はなむらさき不定期便

もうちょっとだけ

つづくんじゃよ。

ハンターが載っている…。 ジャンプ感想50号

2005年11月20日 23時53分32秒 | WJ感想2005
11/13~15にかけて、北海道へと旅行して参りました。
普段、山に囲まれて生活しておりますので何処に居ても視界の端には山があるのです。
だがしかし、北海道はでっかいどう!!
視界をさえぎる山並の無い広々としたお空に、物凄く感動したのでした。

有給2日も取ったツケに泣いた一週間でした…。


***REBORN!***(大声援感謝巻頭カラー)
vs黒曜もいよいよ大詰めでございます。ヘルシーランドに到着してからこっち、一気呵成に脇役どもを蹴散らして、遂に真・骸の元へ!
そんなクライマックス展開に相応しく、サプライズてんこ盛りな一話でございました。
何がびっくりしたって、そりゃビアンキさんがアッサリ刺されて重症な事もビックリですが、うっかり存在そのものを忘れていた雲雀様の復活に何より驚いたのでございます。
しかもアオリは不死鳥ですよ!「ひばり」と言ったら、即「不死鳥」!!このアオリを考えた編集さんは、どっぷり昭和にひたった世代だと思うのです。
京都・嵐山の「美空ひばり館」によると、ひばりさんの月命日に当る毎月24日は「不死鳥の日」というのだそうです。なるほど。
これからは24日が来る度に、美空ひばりさんを、そして雲雀恭弥さんの事を思い出そう。そうすれば、うっかり存在を忘れる事もないはずです。

ビアンキのあのでっかいバックには、てっきりポイズンクッキング一式が詰まっているのかと思いきや、着替えもしっかり備えていたのですな。
お母さんみたいだね~。そういや、赤子にメロメロな次点で既に母性本能は溢れまくっているタイプなのねと。


***NARUTO***
大人になってもポテチ大好き!チョージもしっかり1P使って登場してくれましたよ。この分だと、いの辺りまでは1Pぶち抜き登場しそうです。
どこら辺から扱いが小さくなるのか見物です。とはいえ、もうすでに出尽くした気もしないでもない同期の桜。この次点でぱっと名前が浮かばない時点で地味キャラ決定な気もします。(物忘れの激しい一読者判定)
相変わらず人の良さそうなチョージに向かって「前よりデブ」と言い放つナルトは失礼だ。チョージはデブというより、頭と体のバランスが変なだけだよ。
そんでもって、敵か味方かサイ登場。描いた獣が飛び出す忍法「超獣戯画」をお披露目してくださいました。
好きです。「超」とかすぐに使いたがるそのセンス。だけどキライです。「チンポ」とかすぐに使いたがるそのボキャブラリー・
「ボキャブラリーが少ない連中はすぐに禁止用語を使いたがる。」ってDr.高松が言ってたから、サイってもしかして語彙に乏しい方なのかしらと。
ヘソ出しルックにハニーフェイスのくせに、意外と腹がゴッツイのに驚きました。


***ネウロ***
私立女子高生探偵・桂木弥子に誘いの手を差し伸べた、見るからに妖しい謎の組織。
先週ちらと見えたそのボスたるや、サイクロプスの覆面を被った世にもうさんくさい人物か…と、思いきや素顔はフツーのオッサンでした。しかもスベっとしたお顔の人の良さそうな中年ですよ。
あの覆面はなんだったのさ?単なるイメージ画なのか、あるいはキン肉マン方式でマスクの重ね着をしているのか?
ネウロの事なので、マトモな結末は用意されていない事は間違い無い。これはもう、期待して待つしかないのですね。
冷静に、素直に吾代の気持ちを理解しようと語る弥子にほだされたのか、優しい表情を見せた吾代さん。
この方にとって何より好ましい存在は、自分の内面に理解を示してくれる人なのでしょうな。故・社長は同族として彼を理解してくれたからこそ、心酔してたのねと。
ヤクザな稼業とは別世界の住人ではあれど、根っこのところで共有している感情を汲み取る、という違うアプローチに吾代がどう変化していくのか?
男ツンデレ的な変化を想像してみることにします。


***太臓もて王サーガ***
扉は間界人バージョン・佐渡あいす。ゆきこ姫みたいです。「どろろん閻魔くん」を意識してるに違いない!という思い込みが「オロローン」という王子の慟哭に反応!!
「どろろん」→「オロローン」への変換を試みるも、流石に無理がアリアリなのでこの「オロローン」の元ネタは「K.Oマサトメ!」の岩井を推したいと思います。(99.9%間違いの自信があるけど。)
前々から、王子が袖と裾をたくし上げているのがカワイイなぁ。と、思っておりましたが、手を洗う時悠にだっこしてもらわなくては届かない姿を目にし、おもわず悶えました。
脳内のほとんどがエロ分で締められてさえいなければ、キュートさがウケそうなのにねぇ。「こいつら100%伝説」のまん丸のような愛くるしさを感じてしまったのに。
「紙おむつ購入」から「玄関開けたらババァが登場」までの繋ぎが上手でございます。真白木サンと王子の妄想が暴走しすぎて最終的にはむしろ不安が期待になり、そして全ての期待を裏切るババァ落ち。
捻りの無い、ストレートなオチではございましたが、緊張しすぎの王子&真白木サンと、雪だるまの髪飾りがピリリと効いておりました。
しかもばぁちゃんはドラゴンガールの2段サプライズ!!この調子で実は身近な存在がドラゴンガールだった事実が発覚して行くのでしょうか?
そんで、7個揃っていざ花嫁を!!…のはずが、うっかりミスでほかほかのパンティーゲットに落ち着くといいと思います。ものすごい予定調和です。


***ボーボボ***(第1部完・センターカラー)
気が付けばボーボボも既に連載4年半を数えておりました…。
初めて読みきりが掲載された時の衝撃は、今も鮮烈でございます。その昔、とにかく好きだったのに打ち切られた奇作「大相撲刑事」。何が好きって、描き込み過ぎて画面が黒くなる程気合の入った作画が好きなのです。それ故に圧倒的に汚い画!
大好きだった「大相撲刑事」に通ずる黒さ・画面の重さ・筆の勢い。まずその画風に惹かれたのでした。
そして小学生が考えたではないかと思えるほどの不条理かつ突拍子もないギャグの数々。小難しい事を考えずに、ただひたすら面白い事を描いている作風はあまりにストレートかつ大胆で、いつしかすっかりボーボボにハマっておりました。
当時私は「ボーボボが代原になるなら、しばらくハンター休みでいいよ。」とすら公言しておりました。当時、代原に現われるギャグ漫画といえば「くらげ中2」に「シュールマン」。ハンターの連続休載により、微妙に連載されていたそれらの作品にジャンプのギャグ漫画の行く末が少し不安になったりした頃。
そんな時に現われた一筋の光明。それがボーボボでした。

以来4年半。読みきり掲載時から数えれば5年。未だに一瞬、小学生が思いついたネタではないかとも見えるギャグを毎週生み出し続けるその力は素晴らしいと思います。
でも実際には思いつけないんですよ。「お見送りの儀」とか普通浮かばねーんですよ。凄いお人だ。

そしてさりげに、マルハーゲ帝国との戦いにも毛締めをつけている。
一応、ストーリー漫画としての側面も備えているあたり、すごいなぁと思います。

さらには他作家さんとのコラボレートが多い!!
デスノ・遊戯王・DB、名だたるジャンプの作品を作家公認でパロった偉大な功績を残しましたよ。これは澤井先生のお人柄がなせるのか。振り返ってみるとすげぇ事です。
ついでにアシスタントから松井優征を輩出。後進の育成にも余念なし。

来年までしばしお別れかと思うと、実はかなり寂しいのです。
でも、たっぷり充電して年明けと共に一層ハジけて帰って来てくれる事を期待してお待ちしております。


***ムヒョ***
物凄くわかりやすくダメな人々がなぁ。こんな奴等だからダメなのか、それともこんな奴等が圧倒的多数だから魔法律協会がダメになるのか。
私欲に走らず、人助けがしたいという気持ちを押し出した草野だからこそ、ムヒョはお気に召したのでございますね。
オマケに高いポテンシャルを秘めた上、素で霊感強いタイプだし。草野が選ばれたのは当に当然の結果でありました。
連載開始以来、大きな謎であった「草野が助手に選ばれたワケ」は、模範回答で疑問に終止符が打たれました。
草野が魔法律家を目指す動機にも、好感が持てますし秘めたる能力恐るべし、という点も伝わりました。
一つだけ、文句があるとすればライバル達の不甲斐なさでございましょう。ちょっとなぁ。この精鋭を勝ち抜いて選ばれたんだ!!という充足感が足りませぬ。

草野師匠と行く乙女SLの旅にて、毒気に当てられる事が心配されていた今井玲子女史でありますが、先ほど無事が確認されました。
ウジウジしている草野を一喝!!「甘ったれるんじゃない…っ!」と、凛とした気迫で草野を圧倒致しました。やっぱカッコイイですよこの人。
アゴを掴む必要性については、今ひとつ理解出来ない所がございますが。なんかヅカっぽい仕草だね。

そして最後はMLS栄光の天才トリオ集結のヒキ。
ふと不思議に思った事が…。回想編だと、ヨイチもムヒョらと同世代にも見えるのに。
何故に今現在はこんなにも年の差を感じるのでございましょう?ムヒョとビコは波紋使いなのか!?


***HUNTER×HUNTER***
載ってる事にむしろ違和感を感じるこの頃。

なんだか前に読んだ時から間が開き過ぎて、作品世界の時間までエラく進んだ気がしてしまいます。
前回掲載されたのは46号。アカズの少女を危険視するシャウアププ!!一体どうなる!?という所でヒキでございました。
前回が巻頭カラーで大きく話の動いた回だけに、こっからドンドン展開していくと思われたのですがねぇ。
少女殺害を企てるかと思っていたら、ナルシーに自己解決して諦めちゃいましたよ。このキリギリスみたいな兄さん。
予想を裏切り「何もしない」という展開。どうせなら、もっとテンポ良く読みたかったなぁと思わずにはおられません。

アカズの少女と王の対局。ここまで緊張の糸を引っ張り続ける作者の意図は一体何か?
今のところ、この対局の行方も、これがゴン達の作戦にどう作用するのかも一切読めないのです。
一箇所に集中した敵を一網打尽にする、という計画は今のところ見事に的を外しております。
いかな緊急事態といえども、対局中であれば王は室内に誰も立ち入らせないでしょうしねぇ。その命にシャウアププは絶対に忠実であろう事は匂わせているし。
対局の行方も、作戦の行方も、ついでにパームさんの行方も庸として知れず。あぁもう、ワクワクしてどうしようもない。
誰の思惑にも従わない王とゴンって案外似ているのかもしれないねと思ったり。


***テニプリ***
ついにニュースになる日が来ましたよ。

『人気漫画「テニスの王子様」実写映画化』(by:日刊スポーツ)

お昼休みにスープを啜りつつ、思わず画面に噴出しそうになりましたとも。

「NANA」「タッチ」に続き、また1つ人気漫画が実写でスクリーンに登場する。という取っ付きやすい書き出しで始まるこの記事。比較対象に「タッチ」を持ち出すところがニクいね。爽やかスポーツ路線を思い浮かてしまうじゃない。
が、そんな期待を一瞬で打ち砕くフレーズがあっさり出てくるのがテニプリの凄さ。
記事トップからわずか3行で「見どころでもある奇想天外なテニスの秘技は~」などと言い出す始末です。
「タッチ」の爽やかさを求めて記事を読んでいた読者には、なんのことやらさっぱりでございましょう
。そして畳み掛けるように「ただし、原作でおなじみのシュートしながらカーブしたり、逆回転して地をはうショットやサーブなど秘技の数々は映像化が難しく、実写映画は不可能だとされていた。」という驚愕の事実を突きつけてきます。
この時点で読者は気付かされるのです。この作品に「タッチ」を求めてはいけないのだと。其処にあるのは「逆境ナイン」と「地獄甲子園」の世界なのだと。

「NANA」と「タッチ」で安心させておいて、「奇想天外」で突き落とす。「テニプリ」を知らない方なら、思わずどんな作品なのか興味をソソられずにはおられまい。
そして「テニプリ」を知る者には、思わずニヤリとくるね。この記事を書いた記者は、間違いなく「テニプリ」ファンであると思います。

か奇想天外な秘技の数々は最新のVFX技術でもって映像化されるとの事。
どんなシーンで特撮が出るのかな?なんて考えつつ読み返してみると、この回は意外と使いどころが少ないなと。
大石のムーンボレーが、ややライジング・サンな効果付きではあるものの、まだ常識の範囲内ですもの。宍戸クンと鳳クンはCG無しで行けそうだし。
ただ、菊丸だけは全編フルCGはでもいい位の奇想天外ぶりでした。いつもの事なので忘れていましたが、彼の行動のほとんどは人間には再現不可能でした…。


***DEATH NOTE***
復活の清楚・高田。
魅上と熱く語るその眼差しは、見れば見るほど魚雷ガールに良く似ているのです。よし、こんなに強い眼力を持った彼女なら、コロっと騙される事もないだろう。
そう思って安心してみていたのに、月様からのお電話に思わず瞳を輝かせてしまってガックリだぜ。
頼むから一人位は月様に騙されない女人を登場させて下さい。自分からあっぱらぱー女を部屋に引っ張り込んでおいて4年もたって「あの女バカだからヤ。」と言ってくるようなヤツに魅力を感じちゃダメなのです。

それはそうと、高田さんの電話を持つ仕草がとてもセクシーでドキドキです。昔、新人研修で習った「正しい電話応対講座」に出てきた気もする受話器の持ち方でありますが、実践で使った事など一度も無い。
っていうか、ちょっと自己陶酔してなきゃ出来ませんて、こんな持ち方。全力で同性に嫌われるタイプへと突き抜けていく高田さんに、魚雷ガールの姿がふと重なりました。
そうだ、魚雷先生も恋に落ちたらメロメロタイプだった。


これにて終了。
次号からはグレイマン休載・ハンター休載・ボーボボが充電期間で休みに突入。
新連載に愛着が持てない時分、見慣れた連載が3つも無いのは案外さみしくなるなぁと。

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6 コメント

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Unknown (sakura)
2005-11-21 13:16:45
はじめまして。

一通り読ませて頂きました。

また遊びにきますね。

よかったらうちにもどうぞ。

http://blog.livedoor.jp/dtd008/
「ぽ」って・・・ (とも)
2005-11-21 13:26:19
NARUTO



「ぽ」ってどうよ?・・・

なんか間抜けな響きだ。

まぁ「こ」でもどうかと思うけど。



サイ君言葉は選ぼうよ~(ToT)
つつしみナッシング。 (花村崎)
2005-11-22 00:38:58
>sakura様 はじめまして。含蓄のあるお名前に思わず唸りました。ナイスネーミング!!

そちらにも遊びに行かせて頂きましたヨ。ザーボンさんが激しく心に掛かります。では。



>とも様 ホントだ。半濁音はどうにも間抜けな響きですね~。

いやいや。空知先生が「こ」を好んで使っておられます故、配慮した結果「ぽ」に落ち着いたのかもしれませんよ。選びすぎた結果の間抜けな発音かも…なんて。

輪を掛けてヒドくなるサイ君発言を目の当たりにしたら、そうとは思えなくなりました。



いや~。言葉には人間性が滲みでますものね。私も気をつけねば。「クソ!」とか日常的に発しちゃダメですね!

Unknown (さき)
2005-11-23 11:47:38
北海道からの無事の帰還、何よりです。



ところでムヒョですが、今井さんが草野のアゴを掴んだのは、ウジウジして下ばっかり見てないで顔を上げて目を見ろ~みたいな意味合いがあったんじゃないかなぁと思いました。

何にせよ、「お姉さま是非お供させてください」と言い出しかねない仕草でした。
ただいまです! (花村崎)
2005-11-23 23:09:49
>さき様 はい!無事故で帰還できてよかったです。駐車場でぶつけそうになった事も、今ではいい思い出です。(よくない)



今井さんの仕草考察、そうか!そういう意図があったのね!!納得です。案外、口より先に手が出るタイプなのかもしれません。

「お姉さま」…似合う、似合い過ぎますよ!呼ばれる方も、呼ぶ方も!お嬢様学園のサロンのノリですな。

玲子お姉様は下級生(無論女子高)からラブレターもらっちゃいそうなタイプです。そしてロージーは、お姉さまを一人占めしてみんなから嫉妬されるドジッ娘新入生。

い、違和感がない!
やるなおぬし!! (オロスコ平八郎)
2010-06-10 00:25:13
マサトメを知ってるとはやりおるのぅ!!

オロスコ平八郎でした(*´σー`)

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