値切る楽しみ

　


　　　新年明けましておめでとう御座います、今年も宜しくお願い致します。


　タイのホテルのフロントで働いていた経験のある、日本のタイ語教室の女性がタイの店は２～３倍も値段を


　吹っ掛けて来るので、値切らないと損だと昔教えて貰ったのである。


　それ以後タイに行くと訳も解らないのに、デパート等値引きをしない店でも値切っていたのである。


　セールの値引きは勿論デパートでも有るが、タイの人にここは値切っても無駄だと言われるまで


　気が付かなかったのであるが。


　商品に値札を付けていない店は、お客を見て値段を決めるようである。


　チャトチャック市場でも白人の小母ちゃんが、露店の店で値札の付いた商品を値切っていたが


　タイ人の女の店主は、絶対に値札の価格しか売らないと言っていたので、


　白人の女性は諦めて立ち去ったのだが。


　私だけでは無いと思うが、値切っても金銭的には大した金額では無い、旅行者に取っては微々たる金額と思う


　何となく値切って負けて貰えば得をしたように思えるし、その交渉過程が楽しいのである。


　私はバンコクのマンブクローンに行くと、６階位の食堂の近くの通路にペンダントを売っている店が有る、


　行く時期に依っては店主は違うが、値段は他所の店より安く、数個買えば大した額では無いが此方の言う値段で


　負けてくれるのである、勿論ほんの少しの金額では有るが。


　タイでブランド品を買って帰る人は殆ど居ないと思う、タイ料理とバッタ品を探して以外に面白い物が


　見つかる事があるのである。


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