青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

世界幸福度ランキングと幸福

2020-09-13 13:28:30 | コラム


 今年3月に2020年の国連の世界幸福度ランキングが報告されました。1位はフインランド・2位デンマーク・3位スイス・4位アイスランド・5位ノルウェー・~9位オーストラリア・~13位英国・~17位ドイツ・~18位アメリカ・~23位フランス・~30位イタリア・~52位フィリピン・~54位タイ・~60位ジャマイカ・~62位がやっと日本です。G7やG20のその下の下です。2013年には43位だったのが2020年にはGDP3位の日本は62位で毎年順位を下げているのです。

 調査対象は幸福度を左右する6つの要因です。1.一人当たりのGDP 2.健康寿命 3.社会的サポート(困った時に頼れる人がいるか) 4.生活の自由度(生活、人生の選択自由度の満足) 5.寛容さ 6.社会の不正の疑い(政府や企業に不正が広がっていないか)です。日本が毎年、順位を下げているのは政治や経済が他国に比べて国民幸福に機能していないのです。                                                            
 
 日本総研によれば勤労者6000万人の37.3%が非正規雇用で正規、非正規勤労者の3分の2の人が年収200万円以内との数字も出ています。生活経費は先進国並みで分配機能が停止状況であれば生活や将来不安で幸福感はないのです。少子化の要因もこれです。

 幸福の「幸」は海の幸、山の幸で狩りの獲物、自力で獲得するものです。「福」は神仏からの思し召しです。人は単独で生きているのではなく守護・天使のようなものが付いているのが幸福です。「幸」が政府の無駄か別の所に搾取され幸福度が低いのです。

 もう一つ気になるのが2019年に国境なき記者団が180ヶ国を対象に「世界報道自由度ランキング」を発表しました。日本は世界の67位です。報道記者も日本特有の同調圧力や忖度(そんたく)記者が多く国民幸福より自己保身記者が多い気がします。                     
 
 TV/ラジオメディアの劣化も著しい。スポーツの勝敗や打率などより国民幸福が重要でしょ。似たようなお笑い芸人のドタバタや野球や相撲などの勝敗や選手動向と御用学者や記者で日本社会の本質が覆い隠されているのです。日本には多様な分野、企業経営、伝統技術、研究者、芸術、文化芸能、医学、農林漁業などに真摯に努力し優秀な人が多いのですが影響力のあるTVメディアなどからは見えにくいのです。

 芸人のドタバタ笑いでなく心から笑えて幸せを感じられる日本に貢献して欲しいものです。


写真はミヤンマ―・ヤンゴンのシュエダゴンパゴダ内の
  清楚で心豊かで幸せそうな小乗仏教徒、ビルマ族の当ブログ専属モデル


                         



 
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