への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

違います 人間国宝の作品

2022年04月02日 | 鑑賞

岐阜県多治見市シデコブシを鑑賞した日、帰り道に近くの美術館に寄りました。それは、ここ。とうしん美濃陶芸美術館

ここは地元の東農信用金庫が所蔵するコレクションなど現代美濃陶芸の作品を多数展示しています、しかも入場無料で。

 

建物の中に入ると、

受付に人はいませんでした。コロナ対策でしょうか?

 

赤矢印の先に進むと、

展示場への入口がありました。ここも無人。

 

そこにポスターか貼ってありました。見ると、

東農信用金庫創業100周年記念事業として、美濃焼人間国宝6人の作品を今年一年かけて順番に展示します、と書いてありました。

   への次郎 「こりゃ、すごい顔ぶれだ!

   奥さん  「知ってるの?

   への次郎 「そりゃ、知ってるよ

   奥さん  「で、今回は誰?

   への次郎 「加藤。うん??

 

あとで分かりました、加藤土師萌はじめ)さんと読みます。

         

展示会場に入り、最初の作品を見て、

あっ!!

無人の展示会場に、声が響きました。

 

その後、一つ一つ鑑賞して行きましたが、声の連発です。さすが人間国宝の作品、全然違います、出来栄えが。素人目にもわかる違いです。

   

この人は、釉薬をかけて焼いた陶磁器に、赤・緑・青・黄・紫などの上絵具で彩色して、低温で焼いて発色させる技法を使っているそうです。とにかく、いろんな色を上品に出していて、「色の魔術師」という感じでした。

 

47作品をじっくり鑑賞しました。その中で一番感銘を受けたのが、この作品です。

           色絵釉裏金彩食籠(いろえゆうりきんさいじきろう)

    

        

これは、多治見市美濃焼ミュージアムのHPからとった映像ですが、実際に見た通りには写し出されてはいません。初見の印象は、ガラスケースの中で玉虫色に輝く上品な丸い陶磁器、という感じでした。

 

いいものを拝見できました。

感動の余韻にひたって出てきたら、玄関の向こうに咲き始めた桜。

 「庭もいい!