青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

感染症と栄枯盛衰(Ⅱ)

2020-05-24 01:33:27 | コラム


  新型コロナウイルスの感染拡大によって世界は混乱し経済社会問題など脆弱(ぜいじゃく)さが露呈しています。過度なグローバル化や市場原理、弱肉強食の生産条件優位型社会は地球自然の気候変動、温暖化や感染症に脆(もろ)いのです。経済学者の内橋克人氏はFEC(食・エネルギー・ケア)の地域分散型の労働、生存を基盤にした生存条件優位型の基幹産業化が新たな社会像と提言され賛同しています。

 GDP/japan is NO1の時代からヨーロッパや東南アジアを中心に仕事旅などした筆者から見ると日本社会の低落は嘆かわしい。国連が毎年発表する国民幸福度ランキングで日本は153ヶ国中、2018年は54位・2019年は58位・2020年は62位と凋落・。G7どころかG20のその後の62位です。政治や政策が「国民の幸福」に隅々まで機能していない歪みがあるのです。

 世界には多くの遺跡があり戦いや享楽、災害、感染症など栄枯盛衰の足跡が見えます。世界の三大仏教遺跡群と言われるミヤンマ―のバガン遺跡群です.バガン王朝(1044^1287)は栄華、最盛期にエーヤワディー川沿いの16万平方マイルの荒涼とした原野に5000にも及ぶパゴダや寺院を建立したのです。現在も3000以上の建造物が残っています。

 マルコポーロの「東方見聞録」の中で金銀色に太陽の光を受け輝く美しさは世界に比べるものがないと絶賛された遺跡群です。その遺跡群の中で考えさせられるのがバガン王朝の約250年の栄枯盛衰です。歴史は割愛しますがその栄華時にはパゴダや寺院建立で財政を圧迫したのです。それとフビライハーン(モンゴル)の元軍に4度の攻撃を受けバガン王朝は崩壊したのです。

 自然豊かで静かな限界集落から見える日本の現況は国民幸福度しかり国民の規範であるべき元法相の選挙違反、高検の黒川氏問題、自然災害、新型コロナ災難など異様な社会状況です。TVメディア等のどの局も似たようなお笑い芸人のドタバタ劇や宣伝プロスポーツに絶叫するアナや観衆の声を聴くと日本衰退の声に聞こえます。

 写真の上ミヤンマ―のバガン遺跡
    下はバガン郊外の労働者





 

 

 


 

 



 
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