回には登場するんだろうか?

覇奴万様は、怪物然とした姿に似合わず武人であり、一族を統べる長であり、強い母であり。大変立派なお方でありました。
優れた人格を持つ敵との戦いを通して、主人公が成長するってのは近頃見かけなかったなぁ。外道な敵が多すぎてね。ワンピには鷹の目がいるけど、戦いはまだ先だし。
そういや、BLEACHにはチラホラあったかも。

あんまり感想は書かなかったけど、結構好きだったんですよ。この漫画。
バトルシーンは判り易いし。当初連発していたページまたぎのコマ割りも、適所で繰り出すようになってからは読み易さも格段にUPしたし。
それに合わせて見せ場の作り方もどんどん良くなって行ったし…。
難点があったとすれば、台詞の固さでしょうかね。特に倫太郎の台詞がどうも。自分の心理状態を冷静に解説し過ぎていたのが、鼻に付いてしまってどうにも。

なんかなぁ。ホント、優しい人なんだなぁ中島先生は。この温かさが何より好きな要素なのかも。


***カイン***
ついに迎えた最期の最後。クライマックスの果てへと辿り着く時が参りました。

自らの命と引き換えに父と刺し違えたカイン。どこまでも悲劇に終始した物語でありました。
最初からこの結末を構想していたのかな?というのが疑問なのですが、最初っから「悲哀」を謳い文句にしておりましたので、まぁ明るく爽やかに終わらせる気は無かったんでしょうネェ。
滅ぼす事でしか終わらなかった、ってトコがまた「切法師」と見事に逆ですな。

カインが最後に放った技「破傀輪」。少なくとも視界に入る範囲内は対象になるであろう超強力かつ、ズルい技。よもやの主人公自爆!でラストバトルは幕を降ろしました。
ライエンの強さとか、親子が背負った過去とか、「破傀輪」はいつ習得したのか?等々、説明不足であり盛り上がりには欠けるなぁというのは仕方ないとして。
ラスト4Pでのまとめ方は、とっても良かった。
白馬に跨り、笑顔で手をふるカイン。それを見て無邪気によろこぶルゥランと、全て理解した上で静かに笑うメイファ。メイファの表情がとにかく切なくて良いのですよ。
ちゃっかり今週の回想で「馬に乗れんのだ。」と笑うカインが出てきております。馬に乗れないはずのカイン。そして先週大暴れしたあのお方。
現われたのは白馬に乗ったエンウン様だったのでございます。最終回でもエンウン様が大活躍!最後の最後で美味しい所を鷲掴みにしていったお方でした…。
エンウン様の能力が、2人の笑顔の為に使われた。もう、この点に感動したのでございますよ。戦うだけが能じゃないんだと、せめてもの優しさを見せてくれたのです。
第2話とかその辺で、磁力を使ったお遊びで子供達を楽しませていたカインの姿をふと思い出しました。機道の力が悪用されない世界、という物をカインは夢見ていたんでしょうかね。

なんでこの漫画をこんなに応援してたんだろうなぁ…。とうのは自分でも疑問なのでございますが、思えば第1話のコンセプトが「メイファの笑顔の為に戦う」だった事が良かったのかなぁ。
結果的に主人公自身が笑顔を失い、とにかく暗い話へと落ち込んで行き、最後にはメガンテ特攻で敵もろとも滅ぶ…。という凄惨な物語ではありましたが、「メイファの笑顔の為に」と、お土産を残してくれた事が救いになった気がします。
ホントにわずかばかりの救いなんですけどね。

ライエンに機道を伝えた謎の人物がどうなったのか?等、放置されている点は多々ありますが「カイン」の物語としては見事に終結を見たワケでございます。
まぁ、打ち切りにしては良くまとまったんじゃないのかな?と、感じました。

「物語はただ静かに・・・幕を降ろす」

…最後の最後で、アオリが正常に機能した。それもせめてもの救いです。


一応「次回作にご期待下さい。」の一文がありますので、ジャンプはまだ内水くんを見捨ててはいないのですね。
最後の最後でメイファが見せた笑顔、ありゃあイイっすよ。あの笑顔に可能性を感じました。
次回作こそ、一皮剥けてくれると期待して待ちます。




以上、いつになく真面目に書いたなぁという感想でした。
来週から「カイン」が無いのかぁと思うと、結構寂しくて自分でもビックリです。
コメント (7)
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ばってん。やってみたとよ。 「ジャンプ the Revolution!」感想

2005年10月01日 17時06分41秒 | WJ感想2005
新設増刊誌・ジャンプthe Revolution!の感想をひとつ。
今週のジャンプ感想より先にこっちを書くのもどうかと思いつつ、こういうのってタイミングを逃すと一生書かない予感がします。赤マルも逃したし。
物珍しさでチャレンジしてみましょう。

正直、読む前の予感では「より女性読者を意識した誌面」を想像しておりました。グレイマン・デスノ・銀魂・BLEACHといった女性に人気のある作品のオマケで取り込める読者層は、その辺りかなぁ…、と。
が、読後は一変。この雑誌は「オタクを自覚する人々にアピールしたい誌面」を目指したものであると思い直しました。
オタク、漫画通を自称する人々の好みそうな(ホントに好むかどうかは別)作品を多数収録。アクション、SF、ホラー、恋愛、ギャグ、センス漫画と多岐に渡るジャンル展開で“通”も唸らせたい、という意気込みでしょうか。
だけど、付録と本編の内容とのギャップといい、載ってる漫画のバラつきっぷりといい、なぜか大プッシュの「BLACK CAT」といい。今ひとつ、コンセプトが不明瞭な印象。


以下「ジャンプ the Revolution!」の感想となりますが、ネタバレしてます。しまくりです。
ネタバレがお嫌いな方はご注意下さい。


まずは、皆が気になる特別付録から行ってみましょうかね。


*「D.Gray-man」プレミアムJCカバー*
2005年ジャンプのトレンド、コミックスカバーのオマケ。
絵柄は本誌の方でも紹介されていた通り、アレン・神田・ラビの3人。裏表紙はいつものウサギちゃんが十字に磔られております。星野センセ、あんたも好きネェ。
そして目玉はカバー裏のお楽しみ「超秘蔵ラフ画(コメント付)」でありましょう。

といっても、設定画のラフはアレンの前身「ロビン」が2枚。扉絵用下書きが1枚とボリュームは少な目。
アレンの顔、といえば「ち」なのですが、初期はツギハギだったそうな。
漫画のタイトルも「ROBIN`s」であり、連載前の読み切り「ZONE」の名残を強く残します。

扉絵スケッチの方はというと…若干幼い感じのアレンが中央に立ち、、右にクロス・ジャン(一巻に登場した少年)、左にリナリー・神田・コムイ等の横顔、背後で笑う千年伯爵の姿…、が大変ゴシックテイストに描かれております。
外見上、大きく変わったキャラはない感じ。神田はどうでもイイ感じな扱いなのかと思ったら、そうでもないのね。あと、ジャンの再登場を強く予感しました。
どうでもいいけど、カバーと折り返しで、神田さんの顔が違いすぎ。同一人物とは思えない上、知らない人が見たらヒロインかと思うじゃない。思えばいいじゃない。(そろそろ立場が苦しくなっている神田女説支持者)


*本誌コラボ・DEATH NOTEポスター*
おもちゃの銃をぶら下げたメロと、例の座り方でロボットの人形を抱えるニア。

この1枚だと非常に地味であり、本誌と繋げてこその逸品です。

*リューク特選!ジャンプキャラ死神占い*
ポスター裏についた企画。最初見逃しました。
誕生日と、いくつかのしょっぱい質問で占う、キミのジャンプキャラタイプ。
私は跡部様タイプ。やったね!

タイプ一覧には月様もおわしますが、解説には「もう少しゆとりの心を持とう。」の一文が。うん、その通りだよ。むしろゆとりがなくて見苦しい位だよ。

下らないと思いつつも、なにか心当りがある気もするこの占い。中々楽しいので、試してみる価値はあります。


*銀魂・BLEACH リバーシブル巨大ポスター*
表がアニメで裏が実写。どっちにしろお部屋に飾るには勇気が必要なブツです。

近藤がモザイク!
実写版BLEACHはまぁ、なんだコスプレ大集合なワケだけど、役者さんが着ると見栄えが違うのねと。
でも、兄様のスダレ前髪は、変。ルキア役のお嬢さん、とっても可愛いんだけど半笑いなのが気になるったら。
井上さんは、実写の方が好感度高し。無駄に巨乳じゃないのがいいです。藍染がヨンになった。ペになった。



付録はこの位にして、漫画の感想行ってみましょう。
和月氏、藤崎氏の読み切りはボリューム多めで、残りはあっさりで。

***エンバーミング***
“人造人間”と書いて“フランケンシュタイン”と読む。今度の漫画は“人造人間”が主役です。

和月センセの持ち味であるオタク臭さ。作家として経験を重ねる度に強くなって行ったその味が、遺憾なく発揮されたのが本作であるという印象です。
一言でいうと、悪趣味。だって主人公の目的が「最高の部品を集めて、最高の花嫁を作る。」事ですもの。これを悪趣味と言わずして何をか曰んや。

今まで品行方正な主人公キャラしか見た事がないので、とんでもなくダーティな主人公にビックリ。ついに「不殺」という壁を突き抜けたって感じ。

内容はというと“人造人間”たちの奇想天外バトル漫画でございます。
ョ主人公の名は「身元不明」を意味するジョン=ドゥ。すでに“人造人間化”されており、過去の記憶は一切持たない。故に欲望に忠実であり「最高の花嫁」を目的として第二の人生を謳歌しております。
ヒロインはその相棒・リトル=ロゼ。一人称が「ボク」だったり「私」だったりの眼鏡っ娘。和服着てたり趣味全開。
“人造人間”専門の殺し屋として暗躍するこの2人が、さる令嬢の依頼を請け、フランケンを悪用して街を牛耳る“死体卿”を倒す。というお話。

“死体卿”という名前のセンスもぶっとんでおります。シルクハットに『死』の一文字。なにもかもがハイセンス。
死体卿愛用の椅子、というのがまた凄い。ほっそりとして美しい女性の足を肘掛に使用した猟奇趣味ここに極まる品。
しかもその椅子、なんとお嬢様のおみ足を使用して作った特別のあつらえでございます。
そう、主人公に依頼を出した令嬢には両足が無いのでございます。無数のフランケンに蹂躙され、足をもがれるお嬢様の描写あり。本誌ではゼッタイにありえない光景です。

そういった悪趣味ぃなセンスに彩られ、見落としてしまいそうになりますが、わずか42P内での伏線の散りばめ方が素晴らしい。伏線というか、言葉あそびと言いますか。
ふとした台詞が、ふとしたシーンで繋がっていたりして。読み切り漫画として充分に楽しむ事が出来ます。
「血も涙も無い。」と言われて返した言葉は「血ならありあまってる」という物。この時点はだから?という印象なんだけど、後にジョン=ドゥの特殊能力が「傷口から超高圧の血液を噴出する」物であると判明し、なるほどね、と思いました。

主人公の生い立ちやら、ロゼに任務を与えた組織の存在やら、一応今後に繋げる要素も込められて連載化への意欲は有る印象。
が、それが主張し過ぎる事も無く良い感じに「正体不明」を演出していてグッドでございます。綺麗にまとまっているので、スッキリ読み終われました。

腕がもげ、胴がもげ、血潮が飛び散る悪趣味さ。それでも平気!という方にはとても楽しく読めるのではないでしょうか?
私はそういうのが大好きな奴ですので、そりゃもう楽しかったともさ。


***いちご100%~京都初恋物語~***
いちご100%番外編。ヒロインは外村美鈴18歳。
自分の映画を造りたい、という希望を胸にキャンパスライフ(死語)に期待を膨らませる彼女でしたが、肝心の映研の実態に失望。偶然、同じような境遇の青年・内場くんと出会いトキめいちゃう、というお話。

最終回で匂わせた、美鈴の彼氏の存在。その正体が明らかに!!
と、いう事で。その正体は新キャラクター・内場くんでありました。東城弟を期待していたのに。あっれーって感じ。

番外編ではあれど、本編の知識が無くともダイジョブそうな感じです。
過剰なお色気、パンチラは一切カット。好印象でございます。

美鈴のお相手、内場くんはどんな青年かと申しますと、漫画家を目指すちょっと頼りなげな雰囲気も可愛らしい彼。
身長185cm。ビジュアル的にもカッコカワイイ感じで美鈴にお似合いでござます。
ちょっとビジュアル良すぎじゃない?

ストーリーは美鈴視点で進行。内場くんの優しさにドキドキしながら、それでも彼が自分を好いてくれているのかと確信できなくてヤキモキする…。そんな初恋の物語。少女漫画的。
可愛いといって欲しくて浴衣を着たのに、期待したリアクションが無くてムッとする。ムッとした後で、一人で舞い上がっていた自分に気付いて妙に冷静に自省する。
美鈴の心情を細かく追っているだけに、そんな女心の揺れ具合が良く出ていてグッド。
地味だけど良い話でした。そう、地味だけど…。


***天球儀***
漫画界最高のファンタジスタ・藤崎竜が放つ新感覚ファンタジックコメディー33P!(アオリより。)

宇宙飛行士を目指す少年・岡倉陣太。偉大なる宇宙を夢見ていたのに、トラックに轢かれてあえなく死亡。享年16歳。
そんな岡倉の元に現われたのが死者の案内人ピコピコ。プラちゃんみたいな外見です。相変わらずフザけてます。
ピコピコに案内され、宇宙の真実を知るのであった…。そんなお話。

藤崎竜の漫画だなぁ~。というのがまず第一印象。どこまでもシュールであります。
死者の魂が体から離れると、ひたすら浮上を始めやがて宇宙に至る。岡倉少年がそこで見たものとは、星型の☆やら、ちっさい太陽がお盆の様な地球を巡る天動説の世界。シュール。
宇宙の先には境界線があり、そこを越えると死者の世界であり、永遠に死んだままの世界。黄泉返りなんて無い世界。シュール。
お盆の様な地上では岡倉少年を死なすまいと、友人2人が見当はずれな蘇生を試みております。電池100本直列接続、電気ショックで心肺蘇生を狙う彼等。お裁縫セットで傷口の縫合を試みる彼等。衝撃的すぎてモザイク処理となったその成果。シュールレアリスム。

なんじゃこりゃ?というヘンテコ感が堪りません。
基本的に変人しかでてこない世界であり、その奇妙な隣人を愛せるか否かで評価の変わりそうな漫画でございます。
どこまでも皮肉に満ちたオチが面白うございました。


***Luck Stealer***
お久振りねでかずはじめ先生のご登場でございます。

最後のお別れが風天組でございましたな…。あの時はセンセがどこに行きたいのか非常に不安になったものです。
あれよりは、鴉MANのほうがナンボもましでございました。
が、しかし。作家としての適性はともかくセンセはヤンキー物が好きなのねと思ったり。

主人公は他人の運を吸い取る能力をもった男。齢23歳にして小2の父。若い頃は相当な悪ガキでしたから…。という事でヤンキーの後味残る主人公です。
素手で触れる事により、相手の運を根こそぎ奪い取る能力を使い、裏社会で殺し屋として生きる男の物語。
ていうか、殺し屋多いなこの増刊!
『全ての運を獲られた人間は、必ず何かがおこって死ぬ。』
この法則を利用して暗殺家業に精を出す主人公。直接手を下さない殺し屋家業、という点が中々面白い。

この人の漫画って、少年より大人を主役に据えた方が面白い気がします。もしくはどこか達観したキャラクターか。
今ひとつ、腹の底が読めないキャラクターを魅力的に描く人です。
少年主人公の作品は、イマイチ。
が、本作の主人公・来栖はちょうどその中間といった印象。大人になりきれてない男。
悪党にしか手は出さないけど、正義の味方にはなりきれない。ふいに見せる陰に、大人を感じたのでございます。

主人公のキャラクターは魅力的。が、脇役・悪役のインパクトが今ひとつであり薄味な印象でした。


***ANGEL AGENT***
女子高生のちょっぴりエッチなアクションと、天才科学者・楓(フォウ)の知性が織り成すドタバタアクションって感じ。
作者は暁月あきらさん。新人ではない雰囲気バリバリであり、元エロ漫画家の何某さんではないか!?という疑惑が出ているそうです。
その何某さんのイラストを拝見したところ…絵柄は確かに似ているけどね…。グレーゾーンな感じ。何者なんでございましょう?

ヒロイン・真美美ちゃんがとにかく可愛く、エッチなピンチ続出で目の保養でございます。
アクションシーンも元気ハツラツ!良く動くので楽しく読めます。真美美のパートナー天才科学者・楓も、天才なのは伊達じゃない!ちゃんと説得力のある天才ぶりを発揮してくれていて好感度高し。

結構ツボなものに、ほぇ~っとした女の子が何かの拍子にクールに豹変する。というシチュエーションがございます。
それを見事に体現してくれているこの漫画。中身が楓に入れ替わる瞬間が私的にクライマックス!パンツ見えてるしね!
一粒で何度も美味しい感じです。オチに至ってはパンツ穿いてないしね!やっぱりエロ漫画家疑惑は黒かしら?なんて思ったり。

*10/5 追記
「D.Gray-man」第6巻、オマケページにて。スペシャルサンクスに暁月あきら氏の名前を発見!



1~5巻には見られなかったお名前ですが…。
本誌デビューを目指し、週刊作家さんの元で修行に励んでおられるのでしょうか…?
この人、本誌に来てくれたら嬉しいなぁ。



***マジシャンズジャッジメント***
マジックブームに乗って登場!トリックの術中に相手を沈め、悪を討つ黒き修道士の活躍を描きます。

ネーミングセンス皆無。主人公の名が「真木司郎」。それだけでもう、やる気が削がれました。
錯覚により相手を精神的に追い詰めるのが司郎の手口。超能力無し、ホントにトリックのみで勝負を挑んだ点は頑張ったね!と言ってあげたいんだけど…。
「おもちゃのタランチュラに噛まれたと錯覚させた。」というだけでは、どうにも説得力が弱くてイマイチ。
バチ当りな十字の切り方にのみ、心惹かれました。


***World 4u***
以前、本誌にも掲載されたホラーな読み切り。
都市伝説の蒐集を目的とするHP“4u”。その管理人・田島圭吾をストーリーテラーに据え、オムニバスでお送りする都市に潜む恐怖の物語。
世にも奇妙な物語、そのものでございます。

本誌にお目見えした時より、ホラー味に磨きが掛っているなぁという印象。
第一話・砂嵐では「砂嵐のTVをつけたままにしておくと、何か恐ろしい事が起こる。」という話をモチーフに。
そういえば、NHKの受信料未払い者リストが流れる…というヤツは聞いたことがあるわ。
噂話のバリエーション、と言う点を活かして背筋の寒いお話を上手に組み立てている感じ。素直に上手いと感じました。
何とか助かった…と思わせた所からの急展開で一気に落とされた感じ。アラビア女が怖い。有無を言わさぬ恐怖。

どうでもいいけど、この人ロリッ娘描くの好きだねぇ。


***銀河少年ユニ***
手塚賞入選作家・仲野ケンシロウデビュー作。
ドSF!スペースオペラ!フリーザ様ー!!という印象でございます。

超兵器『宇宙の雷』を巡る攻防。失われた謎の最強種族の謎に迫る38P!なんか絵柄が濃いからページ数以上に読み応えがあってすんげぇ疲れた!という感想。

宇宙最強と呼ばれた種族は謎の九州地方な方言(博多弁?)を操ります。「ばってん!」「やったとばい!」「するとかーっ!」「次俺の番ズラ。」等々、素敵に方言丸出しで、微妙に手塚国光九州編とフィーチャリングしてます。
あぁもう、方言が気になってしょうがない。
主人公・ユニの素性が、唐突すぎるほど突然明らかになりあっけに獲られます。超シリアスなシーンでも方言全開であり、そのミスマッチぶりが心に残りました。
なにかこう、非凡でない才能を感じるんだけど、何かがズレている…。そんな漫画でした。


***キャディーガール***
「はだしの教師」の後藤竜児再び。このお方の漫画は、ハイテンションな変人に振り回されながらも気弱な主人公が奮闘する。というパターンが王道であり、今回も見事にそのパターン。
これだけ繰り返せば、お家芸として磨きが掛ってくる頃なのか?妙な安定感があって不思議と安心して読めたよ。

バックにつめられたベス(犬)がガクブルに震えてるシーンが私のツボにばっきゅんこ☆でございました。
それ以外はなぁ。うん、なんていうか微妙に生温い笑いなのでございます。
あ、そうだ。『吹奏楽部の次期主将』にはかなり笑ったね。主将って。


***大正裏孔雀***
モダンな世界観。幻想的すぎて、読むのに時間が掛かったよ。
80年代に勃興したお耽美(やおいじゃなく)で幽玄なアート漫画の世界…の流れを受けつぐ存在ですかね。

昔読んだ『メディウム』って小冊子を思い出しましたよ。高橋洋介とか、千乃ナイフが活躍していたオカルト趣味なあの本を。
オカルト系とか、サブカル系な漫画に居そうな雰囲気だなぁと思ったり。

言霊を操り、幻で標的を精神的に死に至らしめる事を生業とする少年・孔雀が主人公。
微妙にネタがかぶりまくっているのよね。この雑誌。
キメのシーンの描きこみの緻密さは凄い!この「裏孔雀」の為に、読み難いことこの上ない中、ページを捲っていた甲斐があったというものです。
センス自体は好きな部類の漫画でした。
が、ゴチャゴチャしすぎて読み難い。その点改善の余地アリアリ。


***砂のシグマ***
「大正裏孔雀」がアクの強い一品だったので、直後に読んだこの漫画はすんごい印象が薄い。

ヒロインの名前が「ユウ」なんですよ。それだけで充分です。

“針”を用いて大地を診療する「砂」と呼ばれる術者。の物語。

「砂」の力を悪用する輩を凝らしめる存在、が主人公・シグマなのでございます。
同じ「砂」同士で戦うというのは面白いんだけど、能力ががあんまし大地がどうの、ってのに結びついていないのがどうもね。
結局普通のバトル漫画だな~という点で薄い感じでございました。

オチも明るく、健全な一本。後味は良好であり、暗い話が多いこの増刊の中では救いになってる漫画だなと。


*お試し先読み・BLACK CAT小説版*
読後に何一つ残らない、空気のような水のような透明感が秀逸な作品でした。

「BLACK CAT」は矢吹先生の美麗画と、オリジナリティ溢れるカメラワーク・コマ割りがあってこその作品であり、文章でこの作品を表現するのは苦行以外の何者でもございません。



以上、「ジャンプ the Revolution!」の感想でございました。
総じて言えることは、ジャンプ本誌には載らない類の漫画という傾向がバリバリだという事でしょうか?
少年誌としては、ちょっと血なまぐさいし、暗い。
かといって、大人向けとはチト違う。
ライト感覚なオタク向け雑誌って感じ。コンセプトはまだ見えないけれど、ウルトラジャンプ2にはならないよう独自の路線を確保して貰いたいと思います。
アクション主体で、どこか陰のあるヒーローばっかりとかね!読んでておなか一杯になるけどね。
連載ではなく、単発読みきりを繰り返すタイプの増刊があってもいいかなぁ?と思ったり。

500円払って読む価値はあるのか?と言えばその価値はありました。色々読めてそれなりにお得な感じです。
コメント (4)
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無我無我してたら置いていかれる。 ジャンプ感想42号

2005年09月26日 01時59分59秒 | WJ感想2005
26歳の誕生日にやったこと。
女4人で近所の居酒屋で飲んで、そのあと我が家で一泊。の予定が空席が無く、少し離れた店へ。
自家用車で行ってタクシーで帰る予定が、酔った勢いで3キロ位歩いて帰ろうという話に。
田舎なので、人っ子一人通らない深夜0時。(車は通る。)
お酒も入ってハイテンション。何故かデューク更家ウォーキングを始める一行。バカ丸出し。
その後、朝まで『水曜どうでしょう』最新作の「ジャングル・リベンジ」を見る。

一生忘れネェよ。こんなアホな誕生日イベント。
ブンブンで過ごす誕生日には負けますが。っていうか「ジャングル・リベンジ」面白すぎです。涙が出るほどバカ笑い!


こんな事ばっかやっていたので、ジャンプ感想を書くタイミングを逃しました。



***銀魂***(JF・AT開始記念・巻頭カラー)
表紙で大根抱えて「ヒロインの座は渡さないネー!」と叫ぶその意味が判りません。この一週間、頭を捻ってみましたが答えが見つからない。
大根って、むしろお料理の名脇役的ポジションなんですが。はッ!大根といえば、刺身のツマ…。ツマ…妻=ヒロイン!?ツマの座は渡さないってコトでしょうか?

電車男から少し遠ざかって来た今週、猫耳娘は“盗る猫”(と書いてCAT'S EYEと読む。By「ドキばく」だった!!という素敵なオチがつきました。
猫耳娘の名前が「エロメス」っていうのが、なんとも、。おっさん臭いモジリがナイス。
エロメスさんのブリブリぶりに、イチイチ切れるヒロイン2人。その気持ちは良くわかる。「テヘ☆」とか本気でいっちゃう女いねーよ!とは言い切れないのが恐ろしい所で、男の前で豹変する奴もマレにいるのです。
こういうのに騙されるとロクな事ないよ。と、現実(かなりデフォルメされた現実を)突きつけて警告する。ホント、空知先生の漫画には、少年へのメッセージが溢れてるね。「Boys be・・・」を読んだ後に、この一話を読むと、大変清々しい気持ちを味わえるかもしんない。女として。


***NARUTO***
カカシの新・写輪眼が炸裂。その名は「万華鏡写輪眼」!!早速ですね。コピー忍術の本領発揮という感じ。

新技発動で早速デイダラの右腕をもぎ取ったり「問題はカカシだ。」とのたまわせたり。その実力は結構スゴイとは思うんだけど、最後の最後で「まだ上手くコントロール出来ないか。」とヘタレて行く様は、カカシのカカシたる由縁かなと。
「最後はオレが決める。」→「出番がまわればな。」
という最初のやりとりが、いつの間にか
「カカシ先生大丈夫?」→「なんとかな。」
に、すりかわっているのがカカシマジック。ナルトの予言は見事的中したワケですね。先生の本質を、良く解っていらっしゃる。


***BLEACH***
空になった皿だけを見せて「こんなに沢山の料理を一人で平らげたのか!?」と思わせたいこの描写。
先週の「タカヤ」でも似たようなシーンがあったなぁ。そういえば。
説得力が何故こうも違うのか!?それは多分、久保先生はちょっと古典的な表現を上手く使っているからでしょう。
やっぱ、お皿は沢山積み重なってないと。食べかすは沢山つけとかないと。
現世と尸魂界の垣根が無くなりツツある昨今。ついに死神の皆様が現世に降り立つ時がやってまいりました。一護の同級生として。
無理だ…!乱菊さんの女子高生はいくらなんでも無理だ…!もっとこう、セクシー女教師とかなかったの?
日番谷は日番谷で無理が…。は、置いといて。隊長格にもこの命令が出ているみたいだから、マユリ様や狛村ちゃんもやって来たりするのでしょうか?
マユリ様も高校生でしょうか?怖いモノ見たさでちょっと期待。狛村さんは謎の虚無僧以外に登場のしようが無いね。
あ、そういえばルキアが帰って来たね。このまま井上さんがヒロイン化するのかと、心配していたよ。


***ボーボボ***
そうか、ボーボボって27歳なんですね…。思ったよりも若いんだ。そうか、アタシと一つ違いなんだ…。なんだろうこの気持ち。(さりげなく凹。)
「テヘ☆いやがらせ。」って。さりげなく銀魂とコラボしてますね。…って、なんか今週は妙所でコラボがいっぱい。

「銀魂」の猫耳と「ネウロ」の犬耳が被ってみたり。かと思えば「ネウロ」と「太臓」と「ジャガー」が犬ネタで被ってみたり。
とか考えてたら、TUYOSIが生きててビックリ。もしかして、ボーボボって王子様なの?


***REBORN!***(人気投票結果発表・センターカラー)
1位:獄寺、2位はツナ。主人公の順位が思ったよりも高くて少し驚きました。リボーンはもっと上だろうと思ったんですが…。ディーノより下の7位とは。
とっつき易いキャラではないから?と解釈してみる。
ハルが10位圏内に入っていてよかったなぁ。さすがはヒロインだね!誰か忘れている気もしますが、まぁいいや。
応募総数18,655通!テニスの9万通はやっぱり異常なのねと思ったり。

顔にバーコードの彼、爆発の傷が生ナマしくて痛々しい。山本が刀を振り降ろすシーンの迫力も素ん晴らしい。このままバトル漫画に路線転向でもいいかな?と、一瞬思ってしまいましたが、そうなってしまうとツナの出番が半年に一度位に激減してしまいそうです。
ビアンキ姉さん料理がポイズンクッキングになるのは仕方が無いとして、お見舞いまでもが妖虫まみれとはこれいかに?ご自身で手塩にかけて盛り付けしたのかしら。ていうか、あの虫はどこから湧いてくるのか?
さて、バトル展開となれば今後の期待はその組み合わせ。主人公一行は、ツナ・獄寺・山本・ビアンキ・リボーンの5名。対するムクロ一派は3名(42号現在)。ツナとムクロのマッチングは、まぁ間違い無いとして。山本vs犬も今週で仄めかされたので間違い無い。バーコードの彼(千種君というらしい。)には、弔い合戦でビアンキが当るのかもしれない。(*獄寺死んでない。)
獄寺・ビアンキの姉弟戦線も見てみたいものですが、そばにいる限り獄寺には永遠のピンチ。美味しい所は獄寺に与えてもいいから、ビアンキにもシリアスな活躍が与えられるといいなぁ。


***アイシールド21***
真っ向サービス!お風呂屋さん!
男だらけの裸祭ここに開催!!
嬉しくない…。嬉しくないけど、予想外の娘さんオチには笑わせて頂きました。あんな娘さんまでタオル着用とは!自主規制が厳しすぎやしませんか?いや、別に見たい気持ちはこれっぽちもありませんが。

『僕』と『俺』の違い、使う当人の感覚、というのは私には多分理解できないんだろうなぁ。「友達の前じゃ『俺』じゃん。なんとなく、そうなっていくじゃん?」という水町の言葉は、とっても感覚的である分的を射ているというか。意識して使い分けるモンじゃないって事なんですね。
『僕』が『俺』に変わる時、セナも一丁前の漢になるのかなぁ…。などと匂わせてみたり。それにはまず、まもりの庇護下を抜けなくちゃならないんだけど、いまや問題はまもりの方にありそう。
「親離れ」「親を越える」というのは少年の成長物語のテーマとして、古くから存在しております。「父を越える」というのは割りによく見かけますが、「母親から離れる」というのは、あまり描かれないテーマ。(サブキャラクターのエピソードとしては、結構見かけますが。)
まもり=母親ポジションである事は明らかであるこの漫画。子離れできない母親の心理も交えて、じわじわ描いてくれると期待したい気持ちです。

最後にどうでもいい感想を一つ。
筧くんは、水を被るとウルキオラになっちゃうフザけた体質ですか?


***ムヒョ***
五嶺サマと恵比寿クンのコンビプレーに期待大!だった今週でございますが“コンビネーション”と呼ぶのは、チトひどい。
これじゃぁ恵比寿は道具も同然の扱いじゃありませんか。霊を胃の中に閉じ込めるというこの戦略、恵比寿に求められるスキルは“いかに忠実に命令を履行するか”のみであり、裁判官の資格なぞ無くても問題ないじゃないですか。
コンビ間の心の繋がりなんてモノは二の次だと言いたかったのでしょうかね。世は執行人至上主義であり、補佐風情は思い上がるんじゃないよと。
なんとも、思っていたのとは違う結果を見せつけられてしまいまいた。
恵比寿さんの苦悶の表情と相まって、すっごいダーティーな印象だよ。もう最悪だよ五嶺サマ!ついでに、やっぱり男かよ五嶺サマ!!
今回、最大の功労者である恵比寿クンの健闘を讃えよう、と思うのですが、まず最初に「キモっ!!」という言葉しか出ず、さらには最後までキモいだけで終わってしまいました。ごめんな恵比寿。
五嶺サマの一人称がいつの間にやら「アタシ」じゃなくて「私」になっておりますが…。「アタシ」はミスリードを誘う為の罠だったのでしょうかね?ビコの時の柱のアオリ(『謎の男』というヤツ)といい、ひどいや。

五嶺サマは単に金と権力の亡者であり、いばりん坊さんでした。むしろ魔法律協会の腐った側面を描きだす為のキャラだったか…!
でもしかし。きっとあれだ、魔法律協会を潰して自分が頂点に君臨する野望があるんですよ。エンチューなんか利用してやろうじゃないか、ってなスタンスかも知れないじゃない!(言い張ってみたが、論拠が弱くなって来た次第。)


***太臓もて王サーガ***
表紙がもはやホラーの領域。意外とまつ毛が濃いのね、王子。そういや、隣のページのモダンヘアーのお姉さんもまつ毛が濃いね。ちょっと似てるわ。

さりげなく、少し前のネタが伏線として活かされております。緻密な構成力が凄いですね!(ホメ殺し)
新キャラ・乾くんは「カオスレンジャー」からの引継ぎで登場したのかと思いきや、名前だけだったみたいです。すっげぇなぁ。このサイボーグ。よく見るとすっごい卑猥。ギリギリだ。
太臓一味vs生徒会。という解り易い構図が描かれつつある気もします。でもちょっとパンチの弱い感じが拭えないんですよねぇ。『乾』という名前がなぁ。もっと強烈でキモカワイイ『乾』が既に存在するんですもの。アイツと比べちゃかわいそうか。
太臓側のメンバーは、充分に突き抜けておりますので、人間側にもっとスゴイ変態を投入して欲しい今日この頃。


***1’clock(ワン・オクロック)***(金未来杯エントリーNo.6・センターカラー)
いよいよこれが最後のエントリーとなりました。最後の作品はファンタジー路線。作者は、やまもと明日香さん。女性作家さんだと思われます。女性名のままデビューって最近珍しい。

この世の「時」を司る『大時計』の破壊により、時間の歪んでしまった世界が舞台。世界中に散った『大時計の文字盤』には、それぞれ時間を操る能力を持つ。主人公は父の形見として“1”の文字を持つ少年・ワン。
“1”の文字に秘められた能力・イメージした未来の自分への変身、を使い文字盤を悪用する輩をこらしめる。というお話。(相変わらず荒い筋。)

今回の金未来杯、ファンタジーはさっぱりだったなぁ…。というのがこの漫画で決定的になった感想です。
第一印象が「なんか古臭い。」というのは絵柄のせい?主人公の喜怒哀楽が激しい割りに、表情がいつも同じだったり、「引き」と「寄り」のメリハリが無くて画面に奥行きが感じられないとか、画力に難有り。
あとはなぁ。余命わずかと宣告された少年が、生きる為に不死の道、孤独の道を選ぶ、という所までは良いとして、その前途が不安になる設定の曖昧さがどうにも好きになれず。
一度文字盤と契約を交わせば、死ぬまで外す事は出来ないって。じゃぁ『大時計』に戻すには、契約者は死ぬしかないんじゃぁ…。
主人公の明るさが、ひたすら空回りな虚しさが込み上げてまいります。悲壮感アリアリな話にしたいなら、もっとコテコテにやらなくちゃぁ。グレイマン位、悲劇まみれになってくれれば、不幸に酔いしれる甲斐があるのに。

主人公の髪のカラーリング、母親からの遺伝かな?と、思いきや。父親も前髪金で、後ろが黒。つまりは進藤ヒカルヘアー。
あれか、元ヤンファミリーか。今更これは流行らんだろうに。



*今年の金未来杯を振り返って*
スポーツ3本。ファンタジー2本。ギャグ1本。ラブコメ路線が一個もないのはどうしてでしょう。去年は「タカヤ」がギリギリLOVEだったのにね。
もはや、ジャンプにはLOVEは必要ないって事なんでしょうか?それはそれで寂しい。

すっごい個人的に順位をつけるとしたら

バカ・ムエタイ・バドミントン・野球・時計・魔法使い

となりました。すでにタイトルがうろ覚え。
ファンタジーはもはや食い尽くされてお腹一杯ですので、現代日本を舞台にした漫画が読みたいです。去年より、さらに層が薄くなってる気もした第2回でした…


***テニプリ***
扉のアオリは「手負いの手塚と少女ミユキに忍びよる、悪意に満ちた昨年の全国ベスト4獅子楽中の影」
アオリじゃなくて、扉絵の状況説明であり、前回のあらすじ。こんなに長く説明する必要があるのか、果てしなく謎です。

テニス漫画で人質発生。そういや、このパターンは比嘉中の得意とする戦法だった。九州地区では人質がトレンドなのでしょうか?全国大会以来、新規登場キャラが揃って外道であります。全国各地、津々浦々のテニプリファンがご当地出場校の活躍に期待していた事でしょう。
いい加減、抗議の葉書の一枚も届いている頃ではあるまいか。
そういえば、この人達って氷帝に負けているのでしたわね。氷帝といえば樺地。樺地といえば高い浸透性を誇るピュア素材。
きっと、試合中に獅子学選手から色んなモノを吸収したに違いない。手塚への怨念とか、ミユキたんハァハァとか、ドス黒いものを。

そう、これは手塚の回想と見せかけて、実は樺地に取り込まれた獅子学中の怨念が見せた白昼夢なんです。樺地ゾーンの副産物なんです。
その怨念が、再び手塚によって打ち滅ぼされ、昇華していく…。という感動のストーリーが展開すると思います。
ミユキ嬢は、大人になったら結構イケるんじゃないかとか。最近ちょっと彼女に魅力を見出してしまって困ります。手塚×ミユキとか想像してみちゃいます。
…犯罪の匂いしかしない。


***カイン***
終わらないフィナーレ!幾度『最終』を繰り返せば終わるのか!?
ついに始まったラストバトル!一瞬たりとも見逃せないこの戦いを、あえて一言でお伝えするならばエンウン大暴れ!!であります。今週は多分それだけ押さえて置けば大丈夫!

先週、裏切りの予感を漂わせて居た六旗将・トウジ。その正体は潜入していた虎潘の戦士だった…!!ちょっと松山千春似のその人こそが、エンウン様でございます。
武力は全く持たないが、変身という能力を備えた特殊工作員。彼のスゴい所は、3ヶ月もの長期間に渡り六旗将の一人を演じ続けた事でしょう。
煉随一の戦闘能力を誇る六旗将。全てをコピーする、幽遊白書の柳沢のような能力ならともかく、外見だけコピーした彼が、よくぞ欺き通したものです。
エンウンさんの3ヶ月とか、本物のトウジと総帥のバトルとか…想像すると結構夢が広がりますよ。
神秘のヴェールに覆われた総帥の口元が遂に白日の元に晒される日が来ました。それはトウジとの戦闘により負った傷でした。思ったよりも普通だったなぁ。口からキャノン砲とか、想像してたのに。

妄想はそこそこで切り上げておいて。そうこうする間にエンウン様は大暴れです。ヘルメットがイカす、シオウ将軍の末路があまりにも哀れすぎます。兜の中にダイナマイトですよ。魄核以外もイロイロ吹っ飛びます。素顔も見せず、強さも一切披露せず、漢は黙って死んでいきました。合掌したい気持ち。
どうでもいいけど、弱点のありかをホイホイ教えていいんでしょうか?無用心もいい所だ。もしくは仲良しさんだったのか。じゃぁセキさんの場所はどうやって知ったんだろう?この助平。
シオウ爆殺、セキ刺殺と、やってる事は悪役そのものです。物語を集結させる為ならば、ヨゴレ役も厭わない姿勢には、頭が下がります。こんなにダーティな主人公サイド、見たことないよ。

ラストバトルなのに、エンウン様の大活躍で半分以上ページを費やしておりました。どうしよう?これってカインが挑むシーンで終わり!?「戦いは今はじまったばかりだ!!」ってやつ?
と、不安になる事しきり。と、思ったら今週も終わらないクライマックスでございました。
遂に姿を現したライエン。このオッサンが普通にしゃべった事がまず意外でした。操つり人形同然の存在だと思っておりましたわ。
ライエンの素顔が出るのか否か。それが気になるポイントでございます。

ふと、思った事が一つ。「ゲンギ=じい」なんですかね。一族郎党、改造人間にされてしまったらしい、カイン一家。ゲンギじいさんは、最後の希望として自分の魂を右目に込めてカインに託したのです。目玉のおやじだ。

次号、感動のフィナーレ!!

…なんかなぁ。オオカミ少年みたいな感じになってきたよ。って、油断してると打ち切りという名のオオカミに食べられてしまいそう。覚悟して待ちましょう。(待つのは少数派かも知れなくても。)



以上、タイミングを逃し続けて月曜UPでした。いかんせん、遅すぎました…。


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タイムアウト! ジャンプ感想41号

2005年09月17日 18時19分36秒 | WJ感想2005
次のジャンプは土曜日発売!つまりは今日発売。

でも、41号の感想がまだなので読めません。これを書いたら買いに行こう。


***ムヒョ***(大人気御礼・巻頭カラー) 
淡い色調でまとめたカラー扉が爽やか。初秋の雰囲気が良く出ております。とかく、ロージーのナマ足に目が行きがちではございますが、ナナちゃんの胸元も見逃せない。
ちょっと無理してボタンを留めている感じがグッド。胸が大きすぎてシャツの合わせが少し浮いてる点など、細かいポイントを突いております。西先生、あんた何者だ。

さて、新展開を迎えた今回、カラーページで颯爽と新キャラがお目見えしております。
藍と白のコントラストも鮮やかな巫女さん風装束であらわれたるは、執行人・五嶺 陀羅尼丸と、お付の恵比寿 花夫。
涼やかな目元と、ニヒルな笑みを湛えた口元が艶っぽいお姉さま…と思いたい所なんだけど、漂う雰囲気は男性なのです。それも何となく女好きの予感。
名前も陀羅尼“丸”だしね。なんとなく「陀羅尼」で検索してみたらこんなのがヒッツしました。→「高野山の陀羅尼助」
胃薬なんだけど、そもそもの由来は「僧侶が陀羅尼(お経のこと)を唱える時、眠気を防ぐために口に含んだ黒くて苦い薬。」であるとの事。主成分はキハダ。キハダは本当に苦い。(昔アトピーに効く、というので服用していたのです。3日で挫折。)
良薬は口に苦し―――とも申します。何かと厳しい言葉でロージーの甘さを突っついておりますが、この2人の登場が良い刺激となるのかどうか。
「ゴリョー様」という名前の響きが「御霊様」とも通じるなぁとか。全体的に好きなセンスの新キャラでございます。どことなく斜に構えた台詞回しも大好きだわ。これなら別に男でもいいや。

敵か味方か?伊賀か甲賀か?(それはちがう。)どちらとも取れるから困り者。ロージーに辛辣な言葉を浴びせるのも、実は彼のためを思ってのことかもしれないし。
でもしかし。五嶺はエンチューの放った刺客候補であり、ロージーの自信喪失・自滅を狙い、コンビネーションを見せ付けようとしている…なんてのも面白いかなぁと期待してみる次第です。
でもねぇ。五嶺はともかくお付のダルマがアレじゃぁ…。いや、あんなんだからこそ悔しさ倍増なのでしょうか?

いろんな意味で気になってしょうがない新展開でございました。
どうでもいいけどリカちゃんのおうち、お寺っぽく無いね。


***NARUTO***
チヨバア様の命を賭した転生忍術により、サクラ一命を取り留める、の巻き
だがしかし、サクラは死んでたわけじゃないのでチヨバア様もなんとか無事。なんかなぁ。ちょっとご都合的なモノを感じて興醒めでございます。

結局、サソリは何がしたかったんでしょう?最後の最後まで、彼の目的はようわかりませんでした。
「人でもなく、人形でもない不完全な存在。」と、自らを称しておりますが、そんなこんなでワケも判らず迷走していたのが彼の人生だったのかしら。
最終的に虚しさだけが残った印象でございますが、演出のチカラで物凄くいい話だったような余韻を残しておりますな。vsサソリはNARUTO史上、最も効果的に回想シーンの使われた戦いとして私の胸に刻まれました。

アンタ誰?ってくらい熱血してるサクラ。「人の命をなんだと思ってんだ!!」という少年漫画的な正論をぶつけております。
この最後の問答でサソリをゲスなあんちくしょうだと印象付け、チヨバア様の「本当なら倒されていたのはワシだ。」という言葉で、実はいい人だったんじゃぁと引っ繰り返す。
単に勝ったぜヤッホーで終わらなくて、よかった。サクラの割り切れない表情がグッドでございます。

次号、気に掛るのはチヨバア様のやるべきことであり、カカシ先生の挙動にはあまり期待しないでおこう。だってカカシだし。


***アイシールド21***
真のアイシールド21候補、赤羽くんも登場したことだし、ミッチリやるのかと思われた王城vs盤戸。かと思ったらあっさり王城勝利。一話で幕引き。このサクサク感は大好きです。
あっさり済ませた中にも、盤戸の主力が他校に引き抜きされていたり、赤羽は出戻りだなんて設定が公開されたり、次の試合を盛り上げる要素がてんこもり!それでも「お腹いっぱいもういいや。」という感じにならないのは、見せ場の作り方が上手だからでしょうか?
去年の大会、回想シーンで倒れているのは蠍スコーピオンじゃありませんか。あんまりな扱いでないかい。チーム名とジャーマネの衣装がカブってるから?目のカタキにされたの?

つなぎの展開としては、申し分のない一話でございましたが、赤羽のキャラはイマイチ気に喰わないのです。最初から3位狙いってのが気に喰わないのかね。どうせなら勝ちに行けよと思ってしまうのです。
スカした性格も嫌いなタイプでありますが、ハァハァ3兄弟と常にセットで居てくれれば何とかなるか。アイツら、良い弄りしやがる。
泥門との試合は今度こそ背水の陣であり、後がない一戦。何がなんでも盛り上がると信じよう。敗者復活でなんとも拍子抜けしたこの空虚感を、埋めてくれると信じよう。


***タカヤ***(爆闘センターカラー)
連載経験ゼロ!!「あててんのよ。」だけでここまで来た!!全大会優勝者 坂本裕次郎ー!!
…って、思わず置き換えたくなる全選手入場!!
誰がなんといおうと最大トーナメントなのであり、どっかのテンプレをそのまま変換したかのようなキャッチコピーの数々に激しく笑ろうたわっ!(吐き捨てるように。)

子悪魔的魅力を振り撒くヒロインと、恋にバトルに大騒ぎ!
 
↓ ↓ ↓

部活対抗無差別格闘漫画。ノミとハンマーでブッ飛びバトル!

 ↓ ↓ ↓

忍者とプロレスラー?なんで普通に異種格闘技戦?


読者のニーズと描きたい漫画のギャップに苦しみ、軌道修正の果てに辿りついた最大トーナメント。
「あててんのよ。」が消えたらなら、せめて部活対抗へんてこバトルとして楽しもう・・・という私のせめてもの希望が、今完全についえました。
今や、この漫画への興味は「金未来杯が終わったらどうなっちゃうのかな?」という意地川累な疑問だけ!


***銀魂***
こないだテレビチャンピオンで「アキバ王選手権」を見ました。家族みんなでみました。家族みんなで死にそうになりました。ていうか、電車以来2ちゃん語はアキバ系の証みたいになってるのはどうなの?そして、こないだ一人歩きした界隈が舞台になっていたのかと思うと何故か感慨深かったのです。
メイドカフェに行ってみたかった私ですが、店の前を通ったのに見つけられていなかったのだと知りました。ドンキも行ったのに。最上階がメイドカフェだなんて知らなかったのよぅ。

電車男の波に便乗しているようであり、その実、ネットの向こうに居たのは全て知っている人だという点、アンチテーゼのようでもあり。アンチテーゼって意味を良く知らないのに使う私が居たり。
素晴らしいなぁと思ったのが、匿名掲示板といういくらでも自分を偽れる世界でありながら、その実、みんな本性剥き出しである、という何かの真理を描き出している点ですね。

萌えない猫耳を描く事では右に出るものは居ない空知先生であり、今後も一生描く気は無いんだろうなぁと思っていたら、直球勝負の猫耳娘が出た!ミニスカの着物で、私が先週求めていた夢を叶えてくれたよ。ありがとう。
無限につながるウェッブ(久保リスペクター)を舞台としているのに、内輪でほぼ固めている点も素晴らしいですね。題材の生かし方が素晴らしい過ぎる。鯛の生け作りの刺身を捨てて、代わりに酢昆布載せといたかのようなブチ壊し感が最高です。


***テニプリ***
テニスの王子様18巻を購入。跡部の必殺ショット「破滅への輪舞曲」(*痛めた肘を狙っていると見せ掛け、恐怖心を煽るという羊頭狗肉な名前負け技。)が炸裂!
両者一歩も譲らず試合は持久戦へ。手塚の肘にのしかかる重圧。試合を続行すれば選手生命すら絶たれる危険をものともせず全力で戦う熱い試合が繰り広げられておりました。何もかもが面白すぎる。

この試合以前から「肘の痛み」は手塚が抱える唯一の爆弾であり、乗り越えなければならない障壁なのであります。恐怖との戦い・・・。イップスに苦しむ少女と共に、この壁を乗り越える事ができるのか?

ストーリー的には、この点に注目せねばならないのが本当なのでしょうが、そんな事は一切気にもならないのがクニミツの祭。
何が起きても同じ表情の国光様がスゴい。全コマ破壊的に面白くて死にそうです。「……イップス」と呟くまでの間の取り方など当に神業!あのクールフェイスでそんなマヌケな言葉を発したのかと思うと、込み上げる笑いが堪えキレませんて。
己に打ち勝つ為、練習を積み重ねるのだ!と、ミユキ嬢との間に友情が芽生えたのも束の間、無敵の未成年様もビックリのドッキュン獅子学テニス部が迫り来る!!
戦え手塚!!手塚ゾーンで敵を打て!!
樺地との試合はどうなったのか!?と、読者をヤキモキさせつつ、回想編でもきっちりスーパーテニスな展開が訪れるとは。サービスいいなぁ。


***ナックモエ***(金未来杯エントリーNo.5・センターカラー)
テコンドー漫画を描いて行く!と豪語していた吉川先生(「キックスメガミックス」の人)の精神が折れてしまったというのに。今度はムエタイ漫画で勝負しようという人が出現しましたか!
キック格闘漫画はジャンプで成功した試しがないので難しいんじゃぁ。月刊で「キック・ザ・ちゅう」があったか。そういえば。(他誌でも「破壊王ノリタカ」位しか思いつきません。)
作者は村瀬克俊さん。好きな漫画は「SLAM DUNK」。カラー扉のヒロイン画に、その影響は顕著です。

元ボクシング部員の教師・千葉は、恐怖で学園を牛耳る暴力教師。“教育”を笠に来た暴力をタイから来た謎の少年が爽快にぶっ飛ばす!!・・・というストーリーです。

主人公の名前が最後まで不明なのが面白いなぁと思ったり。だからといって「日焼けのズル剥けの少年」という呼称はどうかと思うが。
キャラクターに魅力を感じない漫画であり、特に主人公にびっくりするほど華が無いのですが、その点を差し引いて考えると今までで一番『読める。』漫画だと思いました。
ストーリーのまとまりは良い感じ。「ムエタイはショービズ」だと割り切って試合を盛り上げる、ってのは面白いですね。ムエタイには全く詳しくないんですが、題材にも興味が湧く描き方に好感が持てました。
絵も中々お上手な印象なんですが、キャラの魅力不足と台詞回しのセンスが命取りになってる印象です。この点が克服されれば、WJからリアル系の格闘漫画が死に絶えてしまった今、この漫画が連載されてもいいかな?と思うのでありました。
そして、やっぱり消えていくのもまた一興。


***ボーボボ***
純子が粧う大人のオーラ。それはふくらはぎの肉付きの良さ。
とくかくスリムなのがもてはやされるのは20代も前半まで!!それを過ぎると、熟れた魅力の肉付きボディに憧れます。
それが峰不二子のフトモモであり、若い頃の五月みどりであり。最近の漫画じゃぁ、「バジリスク」の陽炎がジャストフィットサイズでマイフェイバリットバディ。

そんなメンツに食い込む勢いで純子が好き。OTONAなエロスに乾杯。


***太臓もて王サーガ***
「私の頭は酢入りですから」

よくぞやってくれました。

もう、何も思い残す事はないかな。ってくらい清々しい気持ちです。普通の漫画には真似できないカタチで僕等に勇気と感動を与えてくれる…。もう、大亜門先生には感動しっぱなし。神認定にはちょっと早いケド聖人認定くらいは出てもいい頃じゃないかしら?
聖・大亜門…。ちょと語呂が悪い。
聖・亜門・・・。聖・アモン…。ビックリマンみたいな名前!


***みえるひと***
巨大ハンマー・巨大分銅・・・。
そりゃあんた、シティーハンターですがな。

もう、ホントそれだけが感想。


***カイン***
こりゃぁ六旗将全員を拝む事は無いだろうなぁ。なんて思っていたら最後の最後で全員集合!!よかったぁ。これ思い残す事はない。
ちゃんと紅一点もいるしね!おかっぱ頭のセキさんは中々どうして可愛いじゃないですか。雛人形みたいな顔だけど。
内水先生の描く、セクシー系の女性キャラは大変魅力的なのです。惜しむらくは今回なぜか先にロリを描いてしまった事でしょうか。先にこっち路線をせめて置けば…!(5週位は延命できたかも。)

ついに動き始めたクライマックス!何頭もの象が引く巨大な天輿車はどうにも迫力不足でインパクトに欠けますが、意味不明なスケール感だけは伝わります。
こんなに盛大なパレードなのに、六旗将の取った作戦はショボい。前・中・後の三軍それぞれに兵士として潜入し、有事に備えよとは…!!どこまで地味な作戦なんだ。
そりゃぁ、我等が虎潘もたったの三騎で特攻しちまうってモンです。どうせ開き直るなら、虎潘も新キャラ出せばいいのに。3人だけは無理があるだろう。

たった3人で挑む最終局面。総帥は後軍へ、ヨウガイは前軍。そしてカインは中軍へ。
必然か偶然か、紅一点はヨウガイの対抗馬に踊り出た。「まったくもったいねーなァ。」というヨウガイの言葉が物語るものは、彼女には「スパイとして虎潘に潜入し、ヨウガイとイイ感じなっちゃうよ。恋と任務の間で揺れ動いちゃうよ。」的な展開が用意されていたのに…。という未練かしら。そんな妄想はちょっとルシオラに似ているセキの外見がなせる技か。

ほかのメンバーはともかく、シオウさんの兵卒姿は無理がアリアリ。このお方ようなセンスはどうにも憎めないのでございます。
トウジは実は虎潘の内通者なのか、あるいは煉の裏切り者か。まったく思い入れの無い方なだけに、次週突然活躍していたりすると、実に打ち切り漫画的展開で喜ばしい限りです。
というか、トウジが裏切ってくれないと数が合わないので困ります。
バトル多面展開、ラスボスに当るのはモチロン主人公であるカイン。彼が笑顔を取り戻せるのか?というのが最後のテーマなのでございますが、表情を殆ど見せないままのヒキがちょっと良いじゃありませんか。
次号、物語はフィナーレヘ!!

…って。クライマックス・最終局面と来て、最終幕のトドメがっ!!担当も一丸となってこのラストバトルを盛り上げてくれてます。ある意味、優遇されてますよ。
次号、終わるか否か。その点は「ムヒョ」以上に気になるポイントだったり。

もうちょっとダケ続けて、20話という区切りで終わればスッキリしていいんだけどなぁ。そうすりゃ総帥のバトルが拝めるし。総帥は出るのが遅すぎたなぁ。

ラストに向けて、凝縮されて行くこの感じ!このミッチリ感が大好きなのです。



以上、やっと書き終わったので次のジャンプを買いに行きます!!
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ムヒョが気になってしょうがない。

2005年09月15日 22時12分46秒 | WJ感想2005
40号の感想のムヒョ感想で、「手紙に反逆者のマーク」と、よく確かめもせず書いてしまいました。

最近、見慣れていたのが反逆者のマークの方だったので直感でそう思ったのです。
が、今週、手紙の主である五嶺執行人が登場し私の予想は見事に外れたワケであります。

ミニスカの着物を着てたらいいね。とか、多分女性。とか、あの足元は五嶺じゃないよ。とか。色んな予想が外れるのはいつもの事として。
一つだけ引っ掛るものがあるんですよ。「反逆者の印」って所なんですが。

まぁ、単なる思い込みという説が最も有力なのは置いといて。
「反逆者の印」の定義は「正しいシンボルマークの反転」だったと思うのです。

そこで一つ引っ掛るものが。




まずは「正しいシンボルマーク」がこれ。
魔法律協会からの小包等、細かい所もしっかりこのマーク入り。カラーは白。
そして、壁などに刻まれる際には「凹」となっています。ムヒョが治療を受けていた部屋の壁しかり、魔法律協会の建物しかり。
巻頭カラーで颯爽と現われた五嶺の胸にも、この「正」マークが掲げられております。故に「反逆者」呼ばわりは私の勘違いかと思ったのですが、何かが引っ掛る。




ここで、もひとつ画像をどうぞ。
ムヒョの元へ届いた一通の手紙。差出人は「五嶺魔法律事務所」。
気になるポイントはこの封ろう(手紙を封しているオサレなマーク。詳しくは『AllAbout』をご覧下さい。)が「凸」になっている事なのです。

「正」のマークが「凹」で表現されるのに対し、五嶺の手紙には「凸」のマーク…。反転していると言えない事もないかしら?

しかし、これってスタンプなのよね。刻印の方はちゃんと「凹」なワケで。印影が反転してしまうのは必然なワケで。
道具を見るか、印影を見るかで逆の答えが出てしまうのです。


40号の感想を書いた時点では単なる口から出まかせでしたが、気に掛る点を突き詰めてみたら、何となく匂うじゃありませんか。
気にしすぎなのか、そうじゃないのか。
なんとなく、気になってしょうがないので書いてみた次第です。

どうなんでしょうねぇ。五嶺さんの正体やいかに。

ちなみに私、ヤツはクロだと思います。
そして、男だとも思います。足元と言葉ぶりで女性と思うも、絵を見た瞬間、男性疑惑がフツフツと湧きあがって来ました。
西先生の中性的な人物描写はスゴいと思います。胸を見るまで安心できないなんて。

何分、読んでいるようで見落としている点の多いもので。ついでに物忘れも激しいもので。
この指摘が物凄く間違っている可能性は非常に高いのであります。

もし、間違っている時はどうぞ叱ってやって下さい。
皆様のご指摘、そしてご意見、展開予想など思うところがございましたら、コメントをお寄せ頂けると大変うれしゅうございます。コメント切望!

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4日もかけて書きました。 ジャンプ感想40号

2005年09月11日 14時40分20秒 | WJ感想2005
「文章とスカートは短い方が良い」(By『Snow Swallow』様

いつも楽しく、為になる話題を提供して下さるYukimi様の記事より。
「短すぎると役に立たないどころか、よく判らないコトになる。」という実に的を射た格言です。

いつもロングスカートを引きずっている私には、この点反省しきり。

私のライフワークの一つに『パンチラの“チラ”は必要か否か?』という件について統計を取る。というモノがあります。
アンケートの実施は合コンにて。お酒も入ってほろ酔い気分な時が、忌憚のない、ざっくばらんな意見を収集するのに最適であると思われるからです。

今のところ「パンツが見えてしまうと興ざめ。」とする『ギリギリ感重視派』が一歩リード。“チラ”が成立するかしないかの瀬戸際が最もグッと来るのだそうです。
一方「“チラ”が無いとガッカリ。」の『“チラ”必需派』も、短すぎて常にモロ出し状態では興ざめもいい所なんだとか。
このアンケートを実施すると、男性陣の間で大変熱い議論が取り交わされます。ウォッチングが楽しいのでやめられない止まらない趣味。

「文章とスカートは短い方が良い」
この言葉にインスパイヤされ、短めかつ最もスリリングなスカート丈を狙って感想してみたい所存。
…って。毎回言ってるけど短く出来ない点で失格です。前置きが長い時点で失格です。

そして今回、もうひとつのインスパイヤが。
イノウエ様の『@am』様にて、徐々に増えて行く感じの感想更新中!

よし、じゃぁ私も段々増えてく感想にレッツチャレンジ!!


***BLEACH***(4周年記念・巻頭カラー)
豪華2連続見開きカラー。男BLEACHは腹筋大集合でむさ苦しい事この上ない。かといって女BLEACHは涼しげかというと、巨乳ばかりで谷間の湿気が気に掛ります。
あと、遠くで「獲ったどー!!」とやってるネムさんが、実はスクール水着だったらどうしようと心配です。

ヤミーくんの実力の程は外見通りで妙な安心感を覚えます。クラスのナッパ的存在はこうでないと!という感じ。
ここんトコ、織姫さんにウザったさを禁じえません。振り下ろされたヤミーくんの鉄槌への防壁が、せめて織姫の技だったら…!
破面の影に藍染が潜むのならば、浦原・夜一の存在はご存知なハズ。一護がターゲットだったというコトは「現世で戦える3人」とは、一護・浦原・夜一という事でよろしいのか。
そんな三者が集ってしまったこの局面。もう、ヤミーくんには死臭しか感じない。

最後に、どうしても言っておきたい事が一つ。
「スエルチ!!(ラッキー)」という台詞で思わず「ホーロードニー・スメルチ!!」を思い出した人はどん位いるのか。(どうでもいい。)

***NARUTO***
サソリの本体は「蠍」と書かれた胸のコアでした。
というのは誰しもが予想していた事なのでともかく、あんな円筒状なモノのみでどうやって生命を維持しているのかが気になってしょうがない。
やっぱり、あの筒の中に最低限必要な臓器がぎっしり詰まっているのか?京極堂の世界。

トドメを刺したのは「父」と「母」。幾度も回想に現われた両親(の傀儡)に抱かれて微笑む幼少時の姿を思わせて。今や息子もカラクリ同然、なんて悲惨な川の字だろう。あの回想が、こういう風に効いてくるとは思いもよらず。グッと来る演出でございました。
サクラさんの生死は、長老系キャラ最大の回復技に委ねられる事に。要はチヨバア様の命の灯火を全て与えようという大技です。傀儡にすら命を吹き込む…そうですが、その場合人格はやはりチヨバア様の物なのでしょうか?
ということは、蘇生したサクラがやけにババくさくなっていたりして。


***アイシールド21***
関東大会に辿りつけるは8校。東京は3位まで。神奈川は1.2位、静岡・北海道は1位のみ。SIC地区ってなんだ?って思ったら「彩の国+チバラギ」のことですのね。横文字カッコイイ!
3位まで出場可能だと誰も知らなかったのは、背水の陣を敷くための作戦であったと信じたい所です。
これでもし、どっかのテニスみたいに「開催地特別出場枠」なんてモノが存在したら…。非難の嵐は間違いない。それをやって許されてしまう氷帝学園の魔力は凄い。
準決勝で最も変化したキャラ、それは鉄馬。表情に人間味が出てきて嬉しい。それを少し寂しくも嬉しそうな目で見つめるキッドがまるでお父さんのようだ。
盤戸の新キャラは赤い瞳ですか。蜘蛛を見ると赤くなっちゃう特殊体質なのに、なんの因果かスパイダーズに入ってしまった悲劇の運命ですか。そんな訳で常に特質系で居られるズルイ奴。真のアイシールド21はコイツなのか?ということは王城vs盤戸はキッチリやるのね。


***ONE PIECE***
「左バスカビル右バスカビル」真ん中走るは中央フリーウェイ。
あと一歩で早口言葉になれそうだったのに。随分古臭いボケだけど、今回最もツボったのはココ。真ん中の人は、いつ「ミナミハルオでございます。」と言い出しても不思議は無いセンスだ。
エニエス・ロビーはどこまで賑やかしく進むのね。かつてない大所帯だからしゃあないけど、緊張感がいまひとつ。


***テニプリ***
ちょうど、同時進行でコミックス16~17巻を読んでます。まさに氷帝づくし。
前回、樺地とマッチングしたのはタカさん。限界まで波動球を打ち合う、という限りなくバーニングな試合を展開し相打ちとなる、この上ない熱い試合でした。
そしてやってきたリターンマッチの時。今度は手塚ゾーンを吸収して終わらないラリーで勝負ですか。
とにかくサクサクとポイントが入るこの漫画において、実に6Pもの間ラリーの応酬が続くというのは、稀有な事ではあるまいか?
しかも、そのまま回想編に突入してしまうんだから、読者の予想を全く受け付けない神展開です。回想が明けたら、うっかり夕方になっていやしないか恐ろしい。
そしてついにテニプリにもロリっ娘登場。少年と思わせておいて実は女の子でした!というサプライズがまったく嬉しくないから凄いや。嫌味が無い。
実は手塚、あんな顔して実は大のラムちゃん党。だから「~っちゃ。」ていう語尾だけで俄然やる気が出たに違いないんだ。と言って自分を煽るも、一切の興味が湧かないから困りモノ。


***銀魂***
汚れたヒロイン・神楽。うんこに親しむだけに留まらず、ゲロまでお見舞いするヨゴレぶり。もう少しで「浦安鉄筋家族」の境地に迫る勢い。
山崎さん程もらいゲロポジションが似合う男もそうはいない。もらいゲロって感受性が強い人がするものなんだと思うのです。だから、山崎さんはセンシティヴなんだという事でフォローしておきたい。
ハニー大作戦を咎めるどころか、皆そろってハチミツ塗りたくりな件について。
真選組の皆の顔は真剣そのものだし、実際カブトは獲れているし。実はみんな結構ホンキで塗っているんでしょう。部下たちが軒並みトランクス派になっても、一人褌を締め続ける局長の姿に、思わずついて行きたい気持ちになったんですよ。
最後の近藤さんが金色なのか、ハチミツ色なのか。それによってオチの破壊力が変動します。金粉ショーだったなら、笑い転げてもいい。


***ムヒョ***
魔監獄編から気分も一新、事務所に帰って来ました。ナナちゃんはすっかりトラブルメーカーとして立場を確立したみたいです。。
ユミちゃんが内心「ナナは気にくわない。」と思っているところが、なんともリアルな女の子心理で良いですね。ナナちゃんは、確かに鼻に付くタイプ。
カレー・クリームシチュー・五目ちらしで窮地に陥る六氷魔法律事務所の財政状況が果てしなく心配です。
相変わらず、霊の気持ち悪さには目を見張るものがあります。腐敗した皮膚感がえも言われず不気味。モツ描写無しでこの不快感を出すのは凄い。

新章突入し、早速新キャラ登場のヒキ。反逆者の印付きの手紙には「五嶺魔法律事務所」の名が。そして、ロージー、ナナの元には謎の2人組が。
謎の2人は足元のみのご登場です。一人は草履、一人は靴。草履の人は言葉遣いからして女性か。なんとなくだけどミニスカ着物を着ていそうな予感。というか期待。何故この場に現われたのか謎ですが、家がお寺だから無事だったリカちゃんの依頼でしょうか。この2人が“五嶺”の可能性は低いとみた。(なんとなく。敵じゃない雰囲気。)


***ボーボボ***
純子から漂う大人な香りの正体…。それはバブルの名残。


***REBORN!***
ヤンキー抗争モノな展開は続く。強ければ強いほど、歯を抜かれる数が少なくて済む。というシステムは強者へのリスペクトなのかな。一応。
ランキング1位はヒバリと見せかけて実はツナだったりするのか。そう思うも、山本の順位がまだ出ていないので2位山本、1位ヒバリと考えるのが妥当か。フゥ太調べによるこの情報、手に出来るのはマフィアのみ、ってことで裏で糸を引いているのがロンシャンだったら感動するんですが。
ヒバリが何故桜に弱いのか?この点に一切興味が湧かないから困りモノ。


***DEATH NOTE***
結局ニアは何の為にメロとの接触を図ったのか。ノートで殺される危険性を軽減してやったんだ、と伝える事で恩を売ろうという魂胆でしょうかね。
協力関係こそ生まれはしなかったものの、足の引っ張り合いには終止符が打たれた様で。なんとなく、清々しさすら感じる2人のやりとりではありますが、それは多分「使えるモノは出目川でも使え。」という、なりふり構わぬ月様のえげつなさが有ればこそです。
「私は信じます。」というニアの言葉に、ちょっと心を動かされてしまっているメロは、やっぱりちょっとお馬鹿さんな所があるのかなと。上手いコトあしらわれてしまっとる感じです。


***ネウロ***
「知ったふうな口を叩くな!!」と笹塚を制するその仕草が、HGさんの「セイ!」に見えてしまいました。もうダメだ。

筑紫さんの“つぶらな瞳”は想像が出来ません。美味しいトコロはおあずけですか。ちくしょう。
笛吹の言う「本当の勝負」ってのは、国家Ⅰ種試験の事かと。共に官僚を目指そうとするも、笹塚は妹の事件を機にエリートコースを外れたのでしょうか?
妹(だと思われる)の事件が、サイ絡みの可能性も高いですし。目下、最大の目標であるサイへと一本道筋が通っていて骨太。好感触。

どうでもいいが、たけのこ刑事の気持ち悪さが耐え切れない程になってきているんですが…。作中の彼の扱いのヒドさには、大いに頷けます。

ヒステリアは一人称が「俺」だし、見た目がアレなんで男かと思ったら容疑者は女性。首輪っぽいチョーカーの女はブラフで、赤子を抱いた母親が怪しい。赤ちゃんが爆弾。
ヒステリアのぶっちぎり感は物凄いので、次号が楽しみでしょうがない。

そうそう、やってみました!「ネウロ占い」

私は、鷲尾 正勝でした。クエェェェェェェ!


***太臓もて王サーガ***
「ガッチンポー!!」という言葉を聴くと「花さか天使テンテンくん」の主題歌を思い出してしまいます。
♪全身硬直 ゆーこときかない勇気が足りない コッチン コッチン…ってこれ以上は唄えません。以降「コッチン」部分を繰り返えし最後には「コーッチン」になります。テンテンくんのアニメは忘れたけど、この歌を忘れていない少年はきっと多いハズ。二番は「こううん」です。土曜日夕方6:30~。ご飯どきの出来事でした…。

あいすと宏海がイイ感じ~。とか思っていたらそのものズバリをネタにした一話が。タイムリーですありがとう。もういっそのこと「あいす×宏海推奨」とかブログトップに書いとこうかしら。(名前の順序はこれでいい。)
「世界拷問大全」とか「拷問の歴史」的な本、私の通った学校には必ず置いてありました。市立図書館にもあるんだから、どこにでもあるんだろう。興味はあるけど、借りた履歴が残るのが恐ろしいので借りられません。あと、この世で最強の拷問は「ハリガネムシを爪の隙間に潜りこませる」だろうと今でも思っています。
わすれたれ。はやく。

「胸が小さいことを気にしている」事がいいのだァー!!
という真白木さんの主張には、世の貧乳派も大いに頷いた事でありましょう。しかし、私は敢えて言いたい。「胸が大きいことをコンプレックスにしている」ボインも捨てがたいよと。故に、谷間に汗が溜まると自慢しまくる矢射子は失格。

こんなに早くグレイマンがネタにされるとは思わずにいました。現連載陣にも容赦はしない姿勢に頭が下がります。お次は「あててんのよ。」を是非!


***みえるひと***
お化け漫画なのにお化けが怖くないのが困りモノ。恐怖路線ではムヒョが強敵だし。人情では銀魂が居るし。苦境に立たされてる漫画だなぁとは思うんだけど、応援したいほどダメっぽいワケではない。
何もかもが中途半端な印象なんです。
第一話から、何かと伏線の貼られている姫乃の両親について、やや情報が揃って来ました。父は海外、母は継母なんですかね。実の母とは死に別れたのか。
近頃なんだか姫乃のキャラクターが変わってきている感じが。両親の事を尋ねられヒステリックになるのはともかく、こんなにハキハキしていたかしら?ぼへーっとした印象でしたが…。どっちにしろ、あまり魅力を感じないので困りモノ。
しかし学校といえば怪談の本場。姫乃の入学で怪奇遭遇率もアップ、ストーリーに躍動感が生まれると期待したい。そして、姫乃の瞳にも活力を…!


***魔法使いムク***(金未来杯エントリーNo.4・センターカラー)
作者は大久保彰さん。岸本先生のアシスタント出身。
好きな漫画は「DRAGON BALL」「NARUTO」。読んで納得、影響が顕著に出ている感じ。西洋と東洋がちゃんぽんなファンタジー世界が舞台って、そんなトコまでリスペクトせんでも。
魔法恐怖症な少年が、実はスゴい力を秘めていた!という展開は、ちょっとベタベタ過ぎてもういいやと思ってしまいます。
友達には全員「ヨモギダ」って名前を付けている…というのはともかく、何故ヨモギダなんだ?という点に一切意味がないとか。魔法恐怖症になった理由が、子供ゆえの増長により巨大な魔物を呼び出してしまい、その驚異を知ったから。というのは納得できるが、ソレによって何か被害が出たワケではなく。背負うモノが弱いなぁと。
主人公の苗字が「志村」なのは「うしろ、うしろ!」がやりたかったダケだろう?とか思ったり。設定のセンスが好きじゃないのです。

「新感覚マジカルファンタジー」と銘打つも、今ひとつ新しいモノが無い印象でした。
魔方陣を描く過程が、攻撃にもなる。という点は面白いなぁと感じましたね。そういえば。


***タカヤ***
前回から1ヶ月もの時間経過にビックリ。もはや「何をやってもダメな少年・タカヤの成長」という初期設定は消え去ったのね。
守屋隆静君(高1)がぶん殴られるシーンは何なんだろう?守屋君がやたら巨大に見えるのですが…。こんなバトルが続くのは、ちょっとご勘弁を。遠近感が無くなりそうな勢いです。勢いは良いんですけど、ねぇ…。


***D.Gray-man***
「僕が生きていられるのはこの道だけ」だなんて。立ち止まらない決意はしたけれど、進める道は一つだけ。だから前に行くしかないなんて。
逃げない姿勢と、戦い続ける意志はとっても前向きなんだけど背後に異様な悲壮感が漂うのね。最近、どうしてもこの漫画のハッピーエンドが想像できません。
それは多分、この世界の神様が異様に厳しいからであり。だからアレンが「そんなもんどうだっていいよ。」と言ってくれたのには、ちょっと溜飲が下がる気がしました。
しかし、選択肢は一つしかないのであり、選んだようで選ぶしかないのが事実な気も。堂々巡りで結局、神様の思惑通りな気もする。どこまでもアンハッピー。


***こち亀***
細かいウンチク話は大好きです。今回は絵も細かい!アシスタントさん、ご苦労なさった事でしょう。作画に込められた気迫ってヤツの賜物か、中盤までは面白うございました。
が、オチに向って雪崩のように崩れて行くのは、緊張の糸が切れた為でしょうか?


***Mr.FULLSWING***
よもや、主人公の三振で勝負が決まってしまうとは。これも負けるとは思っていなかったダケに急転直下の敗北にちょっとビックリ。
セブンブリッジの監督がそのまま息絶えてしまっているのではないかと、心配です。
サブタイトルを最後に持ってくるとは中々どうして、泣かせる演出じゃありませんか。ギャグは一切無しで(ドボンの存在はグレーゾーンだけど)重く締めただけに、敗者復活の流れだけは来て欲しくないモノです。


***切法師***
火を炊いていたのは、火術を使う為かと思っていたのに。雷雲があれば何時だって使用可能になるとは。なんかがっかりだぁ。
法術って陰陽五行が元になっているのでしたっけ。木火土金水ってヤツ。でも五行相克の法則とかはあんまり気にしてない感じ。
この漫画のバトルシーンがわかり易いのは、ひとえに当事者である倫太郎の冷静な戦況判断によるモノでありますが、その冷静さが盛り上がりを欠く事も。バトル中の台詞の多さが、いささか興を削ぐ気がしないでもない。


***カイン***
すでに次号を読んでしまったあとの感想。
「物語は最終局面へ!」というアオリをくらったので、これはもう間違いない!と、思いました。
笑って送り出さなきゃと、強気な顔を表に向けて、一人でこっそり不安に泣く。メイファちゃんがあまりに健気です。この娘の性格設定は好き。惜しむらくはカインとの間で愛だの恋だの言ってるヒマも無かった事でしょうか。その涙にお約束以上のモノを感じられないのが寂しい。
そんな健気な乙女達の姿を見ているのか、いないのか。屋根の上にはカインの姿。「死なないで。」という祈りが届いているといいのですが。
玉砕覚悟の特攻ではなく、生還を前提として頑張ってもらいたい気分です。
無事生きて戻り、笑顔で迎えるメイファに向って言うんですよ。「その顔が見たかった。」と。第一話にループして綺麗なエンドじゃありませんか。(乙女らしく妄想する最終回。)
二度も「クライマックス」と書かれていながら終わらなかった漫画は初めてです。フィナーレへ!って。


***ジャガー***
「ミモザ=何か黒くてモジャモジャしたもの」という感性が大好きです。
車のCMで流れてくるミモザの歌、私の周囲に限らず「ミモザが意味不明すぎてキモイ。」との意見をよく耳にします。
「ミモザ=モジャモジャ」という、このお言葉。それは人々が「ミモザ」に感じる得体の知れない不快感を、端的に表現しているのでしょう。
っていうか、要するに「モザ」という語感がモジャってるだけ?「ミモザ」を擬人化したらあの社長になったのだろうか…。ギャグ漫画家の頭のなかは摩訶不思議であり、難解。


以上、日曜日に書き始めて、水曜日に完了したジャンプ感想でした。4日もかけてこの有様。
もう、まったりという言葉ではフォローしきれない所に到達した気がします。
どうしよう。次ぎのジャンプは土曜日発売!
コメント (7)
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開き直る ジャンプ感想39号(その2)

2005年09月03日 18時32分02秒 | WJ感想2005
案の定、1万字の壁にぶつかってしまいました。


***テニスの王子様***
「手塚ゾーン」それは、神業的なコントロールによって、相手の打球全てを自分の手元に返させる超絶テク。
世界広しといえども、テニスをやってて竜巻を起こすのはコイツだけかと思いきや、樺地はそれすらもコピーしていた!

…お互い、自分の手元に戻るボールを打たせ合っているこの状況。
単に仲良くラリーして居るだけなんじゃないかとも思えるんですが、その所はどう処理してくれるのでしょうか?
もっと気になるのは、手塚が「無我の境地」を発動したらどうなるんだろう?という点です。
「無我の境地」vs「コピー能力」
両者とも、相手の動きを受けて初めて威力を発揮するタイプですもの。先に動いた方が負ける…そんな一流の武道家同士の闘いをも思わせる名勝負となりそうです。

読者の妄想を掻き立てずには居られないこのマッチは凄い。
テニス漫画のクセに、そこら辺の能力バトル漫画なんぞより熱いバトルが展開するなんて!!


***ネウロ***
イイとこなしかと思われた笛吹警視にフォローがっ。お付の筑紫くん(階級不明)によって語られる“笛吹警視のココがすごい!”。
管理する能力に長け、裏方でバリバリやるのが真の姿らしい。じゃあなんで現場にシャシャリ出てるのさ?と、その理由を考えてみると、どうしても恐ろしい考えに辿り着く。
もしや、笹塚にかまって欲しいのか?それともアレか、笹塚に刑事として一人立ちする道を諦めさせて、自分の部下に引き抜くつもりか?…コワい…。

それはともかく、爆破の順序に込められた暗号等、今回は中々凝っている感じ。ほほぅナルホドねっ!と、唸りました。
さらに唸らされたのが、ついにその姿を現した爆弾魔・ヒステリア!!
「to Queen Mary`s hotel」と書かれた爆弾を、ベロベロと舐めまくっております。
すごいや!猫耳・首輪なんて萌え萌え(?)アイテムまで装備してるよっ!ハンパない変態です。この突き抜け感は、今ひとつパッとしない新連載陣に見習って貰いたい!


***D.Gray-man***
ミランダさんのイノセンスは、発動中なら常に最善の状態に戻してくれる史上最強の回復技。
しかし、解除後は新旧2つの傷を負ってしまうリスク付き。
でも、この技と、相打ちの覚悟さえあれば、ラスボスとの戦闘には必ず勝てる気がします。
勝利と同時に発動解除で全員死亡。そして誰も居なくなった…的なラストこそ、この作品には相応しい。

心配されていたアレンのその後でしたが、色々考えた反則技を使う事もなく、無事生存しておりました。
砕かれたイノセンスの粒子が体内に入り込み、傷口を塞いだ…って。イノセンスを破壊する能力を持つ、ノアにすら破壊できないってこと?
ていうか、心臓にイノセンスって、まさしく「ハート」のイノセンスじゃないかと思ったり。
やっぱり主人公のイノセンスがスーパーなのかね。
左腕を失くしたアレンでありますが、今後はどうするんだろう?…義手をやめておいた方がイイかもしんない。色んな方面から怒られそうだから。


***HUNTER×HUNTER***
メタルギアを思わせるスリル感が堪りません。
今までは、ノブさんの一人相撲な感があり「石橋を叩いて叩き壊しそう」な慎重さにちょっとヤキモキしたりもしましたが、敵に出くわした事で一気に緊張感が出た。
例によって下書きなのに、スピード感あふれる戦闘シーンは正直、すごいと思った。ノブが何をしたのか、ほぼ説明が無くとも理解可能な描写力も凄い。
やっぱ冨樫は作画までひっくるめて冨樫なんです。作画を他人に預けたら絶対ダメなんだなと思ったり。
とか言って自分を納得させようとするも、やっぱり下書きだとねぇ…。王の間から漂うオーラが、なんかヒジキみたいに見えてしまった。

巻末コメントと、今週ラストの台詞が全てを物語っているのか!?
「ここが限界…!」
CDを聴く準備すら億劫なくらいしんどいそうなんで、そろそろ休載してもいいと思いました。そういや今年は長い夏休みを取ってない!!


***DEATH NOTE***
第2部になって大幅に増加した要素、それはセクシー。
今週号では、SPKの紅一点、ハル=リドラーが惜しげもなくシャワーシーンをサービスしてくれてます。
もう、今週はコレに目が釘付け!!セクシーシーンに目を奪われ、うっかり見落とす所でございましたが、ハルとメロは既に面識があった模様。
「ニア・メロどちらの味方でもない。目的はキラの逮捕。」だというこの女性…もしかしてその正体は南空ナオミ!?

なんてありえない事まで妄想してしまいました。セクシーショットで頭がヒートアップしてたみたいです。
次号予告は「利用」。いっそのこと、ニアもメロも、ハルお姉さまに手玉に取られてしまえば面白いのに。そうだ、ドロンジョ様と愉快な仲間たちになればいいじゃないか。


***こち亀***
飛行艇が飛び立つシーンは、中々のスペクタクルでした。
とりあえず、南の島のバカンスは爆竜オチで決まりなのかね。


***切法師***
覇奴万とかいて、ハヌマンと読む。
古今東西、世界各地のモンスターが出て来るモンだ。でもねハヌマーン確かに猿の姿をしているが雄だったはずだ。
ちょうどいいタイミングで、ミケを黙らせたついでに、さりげなく能力もお披露目して下さった覇奴万様。こういう見せ方は好きです。

剣頭吏との一戦で、切法師の任務に手ごたえを掴んだ倫太郎くんではありますが、いかんせん「切法師の仕事は素晴らしい。」という主張を繰り返しすぎです。
何度も言われてさすがに食傷気味。
丁寧なのはいいけれど、丁寧すぎて飽きて来てしまうのは、私の性格がイケナイのかも知れません。
ここに来てようやく「旅の仲間」探しを仄めかしておりますが、果たして仲間が登場する所まで続くのか?
剣頭吏の撃破は村人との共同戦線の賜物でありましたが、次に倫太郎の選んだ道はたった一人でのしんがり。
いかな、守りながら戦うのが難しいとはいえたった一人で勝てるのか?というのは気に掛ります。案外、ここで仲間になるキャラに助けられたりするのかしら?
倫太郎一人の活躍はちょっと見飽きてきましたので、別の人も見たいなぁっと。


***カイン***
「いきなり冷え込んできやがった。」というヨウガイの台詞はあるものの、やけに都合よく雪が降ったなぁ、と言う感は否めず。
季節感がなかったのは、すべてメイファちゃんの服装のせいだから仕方ないさ。ホントは結構寒い時期だったんだと思おう。

されども、降り出した雪と兄の背中が引き金となって正気を取り戻す…という演出はちょっと心に迫るじゃない。
しかし、最後の最後でティエンが正気を取り戻した事は果たして救いになったでしょうかね?
「壊す事でしか、救えない。」と、腹を括っていたのだし、実際ティエンの最後の言葉は「ありがとう。」だったモノの、拭いきれない後味の悪さが。
あえて割り切らない道を選択したのは、良い判断だと思いました。でも、重い。暗い。
ちょっと陰のある、背中に重い過去を背負った主人公…って少年誌で成功したパターンって稀有なのですよね。見事にカインもこのパターンにはまっているワケですが。(主人公の必殺技に難アリなのも、確かにデカい。)
そして、てっきり今週で終わるものだと思っていたら、まだまだ物語は続くのね!

お次の敵は以前シルエットで登場していた六旗将の一人かと思われます。
この漫画にはベタベタでダサダサな展開を希望している私ですが、コイツの発言にカインがぶち切れ、怒りのパワーで辛くも倒すも瀕死の重傷で臨死体験。三途の川でティエンに会って「ボクのような犠牲者を出さない為に、戦うんだ兄!」と言われて決意を新たに復活。→オレ達の戦いはこれからだ!!

…てのはカンベンね。
カインがいかにこの重さを吹っ切るか、という点が今後の見せ場だと思うのです。ここでカッコよく決めてくれたらソレだけ満足です。


以上、一万字以内には収まりませんでした。少しは削る努力をしないと。
相変わらずムダなものばかりの感想、終了。全部書くのって大変だ。

コメント (7)
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表紙に居たバカ弟のゴスロリはどこに? ジャンプ感想39号(その1)

2005年09月03日 18時29分15秒 | WJ感想2005
あいかわらず、土曜更新が基本です。
早く自分の感想を書き終えて、他の方の感想をじっくり読みたい!という理想はあるんですが、現実とのギャップが埋まらないのです。
火曜日においで下さった方、ホントすいません、ようやく39号Upです。


今週は、久々に全感想に挑戦してみようかと思い立つ。
1万字超エラーを起こさない事を目標に!おそらく、ムダな部分ばかりで構成されてるであろうこの感想。いかにして必要最低限な「ムダ」で済ませるか?という事がカギを握ります。
よし、頑張ろう。



***ONE PIECE***(「モジャ!」大反響に記念・巻頭カラー)
正しくは「携帯メール&バトルアプリOP「モジャ!」大反響に感謝記念巻頭カラー!!」。長い。
携帯アプリのゲームは、ハマりだすと際限なく楽しいのですが、電池の消耗が激しいのでやりません。あと、アプリやるならパケ放題は必須だね。

これに手を出してしまうと、インフレが止まらなくなる禁断の果実「強さの数値化」!ついにやっちゃたか!という感じて登場しました。その名も「道力」
“武器を持った衛兵1人の強さ=10道力”が基本。武器の種類は問わないのかとか、基本が武器を持ったことを前提にしているのに、測る対象は「体技のレベル」とはこれいかに?とか。
ツッコミ所は満載なのですが、あくまで“遊技”、お遊びだと割り切ってしまおう。というか、早いトコこの設定は忘れよう。
というか、全てはスパンダム弄りのための壮大な仕込みだったんだ。そう考えると、スパンダムさんへの、作者の並々ならぬ愛着すら感じられます。

門番に巨人族が登場したり、人外魔境うごめく魔境、エニエス・ロビー。その裁判長たる“3つ首のバスカビル”さんも、その名の通り3つ又の首を持つ、巨大なお方。
一人でトリオなツワモノです。うーむ。こっちに来てからというもの、新キャラが皆お笑い系とは。コレいかに?


***NARUTO***
冒頭のカラクリvsカラクリが、圧巻。でも口では説明しづらい…。
なんていうか、私がカインに求めていたバトルがここにある感じ。
そして感じてしまう事が一つ。サソリの「赤秘技・百機の操演」は数こそ多いが動きは単純・チヨバア様の「白秘技・十機近松の集」は技も多彩で、動きも複雑。
どう考えても、チヨバア様の実力が上なのですが。おまけに“チャクラを完全に抑え込む封印術”まで持っているとなると、むしろチヨバア最強伝説。
こうなってくると、カンクロウの立つ瀬が無くなりつつあります。カンクロウ本人の預かり知らぬ所で格下げが進行中。なんてカワイソウな奴だろう。

サソリの本体について、ちょっと考えてみた。
この前、バラバラになった時“蠍”と書かれたコアから、何か血管のようなモノが生えておりましたね。
そして今回、サソリの取った策は、そのコアを別の傀儡に移し、背後から奇襲を掛けるというモノ。以前、使っていた本体(封印術でがんじがらめ)はモヌケのカラ。
と、言う事は奴の本体は“蠍”のコアの中にギュッと詰まって居るんじゃないでしょうかね?そんでもって、別の本体に移ると同時に、凝縮されていた目玉やら脳みそやらがニュル~っと行き渡るとか…。
考えるだに気持ち悪いので、この位にしておこう。

そしてよもやのサクラ致命傷。腹部貫通で解毒薬がどうこう言ってる場合ではない。
対象自分限定な超回復能力があるのではないだろうか?と予想してみます。(そんな便利な技はどうかと思うけど。)


***BLEACH***
実は、一護の胴体断絶よりもショックだったチャドの腕もげ。よかった、回復してくれて。
とりあえず、ホッとしたのでした。それと同時にチャドの優しさに痺れる、憧れる。
織姫の技は時間回帰とか空間回帰とか、ミランダ的な何からしい。珍しいので藍染さんに持って帰ろうか?と、ヤミーくんがおっしゃっております。甘いね。井上さんと石田くんには、既にマユリ様がツバつけてるから。
実は「私は、拒絶するっ!!」という掛け声があまり好きではないんです。なんか暗いじゃないですか、拒絶するって。
織姫のモノローグって、結構暗い。普段の明るさとか天然ぶりは、案外無理をしているのでしょうかね?
そして、実にヒーローらしく遅れてやってきた男・一護。イキナリ卍解で実力の程を見せ付けてやって欲しい…所ですが、一護まで「ゴミ」とか言われたらどうしよう?
ガソリン並にインフレ絶好調になってしまう。というか、ガソリンをなんとかして下さい。まさに天井知らず!


***アイシールド21***
負ける気がまったくしていなかったこの試合。「どちらがボールを獲るか?」という一点のみ着目していたら、そんな単純な勝負では無かったのが実状でした。
ボールはモン太がもぎ取るも、試合を制したのは先に地面に到達した鉄馬。思わぬ所で「メンバー殆どが詳しいルールを知らない。」という弱点を露呈した形になりました。
よもや、おバカさんがアダになろうとは。あまりにあっけない幕切れに、正直ちょっと呆然と致しました。負けたって気がちっともしないのはなぜ?
それもそのはず。敗者復活戦があるらしい。急転直下の展開に、あたいまたも呆然。全国大会出場枠は、3位までって事なんでしょうか?
モン太のせいであやうく失格になる所で、助けに入ったのが鉄馬だった!という点に、スポーツ漫画らしい爽やかな友情を感じます。物凄い勢いで鉄馬ファンが増えた事でしょう。
ていうか、もう鉄馬様大好きだよ。終わってみればガンマンズ戦でもっとも印象に残ったのは、鉄馬様の優しさだった…。


***ボーボボ***
毎週の密かなお楽しみ、田楽劇場がついに完結。最後の女王様の元ネタが分らない。が、結構セクシーだ。
過去のシリーズのボスがゲストとして登場するのは、もはやこの漫画の常識となったワケで。ツルツルリーナ3世がご登場しております。
よりによって一番使えないであろう部下を連れてきた時点で、まっとうな活躍は期待出来ない気もします。でも、ブルースって確かありとあらゆる武器を出す技を持っていたのよね。
サポートに徹すれば使えるやつなのかもしれない。というか、むっつりとは対極の位置にいるオープンすけべだ。清々しさすら感じます。3世の掛け声にすら応えず、エロ小説を読みむさぼる徹底ぶり。こういう所が気に入られているのかしら。


***ムヒョ***
仮面の男の名前が判明。その名もティキ。愛称がティッキーでない事を祈りたい気持ちです。歴史の教科書に登場しちゃう位の有名人だそうな。
800年前もの永きにわたり暗躍してきた反逆者。私、てっきりコイツはエンチューと契約した魔界よりの使者だと思っていたのですが…。元は人間だったりするのか?

いよいよその姿を現そうとしてる敵組織に、殺しのリスト…。展開は非常に少年漫画チックなのに、乙女チック描写は忘れないのがこの漫画。
リオ先生の日記に「帰ってきたら、一緒に木苺摘もうね。」と書き込んじゃうビコたんの健気さが乙女チック。
ムヒョの願いはエンチューを助ける事だった…てのも、なんだかとっても乙女チック。ムヒョが素直に口に出さない事を、代弁するのがロージーの役目になってきたようで。(前回の「助けに行くから!」宣言しかり。)
本格的に一心同体、阿吽の呼吸な名コンビになりつつあるのね。と、そう思うのでした。

時にヨイチよ。揉むのはセクハラの域を越えて、犯罪だ。妄想だけにしておいた方がいい。
そしてペイジよ。ポエミィ過ぎる。今井さんの質問をスルーしないでやって下さいな。


***銀魂***
ウンコを握り締めるヒロイン…。ウンコに対し、こんなにフレンドリーなヒロインはアラレちゃん以来です。
サブタイトル『少年はカブトムシを通し生命の尊さを知る。』で、遠ざかり行く子供達と大自然の距離を嘆き、江戸にはいないはずのフンコロガシを登場させる事で、崩れ行く生態系に疑問を投げかける。うん、夏休みの最後に相応しいね。未来に伝えたい漫画だよ。
真選組の皆さんが、ガン首揃えてなに馬鹿な事をしているんだろ?と、思ったら将軍様のカブト虫を探しているのね。
カブトのクセに「瑠璃丸」なんてご大層な名前からすると、玉虫色に輝くレアな奴なのだろうか。レアな生物といえば、ハタ王子。コイツのアドバイスがあれば、瑠璃丸ゲットに一歩近付くような気がするのですが、登場はあるのだろうか。
というか、いい大人がアレだけ揃っていながら、実践した虫取り方がハニーとなりすましとマヨネーズとは。江戸の治安をあずかる警察組織があんなんでいいのか?それともあれか、真選組の皆さんが近藤についてきているのはあれか。面白いからだってヤツか?
ハチミツにまみれたままの近藤に、もはや誰もツッコまない。もう、この人はありのままで皆に認められているんですね。


***REBORN!***
ヤンキー漫画の王道的展開が突如襲来。隣町ボーイズが遠征にやってきました。
急にシリアスになって戸惑っております。よもやペンチで歯を抜く…なんて恐ろしい事をする外道が現われようとは。
そして、心のどこかでボコボコにされたヒバリの姿を期待しています。一度ケチョンケチョンにされてくれると、ちょっと好感度が上がりそう。
というか、この展開でヒバリがやられなったら、それはそれで凄いんですが。


***太臓もて王サーガ***
サブタイトルが『渚の「………」』
「うしろゆびさされ組」というユニット名はおろか、今の子供達にはおニャン子クラブすら通じないのでないかと不安になります。
おニャン子はおろか、東京パフォーマンスドー(穴井夕子が所属)、大阪パフォーマンスドール(篠原涼子*訂正彼女も東京でした!はさにんさん、ありがとう!
)、桜っ子クラブ(加藤紀子)、チェキっ娘に、ねずみっこクラブ…アイドルは色々デビューしたけれど、まともに売れたのはおニャン子とモー娘。位だったなぁ。なんて思ったり。
ていうか、このタイトルは20代以上が標的だとしか思えない。もう、ロックオンされまくりです。私(もうすぐ26歳へのカウントダウン)。

干物でつくったヒモビキニは、なんか痛そう。悩殺というか、頑張る姿がむしろ涙ぐましい。
ところで近頃は「着エロ」なるジャンルがあるそうで。私が目にしたそれは、フグの剥製(お土産もの)をビキニ代わりに、貝殻で股間を隠したお姉さまのグラビアでございました。
エロっていうか、ネタって感じ?ギャグにしか見えませんでした。ってかグラビアのシチュエーション自体が大体そんなん。
話はガラっとかわりますが、宏海とあいすってなんかイイ感じ。怒られるのは分かっているくせに、軽口叩く宏海がなんかカワイイのです。
オチの下品さ、どうしようもなさが相変わらず大好きです。ちょっとパンチが弱かった気がしますが、格キャラの持ち味はよく出ていた感じ。コイツら一堂に会すると、濃いなぁ。大木弟はすっかり女装が板についたカマボコになりそうな予感。


***Mr.FULLSWING***
2色カラーで頑張っちゃった分、本編が白さ際立つ仕上がりに。セブンブリッジは肌にトーンなキャラが多くて大変だ。
ついでに、オカマっぽいキャラが多くて大変だ。紅印くらい開き直ったオカマの方が、むしろ気持ち悪くない感じ。
古家君は胡散臭い京ことばと、襟元が広く開いたユニフォームでキモさ全開です。
どうでもいいけど、最初の登場コマで「1年 古家日会」と紹介されているのに、バッターボックスでは「2年~」とコールされているのは何故?ダブリですか?


***みえるひと***
アズミちゃんのママの背中に生えた巨大な手。それは我が子を求める気持ちが具現化した物だった…。
オバケの特徴って、やはり死んだ時に背負った未練が色濃く反映されるのかしら?
しかし、その手の使い道はといえばただ振り回すだけなのでちょっとツマラないなぁと、思ったり。
いろんな所で「もう一押し足りない!」感じがする漫画です。いい話にしようにも、どうにもモノ足りない。
霊の世界にどうにも融通利き過ぎ…ってのが気に入らないのでしょうかね。


***タカヤ***
扉のアオリが、どことなくBLちっくだと思った。よくわからないけど「溶け合うように、僕たちは」のあたりがなんか、それっぽい。
男同士の真剣バトル、そして拳を交わした者だけが分かち合う、熱い友情…ってヤツに、昔の乙女はぞっこんだったものさ。
気が付けば、子悪魔的な魅力をふりまくヒロインが売りの漫画が、乙女心にアピールしそうなバトル漫画に転身していたよ。
しかも、久々にトーナメント開催ですか。もう、こうなったらやったもん勝ちの世界です。
そうさ、光GENJIも唄ってる。「やりたいこと、やったもん勝ち~♪」って。
そのお陰なのか、勢いだけは大した物です。
登場人物の心境に、一切共感できないのは困ったものですが。


***バカin the CITY!!(金未来杯エントリーNo.3・センターカラー)
未だ、ジャンプにこのジャンルが根付いた試しがない4コマでの挑戦。
すでに、代原として何度か本誌にもお目見えした事がある大西浩二さんの作品です。

「あててんのよ。」の輝きが今ここに!
とだけ言いたい。あやかりたいのか、もはやタカヤの優勝が「あててんのよ。」によるものだというのは、周知の事実なのか。

一発必笑の破壊力は無いんだけど、ふと思い出してニヤける程度の微妙な笑い。
アダルトなネタも結構イケル口のようですので、気がついたらビジネスジャンプ辺りで連載していそうな匂いの漫画です。



*案の定、1万字エラーに引っ掛ったので、分割に!「着エロ」とかが限りなくムダだったのか…!
コメント (6)
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明日が待ち遠しいので、今夜は早く寝るつもり。 ジャンプ感想38号(続き)

2005年08月28日 22時06分07秒 | WJ感想2005
昨夜は、久々に大量飲酒で二日酔いです。
起きたらオヤツの時間だし。
なんか、初対面の人とサイバーフォーミュラについて熱く語ってしまった気がする。
どうしよう、オタクの尻尾を世間に晒しすぎてます。

*8/28 PM10:00 銀魂以下追加しました。

***銀魂***
夏の終わりもすぐそこに…。という事で、町内納涼肝試し大会を敢行しております。
銀さんはじめ、万屋の皆様はお化け役として参加。グダグダ言いながらも、ちゃんと地域社会に協力的な姿勢を見せる銀さんは偉いと思います。
だって、私の地区なんて、お神輿の担ぎ手が居ないもんだから、軽トラの荷台に載っけて練り歩く始末だもの。みんな、地域行事に参加する意思ゼロ。
どこのご町内にもハリキリ過ぎる役員さんは居るもので…。肝試しにやたら情熱を燃やすオッサンが今回の主人公です。
家庭にも、職場にも居場所のないオヤジが、唯一見つけた明日への活力。それが肝試しのお化け役。
人生、挫折ばかりのオッサンが、さしたる障壁も無くヌクヌクと羽を広げる事が出来たその陽だまりに、忍び寄る暗い影。
それが万屋ご一行。この連中を制御しようという事がまず無理。さらに、この連中ですら手のつけられない暴走特急・お妙さんまで到来してしまったら、もう。
オッサンの陽だまりに、台風上陸ですよ。マイプレイス喪失の危機に直面。それでも僕は戦うんだ!と、意気込んだ矢先にヘドロさん襲来で、思わず敵前逃亡。

そんなこんなで、オッサンの喪失と回復を描くのかな?と、思いきやどこまでも落ちて行くしかないラストに笑った。
でも「もう逃げない。」と決意したその気持ちは、きっと貴方の糧になってるハズだから…!と、エールを贈りたい気持ちになるから不思議だぜ。
これがヘタレ萌えってヤツでしょうか?果てしなくカワイイぜ、落さん。しかも、痛めつけられている姿に萌えるという、屈折した愛です。
応援したいんだけど、何かオチが付くのを期待してしまう…。そんな気持ちにさせてくれる不思議なオッサンでした。ホント、この漫画はオッサンのバリエーションが多彩で最高です。

**ジャンプスカウトキャラバン**
地方在住の漫画家志望者に朗報!なんと、大阪・名古屋・札幌・福岡の4都市にジャンプ現役編集者がスカウトにやって来る!!

新人発掘にやたら力をいれて居るなぁ。と、思った。
というか、ジャンプシステムを支える為には、大量の新人ストックが必要なんですよね。新連載の弾数は多い方がいいって。
よもや、すでに資源は枯渇しかけているのではないかと不安になった今日この頃。

本題は、空知先生デザインのマスコットキャラクター。その名も漫画の神様“不G-子”先生ここに爆誕。
いいんでしょうか?これ。大亜門先生以上の危険をはらんでおりませんか?これ。
“ふじーこ”先生とはいえ、姿形はサッカーの神様にして、現・サッカー日本代表を率いるあの方そのものです。
気持ち、鼻や指先がGペンになっていたりして、漫画の神様っぽさを表現しております。いいの?コレ?
これはむしろ、GOサインを出した編集部の男気を買いたい!そう思います。


***ネウロ***
新たなる事件が勃発。爆弾魔ヒステリアによる、連続無差別爆破事件が発生中。
弥子ちゃんによれば、現在の話題度ではサイをも凌ぐ、との事。それにしても、この世界は物騒過ぎる。

意外にも、探偵モノの定石は外していないネウロ。先週から定番の“イヤミな警視庁キャリア組”が登場しております。
その名も、本庁の笛吹警視です。今週は、扉絵からして笛吹さん。なぜか主役っぽいポジションをゲットしております。扉のアオリは「指差す力で最強を決めろっ!!」と、とっても少年誌チック。
良く見たら、うっかりネウロが中指立ててました。うわぁぃ。

この笛吹警視、実によく喋る。喋り過ぎて、案の定小者っぽさ全開に。そして実際一週にしてヘタレ確定の様相です。
何度変換しても、「笛吹」より「薄い」が先に出てくるから不思議です。
「つまり奴はもう爆弾は仕掛けないッ!」と言い放った直後、ご丁寧にも背後のビルが爆発するという、神技級のダメっぷり。
なんかもぉ、ヒステリアはあの店内の会話を盗聴していたとしか思えないのでございます。
初登場時から不穏な臭いはしておりましたが、今週でおちょくられ役が決定的に。ネウロにおちょくられ、ヒステリアに嘲笑われ、散々な目に遭いそうな予感が致します。
どいうしよう。銀魂のオッサンと一緒で、痛めつけられる姿に愛着を感じてしまうタイプだわ。
これを機に、うっかりネウロに弱みを握られてしまうんでしょうね。より強力な警察とコネをゲット!実に抜かりない。

今週の、弥子ちゃんの好物は「しろくま(氷菓)」

最近すっかりハマっています。
今度のは、ローソンで買った「しろくま」。
普通はミカンとサクランボが入っているのですが、これは黄桃と、パインと、イチゴ入り。
ちょっとゴージャス。お値段294円也。相変わらず、ビックだぜぇ。


***スッマシングショーネン!***(金未来杯エントリーNo.2・読みきり)
どこの中学にも必ずあるハズの部活なのに、今ひとつ知名度の低いスポーツ・バドミントンを題材にした漫画。
中学時代、一応バドミントン部に所属していた身としては、ちょっと嬉しい。

作者は大竹利明さん。この方、何時だったか「デビル・ヴァイオリン」という読みきりで本誌に掲載された作家さんですよね?顔は怖いが心は優しいという、どうしてもエンジェル伝説を思い起こしてしまう読みきりでした。
その時から人物設定になにか妙な所があったりと、ヘンな漫画を描く人だと思っていたんですが「スマッシュ~」で爆発した感じ。
やたら鳥に好かれるというワケの判らなさ。でもそれがちゃんとストーリーの役に立っているんだから不要だとは言えないし。
頭に大量の鳩を群がらせながら「鳥が嫌いだ!」と叫ぶ見せ場は、ホント、意味が判らない。でも不思議な勢いがあって好きです。
設定に珍妙な点ばかりなのだけど、それが無いとストーリーが成り立たないから仕方ない。勢い勝ちだ。
ちょっとハズした感覚が上手い具合のバランスでナイスです。この手のズレ感って、一歩間違うダケでも自分の好みにカスリもしないんですよね。結局「ぷ~やん」とはすれ違ったままでサヨナラだったわ…。


***D.Gray-man***
すっかりデキル女風味で再登場したミランダさん。職が安定したついでに、情緒も安定したのか目の下のクマもスッキリ解消。最大のチャームポイントはブックマンにお譲りしちゃったみたいで、ちょっと残念。
だけど、中身はミランダさんのままだった。ナンカの仮面のヒロインの如く、白目であわてふためく様子が微妙。星野先生になんかのブームがやって来ているのか。
一同、しーんと静まり返ったコマの四角く簡略化された体が、うすた先生風味で微妙。私、この漫画のギャグっぽいシーンでどうにも笑えないのです。

ミランダさんが登場した以上、最大級の不安要素となってしまったのが「反則級の時間巻き戻し能力」でしたが、イノセンス解除で回復無効化の反則回避条件は外れて居なかったようで安心です。
私、ミランダさんにはあの置時計を背負って戦う位のド根性をコッソリ期待していたんですが、そんな無謀な話はあるワケなく。
イノセンスは縮小化され円盤状の“刻盤(タイムレコード)”として右肩にセットされております。
使用時には、ジャケット腕部に取り付けられたレールを伝って手元まで滑り降りてくるという、無駄にカッコイイ仕様。
いっその事、この円盤をチャクラムの如く飛ばして攻撃すると、良いんじゃないかと思います。でもミランダさんの事だから、うっかり取り損ねてブックマンのちょんまげ部分をカットしちゃうとか。仲間も危ない諸刃の剣。

「時間回復(リカバリー)」と命名された能力でございますが、解除すると発動中に受けた傷・元々ついていた傷がダブルで襲ってくる代償付き。
『巻き戻りの街』の時は対象が「街」という固定された物でしたが、対象が移動する場合はどうなるんでしょう?
船だけ、元あった場所に戻っていったりするのかしら?便利すぎる故、気に掛る点の多い能力です。

ラビって、女性に優しいタイプではないのねと。沈み行くミランダさんを助けろと言われて「えー!!」と不満タレたり。
ジメジメしてるリナリーに「いい加減にしろよ…。」とキレてみたり。てっとり早くボインちゃんに惚れっぽいのは、単に観賞の対象として好きなダケなのねと。


***カイン***
扉絵で総帥のポジションを再確認。
やっぱり、このオッサンはお笑い担当で間違い無いんだ。

カインに於ける、ハァハァ3兄弟の生き残り、イルパとヤンはいきなり撃破されておりました。
うん。こいつらだったら、この扱いでも納得できるから不思議。次兄・ヤンさんは殆ど「アァ、そうだな…。」という台詞だけで通した猛者だった…。どんなキャラだったのか?と聞かれたら「アァ、そうだな兄者。」としか答え様が無いんだから、これはもうキャラ立ちが成功していると言えない事も無い。
見せ場のバトルシーンを端折られたヨウガイさんには、ちょっとカワイソウな出来事ではありましたが、とりあえずメイファちゃんは大丈夫みてぇなんで、よかった。

そして、我等が総帥にもツイに活躍シーンが!と、思ったら自分の戦闘よりもむしろ「萃魄機道士」とはなんたるや?という説明に終始。裏方に徹する、縁の下の力持ち的な何かが、総帥の総帥たる由縁なのかも知れません。
ギレイ副将軍の鬼傀は足に仕込まれていた模様。ヨウガイと微妙に被るんだけど、威力はギレイの方が数段上っぽいですね。足から衝撃波が出てるし。
総帥の能力は、例の尻からジェットが全てのようで。尻からジェットで超加速が可能。華麗に舞って敵を翻弄しますか。
蝶のように舞い、蜂のように刺す、華麗なるオッサン機道士ですか。いかつい外見とミスマッチで、イイ。
どうせなら、もっと総帥の活躍を拝みたかった気もしますが、それをメインに持ってきては裏方嗜好のポリシーに反するのでまぁいいか。

カインvsティエンは、期待していた「トリッキーなバトル」に、多少なりとも立ち返ってくれてよかった。
最初は何がどうしてティエンがダメージを受けたのか判らなかったのですが、何度か読んでやっと理解。
ティエンの周囲に萃魄を無数に散りばめて、一斉に磁力で吸引したのね。それで周りの瓦礫が一気に集中、ティエンを押しつぶした、と。
金物以外も引き寄せていたものだから、何が起こったのか良く判らなかったのです。ティエンの体内に萃魄を混入させ、それを一気に引き寄せたのかと思ったのです。
3回目でやっと理解できました。理解力ゼロ。
でも、最初から持っているステータスで勝負してくれると、嬉しい。

そして、ビジュアル面に大きな課題を残していた必殺技・「破傀掌」がパワーアップして帰ってきました!
その名も「破傀閃」。掌のような巨大な光で敵を貫く…。今までに比べれば、格段に見た目が良い。それだけで充分です。
次号、いよいよ決着が着くと思われますが、どう頑張っても後味の悪い結果になるしかないこの勝負。
せめて、最後にティエンが正気に戻る…位の救いは欲しい所なんですが…。キレイにまとめてくれると期待します。



次号、テニプリで重大発表!
実は、某サイト様でその内容を聞きかじったのですが、ホントにたまげる発表です。
でも、このご時世ならなんでもアリかな?と、思わせます。あーもう、早く明日にならないかな?>
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