伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

偉大な方便

2008-11-10 18:42:23 | Weblog
五木寛之氏の御言葉 :
親鸞までは「帰命の念仏」なんですが、蓮如からは「報恩感謝の念仏」というふうに教えるようになったんです。つまり、「なんまんだぶ」というのは何ですかとお百姓さんに聞かれると、蓮如は「ありがとうございます、おかげさまで」ということなんだよと言って、朝から晩までなにかというと「なんまんだぶ」と言いなさいよ、と教えた。それでもう、朝から「なんまんだぶ、なんまんだぶ」、物をもらうと「なんまんだぶ、なんまんだぶ」、ごはんを食べて「なんまんだぶ、なんまんだぶ」と言うようになった。そういう暮らしをしている人たちを「妙好人(みょうこうにん)」と呼びますけれども、それは蓮如の教えが庶民にひろがっていったんですね。僕も、口に出すと抹香くさいから声には出さないけれど、こころのなかでは「ナムアミダブツ」「ありがとうございます、おかげさまで」といつも言っています。
感想 :
やはり、親鸞、蓮如の弟子として二回も転生された人のお
言葉には、真理が含まれています。
親鸞までの「帰命の念仏」とは、時代背景が民衆には苦しい
時代でもあり、人の生死を常に意識した信仰だったと思いま
す。 また、親鸞が始めた新興宗教として、一所懸命故の
余裕の無さも有ったのでしょう。
蓮如の時代になると、時代は少しだけ民衆にも余裕が流れ、
親鸞の念仏宗は衰退してはいましたが、一応世間には既知
な存在でした。 そのタイミングで現れた、懐の深い蓮如は
面白い人物です。

親鸞は、聖徳太子の霊に導かれて念仏宗を始めています。
そして、この聖徳太子の背後には、百済仏教があります。
これは釈尊の仏教とは、違う霊系を感じます。
百済仏教系の仏像は、私には他の仏像と異質なものを感じ
させます。 面長の顔相で、仏像の光背や台座の形象には
宇宙船の部位を想像させるものがあります。
この百済系仏教を影から支えた霊的な存在を霊視しますと、
出てくるものは、宇宙に輝く星であるシリウスです。 
聖徳太子の魂は、シリウスから来ていました。
シリウスは、日本では飛鳥文化を興隆させ、外国でも
エジプト文明やマヤ文明という、宇宙の「天体図の縮図」を
人類の文明の中に取り入れさせました。
巨大建造物や町の配置には、宇宙の天体地図が現代科学
でも驚くべき正確な方位、角度で隠されて表現されていま
した。
この宇宙的存在が背後で応援した念仏宗を、世間に広く
浸透させたのが蓮如です。
この蓮如の方便が、絶対的存在である阿弥陀仏ただ1つを
頭に置き、そして全てに感謝をする。
とても単純明快で簡単な教えです。
阿弥陀仏を第一位に置く事で、民衆には目に見えない存在
への期待と安心が生まれます。
その状態で、全てに感謝をする事を実践してもらう。
実践すると、期待・依存していた阿弥陀仏は何時の間にか
消え去り、日常生活は既に阿弥陀仏と自分自身と言う
同行二人、一体だった事を知り始めます。
そうなると初期の信仰の目的だった、楽に成りたい一心で
阿弥陀仏を呼び求めた心は無くなり、苦しいままの生活では
あるが、現状の中に幸福感を見出します。
この状態で長い残りの人生を終えますと、やはり本当に極楽
浄土、天国へ行きます。 これは真実です。
阿弥陀仏と言う美味しそうな饅頭を求めて始めた事が、本当
に実践すれば、饅頭は消え去り、より良いモノを手にするの
です。
嘘も方便とは言いますが、知恵の有る存在がさせる事は
奥が深いです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

人類の 5% 運動を広めたいです。
  
 
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コメント (208)
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