青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

気候変動と食糧システム

2021-11-20 03:23:11 | コラム

深刻な干ばつと洪水に追いつめられる南スーダンの少女

 
 2021年9月に国連の提唱で「食糧システムサミット」がオンラインで開催され10月にはCOP26「気候変動サミット」が開催された。世界の首脳や学者や関係者で討議された。温暖化、寒冷化の気候変動の危機は食糧の生産から流通、消費まであらゆる分野に影響を与えます。

 スエーデンの環境活動家のグレタさんはグラスゴー気候合意は化石燃料に対する取り組みが不十分と指摘し英エリザベス女王も世界の指導者は「話し合うだけで行動しない、歯がゆい」と懸念を示しています。SDGs(持続可能な開発目標)は貧困をなくし地球自然を保護しすべての人が平和と豊かさを享受できる普遍的行動指針です。2030年までを行動の10年として各分野での変革も求められています。

 気候変動で世界で8億1100万人の飢餓人口に深刻な影響を与えているのです。気温上昇を1,5℃に抑える目標と行動がともなうのか。2℃上昇の世界ではさらに1億8900万人、その気温が倍になれば18億人が飢餓に苦しむ事になるそうです。(WFP国連世界食糧計画)

 下図は上記の事を勘案された災害列島の日本の農林水産省の「みどりの食糧システム」の具体的取組の概略図です。まず食糧安全保障、少子高齢化、食糧自給率向上、遊休農地などの農林水産業の課題認識が欠落しています。他にみどりの田園都市構想もあるようですが勉強不足ですが・。

 持続可能な食糧システムは文明のあり方、社会のあり方にも関わります。大胆で歴史に耐える改革と抜本的な変革が求められます。多国籍企業の種子や農薬、化学肥料問題や伝統的な兼業家族農漁業の問題もあります。輸入食品や規模拡大を求めれば気象、害虫(バッタ被害)感染症リスクも多々あります。

 50^70年前の日本の伝統的兼業の農漁業が地球自然にも整合し自給率も向上します。気候変動リスクも最小化し過疎化や遊休農地問題も都市化や過密化も解消できます。オーガニック穀物や野菜を栽培し安心安全な食生活ができ豊かな人生が得られるかも・・・

写真上はWFP国連世界食糧計画の転載
下図は農林水産省のHP転載

 

 
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